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ひさしぶり

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ものすごくひさしぶりに食べた。
甲州名物「信玄餅」。
昔から山梨方面に旅行に行くことが多かったり、何故か頻繁にお土産にいただく機会があったりで、子どもの頃から非常にしょっちゅう食べていたのだが、ここ数年、いや10年くらいか、食べてなかった気がする。
今日、授業に行った2つめの大学でひょっこり現れた信玄餅、懐かしくていそいそと包みを開けていったら、きな粉と蜜の境目のセロファンの形状とか、細かいところが昔と変わっていたりして小さなオドロキ。
それでもあの小さい容器にぎっしり詰まったきな粉の上に、こぼさずに黒蜜をかける難しさは相変わらずで(笑)、息を殺しながら慎重にお餅を口に運んだのだった。
(コツとしては、蜜をかける前にきな粉とお餅を少しほぐして穴を開けておくと、蜜がこぼれないのデス。)
よく考えるとなんてことないお菓子ですが(スミマセン)、久しぶりだったので妙に感慨深く味わってしまった。

このところあまりテレビを見ていない。
電車の中で本を読むかわりに、音楽は家に帰ってから聴いている。
夜聴くエレカシは、いつも「LIFE」。これは夜聴くと一段といい。
で、DVDだが、今日はこれといってピンときたものがなく、だいぶ長い間見ていなかったショートフィルムを引っ張り出した。静かなイメージの作品の集まりなので夜中にはいいかなと思って。
「LIFE IS JOURNEY」、作ったのは俳優の田辺誠一さん。
4つの短い作品からできているオムニバス形式のもので、これは正直当初数回見たっきりで、ずっと戸棚の奥にあった。実は以前見た時「この人の創るもの(というより創り方)はちょっと苦手かも」という印象が強かったので、何度も見る気が起きなかったのだ。
感じていることは伝わるし、言いたいこともわかるのだが、あれだけ凝って創っているのに私にとっては共感力がいまひとつ足りなく感じてしまって。いや、逆に凝り過ぎなのかな・・・台詞やトリックが説明的すぎるのかな・・・・。
それと、作品について作った人がいろいろと言葉で解説している(それがコメンタリーやDVD特典であっても・・・)のはあまり好きではないということもあったのかもしれない。

で、今日、こんな深夜に流してみたら、それはそれで、なんとなくいい感じがした。こっちが疲れすぎていると、「これでもかこれでもか」のような細部もそれほど強烈なマイナスにはならないのかもしれない。
もちろん私、この作品は嫌いじゃないです。
でも、時間が経つと感じ方も変わるなあ。当たり前ですが。

そんなわけで。
今日、2つの「ひさしぶり」。
by saskia1217 | 2008-05-15 03:01 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

今日もまた日が昇る・・出かけてゆこう!


by saskia1217