飛行中
2007年 11月 05日
「きのうのすごいを、
あしたのふつうに。」
昨日電車の中で見かけた、JRの採用広告のコピー。
20時間近く飛び続ける国際線に慣れてしまったいま、
12秒間だったライト兄弟のファーストフライトが「すごかった」ことになど、いったい誰が思いを馳せるだろう。
何人ものクリエイターの仕事に目をみはる日々にあって、0から1を創ることのすごさにあらためて圧倒されるばかり。1から2、時には100を創ることに若干の自信を持ってはいても、0から1を創る力は自分の中には到底ないと思っている。
だから憧れる。
友人に「今日は本当に幸せそうな顔してるね」と言われた。
「なんだか何かに癒されてるみたいだよ」と。
どこまでも吸い込まれるような秋晴れの昨日、阿佐ケ谷の街を歩きながら、この先飛びたい空がいくつもありすぎて、ほとんど目眩を起こしそうになった。