2011年 10月 29日
夏と冬の間

秋が短いのは悲しい。
一年でいちばん好きな季節は、秋から冬に変わる数週間のあいだ。
寒い?まだそうでもないよな、というあの日々。
あと、春から夏に変わるとき。
目と心を華やかに落ち着かなくさせる花々が終わって、緑がまだ夏の深さになる前の柔らかい色のとき。
まだまだ絶賛大改造中の上野公園は、いつもの道が通れないのであっちゃこっちゃ迂回せにゃならない。
都美館の裏、動物園の塀のすぐ外、寛永寺のほうの通り・・・いつも通らない道が面白い。
ついでに精養軒とか上野大仏とか摺鉢山古墳とか、まったく関係ないところも久しぶりで行ってみちゃったりする(笑)。

上野はやっぱりいい。
学生時代の思い出がたくさん詰まってることもあるけど、歩くだけでいろんなことが蘇る。
少しずつ変わっているところもあるけど、空の見え方や木々の色や、古い建物はずっと変わらないである。
この大好きな土地に今も通えていることが、何よりもありがたい。
新しい噴水、改装された都美館、新米パンダちゃんの上に、今年もまた上野の冬がやってくる。


上野公園がご勤務先というのはやはりうらやましい。混雑はご面倒でしょうが、時間があれば美術館や博物館にすぐ寄れる環境ってなかなかないですよね。