2018年 02月 28日 ( 1 )

初・料理教室!〜僧食を学ぶ〜

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以前から気になっていた、全国曹洞宗青年会が主催する「味来食堂〜僧食を学ぼう〜」に参加。
芝の東京グランドホテルって、曹洞宗の檀信徒会館でもあったのかー!

料理教室なんて生まれて初めて!
料理は好きだし基本毎日作るけど、自分が食べたいものを好き勝手に作って勝手においしいと思っているだけだから、けして料理がうまいわけではないし、たぶんいろんな基本的なこともできてないしきっといろいろ間違ってるはず…
ただ永平寺参禅の時のお食事の「淡味」や肌で感じた「喜心、老心、大心」が忘れられず、帰って数ヶ月は肉魚卵、ネギ類ニンニクなどを一切摂らず、せっせと昆布出汁だけで料理していた。
今でも出汁だけは昆布と椎茸しか使っていないが、どうしてもあの時の味のようにならない。
あの出汁の感じをどうしてももう一度思い出したくて、不器用者が恥をしのんで申し込んだ。

参加者は10名。男性も。
ご指導くださるのは日本各地からの曹洞宗のお坊さんたち、本日は神奈川とやまなしから洋食と和食担当、お一人ずつ。

まずは精進出汁、今日は昆布と椎茸に加えて、焼いた大豆、普通の大豆、干瓢も加わってた!
なので、私の記憶にあるものよりずっと味が濃かったけど、それはそれでおいしかった。
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蓮根や大根ガンガンすりおろしたり、皆で少しずつお手伝いしながら完成したメニューは

湯葉ご飯鼈甲餡がけ
菜の花と塩昆布のペンネ
もちもち蓮根もちのあんかけ
蕎麦の実を使ったサラダ 
季節のお吸い物(桜花と三つ葉)
柚子のブラマンジェ
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もちろん、肉魚卵、ネギ類は一切なし。
曹洞宗の修行道場のお寺の典座寮で作られる精進料理は、基本的に道元禅師の「典座教訓」や「赴粥飯法」などに基づく理念によって作られる。
どんなに大人数分であっても、作り置きをしたりせず、下処理から調理まで全く手間を惜しまずに調理される。なので、永平寺や總持寺などの大本山では典座寮の僧侶たちは他の雲水たちよりも早起きをする。つまり普通が3時半起床なら1時半起床となる。
食べる人のことを思って作られたことが目に手に舌に直接伝わってくる素晴らしさは、自らの全てを顧みるに十分。

この日も何種類ものメニューを、けして焦ることなく順序立てて作ってゆく。
固まるのに時間がかかるデザートのブラマンジェから作り始めたが、柚子を洗い、皮をむき、白い部分を削ぎおとし、千切り部分と、種をきれいに除いた実、果汁に分けて使う。ブラマンジェの生地には果汁とピール、飾りのジャムは別に作る。
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蓮根もちは、綺麗に皮を向き、食感のためのみじん切りと、擂り下ろして水気をよく絞ったものとを後から合わせる。
それを整形してから揚げる。
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サラダのための温かいドレッシングには、ご指導くださったお坊様のところの自家製梅干しを。このところ、蜂蜜などで甘味をつけ食べやすくしたものや塩分控えめしかお目にかかれなくなったが、これは昔ながらのしょっぱーい正統派。
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同じくサラダに載せる蕎麦の実は、まず茹でてから油で揚げ、最後にカレー粉をまぶす。
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みんなで作るとサクサクできてゆく。
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ひとつひとつ、心がこもっている。
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3時間ぐらい立ちっぱなしでしたが、いろいろ質問できて疑問も晴れ、すごく楽しかった!
皆で座敷に戻り、五観の偈と共に美しい御膳でいただいて満足!
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手間がかかることをありがたく感じるひととき。
焦ったり手を抜いたりイライラしたりすることへの反省を、また久しぶりに思い出して感謝。
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by saskia1217 | 2018-02-28 21:41 | くいしんぼうメニュー | Comments(0)

今日もまた日が昇る・・出かけてゆこう!


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