小さいおうち
2014年 03月 20日
山田洋次監督の「小さいおうち」。
気になっていたまま公開が終わってた・・・
って、この映画もなりそうだったのが、お友達に誘ってもらってちゃんと観に行けた。
銀座・東劇。
観にいってほんとによかった。
くしゃくしゃした青い紙パッケージのカルピス。
半袖ワンピースや銘仙の着物の上に白い割烹着。
元旦に玄関のお盆の上に置かれる、祖父のお仕事先の知らないおじさんたちの名刺。
亡くなったおばあちゃんが話してた言葉。
戦後生まれの私にも懐かしく思える、小さい頃みた光景の数々が切り取られ。
軽くも重くも、心地よくも苦しくも、苦くも甘くもあるお話。
で、きっと誰にでもある、よくあるお話。
戦争と関係なくても。
思い当たるよ、きっと。
大泣きじゃあない涙が止まらなかった。
ちっとも感傷的にならず、安っぽくなることなく、サラッとした感じが帰り道の足どりを重いものにしない。
さすがだな、山田洋次監督。
コンサートシーンに四家卯大くんが出演されてたのに、ちょっと驚いたよ(笑)。