♪あれもしたい、これもしたい、もっともっと・・・♪
2006年 04月 21日
なんだかとんでもないところに足を踏み入れてしまったような気がしている(笑)。
まったく同じような状態に陥ったのは今からきっかり20年前、ヘルムート・リリング主催のバッハアカデミーでバッハのカンタータに頭の先までドロドロにはまり(いやそれは「どっぷり」でも「すっぽり」でも「とっぷり」でもなかった・・・まさに「まみれた」状態だった)、結局大学のピアノ科学生だった私は、チェンバロを専攻にすることによって「カンタータ」演奏にかかわろうとする道を選んだのだった。
まあ、今考えればあれは所謂、「人生の転機」ってやつだったんだろう。
聖子ちゃん流に言えば「ビビビッ」ってやつだな。(古・・・・)
しかし人間、一生のうちで知り得ないことのほうが多いってことくらいわかっていたつもりだが、それをこんなに痛感したのもかなり久しぶりだ。
今日はレンタルショップでCDをごっそり借りてきてしまった。
ザ・ブルーハーツ、ハイロウズ、そしてボンジョヴィ。
できればそのグループの棚ごとごっそり持って帰りたい心境だったが、まだ人生は長いだろうとの希望的観測をして、数枚にとどめておいた。
なんでっっ、なんでっっ、こんなものを今まで全然知らなかったんだぁ〜〜〜〜〜(くう〜)!!
じつはとっても恥ずかしい、が、ここでは真実を語ろう(笑)。
自分がまさに生きている世間の音楽シーンで起こっていたことに対する無知という、この大失態。多くの人にとっては、何をいまさら、っていう感じなのだろうが、仕方ない。
連日脳内余波の続く「コンドルズ」の公演では、クラシックからロックからジャズから民族音楽から、生楽器の即興演奏まで、あらゆる音楽が使われていて楽しいのだが、そこで耳にする上記のグループの音楽をどうしてももっともっと聴きたくなったのだ。
それは彼らがそれを使ったから、というだけでなく、音楽そのものにものすごい共感を覚えたからなんだけれど、例えばブルーハーツの「夢」とか「1000のバイオリン」なんていうメジャーな曲は、さすがの私でもどこかで聴いたことのあったわけだ。(やっぱり欠かさず見ていたテレビドラマに使われてたりするとしっかり覚えてますね)で、その時も「なんだかいい曲だな〜」くらいには思っていたんだが、その時はそこ止まりだったんですね。
ま、それも運命。いま出会ったことも、運命。
ザ・ブルーハーツ。
いったいこの人たちは何?
調べてみた(笑)・・・・・なんだ、まったくどんぴしゃ同世代じゃないですか。
そんなことも共感に繋がってるのかなあ?
不覚にも「ザ・ハイロウズ」が、解散した「ブルーハーツ」のメンバーによって出来たことも、いま知りました、はい。どうりで聴いてて同じ気持ちになると思ったら(苦笑)。
でも、「90年代を代表する」とジャケットに書いてあったけど、考えてみたら90年代って、ほとんどまるまる日本に居なかったんですね、私。だから知らなかったのかな、損したなあ。
あ〜〜〜、時間が足りません。
もっともっと聴きたい音楽、見たいステージ、その音楽について、その人たちについて知りたいこと、たくさんあるのに!
まさに「もっともっとしたい〜♪」な毎日。
20年前の「ショック」事件でチェンバロを始めた私、今度の「ショック」事件でチェンバロをやめる、なんてことになったりして・・・・
うそです。