<   2014年 09月 ( 10 )   > この月の画像一覧

意志

意志が弱い。

ヨガやろう、今日こそちゃんとやろう、と思う。
意志の弱い者が宅練をすると、気が散りまくっていろんな誘惑に負ける。
途中で・・・床に落ちてるゴミが気になって拾っちゃう、物音が気になっちゃう、あ〜メールが来たよ、あっ今日ベランダの花に水やってなかった・・
ヨガやる根本から間違ってる・・・

いいこと思いついた。
今の季節にはピッタリ。
ちょっと寒い恰好で練習始めるといいや。
タンクトップキャミソールに短パン。
止まると寒いもん。
あったかくなるためには、ちゃあんと休みなく続ける。
ヤッター!!

夜ベッドに入ってからスマホを見ちゃってついつい夜更かししちゃう人が、早く寝られる方法。
寝る仕度をしたら、スマホの目覚ましをかけたら、両手にたっっっっぷりハンドクリームを塗る。
はー、これじゃもう触れないぞぉ!
もう寝るしかないのだ。
ヤッター!!

昔はもっと自分を律して生きてた気がする。
ここ数年、流されるのが得意になってきたなあ。
いいのかなあ、わるいのかなあ。
いいと思ったから直さないのかなあ。

流れるときは流れていいけど、流れっぱなしはダメだぞ、やっぱり。
気持ちよく流れているように見える人を、よーく見てみるとわかる。
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by saskia1217 | 2014-09-27 21:38 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

晴れ男

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昨日のじっとりした雨が嘘のように、「THE 秋」としか言い様のない、見事に晴れ渡った今日。
驚異の晴れ男、安田有吾さんの作品展を観てきた。
今日が初日。
平日昼間なのに、お客さんが途切れることなく訪ねてきていた。

いつもワークショップで、いろ〜んな字をいろ〜んな方法で書いて、いろいろアドヴァイスをいただいているのだけど、実際自分でやってみてきていると(なーんて言えるほど書いてないケド)、他人の作品を見る時に書いてる方の気持ちにちょっぴりなっちゃったりする。

1枚の紙にたくさん字を書くってことは、書き始めたらもう、予定する最後の字まで全てを思った通りに完璧に書かなきゃいけない。あ、たとえ一文字だけであっても、ね。
当たり前なんだけど、この覚悟と集中力がね・・。
一瞬でも「あ!」って思ったらもう終わりだからな。
高級な紙だったり、もういい加減完成させなきゃ、みたいな時、結講辛いだろうなあと思う。
チケット代を渡す封筒に宛名と金額を書くだけで(最近ちょっとそーゆーの、筆で書くようにしてる)、封筒15枚くらい使っちゃってるもの、ワタシ。
演奏だってまったく同じ構えで弾き始めるんだけど、たとえ事故が起こっても、音は残らないからね。
事故、起こらないに越したことはないんだけど、まあ、終わりよければ全て良し、だから。

・・・ってな感じのド素人な感想をあらためて抱きながら、今日は作品を見てました。
内容はネタバレするから書かないけど。
以前書かれて見慣れていたハガキや作品やWSでの字と、最近書かれたものは同じ字なのにやっぱり違ってたり。
WSで「実験」してたことが「ほー!」みたいになってたり(笑)。
比較的「書きたてホヤホヤ」なものがあったり。
「なんて読むんだ?」ってのがあったり。
「どうやって書いたんだ?」ってのがあったり。
ドーーーーン!てのがあったり。

とある作品で、すごい快感があって、なんでだろーと思って見ていて発見!
そっか〜、横棒だ!
見事な横棒たち。
角度が!
すごい、これかぁ、これなのかぁー。

あ、縦棒もハネもハライも素敵だったけど。
一緒にいったお友達が「ハネが好きー」と言ってました。

いつも早稲田鶴巻町で珈琲を売っているhazeさんの、美味しい珈琲もいただけたのも、嬉しい目的のひとつ。
昨夜殆ど寝てなかったのと、今日は朝からチェンバロ協会運営委員会で3時間みっちり頭を使ったあとの、りゅうほうのチャーハンのあとの(笑)、すっごい疲労感と睡魔だったけど。
書もさることながら、珈琲の香りと、三々五々とやってくるお客さんを含めた、そこにいる人たちのちょーどいい空気に、すっかり気持ちよく呑み込まれちゃった。

記念に書楽家Tシャツを一枚買って帰りました。
これ着て書いたら、少しは上手くなるかなあ。
うん…
なれそうな気がしてきた!
あはは。
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by saskia1217 | 2014-09-27 00:32 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

ストイック

コンドルズの鎌倉道彦さん、古賀剛さんのソロのジョイントを観に、あうるすぽっとへ。
いつもコンドルズ作品で群舞、コントのシーンでたくさんダンスを拝見してるお二人だけど、その中でチラッとソロらしきものがあっても、それはほんとに一瞬なので、こういうステージは初めて。

一人で踊る、って、一人のダンサーを観るって、やっぱり面白い。
安易に「ダンスもその人の性格とか個性とか、出るよねー」なんてそんな一言じゃあ言いきれるもんじゃあないが、今日のは自ずから二人を観ることでどうしても比較、じゃないけど二人それぞれのものってあるんだなあと実感。
でも。
「鎌倉さんのは静、古賀さんのは動」なんてことじゃないよ、そんなの全然違うよ。
そんなわけないし、実際そうじゃあなかった。

鎌倉さんは特技である中国武術(・・・っぽい?私にはよくわからないけど)の動きから始まった、いくつかのパートに分かれた構成。静、動の交替のなかに、それでも他のダンサーさんのソロで観るのとは全く違う流れの作り方があって。
静なんだけど、そしてゆっくりな動きの時に、観る人の緊張を凍らせるような痛みを伴う「ピシッと感」じゃないまとめ方、みたいなのがあるんだよね。そういう意味の「キメ」はしないというか。そこが「意外と」鎌倉さんらしくない、ところかな〜なんて。
息を詰まらせる方向じゃなく、息はずっと流れている中で。
ステージでの着替えは、いつかの賢太郎さんソロを思い起こさせたりして。
照明も音も美しくてとても効果的だったのだけれど、鎌倉さんのソロ、ときいてつい思い描くような、音や光に埋もれない場での、小道具も衣装もないようなまっしろななかで、身体1つで踊るような、そんなシーンも観たかった気もした。

古賀さんは5人のサポートダンサーを使った「ソロ」。
こちらも音や光、衣装、色々なものが盛り込まれている。ダンス、コントシーンのようなセリフ、歌・・・エンタテインメント全開でお客さんも爆笑しっぱなし。
かっこいいダンスとかっこいい音楽。
いつのまにかシリアスなシーンに移行していて、赤い光を使った、フランクの循環主題やブルックナーの交響曲のテーマみたいな、執拗の極致を描く。
その「何かを振り払う」ようなシーンがとても印象的だった。
古賀さんのストイックの有様が表に出て来たような。
そしてダイナミックレンジが広い。
「やり切ること」の大切さ、素晴らしさをまたあらためて感じさせてもらったなー。
鎌倉さんの「やり切る」と、全然違うのが面白かった。

ストイックって、ゼッタイ必要だ。
それが内に向かうか、外に向かうかでこんなに違う、って、ほんと舞台と舞台人て興味深い。
今日もまた、素敵な照明、音響、スタッフさん、そしてもちろん素敵なダンサーさんたちに感謝。

※追記(2014.9.23)
ぼんやり、つらつらと反芻しながら、今さら思ったのだけど。
鎌倉さんの作品が「ヴェニスの商人」をモチーフにしていたのだとしたら、古賀さんのは・・・
「ハムレット」か?
いや、なんか「リア王」な気がする・・・
たぶん間違っても「ロミオとジュリエット」では無い、とは思う(笑)。
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by saskia1217 | 2014-09-21 02:54 | コンドルズ | Comments(0)

The Roots

晴れた秋の日、「365日のシンプルライフ」という話題の映画を観にいった。
フィンランドの映画。
渋谷ユーロスペース。
朝10時から映画みるなんて、ね(笑)。
住まいにあるものを全て一度倉庫に預け、本当に必要だと思うものを1日1つずつ取りにいって過ごす、というもの。
一応ドキュメンタリー風なんだけど、後半意外と事件が起こったりストーリー性があった。
途中までは「最初の数日間が一番面白い(興味深い)から、そのあたりをもっと時間かけて撮ればよかったのに」と思っていたけど、観ていくうちに後半が盛りだくさんになっていた理由がわかった気がした。
「モノ」について描いていたけど、結局のところは人間と人間の関係を語っている。
家族、友人、パートナー、そして自分自身。
「みると断捨離をしたくなる映画」という触れ込みだったけど、普段から比較的モノを処分するのが好きな私は帰宅後特に何を捨てることもなかった(笑)。
諦めは悪いクセに、要らないと決まったモノは未練なく捨てる性分(^^;;

見ながらいろいろ思い出していた。
留学生活というのは「いずれ帰国する」という前提なので「なるべくモノを増やさない」というチカラがはたらき、大抵のものは買わずに済ませるようになる。食器も衣類も家具も最低限。借りられるもの、貰えるものは、趣味がどうのと言ってる場合じゃないからありがたくそのまま使う。身軽だったな。
それが「暮らす」と決まったそばから気が弛んで、モノはみるみる増えていく。インテリアだのファッションだのが気になってくる。
でもね、本当に「必要なもの」だけで生活したい、と今でも思っている。
だいじなことは「我慢する」ことじゃなく「自分には何が必要か」ってこと。「心の平安、喜びのために必要なもの」も含めてね。
この映画では「日常生活に必要なものはせいぜい100、それ以上は『生活を楽しむためのもの』」といってた。それも「必需品」なんだよね。

映画を観終わっても、まだお昼ごはんには早い。すごい、なんて時間がたくさんあるんだ(笑)。
お友達と一緒に秋空の下、あてもなくブラブラ。
渋谷のユーロスペースは、もう神泉に近い。松濤のあたり、奥へ入ればお屋敷だが、通り沿いは新しいマンションや可愛いブティック、カフェ、アパレルメーカーなどが並ぶ。
不思議っぽいもじゃハウスも!ライブハウス?
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「神泉!」ときいて、(もう何年も前だが)新しくなった駅を観にいきたくなった。
高校が駒場東大前だったから、学校帰りによく神泉で降り、道玄坂をだらだら下りながら楽器店や名曲喫茶に寄って渋谷から帰るのが定番だったんだ。(遊ぶといっても、カラオケとかゲーセンとかは行かなかったなあ、不思議と)
その頃の神泉駅はまだ、トンネル内にコンクリート剥き出し、その壁を地下水がつたっている、暗くてジメジメしてアブナイ感じの駅だった。ホームが短かったから電車の半分はドアが開かなかった。おまけに駅の周りはラブホとかラブホとかラブホばっかりで、学校の先生からは「あんまりあの駅で降りるな」と言われていた気がする。
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それが。
な、なんだ、この小綺麗で健康的な明るい駅は!
しかも近くにはお花屋さん、ラーメン屋さん、イタリアンにフレンチ、コンビニ、スーパー、カフェ・・・いい商店街じゃあないか。
駅前の狭い階段をのぼった裏路地あたりは、小さなスナックや呑み屋など、昔の空気を持つものもあったけど。
ノスタルジーというより「これだけ時がたてば、変わるよなあ」というため息。
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もうごちゃごちゃの渋谷に戻るのは嫌だったので、そのまま西に歩き続ける。三味線やさん、魚屋さん、氷屋さん、自家焙煎の珈琲豆やさん・・・いちいち気になって立ち止まっちゃう。
しかし、さすがに坂が多い。だから不思議な階段も多い。階段だいすき!
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大通りに出たらそこは大きな坂。
松見坂。
信号を渡った先には「このあたりには大きな松があって、登ると遠くまで見渡せた」という説明板が。物取りはそれで獲物をさだめ、犯行に及んでいたらしい。坂の名前の由来は他にも「もともとここに松見地蔵という地蔵があったから」とも書いてあった。
少し歩くと何やら祠のようなものを発見!
はたしてそれがその「松見坂地蔵」だった。
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お水もお花も新しいものと取り替えられたばかり。綺麗にお掃除されていて清々しい。手書きの案内板のとおり、付近の方達に支えられて守られていることを感じる。
「護ってござる」って、平成に書かれたのに、なんかいいな(笑)。

自主映画のロケで使えそうな風景・・・
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さらに歩いていくと「駒場高校」と書かれた大きな体育館が見えてきた。
お、それならそのすぐお隣は私の母校。今年の3月で閉校になったけど、まだ校舎は残ってるはず。
3年間毎朝通っていた、駒場東大前駅から学校へといく道。上履きのまま買い食いしにきたよろずやさんや、生徒たちと仲良しでいつも文化祭を見に来てくれた、優しいお兄さんみたいなご兄弟がやってたうどん屋さんはもう無かったけど。
下校途中、友達とのおしゃべりに夢中になって前を見ずに歩き、電柱に頭ぶつけてお岩さんみたいにたんこぶ作った歩道は、綺麗な平面に整備されてた(笑)。
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懐かしい校門。
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本当にだいすきだった高校。だから3年間皆勤だった。楽しすぎて卒業したくなかった。
この手前の一角が先生方の駐車スペースで、大雪降った日におっきな雪だるま作って先生の車の屋根に乗っけて怒られたな〜、とか思い出してた。
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学校名が書かれたプレートは当然のことながらもう剥がされてた。ちょびっと寂しいね。
覚えてる、緑の地に金色の文字で校名が書かれていたんだ。合格発表の時にここで写真を撮った。
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学校の隣りは当時からずっと第三機動隊。「三機」と呼ばれてた、その厳つい人たちを、授業中の教室の窓からひょいと見ることが出来たな。訓練の声とかよく聞えてきてた。文化祭にも来てくれたり、「お隣りさん」として卒業アルバムにコメントをいただいたりした。「窓から見える(美術科が作った)石膏像など、感心して眺めていたものです」なんて書いてくれて。
当時はコンクリートのたしか4階建てくらいの殺風景な建物だったが、今ではちょっとファッショナブルな美しい建物になってた。
文化祭といえば、いつもいっぱい遊びに来てくれたのが、周辺の男子校の生徒たち(笑)。周りには筑波大駒場、駒場東邦、東京工業と男子校が3つもあって、文化祭は制服姿の男子で大盛況だったな(爆)。そういやみんなキャーキャー言ってたっけ・・・(他人事!)

歳をとると思い出話が長くなっていけない(苦笑)。
坂を下って東邦医大病院の前を通り、池尻大橋に出る。
坂の途中には「昔、将軍のお狩り場だった」という散歩道プレートが。高校時代、先生方にさんざん「このあたりは鷹狩りで有名だった、だから『鷹番』という地名がある」と聞かされていた。

頭上に高速道路がある場所がどうも苦手だ。
が、このあたりも当時の殺風景さが消えて、オシャレなお店が並んでいる。
美味しそうな中華屋さんで「レバニラ炒め定食」。美味しかった。ジャズの流れる中華屋さん。ボリュームが多いせいか男性客が多い。
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美味しい腹ごしらえを済ませて、歩き出すと、バスの中から時々見えて「いつか行ってみたい」と思っていた神社にさしかかる。
上目黒氷川神社。
通りから大きな鳥居をくぐり急な階段を昇ってお社へ。このあたりの段差は本当にすごい。これは赤羽の八幡様くらいの傾斜。
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昇り切ると落ち着いたお社が。
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立派なお稲荷さんや、富士浅間神社、富士塚なども。
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境内には稲。神事に使うのかな。稲の鉢にはホテイアオイが茂り、金魚がいっぱい泳いでた。
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おみくじ大吉。なんと連れのお友達とおんなじ番号!奇跡的!
最近の神社では、お守りの種類もかなり増やしているようだけど、このデザインはなんか謂れがあるの?
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ゆっくりお参りしてから下る。
そうそう、大橋のジャンクション、も有名だったっけ?
ぐるぐるカタツムリ。
天空公園があるそうな。
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そのまま246をひたすら歩き、渋谷に戻ってきた。
渋谷はやっぱりゴタゴタと賑わっていた。
お茶しようということになったが、いい感じの喫茶店になかなかめぐり逢わず渋谷に着いてしまったので「もうせっかくだったらこの上なくベタなことをしよう」というお友達に賛成して、なんと「あのTSUTAYA」のビルの「あのスタバ」に入ってみよう、ということに。
どうせ混んでて入れないだろうと思ったら、席があったので、「あの窓辺」の席に。
そしていつもだったら考えられない「あのフラペチーノ」なんかを勢いで頼んでしまう(笑)。
甘い、甘いのだ、そうだこれ、甘かったんだ!!(苦笑)

なんと、ここのスタバの飲み物には「ショートサイズ」が無い。
スクランブル交差点という一等地の「場所代」なのか、はたまた外国人が多いからなのか?
お客さんの多くが外国からの観光客らしき人たちで、隣りにいたオランダ(あるいはベルギー)からのご夫婦はしきりと交差点に向かってカメラを向け「信じられない、このたくさんの人!あら〜、交差点で撮影しているカメラマンがいるわ!」と興奮していた。
そうだよなあ、普段なのに祭りみたいな人出だもん。

フィンランドの堅実で暖かい映画から、渋谷の歴史とワタシの歴史を経て、グローバルな渋谷の交差点で終わった一日。
あ、そうそう、その後、「モノを処分したくなる映画」を観たにもかかわらず、新しい靴を2足も買って帰りましたとさ。
早起きは三文の徳。

あ、そうそう。
でもって、古い靴を3足、バッサリ処分。
なーんだ、結局捨てたわけね(笑)。
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by saskia1217 | 2014-09-20 03:23 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(2)

さぁ、もういちど

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ただいまー、よっこいしょ。
背中から降ろして、と。
えーと。
どこに置こうか。

あはは。
ケースから出して手に持ったらもう、延々弾いちゃうよ。
って、ほとんど弾けないけど(笑)。
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久々のおさらい。
「孤独な旅人」「四月の風」まだ弾けるかなぁ。

嬉しいなぁ。
以前手元にあった借りもののギターを返してしまった後、やっぱり買いたいと思い続けて半年。
ひょんなことから譲ってくださるという方が。
ありがたや。
黒いギターが、黒いのが、ほしかったんだ*\(^o^)/*

いろんなことが目の前に転がってくる。
とりあえず会いにいってみたら、離れられなくなっちゃったり。
いいんだ。
流れにまかせてればたぶん、いいんだよ。
貴方も私も、風まかせ。
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by saskia1217 | 2014-09-15 23:09 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

人生は流れ星のように〜エレカシ2014コンサートツァー・Zepp Diver City 第2日目〜

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「ドビッシャー男」はぶっ飛んでる曲である。
「ドビッシャー」は何ら意味はないが、浮かんできた言葉だと、以前宮本さんは言っていたっけ。
ドビュッシー、じゃないの、ドビッシャー(笑)。
でもまさに「ドビッシャ〜〜〜〜!!」って感じの、詞と曲なんだよね。

そんな「つっぱしる」モードでのっけから飛ばしていたエレカシ東京公演2日目。
休日のソールドアウト、お客さんのヤル気もハンパない。
入場のときに外に全員整列して番号順に呼ばれるのだけど、清々しい晴天の中、2500人近くの人で埋め尽くされた中からまず「Aの1番の方〜!!」と声がかかるのだが、いそいそと出て来たご当人に他のお客さんから自然と拍手が(笑)。超羨望の眼差しを一身に浴びながらの嬉し恥ずかしの入場風景。2番の人も拍手されてました。なんだろ、あのほのぼの感は。
ステージに乗る側も、初日に比べてずっとリラックスしてたみたい。1日目オープニングの、あのなんともいえない緊張感、お客さんとの間にあるちょっとした探り合いみたいなのが全く無く、お互いいきなり相手の懐に飛び込んだような。

メンバー登場時の、おもに前列あたりの女子から絶え間なくあがる黄色い声に、思わずこっちが動揺(笑)。
それを受けてかどうなのかわからないが(^^)、2曲目「この世は最高」の前フリに
「めんどくせーなー、じゃあ、おまえのためだけに歌ってやるよ!」
と宮本さん。
おーおー、こんなセリフ、いつから吐くように(言えるように?)なったのでしょうか?!
トーク用セリフだとしてもビックリだよ(笑)。

ちょっと声疲れてるのかな〜と思ったりした瞬間もあったけど、こなれてて自由な感じがお客さんをどんどん楽に盛り上げていって。
前日に増して野太い男子のかけ声がたくさん上がって、あれ、なんだか嬉しいんだよね。
この日は途中、「笑顔の未来」と「あなたへ」の間で急に「すいません、着替えていいですか?」と、あまりの汗だくに宮本さんだけが中座する場面も。(びしょびしょスケスケになるのが恥ずかしいそうで)
その1〜2分の間、ステージに残ったメンバーたちは控えめに思い思いに音出しをしたり、ローディーさんたちがいろいろ整えたりしていて、その空白を埋めるようにお客さんからメンバーへの呼びかけがいっぱい起こったのだけど、その勢いがひとしきり収まったあたりで・・・
「せいちゃ〜〜ん」「いしくぅ〜〜ん」「トミ〜〜〜ッ!!」・・・・「たんげさ〜ん!」
そして会場からあたたかな笑い声。
丹下さんとはいつも宮本さんに付いているローディーさん。皆に親しまれるローディーさんてのもスゴイよね。ちなみにこの日も、「珍奇男」の見事なギターチェンジや、宮本さんがドラムやベースの背後にむちゃくちゃ入り込んで歌ったときのコードさばき、など、いつものあの「いい仕事」の健在を目撃。

アンコールも入れて、前日と6曲もチェンジした「あ〜、これもこれも歌いたかったんだよ〜」という声がきこえてきそうなセットリスト。
「ゴッドファーザー」も3年ぶりくらいに聴いたな、生は。
最近とっても聴きたかった大好き曲「我が祈り」も秀逸。迫力満点。続いての「旅」も。この2曲が入ってる『悪魔のささやき』は好きなアルバム3本の指に間違いなく入る。

お客全員手のひらキラキラの「星の砂」が終わり、アコギ弾き語り態勢に入った宮本さんは、座るなりフワッと♪俺の部屋へ来るなら地下鉄のホームを出て、目印はあのレストラン/コンビニ24時間下にある、古いアパートの5階さ〜♪と、「部屋」の冒頭からワンフレーズ歌い切る・・・
・・・からの「ジャーン、ジャンジャジャン!・・せけんの〜みなさま、わたしはばかでしょう〜か〜!」バクハツには笑った。
なんという絶妙なイントロ(笑)。
こういうとこが、ホントのミュージシャンだな〜って思う瞬間なんだな。

懐かしい響きの「Sweet Memory」。音と言葉だけで、なぜあんな「ドライブしてる車の疾走感」が映画みたいに蘇って来るんだろう、と毎回思う名曲。
自分が、山の中を、海浜を、町の中を・・・・走り抜けている体感が一瞬にして襲ってくる。

「飛べない俺」ではこの日もキーボードを弾いてくれた。
「これしか弾けない・・・」とかいいつつ冒頭の和音をポロリと叩きながら「ピアノ・・・憧れてるんですよ、ほんと。悔しいときとかさ、悲しいとき、ピアノ弾けたらいいなあって思ってるんだよ、いやマジで」と言ってました。
そういえば私は、悔しいときや悲しいときにピアノ弾いたこと、無いかもしれない。
そう思ったらなんだか、ちょっと寂しい気もしちゃったりした。

アンコール。
前日のキムタク風イントロ無しになってた「今宵の月のように」に続いて、「流れ星のやうな人生」が。
5年前の桜・武道館で聴いて以来。
お客さんも大喜び。みんなノリノリで手拍子やらコブシやら。歌い終えて「みんなよく知ってるね〜、この曲」って(笑)。
知ってるよ知ってるよ!
「流れ星の『や』うな人生、って曲です(笑)。『町を見下ろす丘』っていうアルバムに入ってるんです」と、とても愛おしそうに紹介されていたのが印象的。あのアルバム、ものすごく売れたわけではなかったけど、ご本人は非常に思い入れがあった、という話をどこかで聞いたことがある。
自分の曲って、自分の子供みたいなものだろうから。

最近はもう、エレカシを聴きにいっても、特に前に行くでもなく、後ろのほうでじっくり楽しむことが多くなった。自分がそうなってきた、というか、エレカシの音楽がそうやって聴きたくさせるから。
大きな気持ちで、大きな時間の流れを感じながら聴いていたい。
ステージの端で起こっていることも、お客さんの表情や空気も、会場の温度も、見渡し、感じながら、エレカシの音と言葉を受け止める、楽しむ。
サクッと聴いて、サクッと会場を後にし、スッと電車に乗り、家路に着く。
身体のなかにまだその余韻を残したまま、風に吹かれて。
電車を降りて見上げた空に、月なんかが出ていたひにゃ、もう最高、「この世は最高」なのである。
♪死ぬまでやめられねぇ♪・・・なのである。

エレカシよ、また逢う日まで。
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by saskia1217 | 2014-09-15 04:08 | エレファントカシマシ | Comments(0)

「飛べない俺」が大空を〜エレカシ2014コンサートツァー・Zepp Diver City 第1日目〜

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エレカシ秋のツァー、セットリストに関して少しのネタバレがあります


ステージ下手にひっそり置かれた赤いキーボードの周りを、マイクを手にしたままの宮本さんがフラフラと彷徨いている。
「あれ? 今日も弾いてくれるの? 鍵盤・・・」
ふわりと鍵盤前に座ったその右手が、ハ長調主和音3つをやわらかく叩いた。
そしてゆっくりとズレてゆくバスラインから、「あの曲」の形がぼんやり見えてくる。
「飛べない俺」。
アルバム「Masterpiece」の中の小さな名曲。
私がこよなく愛する曲。
♪確かに感じる 輝く瞬間(とき)を/そうさ俺は今生きている♪
「これ、いつも蔦谷さんとかサニーさんが弾いてるやつ・・・プロの人が弾くやつなんだよな〜、うわ〜」とか言ってたけど、私はいつも、宮本さんが鍵盤の前に座る、そのことだけでもう涙が出そうになる。
滅多にないんだけど、そして宮本さんのギターやタンバリンやドラムも好きなんだけど、鍵盤はやっぱり独特なこそばゆさを感じるのかもなー。
「左手にマイク右手で鍵盤」から瞬時に「立ち上がって両手でマイク、熱唱」を繰り返す、その一生懸命な歌に、この短い曲は心の深いところまで入ってくる力が宿っていた。

2時間強、ダブルアンコールを含め全25曲。
キーボードサポートなし、ギターはミッキー・ヒラマミキオさんのみがサポートの5人体制。
ああ、なんて安定した、そして深い、濃いコンサートなのだろう。
ミュージシャンの心が安定してる、そんな充実感。
めっちゃゴリゴリ、熱、叫び、罵倒・・・いっぱいあるのに、なにか優しげな不動の力。
コンパクトな時間のなかの凝縮感。
体力や健康状態や今後のスケジュールや、そんなこともあるのかな、このところ以前のような3時間越えのライブは少なくなった。その分、無駄なMCは殆どなく「いっぱい曲あります」と冒頭で言ったとおり、ぎっしり次々と音にされてゆく曲たち。
エレカシは大人のバンドだ。
不動、不朽、いつもそこにあって、これからもそこにある。

んーと、それにしてもこの新しいゼップ。
もしかしたらちょっと音がいまひとつ?
オープニングの第一声でアレ?ってちょっと思ったのだけど。
私が後ろにいたせいばかりではなく、楽器はともかく特に「声」が、すごくキカイ的というかフィルターかけすぎみたいに聴こえる。あったかみに欠け、音(声)質の艶やかさ、生々しさ、ライブ感が消えてしまう。
会場としては交通の便もいいし、商業施設内なのでお手洗いや飲食に困ることがないのは本当に素晴らしいのにな。

「俺の道」に始まり、ほぼ年代順に近いセットリストだったのもちょっと珍しかったかな。
どれもワクワク、しんみりと聴きながら、なかでも印象的だったもの。
「これは横浜のスタジオで録ったんだったな。佐久間さんとか居てさ・・・」と懐かしげに歌い始める「さらば青春」。
やっぱりいい詞だなあと聴き入った「あなたへ」。
定番の幸福感「笑顔の未来へ」、エレカシが大好きになった時に初めて買った思い入れの残る「新しい季節へキミと」。ライブ演奏の魅力がひと味違う「ズレてるほうがいい」は、映画を観た後で訪ねた行田の景色が脳裏に蘇る。
「中央線の中で国木田独歩の『武蔵野』を読んでる人がいる。秋だなあ。」という友人のツイートをみて、急に「武蔵野」が聴きたくなった今朝。
ダイバーシティの新しいゼップで、開演前、友達に「今日一番聴きたいのは武蔵野だあ」と告白。
プログラム中盤で突然あのドラムの刻みが始まる。
「武蔵野」。
秋の始まりに、今日という日に、これを聴かせてもらって本当に嬉しかった。

このところずっと、エレカシの音楽をタイムリーに追っかけきれていない。
だから今日は、まさかの「知らない曲」があったりして、なんて我ながらあり得ない疑惑を抱きながら出かけてきた。
本プロ、ラストに最新の2曲。
「Destiny」は「こういう曲ってライブで聴くとじつは結講野性味があったりしていいんだよね」という期待とは無縁に、あのままの「いい曲」だった。
「明日を行け」は「知らない曲」に近かった(苦笑)。けっこうシャウトしまくっていたなあ。
ごめんなさい、シングル、やっぱり買うべきか(笑)。

そして、秀逸のアンコール。
いったい何度聴いたんだろう、この曲。
「今宵の月のように」
ギター弾き語りのソロで始まる「ルバートバージョン」。いつかのキムタクのように(笑)。冒頭のワンフレーズが終わると、もいちどバンドであたまから。バッハでいう「Ruf Aria」なのだ(笑)。いやいや、同じ効果なんだ、まったく!
何度聴いてもいい曲、って化け物みたいだな。
2番の♪ポケットに手を♪でポケットに手を突っ込んで、その結果ギターが首から縦につるさがったまま歌う図が、何故かとっても好き。
♪いつかの電車にのって/いつかの町まで♪で、いつも、あの日の出来事を思い出してしまうんだ・・・
 
ビロード色した赤ワインみたいな「シグナル」。
ゴッリゴリの「待つ男」。

「いつまでたっても飛べない俺」は、また大空へ戻ってきた。
そして、大きな翼を広げて悠々と旋回を繰り返す、堂々とした鷹のように、東京の空を舞っていた。
鋭い目と優しい羽根の、どちらも兼ね備えた大人の歌を持って。
だから今夜は、安らかにゆっくりと、眠りにつこう。
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オマケ
開演前のSEにこないだのコンドルズ公演「GIGANT」で使ってた曲が突然流れて(曲名とか知らない…)思わず身体が反応(笑)。

「今日のビックリ」
東京テレポート駅の発車メロディが「踊る大捜査線」なこと。フジテレビ?湾岸署?どっちでもいいんだけど、まあ、オルゴール音にとことん合わない曲ってあるんだな〜。
すっごく笑っちゃったよ!

「今日のやっちゃった」
ライブ終了後、空腹+Diver Cityレストラン街のラストオーダー時刻が迫っていた、で、飛び込んだとんかつ屋さんで「ロース&ヒレカツ定食」を頼むも、それは普通のサイズのロースカツにさらにヒレカツが3切れ付いてるというガッツリで、しかもなにか得体の知れない動力に突き動かされ、ごはんときゃべつをお替わりしてしまった。
カツが来るまえに、生ビールの中も呑んじゃってたんだった。
ええ、夜10時をとっくにまわってました。ほぼ11時でした。
ごめんなさいごめんなさいごめんなさい。
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by saskia1217 | 2014-09-13 03:53 | エレファントカシマシ | Comments(0)

夜の道

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いつか同じ道からほぼ同じ時間に撮った月が、いつの間にか大きく西にズレていた。

♪月の光さへ昨日よりもっと冴えてる気がするね・・・
遠くから近くから 時は流れる♪

♪俺はうなずきながら
うわの空で生きて死ぬ人生の事なんか考えてた…
街はいつか秋で
風が吹いて秋のにおい運ぶ夜の道♪

季節はめぐる。
みんなの気持ちを踏みしめ、引き裂き、踏み越えて、抱きしめながら。


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by saskia1217 | 2014-09-06 01:57 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

コラボレーション

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「日中韓芸術祭2014〜ダンスで交信〜」というステージを観てきた。
横浜KAAT。
日本大通りといえば、どっちかというと県民ホールに行くことのほうが多いので、KAATは中に入ったのはじつは初めて。
駅からの道を歩きながら「あー前回ここに来たのはエレカシの県民ホール、雨の日だったな〜」なんて思い出しながら。

抽選に当選したので運良く行けたのだけど、こんなイベントが無料だなんて横浜市も太っ腹だな。文化庁もがんばってくれている模様。
開演前の会場内には(当時)ザ・コンドルズの「真夏帝国」や「無条件幸福」が流れる。トイレに入っても流れてる(笑)。今日のイベントの演出はすべて、コンドルズに任されていたと聞いている。
入場時には手荷物チェック(結講中まで調べられる)、ステージ下の上下には警備員、トイレにも係員、受付にも大勢のスタッフと、ダンスの公演にしては物々しい警備だったのは、やっぱり「日中韓」だったからなのだろうな。
でも公演終了後に思った。
今日のこの舞台を観た人はそんなことてんでオカシイと思える、そんな大きな気持ちになれたんじゃないのかな。
だから、たくさんの人が観れたらよかったのに、と思えるステージ。

盛りだくさんとは聞いていたけど、ほんとに。
休憩10分のみでほぼ3時間近くにわたり、日本、中国、韓国の音楽とダンスがたっぷり。
最初は客席下手後方から近藤さんがバンドネオンを弾きながら登場。白い帽子に横ボーダーのマリンスタイル。ステージに向いながら「楽しんでくださいね〜」と呼びかける。
オープニングの幕が開くと、まさかの白学ランのコンドルズ(今日は12人)が「でんぱ組」の女子達と一緒に歌い踊る。まさかの白学ランはまるで海軍みたいで(笑)精悍な感じでした。
白いせいか(笑)振りも歌も爽やかで、でんぱ組のセーラー服(っぽい衣装)と学ランがなんだか眩しかった。
郷ひろみさんのバックダンサーをコンドルズが務めたときも思ったけど、彼らは本当にどんな場面のどんな音楽のどんなダンスを担当しても、違和感がないのがホントにマジカル。
秋葉原で歌い踊っててもおかしくない、と今日は思ったよ。

各国のトップは中国。
福建省(といえばお茶しか知らない)からの伝統的な音楽とダンス。「福建省梨園戯実験劇団」。女性の踊り手さんがひとり、歌いながら踊っていたかな。京劇みたいなクッキリとしたメイクとゆっくりとした動き。客席の空気がだ〜んだんゆるくなってきたあたりで演目が変わり、目にも鮮やかな衣装の男女がスピード感あふれるダンスを披露。
音楽隊は太鼓が全てのイニシアティブを取っていたのが面白かった。叩きながら片足で音程を変えてて面白い。席がとても後ろだったので、楽器や奏法などが殆ど見えなかったのがちょっと残念。
つづいて泉州からの「泉州南少林武術団」の演技発表。ものすごくかっこよかった。ドンドコドコドコ、みたいなBGMにのって伝統ある武術の型をどんどん披露。あれ、音楽がなかったらどんな印象になるんだろう?
ラストに、目隠しをした二人が剣を打ち合い、互いの身体を飛び越えたりして拍手喝采。

そして韓国の伝統的な音楽を奏でる「律(ユル)」が登場。深紅の衣装が印象的。並び方も楽器も、日本の雅楽とそんなに変わらない。ま、日本の雅楽は朝鮮半島から来たものだから当たり前なんだけど。
篳篥の(使い方なのか?)音色が日本のものと全く違うのにちょっと驚く。もちろん強いのだけど、もっと柔らかく艶っぽい表現が出来る。日本の雅楽のほうがなんかやっぱり線が細くて、こまかい単位のところでのニュアンスが多いような気がする。
1曲目は(おそらく)伝統的な曲、真っ赤な伝統衣装と、弓で弾くお琴の音が印象的。琵琶が無い編成だとこれが弦楽器の要になるのか。
2曲目は篳篥のソロと女性サンダーによるソロ。カーテンコールを含めたダンサーの動きはまるでクラシックバレエのようだった。
衣装を白に替えた3曲目はおそらくモダンの作品なのか?韓国の音楽特有の奇数拍子、5拍、7拍・・・力強い打楽器の音と、太くてちょっと独特のメロディー。同じアジアなんだけど何だかとても太く強く大きい感じを受けた。これが「大陸」というものなのか?
韓国後半は人気のダンスグループ「LDP」。男性15人。「若くてダンスが上手いコンドルズ」あるいは「たくましいジャニーズ」みたいな彼ら、若さもあって、とにかく身体能力がハンパない。ここでも音楽に野太くガッチリした揺るぎないものを感じる。ジャケット姿だったのが次第にシャツ、シャツの前ボタン開けバージョンと変化してゆき・・・ぜんぶは脱がなかったですよ(笑)。スカッとかっこいい切れ味よいダンス。全員がバネみたいに跳ねてた印象。きっと人気あるんだろうな〜。また他のシチュエーションで見たくなるグループ。

休憩10分を挟んで慌ただしくプログラム後半・日本へ。
目がチカチカするような活気溢れる映像と共にでんぱ組が曲とダンスを披露。ファンとおぼしきお客さんたちが(今日は席が無作為に決められたものだから)バラバラに座ったそれぞれの席で、お決まりとおぼしきフリや応援ポーズを、ちょっと遠慮がちに弱々しくやっていたのが興味深かった。最前列に陣取った数人は、フリもバッチリ(笑)。いわゆるアイドルのファンという人たちを初めて生で見ました。
会場のお客さんの90%は「ポカーン」という雰囲気ではあったし、手拍子していいのか、どうすればいいのか、みたいな戸惑いが漂っていたのも事実。けして冷たいものではなく、楽しいんだけどどうしようこの時間、みたいな空気。このジャンルだけはやっぱりどうしても同じ場所には溶け込みきれないものなのかしら、とちょっぴり思いながら観ていた。(そんな疑惑はフィナーレでは払拭されたんだけど)
比較的短い時間でハケたでんぱ組のあとは、山海塾。ぬいぐるみ仕様のナレーターが引っ込む頃にはもう会場の雰囲気がジワジワ変わってくる。
天井からつり下げられた何か(遠くで見えず)と、「舞踏」のトレードマークである全身白塗りの男性が4人でしばらく踊る。舞踏ってかなり昔に観に行ったことがあるのだけど、最近はもうほとんど観ていなかった。
いや〜、見入ってしまう。
もうその一言。
舞踏というと、暗くてゆっくりの動きというイメージが強かったけど、明るい中で速くて鋭い動きもいっぱいあって、飽きずに観た。素晴らしいな、本当に。やっぱり一度、ちゃんと公演を観に行ってみたい。

山海塾が踊り終わり製粉所の床みたいに真っ白になっていた(!)ステージに、ラストはコンドルズが登場。いつもの黒学ラン。ふう(笑)。
夏公演「GIGANT」の冒頭あたりのコント風な動きのコーナーから始まり、もう二度と観られないと思っていただいすきな風船ダンス(エーデルワイス)、ガンガンロックのダンス、近藤さん静かなソロ、そして全員での大団円へとコンパクトに構成されてた。
何度みても面白く、何度みても眩しく、何度みてもじーんとする。
私の隣りの席にいた幼稚園年長さんくらいの女の子、山海塾まではもじもじしたりグッタリしたりと落ち着かない様子だったのが、コンドルズの冒頭、近藤さんと平原さんの身体をつかった面白い動きが始まると、派手な音楽が鳴るわけでもないのに、にわかにステージに集中しケラケラ笑ったり伸び上がってみたりしていたのが印象的。何か吸い寄せられるものがあるのか。
単純なことって、それをピックアップして見せるということって、誰にでもすぐ伝わるんだね、きっと。
それを発見し実践するコンドルズって見事だな。
そしてとても当たり前のことなのだけど「どんな時もどんな場面でも全く手を抜かない」ところ、本当に尊敬する。これ、じつはなかなか無いことなんだと思うから。

グランドフィナーレは、近藤さんの「横浜盆ダンス」を出演者全員(ステージ)と客席全員で。スクリーンには提灯がいっぱいの盆踊りの映像。
映像でしか知らなかったこの盆踊り、即席で強引に振りを教わった割には覚えやすく、多少狭かったけど身体を動かしての一体感が楽しかった。殆ど全員が有無を言わさず(笑)フラフラと踊りに加わっていたのが素晴らしかったね。

短いコラボはあったにしろ基本的には全ての団体が個々に演じたのだけど、きっとお互い、それぞれの作品・演技を観て聴いて、いろいろ感じたに違いないなあと思わせるような、実際共演しなかったまでも「横の滲み合い」がこちらにも伝わって来るような、そんなイベントだった。
コラボレーションて、何も実際に同じ舞台で同時に演技するだけじゃない。刺激や驚きや共感の末に、意識のなかで共に感じ合う、盗み合う、賞賛しあう、そんなことでもあるんじゃないかな。
日中韓、それぞれがしっかりと存在しつつ、感じ合い混じり合う気持ち、そして同じ絆が同時に演者とお客さんとの間にも創られていた、とっても深い時間だったと思う。

フェスや対バンライブなんかと同じく、いつもなら自分でチケット買ってまで観にはいかない人たちの作品に触れられたこと、特に中国や韓国のものが生で観られたのは収穫。(アジアの演奏団体は大学にもよく客演に来てくれるのだけど、なかなか行かないことが多い・・・)

帰り道が、とても気持ちよかった。
気持ちのいい人たち、気持ちのいい夜。
いろんなところで、いろんなジャンルで、こんなことが出来たらいいのにな。
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by saskia1217 | 2014-09-05 04:27 | コンドルズ | Comments(0)

あつささむさ

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底の平たい雲が好きさ。
昨日くらいの寒さ、今日くらいの暑さならいい。

昨日くらいの冷たさと今日くらいの熱さが、きっとちょうどいいんだろう。
じぶんのなか、そと。
うん。
きっとそうなんだろうな。
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by saskia1217 | 2014-09-02 12:39 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)