のりものいろいろ

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いろんな絵とか彫刻で仏様が「乗っているもの」ばっかり集めた展覧会観に根津美術館。
ふだん美術館博物館へ行くのは、混む週末や祝日を出来るだけ避けるのだけど、今日は企画がマニアックなせいか混雑はさほど無くゆっくり見られてラッキー。

蓮華とか動物とか岩とか雲とか餓鬼とか。
珍しい「雲に乗った」お釈迦様(そういえばあんまり見ない!)。
琵琶を持った美しい弁天様は迦葉の上。
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9世紀に円仁が中国から請来したという「金剛界八十一尊曼荼羅」は大きくって見事。
難しい名前がついたたくさんの仏様は、孔雀や迦楼羅(ガルーダ航空ってコレか!)、翼のついた馬やゾウに乗っている。
その中で獅子に乗るのはただ1人、大日如来様のみ。
結跏趺坐、半跏趺坐どちらも右足が上になってる仏様が圧倒的に多い。
密教系だからなのかな。
お不動様や愛染明王様、どれも色彩が美しい。

観音様の「来迎図」ってやっぱりなんだか心に残る。
周りを囲む大勢の仏様が琴や琵琶、太鼓で音楽を奏でているのは、西洋のバロック絵画と同じだよね〜。
音が聞こえてくる絵。
乗っている雲の描かれ方が「平安時代はゆったり、鎌倉時代になるとスピードが速くなる」っていうのが面白かった!
時代が下るとせっかちになるのか(笑)

合わせて青銅器や金銅仏、水瓶、「菊月の茶会」のお道具展示も楽しむ。
なかに、目録に無い特別展示の宜興の可愛い急須を見つける。
ひところ随分見て回った宜興の急須、お手頃値段の普段使いだけど自分でも大事にしているからなんか嬉しかった。

目の覚めるような紅葉が楽しめる庭園は、まだちょっと色づくには早かったけれど、水音、色づき始めた葉を堪能し、石仏たちにも久しぶりで再会。
連休だからなのか散策する外国人のお客様も多く、フランス語、ドイツ語、韓国語・・庭もインターナショナル。

都会の静謐。
やっぱりいい美術館だ。
また訪ねよう。
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# by saskia1217 | 2017-10-10 01:54 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

歌舞伎初心者



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歌舞伎座10月昼公演のネタバレをしています

お能狂言は大好きで学生の頃からよく観に行っていたのに、何故か歌舞伎には縁が無く来てしまった。
無い、というより、本当に興味があればとっくに自分でチケット買って行ってたはずなんだけど。
嫌いというわけでもなく、ずっと、それほど興味が無かったのだろうなあ。
西洋で言えばオペラの位置にあるともいえる、いやそれどころか、日本が誇る最高の総合舞台芸術・・・
一度も観たことがないというのは日本人としてどうかと・・・

実は一度だけ友人と幕見で4階てっぺんからチラッと観たことはあったのだけど、その時はただフラッと入ったので演目とか筋書きとか役者さんの名前とか全然わからないまま、舞う場面や音楽を楽しんだ、というだけ。

今日、やっと一演目まるまる、同時にニュー歌舞伎座を満喫してきました。
日時の都合で昼公演しか行けなくて、それがたまたま新作。
初めてちゃんと観るのに新作はどうかなあ・・・とも思ったけど。
「マハーバーラタ戦記」

えーあの大作をどうやって歌舞伎に!
というより「すっごい長い歴史的叙事詩」ということしか知らない。
あ、そうか、でもあの「バガヴァット・ギーター」ならヨガの座学でずうっと読んでたな。
たしかあれ「マハーバーラタ」の一部だったんじゃ?
上村勝彦訳の岩波文庫と、向井田みおさんの訳で、結講じっくり読んだ。
なんてことが、神々の名前をうっすら覚えてたりすることに繋がったけど、果たして予習しなくて大丈夫なのか!

そんな不安から歌舞伎座HPをみたら、今回の脚本はなんと青木豪さん。
いまや演劇界では知らない人がいないくらいご活躍だけれど、むか〜し学生時代に青木さんとは何回かミュージカルの舞台でご一緒したことがある(笑)。
当時私は芸大生で、青木くんは明大の演劇科の学生だったはず。
同じ明大演劇科の高岸さん(現在芸大でも教鞭をとる俳優座の演出家)が企画していたご縁で「メリー・ウィドウ」とかやったんだった。
歌舞伎の脚本なんてスゴイなあ、青木くんビッグになったんだなあ・・なんて思いつつ、人物相関図を眺めたくらいで(しかも複雑だから見てもピンとこない)結局のところさして予習せずに出かけることに。

改装後初めて足を踏み入れた歌舞伎座。
まずは今日の演目にちなんだ限定のお弁当をゲット!(これ大事)
本日の主役「尾上菊之助さん好み」というタイトルの、インド料理と日本料理のコラボメニュー。
タンドリーチキンやドライカレー、和食も入って楽しい。
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お席の幅や前との距離、通路の幅なんかが以前より広くなってる、というのを実感。
今日もだいぶ目にしたけれど、とにかく外国のお客様が多いからね。
日本人にとってもゆったり座れるのは嬉しい、なんたって歌舞伎はお席にいる時間が長いから。

初心者の私には、慣れた方にはなんてことない諸々が面白く、気が弛む暇がなかった(笑)。
今日はかなり前のほう、しかも花道のすぐ脇でステージにも近かったので、色々なものが見えたり聞こえたり。
開演前にアナウンス付きで披露される何種類もの緞帳、開演時に幕の中からひとつめ、ふたつめ、とだんだん速くなって聞こえて来る柝、幕を引く係の人の足音や幕の持ち方・・

インドの話を歌舞伎に、しかも日印友好交流記念ということで、主役を務められた菊之助さんは実際にインドにも行かれ、あのハリドワールでガンジス川の沐浴や祈りの儀式をご覧になったり、色々体験されたとか。
あくまでも「歌舞伎」だから、動きとか音楽とか衣装とかどうなんだろう?
それが楽しみだった。
舞台美術ではインドを思わせる絵を描いた大きな屛風を幕ごとに変えて使ったり。

衣装もとても工夫されたらしく、和を基調に、着物の柄に梵字が入ってたり、インド風の生地だったり。
なかでも幕開けのインパクトが凄かった!
幕があくと板付きで梵天や帝釈天、シヴァ神など7人の神々が、全身まっ金金ピッカピカで、後光を背負って段にズラ〜ッとならんでこちらを見下ろしてる。
見た目全員、全身金なので、最初はどれが誰だかわからない。
持ち物で「あ〜大黒天」ってわかったり(笑)

音楽、セリフ、踊り、衣装・・・
すべてが場面場面で「歌舞伎」「現代劇」「インド風」と切り替わったり、ときどきそれが混じったものだったり。
ある場面(あまり本筋に関係が深くないところ)では完全に伝統的な音楽の形態と、伝統的な衣装と踊りがきっちりと。ステージ上に義太夫や清元がひな壇で並ぶ「出囃子」「出語り」状態、美しい女形と麗しいイケメンが踊る。
他の場面では、今ふつうにテレビの時代劇くらいの感じの「演劇」(いまはもう昔みたいな口調じゃなくなったよね)になり、また衣装はインド風でも所作やセリフは完全に伝統的なシーン(口上とかそうだったかな)があったり。
そして、時々フッと織り交ぜられるコミカル要素(双子の王子がザ・たっちのギャグ言ったり・・笑)。
それが、頻繁に使われた回り舞台や、花道の活用も相まって、緊張感と笑いのいいチェンジになっていて、長時間の舞台を飽きさせなかった。
脚本・・すごいよなあ。

戦闘シーンの馬や、お姫様が乗って登場する大きなゾウなど、動物もとってもよく出来ていて、しかも動きがすごいリアル。
距離が近かったので中に入っている人の手足がちょっと見えたりしたのだけど「どんな体勢!?」と思うくらいすごい組み方してたり、クビの動きが細かくてすごいなあと感心したり。
どんな役でもその役に徹して務めるって、すごいな。

音楽がね、また面白かった。
インドを思わせる民族楽器を黒子の恰好をした奏者さんたちが上手に陣取って演奏し、2階式になってるその上段には義太夫さんたち。
下手の黒御簾には太鼓や鼓などのお囃子(このすぐ前の席だったから、すごい迫力で素晴らしかった!)
ツケの使い方やダイナミックレンジの幅にも感動。
当たり前なのだろうけど、すべての演奏が、セリフのあるところでは弱くなって声が聞こえやすくなるのも面白かった。
ガムランのような旋律線やハーモニー、モダンなポップスか歌謡曲みたいなメロディーの曲、現代風な歌詞やリズムを義太夫が演奏したり。
作曲担当されたのは、特に音楽を専門に勉強されたのではないという主にパーカッションを操る音楽家の方だというけれど、さすが打楽器の扱いが素敵でした。
主人公の夢枕やお告げなどに、私の目の前の花道からよく神々が下から出現していたのだけど(笑)その時鳴らされる音楽には必ず「どろどろ」っていうのかな、あの幽霊が出て来るときの音、が使われていたのも面白かった。
笙も入ってましたね。
やっぱり「霊」的なものを表していたのかな。

さすが歌舞伎、大勢の配役、役者さんがたくさん出てきて、一人芝居の場面から花道まで使って全員で賑やかになる場面まで、豪華で楽しい舞台。
なかでも印象に残ったのは、まず、主人公「迦楼奈(かるな)」を演じられた菊之助さん。
オープニングではシヴァ神を演じられたのだけど、その声の通りっぷりとセリフの聴き取りやすさ、説得力はダントツだったので、その時点から「おお」って思ってました。
年齢や役の性格にもよるのと、自分の席の場所にもよるのだと思うけれど、やはり後を向いている時、反対側の花道にいる時でも、その声がはっきり聴き取れる役者さんてやっぱりすごいなあと思うのです。
あと、圧巻だったのは中村七之助さん。
主人公の敵でありながらどこか心が通じ合っている「悪役」鶴妖朶姫(づるようだひめ)を演じされたのだけど、声そのものも素晴らしいし、細かい表情やセリフの語尾の消え方などまで、その「悪役」の心理まで醸し出していたのが見事だった。
ラスト近くで尾上松也さん演じる阿龍樹雷王子(あるじゅらおうじ→バガヴァット・ギーターの主役!)と交える激しい一騎打ちでの立ち回りが凄くて、最期をとげる場面での悲劇性があまりに迫真で胸を打ちました。
そうそう、松也さんもとても重要な役で、清々しくまっすぐな青年戦士らしくて素晴らしかったです。
歌舞伎役者さんをあまり存じ上げないので、ふだんテレビのドラマやバラエティーなんかでしかお顔を拝見しない役者さんの「本業」がちゃんと観られたのも、本当に良かった。

全体的には、インドも日本も、そして現代と伝統も、それぞれを別々にするところと融合させているところが、すべて通して観たときにほぼ同じバランスで作られていたなあ、という印象。
この長い叙事詩から、作者がこの作品の中心として置いた(のではないか?)ことが、ラスト近くでちゃんとまとまって考えさせられるように出来ていた気がする。
「力と知恵、どちらが平和をもたらすか」
「ダルマを貫くということ」

みていてなんだかちょっと、ここ数日の日本の政治家を思い出したり(苦笑)
初めての歌舞伎、ものすごく楽しかったです。
私にはもしかしたら「純・伝統的演目」よりも良かったのかもしれないな。
けれど、また遠からぬうちに、今度は「純」なものを観に行きたいと思う。

観賞後、せっかくなので見学した「歌舞伎座ギャラリー」では、道具の馬やカゴに乗ったり、鳴りものを叩き放題やらせていただいたり(どろどろ、やってみた・・・笑)、幕間のお弁当や人形焼きのおやつも楽しかったし、お土産に「限定」商品を買っちゃったり、屋上庭園もぶらぶらできたり。
歌舞伎座まるまる堪能できた、最高の「夏休み最終日」になりました。
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# by saskia1217 | 2017-10-04 20:37 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)
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凄味と包容力…ひとことで言えばそんな一夜。
ずっと前者ばかりを武器に日本のロックシーンを牽引してきたエレカシ。
昨日の日比谷の空。幸せな空。
台風が嘘のように、開演時間前に去った。
開店前数時間から何百人も並ぶ物販の列。
ソールドアウトするグッズ。
なんだか異様な高揚感。
エレカシって…こんなに人気あったっけ・・・?

今やもうFC会員でも当選が奇跡になってしまった恒例の野音コンサート。
私が初めて行った2008年の野音は、一般発売で、しかも発売日から数日後にチケットサイトで余裕で買った記憶がある。ちゃんと指定席、しかもそこそこいい席だったなあ(笑)
それが今では、1人1枚のみ、厳重なIDチェック。
指定席はおそらくほぼ全てFC会員のみ、一般発売で運良く取れた人は最後列立ち見席。
しかも今年は開催が1日だけ。
当選メールが来た時は正直狐につままれた感じでしたな・・・

ありがたく、ありがた〜く赴く。
Mステ特番出演決定で急遽開演前に1曲だけ生中継となった。
事前に段取り説明してくれたテレ朝の女性スタッフさんの言葉にいちいち温かい拍手で答えるお客さん(笑)
メンバーがTV用のちょいシックな衣装で登場、大歓声。
既に完全に出来上がっているお客さんは、OA直前にモニター音声から流れたブルハにはノリノリ、嵐にはぽかーん(笑)
宮本さんの「ほらこんなに盛り上がって」の一声に間髪入れず拍手。
エレカシファン、好きだわ。
やっぱ生中継は緊張感あって楽しい。
私が経験した10年ほどの野音史上、一番高揚感あるオープニングかも。

スタジオのタモリさんから「そっちは暑いの?」と呼びかけられ、センターのメインカメラを探して返事される宮本さん
「はい、暑いですね〜すごくいいお天気になって・・ありがとうございます!
いや〜43位なんて、ミュージックステーション、もー感激しちゃって、ホント嬉しいです、ありがとうございます!
今もね、歓声があがったんですよ〜」
(客、間髪入れず歓声・・・笑)
元気が出る曲特集のため「俺たちの明日」をTVサイズに2番だけキッチリ演奏。
私達もキッチリ盛り上がって応援。
帰宅して録画見たら、まー、お手本のような熱血ライブ映像でした!
「43位に入るなんて嬉しい」を、この後ライブ中にも3回くらい言ってて本当に嬉しそうでした。
我々ファン的にはいつだってエレカシの曲なら全て1位なのだが(笑)そのなかでも同点1位が300曲くらいあるから困る。
今日だって「一番良かった曲」が20曲くらいあったからなぁ…
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無事中継が終了、OKでるまでちゃあんと拍手し続けたお客さんも見事なプレー。
「みんな協力ありがとう!なんか、貴重な体験だったね。え〜とまた後で出てきますんで(笑)それまでみなさん、どうぞご歓談を」会場爆笑。

17時開演。
全身黒に着替えた4人が登場。
「さきほどはありがとうございました〜!
いや〜晴れてよかった。いや雨だっていいんだけど、みんなだってその覚悟で来たと思うけど、そりゃまあ、雨よりは晴れてたほうがいいわけで・・・
じゃ、よろしくお願いします!・・いや、ヨロシクって変だな(笑)」
「今日は二段階のロケットスタートです、ロケットスタート。ロケットがどうやってスタートするのか知りませんが」

「地元のダンナ」で軽快に始まる。
なんだか何もかもが爽やかだ。
「悲しみの果て」も自然体。
やっぱりこの日もMC少なめ、テンポは全てゆっくりしっかり。
ダブルアンコール含めて全31曲、およそ3時間くらいだった?

最近30周年として出したベストアルバムを中心に全国ツアー中なので、野音はそうじゃない「どちらかと言うと俺が気持ちいい曲」(笑)と言うことで少々マニアックなものばかり。
心に残ったのは
曙光、九月の雨、シグナル、武蔵野、風と共に、秋、Tonight、涙の数だけ…
なんて贅沢なチョイス!
「おまえはどこだ」「涙の数だけ」はファン歴10年目にしてようやく初生聴き。
こういうのが聴けるライブをもっと作って欲しいな!
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心に残った曲たち。
「Tonight」「真夏の星空は少しブルー」 
ファンには人気の低いアルバム「愛と夢」だけど、私はかなり好きなのだ。最近よく歌ってくださって嬉しい。
やっぱりすごくいい。今日の野音の印象が「物凄く色気のあるライブ」だったのは、20代30代前半の作品を今50代で歌ってくれたからこそ。
アルバム「ライフ」も同じ。この日の「秋〜さらば遠い夢よ〜」はまさに琥珀色をしていた🥃。まさに今、という季節感と共に。

「曙光」
この日一番心に残ったかも。「若い時、25歳のときの曲です」素晴らしかった。バンドもすごかったなあ。

「今宵の月のように」
「一番のヒット曲、好きな曲なんです。野音にはぴったりなんですよね」と、いつもの曲。
一体何回聴いただろうか、いや彼らは一体何回演ったんだろう…
アコギを弾きながら♪く〜だらねえと〜♪と、あのアドリブ風ヴァージョンで始め♪溢れる熱い涙♪までをしみじみ歌ったあと、♪いつまでも〜♪からバンドがすべり込んで来る。
最近の傾向としてすべての曲をゆっくりしっかり歌う宮本さん、すっかり音源通りにテンポの落ちた「今宵」、その噛んで含めるような言葉がこのバンドと私のいろんな思い出を蘇らせてくれた。
私史上最高の「今宵」がまた塗り替えられた気がした。

「月の夜」
開場した時にステージをみたらハモンドがあって、あ、今日は細海魚さんかな?だったら「月の夜」絶対聴きたい!と思ったのだ。
はたしてまさに!
月は見えなかったけど、月や星や秋や夏やいろんなものを見せて、聴かせてもらった。
やっぱり細海さんはずーっと跳ねてて。
神がかった迫力、ひっそりとした優しさ。
細海さんのキーボード好きだ。

「武蔵野」
野音には欠かせない曲。この日激しい曲では超キレのよかったトミのドラムが、ここではあたたかい。ラスト、歌が終わってから空白を受けて、ドラムだけが残るライブ仕様が好きだ。

「シグナル」
これも野音には絶対聴きたい曲。泣ける。宮本さんは客席の男性たちを指差しながら、たいせつにたいせつに歌っていた。♪どのみちオレは♪の最後のつぶやきが全てを語る。

「男は行く」
圧巻!!「曙光」と共にこの日の二大巨頭。
身を2つに折りたたんで自分の全てを振り絞る歌係。歌い終わるや否や、無言で退場。いつもならすぐ拍手が起こるところ、シーンとしたままの客席。ゾッとするほど凄みがあった。
すごい、を通り越して、この日はホント正直怖かった。

第二部あたまに「友達がいるのさ」
これも野音必須。上下側、まんべんなく走り回る、いつものスタイル。歌詞とともに連帯感がひろがる。

「ベイベー明日は俺の夢」
なんつータイトルだよ、って思うその50倍くらいいい曲なんだよなあ(笑)
目下わたしの目覚ましアラームがこの曲なのだが、こうやってライブで聴くと、「元気の出る歌」として今や皆に愛されてる「俺たちの明日」にとって替われる曲なんじゃないかと思った。

「3210」
ここにきて、ちょいちょい出ていた「凄み」の極致に。
次の「Rainbow」になだれ込むときの一瞬の空白がすごい。

「ガストロンジャー」から「ゴクロウサン」へ繋げるという暴挙(!)、その1曲ごとのギャップがひどく、気持ちを振り回される。

そして「風と共に」
ちょっと声が疲れてきた?感じながら、やっぱりこれ、本当にいい曲だ。
「みんなのうた」になってよかった。
そういえば今年の野音、お花がいつもより多かった気もしたけど、NHK関係からのお花が多いのが目立ちましたね〜
ん〜、年末になんかイイコトが起こるといいですねえ・・・
(期待)
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アンコールでは「花男」「ファイティングマン」からのダブルで「待つ男」という怒濤の流れ。
そこで、下手壁に持たれてスタンばってる丹下さんがヘドバンしているのがよく見えました・・

曲のイントロでちょいちょいアドリブでやってくれるスキャットや、楽器と対峙してやるインプロなどはもう、声じゃなくて楽器。
宮本さんの声の凄味、言葉の凄味、音楽の熱量。
4人(+サポート2人)の間に瞬時に光る電流。
鳴り渦巻き…からの間…からのド爆音。
人間が音でできることってすごいんだなぁ。
あらためて唖然。
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そうそう、メンバー紹介でヒラマミキオさんを
「オレが弾いてないところを全て弾いてくれるミキオさん。シャイです」と言っていて笑いを誘ってたけど、何かの曲のあとで宮本さんがミッキーに「○○していいからね」みたいに話しかけてらしたような。
遠慮しないで弾いていいよ、みたいなことだったのかしらん。
わかりませんが。
そんなステージ上の、緊迫感だけじゃなく、プレイヤー同士の気持ちの流れが見えるのも、ライブの良さだね。

「みんなありがとう!エレファントカシマシを…(止まる)あ、愛して…くれてありがとう…なんて言っちゃうとアレですけど」
と言ってから照れるフロントマン。
「今日はみんな、エレカシと一緒に素敵な時間を過ごしてくれてありがとう!
そう、うん、音楽を愛するみんな…」
愛ってコトバを素直に言えて、それが本物だとわかる年輪。

ラスト、細海さんとミキオさんに挟まれて肩をつなげて「ストーンズ挨拶」をする4人。
トミと石くんの間の宮本さんは、二人の肩にぶら下がって足をブランブラン。
なんか・・・いつもどおりの彼らをみるとホッとする。

落ち着き、熱量、天真爛漫、色気、安定、プロ・・・
蝉の声とじっとりと纏わりつく熱い空気で始まり、虫の声と風で送り出されるエレカシ野音。
いつもどおりの野音。
でも…
来年同じことができるかどうかわからない。
聞こえない見えない歩けないかもしれない。
いないかもしれない。
だから今日の奇跡。
そう思ったら「この4人はどうかこのままで…」と願わずにはいられなかった。

振り回されてびっくりさせられてどやされて泣かされて叱られて
褒められて慰められて励まされて笑いかけられて

包んでもらった。

帰り道、乗った地下鉄が反対方向だったことに20分してから気づいたのは…
不覚。
乗り間違いなんて、5年にいっぺんくらいしかやんないのに(笑)
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# by saskia1217 | 2017-09-20 22:12 | エレファントカシマシ | Comments(2)

雨の平均律

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大切な先輩、桑形亜樹子さんのリサイタルへ。
平均律第1巻全曲。
しかも明後日もう一回!(既にソールドアウト)
一晩で全曲は人前ではたぶん一生やらないだろうなぁ、私😅

ご自身の研究による仮説に基づくテンポで、全24曲を8曲ずつのグループにし休憩2回を挟んで演奏された。

バッハは弾くのも聴くのも強い集中力が要る。聴くだけなのにちょっと覚悟して出かけた。
が、実際聴いたらとても心地よく、リラックスしていることに自分で驚く。
胃もたれしない揚げ物コースみたいだ。
それはたぶん、ひとえに彼女が貫いたTempo ordinario?
同じ大きさの小さな波が規則的にずーっと打ち寄せる。
単純にもう、身体にいい、健康にいい感じ。
「音」の正しい使い方☺️

普通コンサートを聴いた日はなかなか眠れないことが多いのだけど、今日はなんだかとっても安心してよく眠れそうだ😴

10年にいっぺんぐらいしか行かない代官山
オシャレすぎてドギマギ
クリスマスでもないのにキラキラにクラクラ
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# by saskia1217 | 2017-09-17 03:13 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)
ネタバレしています!

コンドルズ夏公演「Never Ending Story〜まちがいのコンドルズ」@世田谷パブリックシアター。

行くまでは何故か気分が沈んでいてめちゃめちゃテンション低く、やっとのことで会場に着いたのだけど、席に埋もれて子供達のアクトを観ていても、あ〜一生懸命やっていていいなあと思いつつも全然楽しい気分になれなくて。
隣りの席の人たちが大声でゲラゲラ笑っているのも、なんだか怖くて。
短い休憩のあと、夏を思わせるオープニングの爽やかな色のステージにメンバーがワ〜ッと飛び出し、中央からあの海軍みたいな真っ白い学ランの近藤さんがグイグイと前に現れた瞬間、ものすごい幸せが押し寄せてきて、数分前までそんな最悪な気持ちでいたことが恥ずかしくて申し訳なくて。
メンバーの皆も生き生きとして、嬉しそうで。
「生きてる」ってコトバが脳裏をよぎる、そうだった、これがコンドルズだった。
いつもそうだった、おんなじだ。

いろんな素敵なダンスがいっぱいあって
居ないのに居るみたいな顕作さんのコントも顕作さんの「正統派」で
人形劇もいつもどおりにヘンなのに道具の出来とか映像の移り具合とか人形使いの繊細さとかがなんだかバージョンアプしていてとっても上手くて
コントの大道具小道具もなんだか出来がよくてクオリティ高くて
群舞もなんか揃っていて・・・

なんだろう、あの充実感は。
これだけ長くやってきて、何も変わらないようなのにちゃんと変わっていて。
しかも密度が濃くなっていて。

ぎたろーさんのお芝居が良かったなあ、当たり前なんだけど全然手を抜いてないところが。
真剣の度合いがハンパないから、怖いし泣けてくる。
終演後の楽屋でいつもの溶けちゃうような笑顔に出会えて、ちょっとホッとしたな(笑)
そういえば、撮影担当だったという最後の街の映像もセンスがよくて感動しました。
新国立競技場、豊洲、青山こどもの城の前、いろいろな工事現場が移される、せつなさと希望。
街に映り込む、ウクレレを持った近藤さん。
グッとくる映像でした。

古賀さんの「天国への階段」が夏バージョンでパワーアップしてて、お腹よじれるほど笑いました。
「お付き」が増えてて(笑)
その黒子役がまた皆存在感消してて見事だったな。

新人ジントクさんが暗がりで踊っていると顕作さんとシルエットがそっくりで、しかももっと暗いと有吾さんとも一瞬ちょっとだけ似てなくもなかった(でも今回髪型が違うので識別可能・・・笑)のもツボ。

私はみんなと違って、見終わるとひとつひとつを殆ど覚えてないのだけど、あの風船クビに付けた全員のダンスが、音楽もフリもとても好きだった(たぶん曲はすごく有名な曲)

近藤さんのソロも、いつもとちょっと違う気がした。
いつもより寂しくない。
あ、というのはたぶん、いつもよりシーン数が多くて作品そのものが長めだったから、近藤さんソロあたりから襲って来る「ああ、もう終わっちゃうよ〜」という寂しさが少なかった気がする。
たっぷり観て、たっぷり楽しむ時間があったから、満足感が大きい。

まあ、なによりも。
最愛のエレカシの曲が、カテコではなくダンスに使われていたことは、もちろんトピックには間違いないのでした😍
(お友達もメンバーも、みんなワタシに感想を求めないでよ〜笑)
しかも「あなたのやさしさを僕は何に例えよう」、あれ使いますかっっ!!
「Never Ending Story」は暗すぎてコンドルズには合わないから、使わないだろーなー、とは思っていましたが。
「あなたの〜」は自動的に涙腺に来るから、も〜。

終わらない物語。
愛する力を求め続ける勇気を。
たとえられないあなたのやさしさ。
終わらない歌を歌おう。

人生はまだまだ続く。
人生にマチガイなんて無い。
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# by saskia1217 | 2017-09-07 03:24 | コンドルズ | Comments(0)

真夏の大本山

なが〜い備忘録。
自分のために書いておきます。

先日、二度目の總持寺へ。
前回は一泊の参禅会だったけど、今回は年に一度開催される「夏期参禅講座」、二泊三日。

ひどく蒸し暑いほぼ猛暑日。
鶴見駅から荷物を引き摺ってウダウダ歩くが、山門が見えて来ると自然と背筋も伸びて、汗を拭くのも忘れて真っ直ぐに歩く。
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初日は午後早くに受付の後、部屋割り、坐禅着に着替えてから集合、簡単な坐禅指導と今後の説明がある。
募集50名のところ、今回は男性24人、女性12人。ちょうどいい人数。
お部屋は6人部屋。
總持寺の参禅は、宿泊がほんとに旅館みたいに安楽(!)なのが、息抜きできるところ。
洗面、トイレ付きの綺麗な和室に、清潔でフカフカのお布団。シーツも毎日交換!(いいの?という感じ)
ポットとお茶、お茶菓子。
贅沢すぎる(笑)。

まずは15時から講義。
三重県佛光寺副住職、駒沢女子大で教鞭をとられる龍谷考道師による「總持寺五院の開創と開祖禅師の思想」。
禅宗史のご専門、しかも大学で講義されているだけに、決まった時間内に少なくない情報を、とてもわかりやすくお話して下さった。とても真面目な内容だけどリラックスして聴ける。お話の上手さって、僧侶や牧師、神父、政治家、教員・・・やっぱり大事だなあと思った。
日本曹洞宗については、道元禅師と懐奘、義介、あと瑩山禅師と峨山禅師くらいまでしか知らない私にとっては、その後の禅師方のことや、祖院にあった所謂塔頭「五院」についてのお話はとても新鮮で興味深かった。
特に、ここ数年の總持寺のテーマである「相承」に焦点をあてるということで、山禅師が自分亡き後どのようにお寺の精神的、物理的リーダーを決めて行ったらいいのか、ということまでキチンと決め、受け継ぐように言い残していたことが印象深いお話だったな。
争うことのないよう、偏ることがないよう、5年ごと(のち3年、1年)に住職を替える案などの民主的な方法がほぼ明治まで実行されていたなんてビックリだ。
現在一つの宗派としては日本の仏教寺院で最多数を占める曹洞宗の、じつは8割が總持寺の流れをくむものだということも初めて知ったし。
たくさんの古文書の資料の中には様々な取り決めが書かれているのだが、「女性を宿泊させない」とか「酒を持ち込まない」とか「無駄話や雑談をしない」とか、人間的すぎて思わず笑っちゃう・・・

講義後、薬石。
總持寺での食事は応量器でなくテーブルと椅子でお膳をいただく形式。
お客様用の紅いお膳に、美しい精進料理が並ぶ。
ゆっくり味わって頂きたいところだが、暗黙のうちに全員が同じスピードで食べなければならないから、2/3を占める男性陣に合わせる恰好となり、かなり急いで食べる。
写真は最終日の小食(朝食)だが、これだけお皿数があると、ひとつひとつ両手で取り両手で置きながら食べる手間もあって(つまり渡り箸をせず、口に入れたものを全て食べてから次のお皿を取る)、慣れてくるともうお膳を見ただけで攻略法が頭に浮かんでくる(笑)。
箸で切るのに粗相しそうな大きな大根や、一粒ずつつまむのに時間がかかりそうな豆類などは、まず最初に食べてしまう・・・という具合に。
応量器だと多くても食器や5つくらいだから、まだいいのだけどね。
しかし朝はお粥と漬物と胡麻塩だけだと思っていたから、豪華さにはビックリ。
どれも本当に美味しくて、嬉しかったのだけどね。
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食後、18時から第一回の坐禅。
總持寺では参禅者は衆寮で坐る。
衆寮は僧堂の隣りにある、雲水さんたちが勉強する場所。創りは僧堂と似ていて単が並んでいるのだけど、目の前に小さい机状の板があるのと、中央にいらっしゃるのが文殊菩薩ではなく観音様だってことかな。
ここの観音様は准胝観音さま。両脇には龍の化身である難陀竜王と跋難陀竜王が、観音様の蓮の花が落ちないように支えている。
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この日はもーーーーほ、ん、とーーーにものすごく暑い日で、夕方になっても気温が下がらず、たぶん34〜5度あったかなあ、湿気も凄かったので、入堂した時
「うわああああ、ホントにここで坐るんですか・・・・」
なんて、ほぼ恐怖感を覚えたのだけど、そこで・・・2炷(80分+経行10分)坐りました・・・
湿気で息も苦しく、滝のように流れてくる汗はまったく止まる気配もなく容赦なく目に入りまくるけど拭えないし・・・坐禅着はほぼ長袖だし。
こりゃあ絶対に熱中症になるな、もしくは誰か倒れるな、と思ったけど、誰も倒れなかった(笑)。
私も何とか最後まで坐ることができて、最後の放禅鐘が鳴ったときは正直ホッとしました。
↓我々が坐った衆寮
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全日程終了後に伺ったお話。
雲水さんたちが寝食坐禅されている僧堂ももちろんエアコンはなく、夏は扇風機、冬は小さなストーブ。
基本的に殺生できないので蚊を叩くことはしないけれど、手を下さないということなのか、蚊取り線香は置かれるそうなのだが(我々が坐った衆寮にも蚊取り線香があった)、数人分が寝る長い単の真ん中の床にひとつ置かれるので、両側の単に寝ている雲水さんはもう朝起きたら数十箇所は刺されているそうだ。
冬も「ストーブは暖かさを得るというより、その光を見て坐っている、という感覚です(苦笑)」と仰ってました。修行中、特に1年目は古来通りの修行を一通りしなければならないので、体力気力ともに大変な忍耐力が要ることと、また新たに尊敬と感嘆と自戒の念に包まれるのでした・・・
↓雲水さんたちのホンモノの僧堂(外単のみ撮影可)
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その後のお風呂が天国のようでした(總持寺ではお風呂の時間が1時間弱あるので、ちゃんとあったまれて足のメンテもできるし、髪も乾かせる!)
お風呂の前ではもちろん、跋陀婆羅菩薩様に合掌低頭。
担当の雲水さんは、私達の最後の1人が出るまで、その前でずっと静かに正座してくださっている。
21時、開枕(消灯)。
↓これは東司(トイレ)前にお祀りされてる烏芻沙摩明王様。
入る時と出る時必ず合掌低頭するのは、もう慣れた・・・どんなに切迫してても(笑)
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2日目、4時半振鈴。
夏場は3時半かと思ったので、ちょっと得した気分。
喜んで早起きが出来るのは、ひとえにここの朝課に参列できるという嬉しさのおかげ。
永平寺の朝課も荘厳で大好きだったけれど、總持寺の朝課は本当に素晴らしく魅力的なのだ。
雲水さんの数なのか(總持寺は180人・・現在は夏送行で150人ほど。でも朝課に全員が出るわけではないので、実際には100人くらいか?永平寺とそんなに変わらないと思うのだけど)法堂の大きさなのか・・・
読まれるお経はほぼ同じだけど、お祀りしている祖師方や守護仏も違うので、そのあたりが違ったり。
總持寺の朝課で好きなのは、大非心陀羅尼の「真読」=大悲真読。
つまりゆ〜〜っくり読み始まって、あるところまでくると急にアッチェレランドで速くなる読み方をする「大非心陀羅尼」。
きくところによると、朝課といっても日によって読まれるお経や作法も違って来るそうだが、毎月28日にはこの陀羅尼を2回繰り返すそうで、何度も聞けてお得な気分。
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いつも朝課やら法要に出る度に、聞き覚えがあるのに中身がわからなくてモヤモヤしていたのだが、最近入手した「日課勤行聖典」には殆どが載っていて便利なので、今回は持参して朝課に出るときに懐に忍ばせておいた(笑)。
もちろん基本的には私達は「聴かせていただく」立場だし、上記のように読み方にも決まりがあるので、荘厳な朝課に粗相があってはいけないから素人のワタシはお経本を掲げつつも口の中で小さく呟く程度。
実際、初めて見てビックリしたのは、2日目に読まれた「消災妙吉祥陀羅尼」。
ものすごいスピードで読んでいたかと思ったら、急に大鏧(おおきな鐘)が押鏧(余韻を消す打ち方)され、突然に訪れるなが〜い沈黙。息を呑んだ瞬間。
全員がコトリとも動かず、息もしていないくらいの静寂が続き、おそらく何秒、と決まっているのだろう、何秒かあとに鳴りもの担当の副堂和尚さんが「カチッ」と捺鏧(衣の左袖で鐘の縁を留めながら、バイ(木偏に「倍」の右)を縦に使ってカチリと打つ)を数回。
その後、突然木魚と大鏧が普通にゴ〜ンと大きく打たれて何事もなかったように再び普通に読まれる。
あとから伺ったら、これ「百八返消災咒」という読み方だそうで、本来百八回読むところを、まず10回読み、黙読のあと8回読むんだって!
このお経は永平寺の朝課でも読んでいたのだけど、私が参加した時は(永平寺では参禅者も一緒に読経した)普通の読み方だけだったから、違う日にはこの読み方もするのかしらね。

もうひとつ、ずうっと気になっていたことが今回いくつか判明してスッキリ(笑)
自分のためにメモメモ。

転読大般若(お経本をバラバラ〜〜って速くめくって「読む」アレ)の掛け声は「降伏一切大魔最勝成就」
いつも「しょうじょうじゅう〜」しか聴き取れなかった(笑)

朝課の最初のほう、般若心経なんかが終わった頃に維那(法要を牽引する司会者みたいな役のお坊さん)が使う大きくて立派な見台を殿行和尚さん(法要の設えを持ち運びする役)が恭しく幕裏から運ばれるのだが(持ち方も難しそうだし、それも歩数やどのお経の部分で畳のどこを踏むなど細かい作法が決まっているそうで、法要の花形とはいえ毎日訓練が大変だとか)その際全員が唱えているお経?がずうっと聴き取れずに長いこと気になっていた。
今回、帰宅してから聞き覚えてきた音をたよりに検索してみたら、やっと見つかった!
「オンケンバヤケンバヤウンバッタソワカ」
總持寺では伽藍の守護神とされている三宝荒神の真言でした。
殿行さんはこの真言のリズムに乗って足を運ぶのだけど、その所作がまたじつに美しいのだ。
本当に總持寺の朝課は素晴らしくて、ほんとはこれだけのために毎朝5時に聴きに行きたいくらいだけど、始発でも間に合わないのがかえすがえずも残念・・・

朝課では毎回、毛氈の上に正座し参列している私達参禅者のためにも法要してくださる。
それを肝に銘じて、大勢のお坊さんたちが左右にいらっしゃるその中央に進み出て、須弥壇の前まで行ってお焼香させていただけるのがとてもありがたく、また緊張するひととき。
お焼香の時間は朝課開始からまだそれほど時間が経っていないのだが、そろそろ危なくなってきた足をよろつかせて、それでも出来るだけ背筋を伸ばして、綺麗な合掌を作るべく肘を張って、前をまっすぐ見て歩く。

感動の朝課が1時間ほどで終わり、この日はその後すぐに瑞世という、新しくお坊さんの資格を取った方の儀式が行われた。ほぼ黒一色の法衣ばかりのなかに、白をベースに紅いお袈裟、履物も真っ赤なスリッパみたいなもの・・・という若い2人のお坊さんが、これまた白、金、赤などを身につけられた導師様に導かれて登場。
大非心陀羅尼をここで再び。
彼らはこの法堂のみならず、仏殿など山内の何箇所かをまわって同じような「報告」をするとのこと。
瑞世はどこの道場で資格をとっても、大本山のどちらでも受けることが出来るそうだ。
短い時間だったが、貴重なものを見せていただいた。
フレッシュな若いお坊さんたち、これからどんなお働きをされるのだろうか。

↓法堂の地下にある書「法堂上に鍬を挿む人を見る」
山禅師の遺偈の結句。
自己の使命に目覚め真摯に生きる人、法堂とはそんな己の心を耕す人がお参りするところだ、という意味。
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殆ど感覚が無くなった足をなんとか動かしながら、そろそろと退場。
一度部屋に戻ってから小食(朝食)。
テーブルに椅子という、修行としては極楽のような食事。
しかも色とりどりの美味しい精進料理で、朝からお腹いっぱい。
五観の偈は昨年秋に永平寺に行って以来、家で食事するときも唱えているので覚えてはいるが、あらためて文字を目にしながら唱えるとまたちゃんと惰性でなくしっかりと意味が心に響いて新鮮。
大事だなあ、食材を前に襟を正す気持ち。

それから衆寮にて坐禅。この日は全日夜より少し涼しく、危機を感じるほどの暑さは無かったので少し楽に坐れ、集中することもできた。1炷のみなのですぐに終わってしまったが、密度が濃かった。
早起き、食後ということですこ〜しだけ眠かったけど、警策を気持ちよく受けた。
(總持寺の警策、女性は特に?なんだか弱い気がしていたけど、あれは本当に遠慮なくやっていただいたほうがいい。じゃないと意味がないし・・・。警策そのものが一般人向けに軽いものだけに)

ここまでやって、まだ朝の9時(笑)。
もう二仕事もしたのに!
ここで写経のお時間。
写経は本来、禅の修行の範疇という感じではないのだけど、心を整える一環としてプログラムに入っている。
机と椅子とはいえ、いつも家で書いているのとは違って、やっぱりご本尊を目前にして書くと気持ちが引き締まる。お経の意味も少し考えながら、一文字一文字。
完成したものは須弥壇前の三宝に提出、その後納経していただけた。
数ヶ月前に写経会に来たとき願目として書いた病気治癒、今回はご供養として捧げることが出来たのもありがたく。

ここで点心(昼食)。
なんだかすぐに食事の時間が来る気がする(笑)。それだけ各プログラムに集中できているのだと思うけれど、「もう?」というわりにはちゃんとお腹が空いているのも不思議。
お部屋での休憩もゆったり出来て、今回は6人部屋だった同室の方々、それぞれのお仕事、お立場、年齢によってたくさんのお話が聞けたり、また聞いていただいたりできたのも、良かったことのひとつ。
永平寺みたいな厳しさだと(寝る部屋は三黙道場ではないので特に禁じられてはいなかったけれど)話せる雰囲気でもなく、そんな気力さえ残っていなかったからなぁ。

午後からは提唱、總持寺単頭の勝田浩之師による「禅語に学ぶ」
「知足」や「放下著」「平常心是道」など、お軸なんかでも親しみのある有名な言葉を含んだ10の禅語を紹介してくださった。
(「知足」はお茶室前で時々みかける「吾唯足知」という円形のつくばいのお話がきけて面白かった)
「知足」や「放下著」は普段から折に触れて自分に言い聞かせたり、心の支えにしたりしている。
そんなにたくさん知っているわけではないけれど、たくさんある禅語のきっとどれも「どうやったら人間、楽になれるか」ということを語っているような気がする。
本来仏である自分なのに、苦しんだり悲しんだり妬んだり、すべての「嫌なこと」は結局すべて自分の心が作り出しているだけのこと。
まあ、その「あるがまま」でいることが一番難しいんだけれどね。
禅宗の修行が、特に入門したての頃ありえないほど厳しいのは、けして「枠にはめて苦しめる」のではなく、無駄なもの、余計なものを削ぎ落としていくための方法なんだろうと思う。
その先にあるもの、目指すものが「自由」であるから、そのためにはまず「手放さないといけない」。
言うのは簡単(苦笑)
この日のどの言葉も素晴らしかったけれど
「行雲流水(こううんりゅうすい)」
これ、好きだなあ。
修行行脚する姿から「雲水」さんの元になった言葉でもある。
物事に深く執着しないで自然の成り行きに任せて行動する。
水が形を変えながら、ちゃあんと存在しているように。

他に、永平寺に参禅したこともある山頭火の有名な句
「水音の 絶えずしてみ仏あり」
「捨てきれない 荷物の重さ 前後ろ」
も、あらためて味わう。
山頭火は永平寺を訪ねて4年後に亡くなるのだけど、酒やあれこれに溺れてゆきついた永平寺ではなんと清々しい透き通った心を得たのかと、じーんとするね。
「てふてふひらひら いらかを超えた」
も好き
・・・あの大伽藍を身軽に飛び越えてゆく蝶々の姿。

坐り、薬石後に講義。
毎回一番お世話になる布教強化部参禅室長の花和浩明師。
配られたレジュメには「禅の起源と発展」という記事が書かれていたのだけれど、それに関わらず自由なお話をしてくださった。
前回「禅の一夜」の時の夜話のような雰囲気。
道元禅師が修行した中国の天童山を訪ねられた時のお話がとても面白かったのだが、現代の中国の禅寺はその頃の伝統はもう殆ど残っていず、中には阿弥陀如来様や大日如来様を祀るお寺もあるというお話にはビックリ。
天童山は道元禅師の頃1700人の雲水がいたが、今では100人くらいとか。
有名な「椎茸を干していた典座和尚の逸話」→他是不吾
をあらためて噛み締める。
河南省南泉寺の「浄慧法師」に会われたときの老師の言葉
「お寺は人の故郷でなくてはならない」
「禅というのは『日常禅』でなくてはならない」
そして、ケイ山禅師の
「たとい難値難遇の事有るとも 必ず和合和睦の思いを生ずべし」
(たとえどんな困難に直面しても和合和睦の思いを忘れてはいけない)
が、心に残った。
入浴後、21時、平安な心で開枕。

最終日、4時半振鈴。
身が引き締まる快感を呼ぶこの音も今日でお別れ。
いつもなら起きてすぐに「暁天坐禅」があるのだが、さすがに「異常気象」の暑さのため、エアコン無しの早朝坐禅は雲水さんたちにとってももはや危険の域、ということで總持寺ではこの夏、判断によって暁天がない日もあるそう。
ということで我々もすぐに朝課へ。
全日工夫が足りなくて正座の後の痺れが半端無かったので、この日はちょっと重心を変えながらトライ。
目の前の畳に、トコトコと歩くコオロギが一匹。オマエもお経をききにきたのか?
終了後は上手く立つことができた(笑)。
上記のお経いろいろに感心しつつ、お焼香。
最後に「朝のご挨拶」の時間があり、殿行さんがまた壮麗な身のこなしで立派な玉座や座布団をヒラヒラ〜〜っと並べる。
そこにはどなたも腰掛けることはないが、そのまま全員で三拝する。
そうか、猊下がいらっしゃる体で、ってことなのね、と1人で納得。
あとで伺ったら、もちろん実際に参列されることもあるとか。

朝課から部屋へ戻り、受処前にある自動販売機まで1人で来たとき、この香積台入って正面にお祀りされている、木彫りとしては日本一の大きさだという大黒様に朝のお勤めをされているのが聞こえてきた。
大黒様の隣りに設置されてある大きな太鼓、そしてたくさんの鳴りものを使いながら、10名ほどのお坊さんたちが般若心経をお唱えしている。
勢いあるリズムで大きく鳴らされる太鼓に乗って、大声で。
全日の朝課の帰りに通りかかったときは、ちょうどそれが終わる頃だったのを見たのだが、この日はちょうど始まったところだったらしい。
お邪魔になるといけないので、遠くから合掌して聴き入っていたら、1人のお坊さんが手招きしてくださったので、少し近くまで行って一緒にお参りした。
お経が一区切りし、雲水さんたちの事務的お勤めになるあたりで失礼してきたが、いい体験ができた。
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小食の後、最後の提唱は、總持寺後堂の前川睦生師による「道元禅師和歌集」
これも楽しみにしていた。
今ずっと「正法眼蔵」をチマチマと読み続けているのだけど、さすがに難しいので時々頭を休めるのに、別の書物を眺めたりするのだが、それには和歌はピッタリなのだ。
7首を鑑賞。
川端康成がノーベル賞の受賞のスピーチで引用して以来おそらく道元禅師の句で一番有名な
「春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえで冷(すず)しかりけり」
春夏秋冬のそれぞれが「冷しかりけり」に掛かっていることを知らないで読んでいたな。
なるほど、そうすると意味がよくわかる。
ありのまま、ありのまま。
他に印象に残ったのは、ケイ山禅師が「曾祖父の歌」として引用している
「心とて人に見すべき色ぞなき 只露霜の結ぶのみ身で」
(これという確定したものなど存在しないのです、私の身そのものが露霜なのですよ)

提唱後、最後の坐禅を一炷。
花和老師に教えていただいた、面山和尚の
「一寸の坐禅は一寸の坐仏」を思い起こしながら、感謝してだいじに坐る。

じつは暁天坐禅が無い替わりに、この日は午前の坐禅後に、予定にはなかった「作務」が急遽入ることになっていたのだが、じつは坐禅に入る前に「作務では長廊下を拭かせてくれるみたいだよ」というウワサを耳に!
なんと、あの!あの、總持寺名物「百間廊下」の作務!
雲水さんたちが朝晩の作務の締めくくりに、一周750mの拭き掃除の最後に、全員で一斉にダ〜〜〜〜〜ッと駆け抜ける、あの名物作務ですよ。
移動にいつも歩くことはできても、まさかここを拭かせていただけるとは!
一気にテンションがあがって、坐禅もヤル気満々で臨めました(笑)。
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坐禅終わってそのまま、いよいよ作務!
以前も書いたけど、この百間(180m)廊下は今では改築のため164m。
希望者だけ、体力のある人だけ(笑)ということで手を挙げたのは10名ほど。
後の方々は衆寮のお掃除へ。
渡された雑巾はあらかじめ10×30センチくらいに縫われた、普段雲水さんたちが使っているもの。
私が永平寺行きを決めたキッカケになったEテレ「お寺の知恵拝借」の作務の回、この百間廊下の雑巾がけのシーンで紹介されていた「コツ」を覚えていたので、そのとおりにやってみた。
「指を揃えてハの字に雑巾を押さえる。
腰を高めに上げて、足をすべらせないように一気に駆け抜ける。
ゆっくりやってると雑巾が乾いて拭きにくくなってくるので、なるべく急ぐ。」
もちろん最初に、指導の雲水さんが模範をやってくださる。
見事なラン!
「雑巾はあまり固く絞らず、結講湿らせてください」
なるほど〜
2名ずつ並んで、前の人との距離が少し開いたところで「ハイ、どうぞ!」とスタートの合図。
坐禅着の袴のままでしなくてはならず、前裾を踏んでしまって難しかったけど、途中3回くらい止まりながらもなんとか終点まで到達。
あれだけピカピカに見える廊下なのに、雑巾は結講黒くなった。
外に面した渡り廊下、砂や埃が常に入ってくるからそれも当然。
「何度拭いても汚れるんですよ」と笑顔の雲水さん。
掃いても掃いても降って来る落ち葉、拭いても拭いても汚れる廊下・・・それを毎日毎日、何回も同じ作務を続ける。
怒らず、ただ目の前にあることに専念するという修行。
「廊下を拭く、ということだけでなく、自分自身を拭くつもりで」
作務終了後、僧堂前に全員集合し、雑巾を横ふたつに折って足元に置き、指導役の「おっつかれさまでした〜!」の叫び声に続いて「おっつかれさまでした〜!」と大声で言って「解散っ!」「ハイっっ、失礼しますっっ!」も、テレビでやってたのと全くおんなじ(笑)
百間廊下の作務、今回の講習の一番のお土産でした!

後片付けや身支度をして、大広間に集合し、簡単な修了式があった。
花和師の簡単な感話と、一人一人に記念品を手渡してくださる。
「禅の風」の總持寺特集号や、現禅師様による「静寂」の限りなく直筆に近い(笑)コピーの色紙、寺紋入りのサラシなどのお土産を頂き、嬉しかった。
大変なお世話をかけた係の雲水さんたちにも御礼を申し上げてお別れ。
その後1時間ほどの山内観覧も再び楽しませていただく。
案内の雲水さんが変わると、また違うお話も聞けて楽しかった。
たとえば・・・
放光堂のご本尊がなんと阿弥陀様である146.png
香積台入り口の大きな杓文字とすりこぎは、それぞれ「熱いご飯に身を投じるように、人々に尽くす」「身を削って精進する」という意味。
大火災によって能登から鶴見に移転することとなった總持寺の、伽藍の建て方、植物の植え方、延焼を少しでも減らすための百間廊下の意味(一文字廊下ともいう)。
2年目とかになると用事を頼まれて1時間だけとか鶴見の町に出ることもあるけれど、その隙に遊んだりなんてとても無理だし、もしやってもすごい罰を喰らうのでやらない(どんな罰かは教えてもらえませんでした・・)。
上山してすぐ就いた「鐘洒」という山内じゅうの鳴りものを担当する係のとき、立って打つべき鐘を膝立ちの姿勢で打ってしまい、クビになりそうになったという思い出話とか。
今の總持寺では、僧堂での就寝時、布団を三つ折りにして紐で縛りその中に潜って寝るという方法ではなく、普通に持参した布団を単に敷いて寝ている、とか。
そして、同じ年に上山した同安居の仲間たちは18歳、23歳、30歳・・年齢も色々だけれど、修行中一番の楽しみといえば、彼らと一緒に日々修行に励めることだ、と。
何よりもそれが一番楽しいと。

訪ねるたびに思うのです。
御老師さまたちのお話や講義は本当に素晴らしい。
けれど、いつも目の当たりに直接感じるのは、若い雲水さんたちの姿勢と眼差し。
感動、尊敬、自省と自戒、清々しい思い。
ときどきは行って、自分を拭くことを思い出そう。
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# by saskia1217 | 2017-09-07 02:56 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(1)
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えーと・・・
弾いてません(笑)
8年間を過ごしたヴュルツブルクの街について、モーツァルト音楽祭について、楽しくトークさせていただきました。
番組に演奏で出演することはあっても、トークゲストは2度目です。
滑舌とか大丈夫だったかよくわかりませんが(笑)

プログラムは、今年の音楽祭初日にレジデンツ・カイザーザールで行われたフライブルク・バロック・オーケストラのコンサート。
指揮は、私が帰国直前の1年間同僚でもあったヴァイオリンのゴットフリート・フォン・デア・ゴルツ。
当時まだ30代だった彼は、ひょろっと背が高い、鳥の巣みたいなもじゃもじゃヘアスタイルの(笑)フレッシュな音楽家で、いつもヴァイオリンをそれはそれは楽しそうに、まるでダンスするように弾く方でした。
今回久しぶりに(指揮ではありますが)その音楽を聴いて、あの頃の瑞々しさに加え、落ち着きのある音楽作りも感じられてとても楽しみました。

2時間番組とはいえ、限られた時間のなか、ヴュルツブルク愛を語るにはさすがに短かったのですが、街の魅力をお伝えできれば幸いです。
平日の真っ昼間ですが、もしお時間あったら是非お聴き下さいね。

NHK・FM「ベスト・オブ・クラシック」
特集「ヨーロッパ夏の音楽祭2017」第1回 ヴュルツブルク・モーツァルト音楽祭より
フライブルク・バロック・オーケストラ演奏会

ハイドン「交響曲第70番」
モーツァルト「5つのコントルダンス」
歌劇「ポントの王ミトリダーテ」より「愛する人よ、あなたから遠く離れ」
歌劇「羊飼いの王様」より「穏やかな空気と晴れた日々」
モテット「踊れ、喜べ、幸いな魂よ」
交響曲第38番「プラハ」

ソプラノ/クリスティーネ・カルク
指揮/ゴットフリート・フォン・デア・ゴルツ」
フライブルク・バロック・オーケストラ





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# by saskia1217 | 2017-08-01 18:32 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)
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なんだなんだ、どうしたんだ〜今日は!
・・・って、ニヤニヤ、ゲラゲラでした。
私が今まで聴いたエレカシのコンサート52回目にして、涙出るほど笑ったライブは初めてだったな。
この日のコンサートを一言で言えば
「オモシロすぎた」

エレファントカシマシは、今年デビュー30周年を記念して、今まで訪ねたことのないいくつかの県を含め日本全国47都道府県をくまなく回る全国ツァーを展開中。
3月大阪城と4月北区王子を出発し、12月富山まで、フェスで忙しい8月以外ずっとどこかを訪ねている・・・
途中で一回東京に帰って来たのが、先日日曜の八王子公演。

なつかしいオリンパスホール、ここは6年前の6月に杮落しのひとつとしてエレカシの「悪魔のささやき」ツァーが行われたところ。
あれは素晴らしいアルバムだったんだけど、あの頃はもう行けるだけのコンサートにあちこち行きまくっていて関東圏で6公演まわったなあ。
震災直後の水戸や、聴衆のステージ乱入の千葉など、印象的なこともたくさんあったけど、八王子はとにかくホールがオペラハウスみたいなつくりのクラシック向きの音響を持つ素敵なハコで、宮本さんはその響きに非常に満足して「やっぱりホール公演もいいなあ、しかもこういう響きのところは気持ちよくていいですねえ」って感動されてたこと、そしてなんと「東京の空」をやってくれたことが強烈に印象に残っている。

あれから時が経って、宮本さんも、エレカシも、たくさんのお客さんたちも、そして私もいろんなことがあった。
なににせよ、エレカシがまだこうやって皆の前で演奏してくれていることが、ただただ有り難く、嬉しく、そんなことを噛み締めながら席についた。

「歴史、という曲です、聴いて下さい」
と、冒頭から演奏前に曲目アナウンス。
最初のうちは「声ちょっぴり疲れてる?」と、ファルセットの多さに感じなくもなかったけど、いやー前夜山梨でフルで歌ったヒトとは思えない元気さ。51歳の底力。
最初、声疲れてる?・・から大復活することが多い宮本さんだが、ごく稀にホントに疲れてることもあって(人間だもの)今日はどっちだー?と思ってたら、この日はメキメキ声にツヤが出て来て聞き応えがあったなあ。

あと、全ての曲が、ぜんぶが、とにかくテンポ遅め。
かなり遅め。
丁寧、なんだけど、それだけじゃなくてとにかく「遅い」。
「笑顔の未来へ」や「ハロー人生」、あの「ガストロンジャー」さえも。
だから「RAINBOW」なんて早口がはじめて全て聴き取れた、みたいな感じ。
しかも、遅いことで重くなることなく、地を踏みしめてるような安定感と、意志の強さとなってズッシリ届いてきたのが素晴らしかった。
落ち着き?
そうだなあ・・・「しみじみ」かな。
丁寧に、そして浪々と歌い上げることで、宮本さん、まるでオペラ歌手みたいだった(笑)。
噛み締めながら、だいじにだいじに演奏しているような。
4人にとって、あたかもすべての音、すべての言葉が、落したら壊れてしまうような大切な宝もの、のような。

そう、そしてMC。
全国ツァーで、本当に初めてエレカシを聴くお客さんも多いだろうし、全員が全ての曲を知ってるわけじゃないし。
「歴史」で始まって、バンドの「歴史」をひとつひとつ説明しながら、辿りながら、その曲の出来た背景や当時のエピソードなどをCD解説のように話してくれる宮本さん。
なんか・・・学校の先生みたいに親切(笑)。

ゆっくりだから曲数少なくなるかな、と思ったけど、アンコール含めて28曲。
ちょうどいいよ、いつもこのくらいでいいよ(笑)。
35曲とか普通にやってたけど。
もちろんそれは嬉しいけど。

特にココロに残った曲。
「翳りゆく部屋」
宮本さんのこの曲への思い入れと、ユーミンへの尊敬を今一度トークできく。
日本の歌の良さ。当時の歌の良さ。
「女性目線の歌ではあるけれど、男性にも通ずるもの、感じ入るものがある」
何度も何度も聴いていた曲だけど、この日は本当に・・・ズッシリ胸にくるものがあった。

「やさしさ」
圧巻・・・・いつも圧巻なんだけど、この日はいつも感じなかった何かがこもってた気がしちゃってね。
温もり?みたいな。
(いや〜、ひと頃のエレカシの空気からはとても背中がカユくなるような例え言葉だけど)
「エレファントカシマシ唯一のバラード」と、ヤマハのポプコンでやった話をしてくれたのだが。
もともとスローテンポのこの曲、いつもよりもっともっと遅くて。
これを作った17〜8歳の時と、今歌うのと、変わらない部分と違った部分とあるんだろうなあ。

「風と共に」
現在NHK「みんなのうた」で7月の歌として流れてる新曲。
放送中のは番組の尺の関係で短縮バージョンなのだが、この日は初めてフルで聴けた。
なので、歌詞の流れがちゃんとストーリーになっていて、心から味わえた。
10歳の時の「はじめての僕デス」の話を自ら嬉しそうに話し(以前はこの話題出されるたびに渋い顔してらしたのに・・・笑)、歌おうとギターでコードを探るも到達できず「弾けないなあ」と、結局歌わず。
歌わないんかいっ!(笑)
テレビ音源で聞き慣れてたせいか、レベルが大きすぎて度肝ぬきました。歌もだけど、バンドの音がものすごく大きくて。冒頭アコギと歌だけから、途中でバンドが入って来るところが急にね。
でも、ダイナミックスのせいだけじゃなくて、まるで違う曲のよう。
容量が大きく、ひろく、高く、遠くへ。
いい曲だなあ、って素直に思えた。
まっすぐな曲。
ほんとに宮本さんらしい。
今このときの宮本さんの素。

「奴隷天国」
ゆっくりだったのよ、これも(笑)
だから凄みが増してた。
おんなじように「ガスト」もセリフもぜんぶ聞こえてきて、だから○○首相のこととか、××議員のこととか、いろんなもんがフラッシュバックしたぜ。

あと、月並みだけど、ラスト近くの盛り上がりセット。
「コールアンドレスポンス」
いや〜、ほんと最高。
「生命賛歌」
完全なるコンテンポラリーダンス!
宮本さんは歌いながらよくオモシロイ動きをするけど、この日のこれはもう全曲通してちゃんとした「フリ」がついてて・・おお、コンテンポラリーじゃないか!って。
しかしいつも思うんだが、あり得ないヘンな体勢でも歌ってる声がぶれないのは、オペラ歌手と一緒で発声がちゃんとしてるからなんだよなあ〜、なんて妙に感心。
いやほんと、近藤良平さんに見せたかったよ!


ラスト「ファイティングマン」
もーこれは言うことナシ!
やっぱりこれやらないとね、終わらないね。

そしてアンコール「so many people」
なんでしょ、このあたりのラインナップ。
もうハネハネですよ。
朝から5時間法事だったにもかかわらず、スニーカー履いていって良かった(笑)
何度も書いて来たけど、この曲の涙腺ポイントが私にはあるのだ。
「高速道路朝日をあびてダイナミックな町は」
「ボクらの愛は一瞬に全てがあって」
「あらゆるこの世の悲しみをあなたと乗りこえよう」
もう、これだけでやっていける気がするのだ。

前半はメロウな感じ、後半はシャウト、だったのか?
衣装も前半はスーツにネクタイ、シャツインでジャケット脱ぐと新入社員みたいな「やさしさ」。
後半はいつもの黒シャツで全身黒で暴れまくり。

以前は「第1部ラスト」の定番だった「俺たちの明日」はこの日はわりと早い頃に歌われ、2部ラストとして歌われた「夢を追う旅人」があたかも「俺たちの明日」に世代交替したような、そんな力強い応援歌に成長していたように感じたり。

それから。
「笑顔の未来へ」の2番冒頭で、キーボードの村山さんが、蔦谷さんのアレンジで弾いててハッとした。
この曲のオリジナルのアレンジは蔦谷さん、しかもエレカシが蔦谷さんと組んではじめての曲だったわけで、村山さんが弾くようになった最近はこのアレンジは聴いてなかった気がしていたので、アレ?って。
バンドの歴史を語るコンサートで、もしかして村山さんは何か思いがあってそうされたのかな、なんて思ったり。

そう、特に「オモシロ」かったことをいくつか。

その1・・・お懐かしい佐久間正英さんや、かつての所属レコード会社社長さんとか、桜ソング発注してきた若いPさんとか、色々なお知り合いの「モノマネ」
やっちゃってから「モノマネじゃあないんですが」と自己フォロー(笑)

その2・・・ご当地ネタの数々「はちおうじはちおうじはちおうじはちおうじはちおうじ・・・」って20回くらい叫んだのはどの曲だったっけね(笑)
この日いっっっちばん笑ったのは、いつも地方なんかで聴かせてくれる「即興ご当地ソング」
うろ覚えなのだが
♪八王子にはむかし来たことがあって〜
それは八王子城址を見に来たんだけど〜
(みんな知ってる?すごくいいところなんだぜ)
その橋の下からなんかスゴイ音がして〜
クマかと思った、クマかと思った
ビックリした〜
けどいくらなんでもここは東京〜
クマなんているはずもない〜♪
・・・お腹よじれました、涙出ました

ほかにも
「白鳥玲子でございます」とか
「戦う男」の♪涙を拭うな♪は「巨人の星」の♪血の汗流せ、涙を拭くな♪から来ているとか
(ゆ〜けゆ〜け飛雄馬〜、ど〜んと〜ゆ〜け〜!と1番全部歌い上げてから「ほら『ドーン』も出て来るしさ』と)
「タイアップの『アップ』って・・・なんなんですかね」とか
「商標、ってのがありましてね・・ハナウタ、鼻歌、花歌・・・オモシロイですね」とか
たいやき君とかポンキッキとか、山口さんちのツトム君とか
笑うポイントは山ほどありましたな
落語会みたいだった

捌ける時の例の「ストーンズ挨拶」も定番になってきたが、この日は中央で両側(石くんとトミ)に肩組んでた宮本さんが、二人に支えられてブランコみたいに、ふわ〜〜〜って、ふわ〜〜って(笑)足挙げてらしたのが、微笑ましくて笑いました。
まったく下校途中の小学生かっ!

例によって「オレは桜が好きじゃなくて・・」と桜ソングの誕生プロセスを話してくれたのだが、「だれかオレにクリスマスソングを発注してくれないかな」とは恐れ入りました(笑)!
聴きたいです。
な〜んかしっとりしたのが出来そう。
それか、寒々したのも聴きたい。
個人的にはクリスマスよりも「花祭ソング」はどうかなあ、なんて。
「しゃかしゃかしゃかしゃかしゃか〜〜〜〜!!」みたいなシャウトでさ。
でももうここまで来たら、宮本さんに作れない曲はなくなったんだ、と思って、なんだかじ〜んと。

もうひとつの印象。
今回は2階席前方から観ていたせいで、ステージ全体が見渡せたのだけど、1曲終わって最後の音(声)が最後の最後まで残って、ん〜〜〜、って宮本さんが終わるタイミングを決める・・・その瞬間に、音出してる他のメンバーはもちろん、上下に陣取るスタッフさんたちも全く同じタイミングで一斉に動き出す、その息が素晴らしくて、見事で、ホレボレしました。
みんなが宮本さんの一呼吸、空間に集中している。
その得難いチームワーク、一体感。

つまりはまあ、笑ったり泣いたり、超絶しあわせになって、ココロも満たされて会場を後にしたわけです。
出たら頭上に満月。
みんながパシャパシャと。
エレカシと満月、皆の思うところは同じ。

そして翌日、いつもの参禅会へ行ったのだが、
坐禅中、頭のなかに「風と共に」のサビがエンドレスで出て来て困って
あまりに抜けないので、とうとう警策を授けていただいた(笑)。
ま、ある意味、ご本尊の降臨・・・ということで(苦笑)
私にとっては、ほんと、仰ぎ見る方だから。
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# by saskia1217 | 2017-07-12 22:03 | エレファントカシマシ | Comments(2)

あの人の字

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「あの人、こんな字!〜歴史上の人物たち・日本篇〜」
マゴマゴしてるとまた会期逃しちゃうので(笑)開幕早々観てきた。

書道博物館久しぶり!
いつ来てもシーンと貸切状態、またはひっそりじっくりゆっくり観る人がポツリポツリ…なのがこの博物館の素敵なところ、大好きな場所💕
(ま、最初に知ったのはエレカシ宮本さんのラジオでのトーク「なんかねー中国のよくわかんないすごい硯とかいっぱいあるんですよー」だったわけだが😅)
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お目当ては空海、逸勢、嵯峨天皇のお三方、あと大好きな東風…だったのだけど
意外なものに出会えたり惹かれたり。

最近知った江戸時代の僧・慈雲の作品をはからずもみつけて、その「カッスカス」の掠れ具合に自然体を感じたり(「動揺揚古路(日常生活に真実を発見する)」はその柔軟で大らかな教えを彷彿とさせる)
藁の茎を束ねた「みご筆」というものを愛用していたそうで、そうか、昔から筆って毛ばかりじゃなかったのね😉

「貸してある鷹を返してくれ」という用件のみ簡潔な書きっぷりが気短かさも感じさせる信長、対照的に、墨が少なくなってもバサバサせず落ち着いた品の良さで字をまとめる伊達政宗…
主君浅野内匠頭が松の廊下で吉良上野介を切りつけた事件を、大石内蔵助宛てに緊急に文に認めた赤穂藩士の書は、美しい書体ながら段々と行間が乱れてくるのに鬼気迫るものがある。

すっっっごく僭越ながら私の字にちょっと似てる!…というか傾向がね、理想のような?とびっくりした細井広沢(こうたく)の書。

あたたかい句とともにやさしい絵もかかれ、署名の横に小さく「画も」と書き添えられたのが可愛い小林一茶の作品。

小野道風の「秋萩帖」はウットリ何度も観に戻る。
ほんと、やっぱり大好きだぁ😍
いつまででも見ていられる…

空海さんのは、あの益田池完成の際の碑銘の模本の法帖。あのフシギな書体。見れば見るほどオモシロイ。
ほかに伝とされる「隅寺心経」は緻密でかっちりと揃った文字が少し意外。
その空海さんの流れをくむ大師流を学んだ真言僧・松花堂昭乗の書は良かったなぁ。

でも今日一番感銘を受けたのは、最澄さんの「空海請来目録」
空海が唐から持ち帰った品の目録で、オリジナルは東寺にある。
スッキリと端正で緻密で、連綿ないのに流れていて動いていて。
ただの品物の羅列のはずなのに、何かを訴える書状のような血の通った叙情さえも感じる。
なんだろう、空海への眼差しだろうか。
細かくみていると、恵果や空海の名も目に入る。「海」の字のサンズイが「水」の形で「毎」の下に書かれていたのがおもしろかった。

石碑や刻石、墓誌や仏像、また青銅器や甲骨文、硯などがある本館の常設展は今まで何度か観てきて同じ展示なのだけど、仏像や鰐口、磬、香炉、瓦経などは今みると一段と面白く興味深く楽しめた。
仏像のところに貼ってある「触っても御利益はありません」「触らないの、観るの!」て注意書きがいつも笑っちゃう。
つい撫でちゃうんだね、人間(笑)
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しかし。
昔の人はほんとみんな素晴らしい字を書かれるのだなぁ。
お坊さん、文人はじめ、総理大臣、政治家も!
突然訪ねた相手が留守で、後日「お目にかかれず残念、奥様にお会いし用件言付けました…云々」などというちょっとした日常の計らいや、正岡子規が大親友中村不折の結婚の際に「すこしばかりかつおぶしを」と贈った添え状…
今ならまず手紙は書かないであろうシーン、会いたい時にすぐ会えなかったり、用事が伝わらなかったり、すこしばかりタイムラグのある時間の流れ方を思うとき、時間がかかっている間に自分の気持ちが整ったり、相手のことをおもったりできたんじゃないかなー
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なーんて思ったりして、ゆーっくり帰路についたら、なんと早速電車が事故で運転中止。
にやにやしながら、歩いたり別の線に乗ったり…結果、根岸薬師寺の名残にぶち当たったり、思いがけないランチにありついたり、朝顔市に行き当たったり。
日々冒険、すべてはお引き合わせ、ご縁だね。
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# by saskia1217 | 2017-07-04 19:44 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

さくひんてん

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石とか枝とか〇〇とか××とか…
何で書いたの〜?
って会話で埋まる神楽坂パレアナ

何で書いても
いつ見ても
どこで見ても
誰が見ても…
どんな気持ちで観ても
有吾さん

わたしはスプーンで書きました
ひさしぶりの神楽坂
いろんな想い
やっぱりうれしくてなつかしい
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# by saskia1217 | 2017-06-28 19:34 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

今日もまた日が昇る・・出かけてゆこう!


by saskia1217