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猫か犬か〜コンドルズ公演「Nine Lives」

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完全「犬派」の私が、今夜は「猫は9度生まれ変わる」というインドの言い伝えをタイトルにした、コンドルズの公演「Nine Lives」を観に、久しぶりのグローブ座へ出かけた。
全国ツァーの最終地である東京の楽日は、まさに満員御礼。

この劇場で初めて1階席の縦横ほぼ中央で観たが、後方や2階席に比べてそう「見晴らし」がいいわけでもないかわりに、舞台上の全ての「形態」をど真ん中正面から直視できる、というのはやはり面白い。
その時々、その瞬間に舞台中心に位置する演者の視線はもちろんこちら(私)にあるわけではなく、想像するにおそらく「何処も見ていない」のだが、その突き刺さるような「中心感」はかなり強烈だ。

冒頭の全員でのダンスシーンの振り付けに一見いつものコンドルズっぽい中に何だかものすごく新しい動きがあったり、いつもはそうでもないメンバーのダンスが妙にキレがよかったり(失礼!)、突然見事にドンピシャなアドリブ台詞が出たり、のんびり系のダンスにハンパないテクニックを感じたり、今まであんまり聴くことがなかった人(と楽器)の生演奏の迫力がすごかったり、スルーしちゃうのが普通に思える「隙間」に妙に凝ったシーンが挟まれていたり・・・そして近藤さんのソロから全員ダンスのラストへの作り方がちょっと新鮮だったり。
いろいろと面白いところはキリなくあって、楽しく大笑い。
コントの大部分を占めてたアニメや漫画のキャラの殆どを知らないので、その面白さの95%がわからなかった置いてきぼり感は自己責任で仕方ない、として(苦笑)。

楽日だったので、アドリブやら楽日カーテンコールやらでかなりの長時間公演。
終演後の物販は劇場清掃のかけ声に混じって、もうゴチャゴチャ。
人混みをかき分けて、やっとの思いで外へ。
ロビーまでかなりの熱気だったですね。

ちょっとノスタルジックでアーティスティックな映像に、エレカシ「涙」をかぶせてくるのは、
しかしまたまた反則ですね・・・。
自分の前世とかあんまり考えないし、基本的に何かに生まれ変わるとも思わないけど、でもたしかに犬よりは猫のほうがいかにも「生まれ変わ」りそうだ。

で、もしも。
もしもホントに生まれ変わるんだったら、次は男性ロックシンガーになります、私。
ゼッタイにね。
で、もうその先は要りません(笑)。

追伸
今日ゲットの情報について。
「近藤良平さんと大野和士さんのコラボ」・・・
とっても気になるなあ、個人的に。
大野さん、柔軟ななかに緻密なお仕事をされる素敵な音楽家。
以前、シュニトケでご一緒した時には本当に感動しました。
良平さんと一体何を!?
気になる気になる〜〜〜。
Commented by がたまり at 2009-09-22 20:59 x
楽しかったですね!!コンドルズを観始めた頃を思い出すような、なんだか純粋な満足感と幸せ感で、嬉しい帰り道でした。
今、くちづけⅤ→JUPITERと続けて観て、感動してます(笑)
Commented by saskia1217 at 2009-09-22 22:57
Jupiterは私も時々、粗悪画質(3倍モードで録画したVHS・・しかも何度も見過ぎてすり減ってる・・・)で見ますね。やっぱり初めて見た作品なので色々と感慨深いです。
他の作品も好きだけれど、やっぱりあれは本当によく出来ている作品あだな〜と。さすがに海外に持って行っただけのものだなと思います。
by saskia1217 | 2009-09-22 01:58 | コンドルズ | Comments(2)

今日もまた日が昇る・・出かけてゆこう!


by saskia1217