カテゴリ:コンドルズ( 56 )

コンドルズ2018夏公演「START ME UP」@東京グローブ座。
ザ!コンドルズともいうべき王道は久しぶり。
懐しさ満載。

↓ここから先、ネタバレあり。今後ご覧になる方はご注意ください。


いつか観たのと寸分違わぬあのダンスもあの台詞も、ただの「使い回し」ではない「今」のコンドルズ。
先日のさいたま公演で大好評だった石渕さんのシャーマンシーン、キモチワルイ(!)ドレス姿の面々、股引でおなじみフィラデルフィアダンサーズの振りもそのままのダンス(曲だけ違う)・・・

数年前のさいたまで印象的だった、あの若手大活躍の宇宙人コントも。まさかミュージカル最後まで全部やるとは・・・笑。
セリフを言うだけで何故か可笑しい平原さん、田中さんの見事な手話。
以前からよく一緒にコンドルズを観てきた知人が「コントの5人の真ん中で良い声だった人誰?」と真顔で訊いてきて、それが有吾さんだとわかった時の驚き様。髪型って大事(笑)。そういえば初演の時も私も「誰?」って思ったなあ、あの時は宇宙人のお腹に付いてた銀色のテープが剥がれてきてカオスだったなあ、とか懐かしく思い出してた。
同じく水泳帽がどうしてもだんだん上にピョンって外れていってしまうぎたろーさんにもつい笑っちゃう。

冒頭のCMコーナーからの、白い幕落ちて激しい群舞という流れも懐かしかったナ。
最初は近藤さんだけ白学ラン(横浜ででんぱ組とやった時初めて見た白学ラン。海軍みたいでかっこいいんだよね)、メンバーは黒。
短いシーンを次から次へと見せるコーナーも、「ジュピター」を思い出させる王道のコンドルズ手法。
全員がただ歩いているようで細かい接触や動きを見せる「行き交うダンス」。

激しいシーンや悲しいシーン、バカバカしいシーンの後ですっと移行する近藤さんのギターや歌は、いつものようにホッとするオアシス。時にシニカル(笑)。
「50歳のうた」は最高。
♪少し心が広くなった〜♪という歌詞に「ほ〜、近藤さんもそうなのか」とつい微笑む同年代。

人形劇で増殖する牛、2頭は先日のさいたまでのオルガンプロムナードコンサートで出演したので!なんとなく嬉しかったのだが、まさか8頭もいたとは・・・
あれ、手触りめちゃくちゃいいんですよね〜

私には新しかったシーンの中で印象的だったのは、ドレスメンバーの真ん中で潰れたダンボールの真ん中に佇む哀しい悲しいオクダさん。
横浜の香取さんから始まるリレーがグローブ座前の道の近藤さんへと繋がるリレー映像も感動的。
どこを切っても爆笑と哀愁の涙。

ラストの近藤さんソロがいつもより長めだったように感じたのは気のせい?
祝50歳のサービスだったのカナ?🎊
相変わらず素晴らしい、近藤さんの光の使い方に感嘆。
そこから大団円までの、いつもとちょっと違う空気の流れ込みが印象的。
何だろう、全員になってからも近藤さんの動きだけが同調せずに違う振りだったのがものすごく素敵で。
今回だけは「特別」な近藤さんの立ち位置、そんな振り付け。
近藤さんは黒学ラン、メンバーは白。
曲もドンピシャ。あそこでoasis使うって、あれはズルいや!

公演後、ちらっとSNSを覗いたりしてみたけど、ダンスをよく知る方やその道のプロの方々が「ピナ・バウシュのオマージュが見受けられたけど、きっと多くの観客はそれには気づかなかっただろう」と書いていらした。
オクダさんのダンボールシーンとか、全員が行き交うシーンとかがそうなのかなあ??
そうなのかもしれないけど、例えば私にはそんなこと全くわからなかったし、それに気づかなくても全然いい気がした。
コンドルズはそれを気づかせようとはしていないと思うし、もちろん気づいた人はその面白みを楽しめばいいし、気づかなくても、知らなくてもゼロから面白い、それはもうコンドルズになっているから、なんだと思う。

主宰もメンバーもスタッフも作品も、全てがプラス方向を向いてるって凄い。
コンドルズを観ないで終わる人生は、きっとちょっぴり損な気がする。
今回、このところの作品よりももっとダンスシーンが多かったことに、今ここへきて一層のエネルギーと、そして何かの決意を感じるようなチカラを受けて・・・ラストの大団円。
ステージいっぱいに広がる白い靄の中で、メンバーが踊っている間膝をついて出を待つボス近藤さんの、肩で息をされていたその姿に、50歳という事実と重みと希望を垣間見させていただいた気がした。

コンドルズよ、永遠なれ!

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by saskia1217 | 2018-08-28 14:53 | コンドルズ | Comments(0)
自転車の近藤ボスが笑顔でハケて幕が開くと、いつかのあの十字架たちが今日は白い矢印になっていた。
ふとエレカシの「東京からまんまで宇宙」のメロディが頭をよぎる。

100分後、虹色に変わったライトのもとへ遠く遠く運ばれてゆくメンバーの手前にゆっくりとせり上がってきたのは、いちめんの花ではなく独りぼっちのボスだった。
わたしが唯一ギターで弾ける(笑)あのイントロが聞こえてくる…

コンドルズ埼玉公演「18TICKET」
テーマは、旅。
今さら?というくらい、コンドルズにはいつも当たり前のように旅の風景が入っていたから…
そうか、でも「今」なんだ、それは。

カッコいいジントクさん、可愛いぎたろーさん、他の人には出せないイイ味のこうじろうさん、憑依の帝王石渕さんの久々の金色レオタード…
タックル選手、アノ国の総書記、サスペンスの刑事…
書ききれないほどたくさんのキラキラした笑い。

実に正しい使い方をされたショパンのバラード2番(ピアノ科的に言う「トコロテン」部分の振付が最高!)…
カラフルTシャツのメンバーが「カリフォルニア!」ってやるのかと思ったら(笑)流れてきたのは秀樹の歌声「YMCA」!
コンドルズ味の振付けが素晴らしくて。
ラストに秀樹の振りを持ってくる心憎さ!

先日の春公演がかなり実験的だったせいか、いつもの「さいたまフレッシュ」というより本場夏公演に近い印象だったのは、結構激しいダンスのせいかな?
若手が増えてそんな見せ場が出来て、コンドルズがまた次のファーゼに進んでいる実感があった。
今日はなぜかずっと
「あー、みんなこんなに踊って、いったい一人当たり何キロカロリー消費するんだろう、この舞台」なんて思いながら観ちゃったりして。
私と同年代のおじさんたちもだ。

そのせいかどうかわからないが、見ているだけなのになんかぐったりしてきて(疲れたのとは違う)。
石渕シャーマンに涙流すほど爆笑していたのに、バカバカしい人形劇や変なミュージカル観てるうちに凄まじい寂寥感に囚われてそれが最後まで離れなかった。
せつない?
いや、寂しい、だな。

エレカシのフルコーラスで観る近藤さんのソロはどのくらいぶりだろう?
いつかの「月夜の散歩」はメンバーも踊っていたから、もしやお初だろうか?
心のソロ。
あぁ!誰よりも宮本さんに見せたい!観て欲しい!
その「孤独な旅人」が流れたままでソロが終わり暗転、再び灯りがきて全員の礼と最後の一音がパシッと合う。
すごい。

幕が下りた時、拍手も出来なかった。
グッタリしてピクリとも動きたくなかった。
心がカラッポだったからか、それともいっぱいすぎたからなのかわからない。
感動、でもない、いやたぶんそれだけじゃない、不思議な作品。

「いやー作っていったらたまたまそうなっただけだよー、深い意味なんか無いよー」って言うボスの声が聞こえてきそうだけど。

さて。
次にこの愛すべき劇場に来るのは8月4日。
光の庭プロムナードコンサート「夏休みスペシャル」
近藤さんと楽しい音楽空間をつくります。
んー楽しみ!
みんな来てね!
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by saskia1217 | 2018-06-03 20:55 | コンドルズ | Comments(0)
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ちょっとした疲れを引きずって、あたたかい桜の夕方、池袋・あうるすぽっとへぶらり。
コンドルズ ニューダンス計画001「ダブルファンタジー」を観る。

今の季節に観るのにピッタリな作品。
ファンタジー、やさしい、淡い。
なるほど「ダブル」ね

なにもかも「大きい」夏の作品も好きだけど、春公演やさいたま公演の「新しい、今までになかった」のも好き!

途中まで、3年前の「沈黙の春」みたいかなと思ったけど全然違った。
懐かしいシーンもちょびっと挟みながら、前半後半がパタッと折り返す。
すこーしだけ不穏を感じさせるリンク(アニメーション中の米国指導者と北のあの方、後のシーンのガスマスク)がありつつ、痛くささくれることにはならない。
客席通路でのダンスは、歌謡番組のスクールメイツみたいだったよ。

疲れてるときに観ると、すごくいい!
そして最後まで、誰1人として1人になるシーンがなかった、近藤さんでさえも。
1人にさせない温度。

ある意味「コンドルズが本当に好きか?」を問われる作品だったのかもしれない。
エレカシ「四月の風」に包まれたカーテンコールのメンバーの笑顔が、いつもより一際柔らかく見えた気がした。
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by saskia1217 | 2018-03-26 21:22 | コンドルズ | Comments(0)
ネタバレしています!

コンドルズ夏公演「Never Ending Story〜まちがいのコンドルズ」@世田谷パブリックシアター。

行くまでは何故か気分が沈んでいてめちゃめちゃテンション低く、やっとのことで会場に着いたのだけど、席に埋もれて子供達のアクトを観ていても、あ〜一生懸命やっていていいなあと思いつつも全然楽しい気分になれなくて。
隣りの席の人たちが大声でゲラゲラ笑っているのも、なんだか怖くて。
短い休憩のあと、夏を思わせるオープニングの爽やかな色のステージにメンバーがワ〜ッと飛び出し、中央からあの海軍みたいな真っ白い学ランの近藤さんがグイグイと前に現れた瞬間、ものすごい幸せが押し寄せてきて、数分前までそんな最悪な気持ちでいたことが恥ずかしくて申し訳なくて。
メンバーの皆も生き生きとして、嬉しそうで。
「生きてる」ってコトバが脳裏をよぎる、そうだった、これがコンドルズだった。
いつもそうだった、おんなじだ。

いろんな素敵なダンスがいっぱいあって
居ないのに居るみたいな顕作さんのコントも顕作さんの「正統派」で
人形劇もいつもどおりにヘンなのに道具の出来とか映像の移り具合とか人形使いの繊細さとかがなんだかバージョンアプしていてとっても上手くて
コントの大道具小道具もなんだか出来がよくてクオリティ高くて
群舞もなんか揃っていて・・・

なんだろう、あの充実感は。
これだけ長くやってきて、何も変わらないようなのにちゃんと変わっていて。
しかも密度が濃くなっていて。

ぎたろーさんのお芝居が良かったなあ、当たり前なんだけど全然手を抜いてないところが。
真剣の度合いがハンパないから、怖いし泣けてくる。
終演後の楽屋でいつもの溶けちゃうような笑顔に出会えて、ちょっとホッとしたな(笑)
そういえば、撮影担当だったという最後の街の映像もセンスがよくて感動しました。
新国立競技場、豊洲、青山こどもの城の前、いろいろな工事現場が移される、せつなさと希望。
街に映り込む、ウクレレを持った近藤さん。
グッとくる映像でした。

古賀さんの「天国への階段」が夏バージョンでパワーアップしてて、お腹よじれるほど笑いました。
「お付き」が増えてて(笑)
その黒子役がまた皆存在感消してて見事だったな。

新人ジントクさんが暗がりで踊っていると顕作さんとシルエットがそっくりで、しかももっと暗いと有吾さんとも一瞬ちょっとだけ似てなくもなかった(でも今回髪型が違うので識別可能・・・笑)のもツボ。

私はみんなと違って、見終わるとひとつひとつを殆ど覚えてないのだけど、あの風船クビに付けた全員のダンスが、音楽もフリもとても好きだった(たぶん曲はすごく有名な曲)

近藤さんのソロも、いつもとちょっと違う気がした。
いつもより寂しくない。
あ、というのはたぶん、いつもよりシーン数が多くて作品そのものが長めだったから、近藤さんソロあたりから襲って来る「ああ、もう終わっちゃうよ〜」という寂しさが少なかった気がする。
たっぷり観て、たっぷり楽しむ時間があったから、満足感が大きい。

まあ、なによりも。
最愛のエレカシの曲が、カテコではなくダンスに使われていたことは、もちろんトピックには間違いないのでした😍
(お友達もメンバーも、みんなワタシに感想を求めないでよ〜笑)
しかも「あなたのやさしさを僕は何に例えよう」、あれ使いますかっっ!!
「Never Ending Story」は暗すぎてコンドルズには合わないから、使わないだろーなー、とは思っていましたが。
「あなたの〜」は自動的に涙腺に来るから、も〜。

終わらない物語。
愛する力を求め続ける勇気を。
たとえられないあなたのやさしさ。
終わらない歌を歌おう。

人生はまだまだ続く。
人生にマチガイなんて無い。
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by saskia1217 | 2017-09-07 03:24 | コンドルズ | Comments(0)
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コンドルズ埼玉公演「17's Map」@彩の国さいたま芸術劇場を観にいく。
これが…
図らずも冒険な1日となった。

朝ちょっと用事で神楽坂へ寄ったら、まー早い時間からかなりの人出に吃驚。
晴天の日曜、お祭りみたいに屋台なども出て賑わってる。
時々伺う素敵な雑貨屋さん「神楽坂プリュス」も開店と同時にお客さんがいっぱいなだれ込んでいた。
有吾さんの暖簾も素敵。
紺の色がいいね。
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ガラス張りが好きじゃあないけど(苦笑)前まで来てさすがに素通りはできないので、赤城さまへちょいとご挨拶。
境内には大勢の礼服の人々、結婚式日和!

千駄木で友人と待ち合わせて絶品イタリアン「NOBI」でランチ。
小さなお店だけど、いつ行ってもどれも美味しい。
ランチの小さいサラダにかかっていた大葉のドレッシングがいいお味、あつあつラザニアも昇天もの。
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ダンス鑑賞に向けて体力気力をつけ、さい芸に向かうべく埼京線乗ってたら、浮間舟渡駅でものすごい急ブレーキ!
なにー、停車位置失敗?
いやいや停まらない駅だよ?
えー、人身事故‼︎

こういう場合、まずドアは開けてもらえないから車内に缶詰めになってしまう。長時間の停車が予想されるとのアナウンス。今から救助作業開始だという。
開演1時間前。これは間に合わない。
いやーお願いだから、どこでもいいからドアあけてほしい…
事故が先頭だからおそらく開くとしたら後ろかと目論みながらインフォメーションを待つ。
はたして10分後くらいに最後尾のドアを1つ開ける、と。
先頭車両に近いところから10号車まで一目散に歩く。駅前に出ると消防車、パトカーがサイレン鳴らして到着したところ。
タクシー乗り場にタクシー無し。
少し離れたところに一台近づいてきたタクシーを捕まえ、駅に向かう救急車とすれ違い、30分ほどかけてなんとかさい芸へ。

ヤレヤレ…
20分ほど押しで開演を待つ間、勝山Pのつなぎトーク「オレと尾崎」お疲れさまでした!
作品は85分、あっさりした印象。
ステージ下手に設けられた「壁」が印象的。
それを使ったいろいろ。
大勢の「尾崎」や「豊」がゾロゾロ出現したシーンは爆笑。まぁ…コンドルズメンバーには白T&ブルージーンズがまっったく似合わない、ということだけはよくわかった(笑)。

バッハのメヌエット、トリッチトラッチポルカ(の石渕さん!)、楽しい。
ゴンザレスもちょこっと顔を出したり。

小さなオモシロイものがたくさん散りばめられてて楽しかったけれど、ちょっぴり物足りなさと既視感、行き先の迷子感もあり。
さいたまだからという期待感だけのせいだったのだろうか…それはわからない。
無意識に意味付けを求めてしまう客側のクセも良くないけれど、印象に残る深さや重さもやっぱりひとつは欲しいと、私なんかは思っちゃうタイプ。
昔、ラーメンズを死ぬほど見すぎて前者の権化になりそうになって、周りをみたらそんな人たちがとっても怖くなって…引き戻されたことを思い出した。

でもひとつだけ、変わらずに再確認させられたこと。
客席の自分がその時どんな状況、どんな心境、精神状態でも、どんなショックや悲しみや辛さや不快や自己嫌悪に包まれていても、そのすべてをまるっとぜーんぶ帳消しにしてくれる…
それが近藤良平さん、その笑顔とダンスだってこと。

だからたまには…
近藤さんのソロをもっと明るいところで観たいな…
ごくたまに、でいいので(笑)

皆さんの熱演に感謝。
夏の作品をまた心待ちに。

終演後、またまた人身事故による遅延に巻き込まれながら、
尾崎的!な夕陽を浴びながら、
いろんな思いを噛み締めながら帰途。
やっぱり「さいコン」では必ず「何か」が起こるんだよね…少なくとも私にとっては。
長い一日だった。
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by saskia1217 | 2017-05-24 16:48 | コンドルズ | Comments(0)
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CONDORS 20th Century Toy@芸劇シアターイースト

21年目のコンドルズを12年目の私が観る
全てが懐かしいシーンばかり
コンパクトでみっちり
昨年秋の華々しかったNHKホールよりよかった…
よかったというより好きだった
やってる人たちのテンションが落ち着いていて、じんわりみっちりバランスがよい
全員の出番がおんなじくらいだったのもいい

コンドルズはせまいとこのほうが感じ取れるものが多い気がする
コンドルズ観た後のキモチって独特でコトバになかなかできないんだけど
そのキモチって11年ずっとおんなじなのです
それは、コンドルズを観たときしか感じないキモチ
「切なさ」なんて言っちゃうと薄っぺらいし、それひとつでもない
キュン、涙、切なさ、生きてる、人っていいな、過ぎてゆくものへの愛、消えてゆく儚さ・・・
観たときの自分の状況が、幸せな時も辛い時もおんなじ
それがすばらしくてありがたい

シンタローさんがステージきわきわでライト浴びて踊るのもいいし
最近拓郎さんのダンスがどんどんブラッシュアップされててかっこよかったり
たつろうさんの扱いがやっぱり(苦笑)だったり(でも重要なポイントだったり)
青田さんのドイツ語のキレの良さだったり
懐かしいフィラデルフィアダンサーズは昔見たのと違う新メンバーが見慣れてきたり
青山の時と違って人形遣いの有吾さんと光二郎さんの微妙な綱使いが細かに見えたり

近藤さんが群舞にスゥ〜っと入っていくときの一歩手前の瞬間とか
昔はなかったスタイリッシュ!なダンスとか
昔はなかった息があがったダンサーとか
懐かしいラジオのエンディングテーマとか
よくもあんなに真剣にバカバカしいことやるよなーしかも仲良し、とか…

いろんな思いはあるけど
まぁとにかく今回も
楽日まで全員が怪我なく走り遂げられたことに感謝

カーテンコールで「ファイティングマン」
ダメだよ、拳上げて一緒に歌っちゃうよ(笑)
♪おまえの力必要さ
俺を、俺を、力づけろよ♪
そうか、21年目、ここからまた再び闘ってゆくんだな…
力づけてほしい
力づけるから!

オマケの写真は
年末に掃除していたら出てきた
懐かしいラジオ番組での「父の日川柳」の懸賞でシアターアプルのチケットプレゼント頂いたときのパネル(これ持って山手線乗って帰ってきたんだった…)

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by saskia1217 | 2017-01-17 00:20 | コンドルズ | Comments(0)
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公演内容がネタバレしています


痛み、悲しみ、寂しさ、悔しさ、裏切り、意地悪…
そんなものにはわりと強い(と思っている)
たいていはなんとか我慢できる
やっつけられる

厄介なのは
好き


好きは我慢ができない
好きは止められない
好きには勝てない
好きには全てを容易く手離してしまう

好きは私の手や意識を離れ
制御出来なくなった宇宙船のように
高い高いところでずうっと浮かび続ける
厄介だ
そして愛おしい

コンドルズというダンスカンパニーの
20周年記念公演「20th Century Boy」の1日目、2日目を
NHKホールで観た
ここにお客として正面玄関から入ったのは20年ぶりくらいかもしれない
ちょっとノスタルジーを感じながら、初日金曜夜、ホールのロビーに足を踏み入れた
あちこちから送られたたくさんの花、過去20年間の公演ポスターや写真が飾られた壁、物販の列
それらにカメラを向ける全国から集まったお客さんたち・・・
華やかなお祭り気分はすでに出来上がっていた

暗いホールに入るや否やステージと3階席に渡されたキラキラのリボンたち
「ああ、これだ!『20th Centry Boy』のOPはやっぱりこれでなくっちゃ!」
急にワクワクが盛り上がってくる
もともと観る予定のなかった1日目は、珍しく1階下手前方
ギリギリ、ステージを見上げないで済むくらい、つまりギリギリこっぱずかしくないくらいの近さ
「本公演は0歳児より入場可です。お子さんが声を出したり泣いたりしてもどうかムッとしたり(!)しないでくださいね!(←この「ね」がポイント笑)…中略…将来の日本の舞台作品を支える人間を作るためにご理解ご協力を」
という開演前アナウンスに大きな拍手が起こる

20分押しで爆音が鳴る
左スピーカー前のわたしの足の裏には
そのギターの音と
暗いステージの下で、奥で、照明室で、PAブースで
これから飛び出して来るコンドルズの18人と、これから戦闘シーンに入るスタッフさんたちの
そのカラダに満タンになってしまっている熱や、息を呑む空気や、高揚感もが
ぜんぶ一緒になって伝わってくる

近藤ボスが奈落から、あの学帽の下に不敵な笑みを浮かべてあがってくる
ああ、これがあの時の、あの「Jupiter」のオープニングだ
VHSテープがすり切れてしまった、あの作品
わたしが初めて観たコンドルズ

今回の記念作品は、過去20年間の演目からのシーンで出来ていた
懐かしく、大好きで忘れられない、またはあ〜そうかこんなこともあったっけ、という走馬灯のような
コンドルズの十八番である「脈絡のない短いシーンを次々繋げる」コーナーを観ていて
その順番までも脳裏に焼き付いていたことに気づいて何だか可笑しかった
次に来る音楽、セリフ、動き、配役・・が元の作品と変わっている箇所で感じる違和感と期待感

2005年にその存在を知り、2006年に初めて生で観たわたしは
彼らの20年間のうちちょうど半分を、一緒に歩かせてもらったことになる
それ以前の作品は、ずっとあとになってから映像で観たりしただけだし、知らない作品もたくさんある
メンバーの人数も変化してきたから、今日あのホールに18人(メンバー17人+ゲスト長塚圭史さん)が所狭しと暴れ
カーテンコールでズラッと並んだ光景はちょっと感無量ともいえた

その17人を一人一人思い浮かべるとき
「○○さんといえばコレ」と浮かんでくるシーン、役どころがそれぞれにいくつかずつあるのだけど
今回プログラミングされたシーンのかなりのものがそれと一致していたのが
なんだかちょっと嬉しかった
つまりそれって、ご本人たちがコレと思うもの、お客さんが持った印象が同じってこと
それもスゴイな
そしてわたしも結講多数派なんだということ(笑)

人形劇「柏田」で涙が出るほど笑い
人間ボウリングで先頭の勝山さんのおののく表情が当時と全くおんなじだったり
光二郎さんのアメリカンジョークに付き合わされる長塚さんが微笑ましかったり
リノリウム床だけで完璧にエーカパーダシルシアサナをやっちゃう青田さん
今日だけはお目出度い紅白の「天国への階段」でいつもの狂気で踊り切る古賀さん
鎌倉さんと石渕さんのセクシーダンス
ペットボトルまわしや真田十勇士やトイレットペーパー縄跳びで(稽古場か!笑)、そしてコントで大活躍の若手メンバー
オクダさんのメンバー紹介映像で「あーこのヒトだったの」と初めてわかる(笑)チラシ掲載の似顔絵と
鮮明な赤で書かれた有吾さんの筆文字横文字のメンバー名
「継続は力」と(有吾さんじゃない筆で!ココ大事)書かれた垂れ幕を、ボス近藤と勝山Pが開くという光景
OPダンス、ラスト大団円・・・「最近は年齢のこともあるのであんまりキツくないのを作ってるんです」ではない
29歳から52歳の全員がフルで、全開で、手足が宙を切る音が聞こえてくるくらい
そのくらいの熱量と迫力、そしてその源にある思い
伝わる伝わる

ラスト手前の映像で
「Time is on my side」で使われてたデジタル表示で、この20年間のカウントアップが表示され
そこにその間のすべてのフライヤーが重なってゆく
ここでみんなは涙する
「わたしはこの時どこにいたっけ?なにをしていたっけ?」
「ああこの年、わたしはこの人たちの存在を知った」
「そうそうこの公演、ここから観たんだ、わたし」
一番最後に、今日の日付で画面が止まる

2日目楽日は、ステージ床に当たる綿密に計算された美しい照明がバッチリ見える2階ライト席で
群舞全体の迫力や、後列の人たちの飛び具合や(笑)
オクダさんが夜なべ(だったのか?)して作った1日目とは違う映像や
何よりもホール満杯のお客さんたちの反応や、ステージとのコールアンドレスポンスを楽しめた

そして今日の近藤さんソロの時
あの静寂のなかに何人ものお子さんの泣き声やお喋りがかなり響き渡っていたのだが
不思議なことに、時間がたつにつれてそれがだんだん雑音に聞こえなくなり、あたかもそのダンスを助ける音、効果のように溶け入っていったのが不思議だった
舞台上で起こっていることやパフォーマンス自体に力がありさえすれば
不可能なことなど何もないのかもしれない
大きなマントでその場の全てを包み込んでしまうような近藤さんが
やはり怖いくらい素晴らしかった

昨日と今日の
自分とそしてお客さんを見ながらおもった

好きってすごい
好きにさせるってすごい
好きで居続けるってすごい
好きにならせてけっして離さないってひどい
そしてすごくてすばらしい

このブログにある「コンドルズ」のカテゴリーには今
49の記事が残っている
奇しくもこれが50本目
久しぶりに昔書いたことを読み直していて見つけたものを2つだけ
今このときに引用しておきたい

「終演後に初めてリーフレットを買って読んだら、10年やってきたことについて良平さんが
『そして僕たちは何処かへ行くのではなく、このままここにいるのです』
って書いてらして、その思いに一層確信を持った。
10年、20年創り続け、送り続けるのはホントにスゴイ。
そして、受け取る側がずっとそれを受け取り続けるってのも、凄く素敵でかっこいい。」
(2010年9月18日「スカイ・ウィズ・ダイヤモンド」鑑賞)

「黄金に包まれたカーテンコール、一杯のお客さんの中に埋もれながら、やっぱりコンドルズはいいな〜、と、
ただそれだけを思った。
そして、20周年、30周年を、もしコンドルズが迎えられたなら、その時もやっぱりこんな嬉しい気持ちで、彼らの舞台を観に行きたいと思った。
その時はきっと、ステージ上の彼らも私も、おんなじように歳を重ねているだろうな・・・
と、そんなことを想像するのさえ、今はこのうえなく楽しい。」
(2006年8月31日「エルドラド」@シアターアプル)

ああ2005年のあの日に
疲れきって仕事から帰宅したわたしが
つけたテレビで放映中だったのが
TBS「情熱大陸」でなかったとしたら…

…の続きは
たぶん過去のブログの何処かの記事につながるんだな、またこれが(笑)
ループは永遠に

暗い画面のなか漆黒の学ランで踊る近藤さんのソロに重なるポールの歌
Blackbird fly・・・

ありがとう
そして
これからもよろしく

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by saskia1217 | 2016-09-11 02:45 | コンドルズ | Comments(2)

梅雨明け前の真夏帝国

豊島区主催、コンドルズによる「にゅ〜盆踊り2016」終了!

9年目にして2daysになり、5000人が来た昨年に比べてバラけるどころか、両日で8000人という大盛況。
今年もまた♪きみとーぼくとはすっ飛んだ♪で、すれ違いざまに帯が解ける危険大!
昨日は熊本から、今日は福島からゲストを迎えて、手ぬぐい募金と共に復興支援の踊りを。
それぞれ「肥後手毬唄」「会津磐梯山」いずれも近藤さんが振り付けた踊りを皆で!
いいコーナーだったなぁ。

ニコ動生中継があった昨日は近くで遊説中のY.K女史が浴衣で乱入したり(怒)
今日は恒例の豊島区長来場で開会宣言があったり。

たっぷり3時間強、9曲を踊りまくった。
「にゅ〜盆踊り」「東京音頭」「炭坑節」「どうにもとまらない(山本リンダ〜プロジェクト大山)」「東京五輪音頭(三波春夫〜コンドルズ)」「お祭マンボ」「崎陽軒シューマイ音頭」「シャバラ」「会津磐梯山」
いやいや〜〜!

後から気づいたが一度も座ることなく踊りっぱなしだったな
あっと言う間の3時間。
幸い雨は降らなかったけど湿気がすごく開始前からすでに汗ダク!
オリジナルの「にゅ〜盆踊り」は3回?
大人気の「どうにもとまらない」もアンコールがかかって3回リピート!
相変わらずオモシロすぎる、近藤さん&散歩の会代表のおばさまの掛け合い(笑)
2日間もエネルギー全開でリードしてくれたコンドルズは、相変わらずみんなカッコいい

今年もまた
誰もが笑顔
誰もが楽しそう
みんながエネルギー全開!
あんなにたくさんの笑顔に会える場所はないね

今年は行くのを止めようと思っていたけど
やっぱり、やっぱり行って良かった
踊れて良かった!
コンドルズ、プロジェクト大山、和服散歩の会、あうるすぽっと、太鼓の皆様、スタッフの皆様に、
心からのありがとうを!

にゅ〜盆で毎年おもうこと。
人の愛らしさ、性善説。
人の底力。
踊りって、音楽って、コンドルズって、人間てスゴイ!
自分にもまだ力が残ってる、それを使い尽くさねば。

来年もこられたらいいな
もうそれさえも、叶えられるかどうかなんて誰にも確証はないけれど
だからこそ、すべてが大切な瞬間
だからすべてが、ありがたい☺️
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by saskia1217 | 2016-07-20 22:59 | コンドルズ | Comments(0)
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LOVE ME TenDER
ラブ・ミー・テンダー
優しく愛して

ラスト前の「群舞」・・・いや、「舞」じゃないな
幕が開いてから何度か目にしてきたその動き
無音、ブラックの空間のなか、いくつものペアになって向き合ったメンバーたちの手と手が上下に触れ合う、それだけの動き
結講難しいはずなのに、どのペアも当然のように滑らかに、優しく、確実に手が手を捉えていた
それだけで、彼らのなかに流れているものが、わかったような気がした
相手があること、自分がいること、信頼すること、委ねること、返すこと

そこに「Love me tender」が流れてくる
そのままだったら、たぶんみんな泣く
泣くだろうよ〜、と思った瞬間にメンバーの誰かが人名を叫ぶ
ジャニス・ジョプリン、フレディ・マーキュリー、マイケル・ジャクソン、デヴィッド・ボウイ、エルビス・プレスリー・・・
気づくと、それは全てこの世には居ない人ばかり
その生声が曲にかぶるのが、なんだかコンドルズらしい「照れかくし」のようにも思えて
ただの「感傷」にならない、という現象がわざとなのか偶然なのかわからないのも、コンドルズらしい
だけど
プレスリーの甘い声が響いていた時間そのものは、たぶんそんなに短くはなかったのに、電車に乗り食事をし町を歩き家に帰った何時間後の今も、その声が耳から離れない
あの優しい動きと共に

彩の国さいたま芸術劇場でのコンドルズ公演が、10回目になった
仕事で海外に居た一昨年の「ひまわり」を映像で観た以外は、全て舞台を観てきた
本公演でもそうなのだろうけれど、コンドルズが10年というスパンでどういう姿に・・・じわじわと、にじにじと、むにゅむにゅと変わってきたのか、が一番よく感じられたのが、今年の作品だった気がする

今日は、あまり笑わなかったような気がしている
コントや人形劇でクスッと面白かったシーンはいっぱいあったのに、ぜんぶを観終えたとき、微笑むというよりも目を閉じていたかった
激しいダンスもあったのに、観ている私の身体は、最初から最後までずっと弛んだままで、リラックスしていたのも不思議だった

冒頭のダンスで流れた音楽が、コンドルズのずっとずっと昔の作品に使われていた曲で、オープニングはなんかもうノスタルジーに包まれていたのだけど、一番好きだったのはそのすぐ後の群舞
曲はプリンスだったそうだけど、今までのコンドルズにはあんまり無かったような動き?
そう、ゆっくりだし・・・というか「速くない」
うまく言えないけど、よく見るようなどこかで見たような、ありふれたような
…でも繋げて見てるとキテレツで、一人で踊ると普通にスタイリッシュみたいなのを16人が同時にやるのがなんかスゴくて
よかったなあ、あのダンスは

相変わらず美しく、素晴らしく練り抜かれた照明の見事さ
虹色の光は、冒頭に合わさったときは強烈だったけど、ラストにいくほどものすごく柔らかくなっていったような印象
近藤さんソロの上手からのシマシマも、クッキリしているのに柔らかい

この作品の全てが、速・力・強というよりも、温・大・柔・・・
包容力、と言ってしまうとそれはちょっとガサガサしすぎ

「ひ・と・り・は・い・や・だ…」
近藤さんがソロの踊り出しで声にしたもの
笑いは起きたけれど
私は不思議と笑えなかった
いまここに、じゃなくて
大きな、大きな世界のなかでのこと

もう、
LOVE ME TENDER
という言葉さえも必要なく
後ろから優しく、そっと、でもしっかりと支えられて
安心して目を閉じた
そして、背中を支えてくれたと同時に
少しだけ前に押しやってくれたような

いろいろあるけど
もうダメかと思ったけど
よくわかんないんだけど
なんか大丈夫な気が
まだやっていけそうな気がした

タイトルが、こんなにも作品ぜんぶの世界にピッタリ重なっていたのも
ちょっと無かった気がしている
結局ちょっぴりキュンとしてフラフラした足どりで劇場を出たワタシを
今度はシトシトした雨が
あたたかく包み込んでくれた

箱入り主婦…
よかったなぁ〜😑
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by saskia1217 | 2016-06-20 01:51 | コンドルズ | Comments(0)
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コンドルズ「ギガント」@新宿文化、観てきた。
2年前と同じくして同じものにあらず。
単に出演メンバー、シーン、会場の違いではなく。
「安定」や「風格」はけして、アートやエンターテインメントの汚点ではありえない。
楽屋事情やプロセスなぞ、仁王立ちした巨人のように笑い飛ばすかのような。
ただ裏切りなくそこにあるのは、愉悦と軽妙、生きる幸福。

巨人に抱きしめられた。
20周年の包容力。
おめでとうありがとうこれからもよろしくね(^^)

PS
風船のシーンが好きすぎて眠れそうにないです
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by saskia1217 | 2016-02-07 00:57 | コンドルズ | Comments(0)

今日もまた日が昇る・・出かけてゆこう!


by saskia1217