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ヒート&クール

昨日、何の目的もなくテレビをつけたら、あるシンガーがアップで映っていた。
誰??
尾崎豊。
ドキュメンタリーだった。

その時流れていた曲を知っていたので、そのまま聴き入っていた。
(知らない人はいないだろう"I love you")
尾崎豊という人の名前と、彼がその時代にものすごく愛された、カリスマ的存在であり、今でも心の英雄としている人は多い、ということは知っていた。
でもバッチリ同世代なのに(おまけに超「同郷」)、殆どまったく聴いたことも見たこともなかったんですよね・・・orz。
ああ、またもやこの空白の時を発見・・・・

昨日やっていたのは85年の大阪球場でのライブ。尾崎豊は19歳。3万人の聴衆。
85年、いったい私は何をしていたか?
バッハ生誕300年、来日したH.リリングとバッハのカンタータに狂ったようにハマり、かたやピアノでドイツリートばかり弾きながら、オルガンやチェンバロでカンタータを弾きたいと思い始めていた年。
尾崎豊の「お」の字も知らなかったな〜。

でも昨日の映像を見ていて思った。
今、あのままのライブがあったら間違いなく聴きにいっていただろうな・・・って。いや、もし彼が生きていて歳をとった姿だったとしても、あのパフォーマンスとあの音楽を続けていてくれたとしたら、確実に聴きにいっただろうな。

当時全く意識して聴いたこともなかったはずなのに、今こうして聴くと何か「間違いなく知っている」気がするのも不思議。もちろん曲も歌詞も知らないのに。(あ、いろんな人が引用してる「盗んだバイクで」とか「夜の校舎 窓ガラス壊してまわった」は知ってたけれど)
本人や本人に近い人達はあまり心良く思っていなかったという「10代の教祖」のイメージ。悩み、苦しむ10代の代弁者というレッテル。そう共感するのもウソではないだろうが、私は自分が10代の頃、多くの人がよく言う「自分の生き方に悩んだり」「自分のあり方に苦しんだり」した覚えが殆どないので、もしかしたらそういう意味で、当時自分に入ってこなかったのかもしれない。子どもだったのかもしれないが、何の迷いも曇りもなく、ただただ自分の好きなことをやっていたからなぁ・・・

歌は抜群に上手いし、詞も曲もいいし、パフォーマンスは気持ちいいし・・・
いいよな〜〜、すごく。
キャッチーとオリジナリティの同居が成功してる。なかなか出来ないことなのに。

ちなみに昨日の番組では、熱烈な尾崎ファンである著名な評論家のコメントがあちこちに挟まっていて、私は別にその方が嫌いなわけでもないし、それはそれでもちろん興味深かったのだが、せっかくの歌があちこちぶっちぎれた挙げ句、言葉によって理屈っぽく語られる「尾崎豊の素晴しさとは何か」みたいなものを自動的に聞かされるハメになったのが、ちょっと残念といえば残念だった。
ま、ドキュメンタリーだから仕方ないんですけどね。
(自分のブログならともかく、「いいと思うものに関してのコメント」って、だから気をつけないといけないですね・・・相手が萎えます)

しかし、自分のコンサートで、目の前に3万人集まってくれたら、どんなにテンション上がるだろうな〜〜。気持ちいいだろうな〜〜。

閑話休題。
この灼熱の毎日、「熱い」の代表選手・尾崎に熱しながらも、一方で今お気に入りの音楽がもうひとつ。
ポップで涼しくて、元気でオシャレで、色とりどり。
Plus-Tech Squeeze Box(プラスチック・スクイーズ・ボックス)のアルバム「フェイクボックス」。
2000年にリリースされたもののリマスタリングですが。
はいはい、そうなんです!(笑)
あの「チョコレイトハンター」のオープニングに使われていた曲「early RISER」と言えば、わかる人にはおわかりでしょうか?
他のナンバーも想像通りのテイストでものすごく素敵。嬉しくって昨日からずうっと聴いてます。ちょっと元気になりたい方、オススメです!
上記↑公式サイトで「early RISER」の試聴と、PV(You Tube)が見られます。
クリックを・・・・どうぞ〜〜〜〜っ!
Commented at 2007-08-13 09:35 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
by saskia1217 | 2007-08-11 23:32 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(1)

今日もまた日が昇る・・出かけてゆこう!


by saskia1217