あめなる神には
2007年 12月 15日
今年最後の豊洲、私にとっては。
毎日のオルガンコンサートは、もちろん年末年始まったく休まずやってますが。
クリスマスが近いので、もう今日は出血大サービス(笑)、クリスマスの讃美歌メドレーを弾く。
時計を見ながら、時間が来るまで次から次へと。
讃美歌の中でも圧倒的に知名度が高いのが、クリスマスの讃美歌。
小さい頃から知っているメロディーばかりなのだが、あらためて弾いたり歌ったりすると、
やっぱりいい!!
どれも文句なしに「いい曲」なのである。
どちらかというと地味かもしれない「あめなる神にはみ栄えあれ」、あれは意外と涙腺にくる。
今日弾いていたら、いつのまにか目から何かが出てきて困った。
地下鉄の出口から出たところで出会った、マグリットの空。
夕刻から江古田に移動して仕事。
ほぼ10年ぶりくらいに、第一の母校M音大の前を通った。
めちゃくちゃ懐かしかった。
小学生の頃から通っていたその建物は、外観があまり変わっていなかった。
帰りは音大通りの商店街をずっと通って駅まで行った。
喫茶店、中華料理やさん、お寿司やさん・・・変わってないお店も何軒か。
そのなかに「定年のため閉店いたします。長い間ご愛顧ありがとうございました。」という張り紙のしてあるお店もあって。
ゆっくりと駅に向かいながら、背後になにかを置いてきたような気がした。
「あめなる神には」は、私もウルウルしてしまうクリスマスの讃美歌のひとつです。歌詞も天使がハープを弾く…ってところがまた好き。
あともうひとつ、私が最も大好きな待降節コラールは、Es ist ein Ros' entsprungen です…。やっぱりドイツを思い出しちゃう…。
私にとって「ドイツのクリスマス」を一番思い出すのはO du Froelicheですね。日本ではあまり歌われないのが残念。昨日はそれを最後のほうで派手に弾きました(笑)。
ドイツの曲ではありませんが、ホルストの「In the bleak midwinter」という子供の賛美歌も泣かせますよね!