10年前、10年後
2006年 03月 30日
池袋のパスポートセンターに出かけてみると、待合室がまるでスト中の空港状態になっていたのである。当たり前だ。春休みに入ったばかりの旅行シーズン、おまけに20日からICチップ入りの新型パスポートの申請が受付となったのだ。翌21日が祭日で閉まっていたから、2日目ということになる。混むのは当たり前。
でも・・・・まさかこんなに混むとは!!
午前中行ったのに、120人待ち。
待つ場合を予測して読みさしの本を持って行こうと思ったのだが、荷物が重くなるのが嫌だったのと、「まさか本読むほど待たないだろう」と侮っていたので何も持って行かず。やっと空いた長椅子の隙間に腰を下ろし、パンフレットの棚から「空港で国内に持ち込める植物一覧」とか「新型パスポート用写真について」なんかを取ってきて一生懸命読んでみた。
「そっか〜、ドリアンは持ち込めるのか〜、臭そうだな〜」とか、
『こんな撮り方は無効です』の欄にある、ありえない写真(目ぎりぎりまでスキー帽とか、めちゃめちゃ楽しそうに馬鹿笑いした女性とか)に苦笑しつつ、ただ
ぼ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ
と待つこと約1時間。
やっと呼ばれた・・・・
気が遠くなりそうだった・・・
で、今日めでたく受け取りとなった。
写真は以前より顔の部分がより大きく使われていて、とてもグロテスクである(困)が、光をあててみるとページの表面には虹のように、桜やら富士山やらアヤメ(ショウブ?カキツバタ?)やらのこまか〜い模様がキラキラ見える。自分の顔の上に桜の花が浮かんでいる。すごい。
私にとって3冊目のパスポート。3つの写真を比べてみると明らかに劣化しているのが何ともいえないが(笑)、1冊目は留学する時、つまり生まれて初めて外国に行った時に取ったもので、まだ「渡航先は北朝鮮以外の全ての国」という記述がある。2冊目はドイツ在住時に更新したもので発行官庁はフランクフルトの日本領事館。申請と受け取り、あわせて2回フランクフルトに列車で出かけて取ったもの。2冊とも、ドイツの滞在許可証や、いろんな国のビザで埋めつくされた懐かしいものだ。
さあ、この新しいパスポートもまたあと10年お世話になる。
このパスポートが切れる10年後、私はどこで何をしているだろう。
そして、この真っ白なページは、どんなビザやスタンプでいっぱいになるのだろう・・・
そして、この真っ白なページは、どんなビザやスタンプでいっぱいになるのだろう・・・
なんだかこちらもわくわくします。(^^)
Aちゃんと一緒に旅行したら、楽しそうー!
あいにく私は3年くらい国外にでてません。でもまた行きたいです。昔住んでたところはもちろん懐かしいけど、一度も行ったことのないところに出かけてみたいですね。アメリカ方面とか、アフリカ、中東とか。でも、ホントに行きたいところって危険で入国できないところが多いのは悲しい。