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笛です、笛。
リコーダー。

何故だかわかりませんが、もはやそこそこ長い音楽人生、リコーダーと共演したことは数えるほどしかありません。
で、来週21日「テレマンのリコーダー音楽」ですよ。
今回のコンサートはミラノ在住のリコーダー奏者田中せい子さん(写真)がお声をかけてくださってご一緒することに。同じくミラノのダニエル・ブラジェッティさんも一緒です。
田中さんとは面識は無かったのだけれど、お互いに名前くらいは知っていて、共通の知人とかマネージャーさんとかお話は聞いていて・・・というところから、このブログを見て下さって繋がりました。
ネットの素晴らしいメリットのひとつです。

2本のリコーダーとチェンバロ。
今回は通奏低音の楽器はナシなので、誰にも頼れず私の左手ひとつで縁の下を支えます。
今日、3回目のリハを無事終了。
大量のテレマンの音楽を弾き続けると、耳にも手にも心地よいものだから、なんというかこう、いい意味で意識が無くなってくるんですね・・・。売れっ子作曲家って、こうなんだなあ、やっぱり。
圧倒的多数に支持される、共感されるって、ポップっていうことって、すごく難しいんだけど、この人にはその素質があったんだなあ。
リコーダーのほうはどうなのかわからないけど、鍵盤弾きにとってそれほど困るパッセージは無いし、ハーモニー進行も人間の生理に反する不快さは微塵も出てこなくて全てが「こうあってほしい」ように進む。なのに、退屈じゃない。

西洋音楽史で、当時ポップだったスーパースターみたいな音楽家は大抵今じゃもう誰も、その作品はおろか名前さえ知らないような存在になってることが多いなかで、テレマンは特別な人。
とはいえ・・・
今回、リコーダー曲の合間に挟むチェンバロのソロ曲を探していて、せっかくだからテレマンのものを選んで「オール・テレマン」で行こうと目論んでいたら、で、昔ヨーロッパで買いためたテレマンのチェンバロ曲の楽譜をシラミつぶしに弾いてみたんだけど・・・

つまらない。

笑。
なんか・・・ダメだった。
ので、結局同じくポップな巨匠ヘンデル先生の曲を弾くことに。

リコーダーもチェンバロも、木でできた楽器。
猛暑の夜、木と風で出来た音楽を聴きにいらっしゃいませんか?
21日火曜日、19時から、初台の東京オペラシティ3階の近江楽堂です。
初台駅から直結なので、新宿からものの10分で着きます。
思い立ったらふらっとお出かけください。

詳細は「コンサート情報」↑を。
by saskia1217 | 2012-08-18 01:19 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

今日もまた日が昇る・・出かけてゆこう!


by saskia1217