2018年 10月 15日 ( 1 )

薪能

e0081334_08275493.jpg

「みどりの風 練馬薪能」を観に、石神井公園の松の風文化公園へ。
この練馬区主催の薪能は今年で3回目、能楽堂での公園より若干入場料が安く、狂言方は人気の野村万作(練馬区名誉区民)、萬斎父子のご出演とあってチケットはなかなかの争奪戦だ。

雨も上がり開演の17時にはすっかり晴れて、夕方の薄明かりに虫の音、ちょうどマグリットのような美しい三日月が顔を出し、雰囲気は満点!
演目解説のあと、まずは本日の笛方 一噌幸弘さんの笛で、区長や区議会議員さんによる火入れ式。
ちなみに一噌さんも練馬区民。本日の演者30人のうち7人が区民、1人が出身。
ようやく練馬区も文化に力を入れてきたんだなぁ…

番組は、狂言「蝸牛」と能「土蜘蛛」そして間狂言に「ささ蟹」
万作、萬斎父子による蝸牛は楽しくてシンプルで、可愛らしい。
何度観ても素直におもしろい作品。
一番可笑しいのは、最後に「面白そうじゃないか」と言って「でんでんむしむし」に参加しちゃう主人!

20分休憩のあとに能「土蜘蛛」
お調べが響き渡るあの瞬間の空気が好きだ。
本日は前シテ 梅若万三郎、後シテ 梅若万佐晴。
話自体はそう精神的な突き詰めがあるというものでもないけれど。
何せ初心者に嬉しい蜘蛛の糸シーン、歌舞伎のような派手さはないけれど、わたしはこっちがすきだな。
アイ狂言の蟹さんたちのチョキが人差し指と中指でなく人差し指と親指で作るのがなんかちょっと西洋チックで面白かった。
蜘蛛の精が投げた「蜘蛛の糸」が燃え盛る松明に降りかかったり、退場する演者さんたちの摺り足にもつれかかったりで、なかなか目が離せない演目。
先頭を切って蜘蛛退治する一番強いはずの一の武士が一番小柄でお歳を召した方で、見た目的に少し心許無くハラハラしちゃったり。

お能はやっぱりいい。
野外もいい。
(昨年は雨で、ホールだったそう)
囃子方、一噌さんのほかに、小鼓 住駒匡彦さん、大鼓 柿原光博さんが素晴らしかった。
楽器の音は野外でも通る通る!

唯一、生中継していたJ-COMのカメラマンさんのインカムの指示がラジオみたいに丸聞こえだったのが残念。
興が削がれまくる。
あれは今後なんとかして欲しい!(怒)

秋は薪能の季節。
今まで、飛鳥山、根津神社、称名寺なんかで観たけど、鳩森八幡さまとか、他の場所でも観てみたいなぁ。
e0081334_08280701.jpg

e0081334_08280912.jpg


by saskia1217 | 2018-10-15 08:26 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

今日もまた日が昇る・・出かけてゆこう!


by saskia1217