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再会

雨の火曜日。
滅多に乗らない京成電車で津田沼へ。
11/10にオルガンのソロコンサートをする習志野教会で練習なのだった。
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2009年クリスマスにこの教会に入った須藤宏氏製作の3ストップのオルガン。
マニュアルのみ。
見たところは可愛らしい印象だけど、柔らかいけどしっかりした8、力のある4、そしてきらびやかな2という個性の違う3つのストップを持つ、この会堂での礼拝にはピッタリのオルガン。
2013年2月にその奉献コンサートで弾かせていただいたご縁で、今回は秋の「オープンチャーチ」の一環としての演奏会に呼んでいただいた。

な〜んかね、駅から教会までの道がなんともいえないノスタルジーがあるのです。
グッとくる踏切。
前回来たとき、何ともいえない空気に吸い寄せられて忘れられない景色になった場所。
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そして教会の前には立派なお寺(笑)。
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あ、ホトトギス。
この間のお茶会で活けてあった秋のお花だ!
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お世話をしてくださる担当の教会員の方や牧師先生とお茶をいただいたり打ち合わせをしたり、なんだかんだとお約束の時間を越えて延々と4時間ほど弾き続けてしまった。

当たり前だけど、やっぱりオルガンは育っていた。
柔らかく豊かになって、弾きやすくなっていた。
場にも馴染んでいたし、空気に溶け込んでいた。
愛情を受けていた楽器って、やっぱりそういうふうに育つんだよね。
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オルガンて、実際そこにいってその楽器で弾かないと何も始まらないから、たいてい初回の練習ってストップ決めから始まって、その楽器に溶け入るのに夢中になってしまって時間が足りなくなっちゃうのだ。
気がついたら外が暗くなっていた。

本来はいつも礼拝のために活躍しているオルガンだけど、このコンサートでは主役なので、14世紀の超初期鍵盤音楽の不思議ちゃんから、改革派の代表選手スヴェーリンクの名曲、北ドイツの巨匠ヴェックマン、南ドイツからはケルル、もちろんJ.S.バッハも、そしてブラームス、シューマン、なんとブルグミュラーまで弾いちゃいます。

詳細は↑コンサートインフォメーションをご覧ください。
11/10(日)12時30分開演。
なんと入場無料!
MCしながら楽しいコンサートにしまーす!
東京の方も、日暮里から特急で30分。
ぜひお出かけください!
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by saskia1217 | 2013-10-30 01:08 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(2)

うつくしい時間

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雨、緑、お茶。

あ〜あ、雨になっちゃったなあ。
「日日是好日」なんて今日ばっかりは思えないよ、と心の角がちょっとだけ欠けながら6時起床の日曜日。
「新宿区生涯学習フェスティバル〜茶の湯の会」に向かうために。
浴衣を別にすれば七五三以来着てない和服を着て、一度も習ったことのないお茶会に行くという無鉄砲極まりないことになってしまった(してしまった・・)冷たい豪雨の日。
もちろん、ずうっと楽しみにしていたから、ほんのちょっぴり付け焼き刃のお作法を夜な夜な仕込みはしてみたけど、読めば読むほど流派による違いやら本格的な茶事の厳格な決まり事やらで頭がごっちゃに・・・
日が迫ってからそれが「大寄せのお茶会」でかなり気軽なものと伺ったけど、想像のつかない世界のことだけに不安は残る。ピアノを習い始めて数週間の人がいきなりオケとコンチェルト弾くみたいな事態になったらどうしよう、みたいな不安(笑)。
まあ、とにかく行ってみなきゃ始まらないや。

着付けを終えて車で会場へ。
入った事のなかった高田馬場・茶道会館のお庭を楽しみにしていたけど、ものすごい雨でお散歩も叶わず。
ただ、敷地内のいくつかの茶室の隙間を覆う、ありったけの水に洗われた緑が本当に美しかった。
なかにはお稲荷さんもあるのよ〜。

最初に伺ったお席はすでに大勢の方が、冷たい雨を目の前に待合に列を作っている。1時間ほど待っている間、前後の方とお話。意外と皆さん初心者、未経験者が多い事が判明。なかにベテランの方がいらっしゃるとお話に耳を傾けたり・・これも一期一会の成せる技か。
やっと3グループ目にお席に入いる。
躙る必要もなく(!)すんなりと「一番安全」な中ほどの位置に座れてちょっと安心。
この会にご案内くださった、いつも書楽家時間で書を教えていただいている安田有吾先生のおうちのご一門が出されたお席で、この回は先生ご自身がお点前を披露して下さった。

お道具を持って先生が入っていらして、お点前が始まる。閉められた障子の向こうでは、雨と風が音を立てている。外からは大勢のお客様のざわめきも聞こえて来るけれど、気軽とはいえお茶室の中はそれなりの静けさと緊張感がじわっと生まれてくる。
そういう状況の中でも、おのずと皆をそうさせる何かがあるんだね。
皆が皆、お点前を凝視しているというわけでもないのだけど、やっぱりお部屋の中でいろんな視線や気持ちが向かってゆく先というのが見えて来るような。

よくわからないけれど・・・お茶室って時代が進むにつれてどんどん狭く小さくなっていったらしいけれど、天井もちょっと低いのか(というよりも、天井が本来より高く作られた「現代の」和室に慣れてしまっているせいかもしれない)、人の大きさの感覚が見ていて全く違うのにちょっと吃驚。
かといって圧迫感でもない。
自分が正座していて、立って歩いている人を見ると大きく見えるのは当然かもしれないけど(だから掛け軸なんかも座った高さから見るものだよね)、相手と同じ高さでもそう感じる瞬間もあるし、それだけではない気もする。
もちろん人の動作、所作にも依るところが大きいだろうし。
そんなこともたぶん全てが、お点前やお作法の理由にもなっているんだろうなあ。

わからないなりにも、お点前を目の前で拝見していると、ひとつひとつの動きが流れていくなかに安定した一定のリズムが脈打っているようにも見えるし、呼吸とか視線とか身体の点とか、何も考えずに見ている人にも心をおさめるような安心感、安定感みたいなものが伝わって、そこにある時を共に進めていけるような一体感を生み出しているのかもしれないなあ。
お茶を淹れてすすめて飲んでいただくという目に見える「おもてなし」と一緒に、そういう空気のような「誘(いざな)い」みたいなものが含まれているのかもしれない、なんて勝手に思ったりしていた。
境界線はあっても、突き放すのではない関係性。
ん〜、専門的には何かあるのでしょうけど、感じたのは正直そんな感覚。
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嵐の音に包まれてこの小さい空間にキュ〜ッと身を置いていることがかえって不思議な安心感になるのか、美味しくお菓子をいただく頃には気持ちも落ち着いてきて、それから運ばれたお茶もゆっくり味わえてとても満ち足りた気持ちになった。
お点前はずっと見たいし、お菓子は食べたいし、お茶も来るし、でもあんまりキョロキョロできないし(笑)・・・と若干の迷いはあったけど。
お茶をちゃんと学んで少人数の茶事に参加できるようなベテランの方は、音も空気も味も、それから人と人とを行き交う気も、きっともっと凝縮されたものが味わえるんだろうなあ。

一通りのことが済むと場が和んで皆いろいろお話したり、ご挨拶したり。
そう、もちろん先生が仰った通り非常に気軽な会だったからそんなに心配するほどのこともなかったのだけど、やっぱりなんでも「生まれて初めて」は緊張するよね。

水、味、色。

そこからあと2席をとにかく回る。
「煎茶道」というのもとても珍しかったので見てみたく、次はそこへ。
待っている間に真面目に正座していたので、お席に入る頃には少々辛いことに(笑)。
お点前するところには笹みたいな植物が立ててあって短冊?みたいなものに何か書いてある。それが示すことは「ここでお茶によって清められます」みたいな意味だとか。
結界を表す大ぶりの竹や、茶葉をはかる小さい竹のお道具、中国茶を思わせる小さい急須とお茶碗。
面白かったのは、まずお茶を一服いただき、それからお菓子、そのあとで同じ茶葉の二煎目をいただくこと。
この日ここでいただいたのは宇治の玉露を立山のお水で淹れたもの。
甘〜〜い!
ホントに甘い。
それから主菓子をいただいた後に味わったお茶は、少し渋さが出ている。さっきと同じ茶葉とは思えない。甘いお菓子の後だから、ということもあるのかな。
いろいろあるんだなあ。
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そして最後は、裏千家の立礼席へ。
ここは開場した頃とってもたくさんの人が並んでいたのだけど、たぶんそれはみんな正座が苦手だから、ってこともあるな、絶対(笑)。
椅子に座ってお点前、お茶をいただくシステム。
裏千家はお道具なども華やかで、特にそのときは(点てて下さる側が)女性ばかりだったせいか、なんだかキラキラしている印象だった。
お部屋の一角には「ミニ床の間」的な窪みがあって、そこにお軸やお花があったり。
お作法はだいたい座っている時とかわらないけど、まあ、なんというか、気が楽。
で、その分、身体も気持ちもいまひとつ弛みがち・・・たぶんちゃんとした人がちゃんとやればキチンといくものだろうけど。

この会みたいに、席主の先生がその場で歴史やお作法を話しながら進めてくださったり、(どのお席でも成り手がなかなか現れずお点前が始められないことが多そうだったから)無理を言ってお正客を引き受けて下さった方にご指導しながら進めたり、こちらからも色々質問できたり、というのはとても面白かったし、私のような未経験者には本当に興味深かったから、催しの目的は非常に果たしていていい企画だと思う。
ただ、そんな喧噪の中でもちょっとだけ垣間見えた気がした何かを、いつかちゃんと勉強する機会がもしあったとして、ほんの少しでもより多くのことができるようになれたとしたら、少なくともある程度の「静寂」のなかでお茶をいただけるような経験をしてみたいものだと、厚かましくも思ってみたり。

いいなあ。
楽しかったな。
会場を後にする頃には小雨。
うつくしい時間が終わる。

雨、緑、夢。

ありがとうございました。
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by saskia1217 | 2013-10-22 02:26 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

3つの味の水のダンス

昨日の夜は、セッションハウスの「ダンスブリッジ」を観た。
30分ずつ3つの演者/演目。
松本大樹さん&アンディ・ウォンさん「樹林の舞」は、終始「樹」と「水」に包まれた世界。
セリフの一片からふと「等々力渓谷?」と思う。
男性と男性。
曲線的で滑らか。
「男性的」というより中性的、いやどっちでもないな、どっちでもないものが前面に出る。
水っぽい、という感じが南米をイメージさせる一瞬も。
こないだ観た「ブエノスアイレス」が頭をよぎったせいか。
湿気に満ちた、ある意味「守られた」世界。

う〜ん、それにしても「コンテンポラリーダンス」においても「音」の持つ責任は大きいんだなあ。
よくわかった気にはまったくなれていないんだけれど、ね。

ニナ・ディプラさんの「ローザ」。
女性1人。
のっけから「女」が前に出ていた気がする。それがこちらにどう伝わるのかはいろいろだろうな。
私にとっては、正直あまり受け付け易くはない。
ストーリー性が生まれやすいような運びと画(色)。
海の音。ここにも水。
だから「命」は感じるね。

最後の演目は近藤良平さん&中村蓉さんの「恋のバカンス」。
前回の上演を観ていないので初めて拝見。
最初っから明るくて楽しい。心が解かれる。
ここにも海の音。でもここにはたっくさんの「光」があった。
楽しい、とにかく楽しい。無条件で楽しい。
舞台(作品)で観ているひとを楽しくさせるのって・・・本当に難しいことなんだけど、近藤さんの作品ってまずそれが必ずあるのですよね。
大きなお話というよりも、どこにでもある小さな小さな光景の集まり。
だからその中にある「冒険」や「傷心」(解説より)も、それぞれはけっして大きくはない。
けど、ひとつひとつがいちいち愛おしくてないがしろにできないから、それをひとつずつあの一組の男女が拾ってゆきながら時間が過ぎる。
個人的には、この日いちにちの朝から積み重なったしあわせのケーキのてっぺんに、最後のイチゴをちょこんとのせてもらったみたいな作品。
だから「うわあ、ありがとう!」って思ったかな(笑)。

どの演目も30分という同じ時間を使いながら、これほど「時間の流れ、スピード」の感じ方が違うとは。
速いのが悪いとか、けしてそういうことじゃあなく。
それと、照明がどれも素晴らしかったな。

ダンス。
いろんなダンスを観たいな。

終演後に近藤さんとパチリ。
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by saskia1217 | 2013-10-21 23:09 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

街角〜松本の思い出〜

松本城を見終わって、神社に行こう、と思い、地図を見て気になっていたすぐ近くの四柱神社へ。
お城から歩いて行くと裏口に出ちゃうんだけどね。
神社に入るときはいつも出来るだけ正面の鳥居から入りたいと思って、わざわざ遠回りしたりする(笑)。
横や裏の入り口にもちゃあんと鳥居はあるんだけどね、なんとなくこう、人情として。

正面から入り直してみる(笑)。
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文字通り天之御中主神、高皇産霊神、神皇産霊神、天照大神の四柱の神様を祀った神社で、タカミムスビ、カミムスビという非常に源泉となる「結び」の神様たちにちなんで、縁結び祈願の神社として親しまれているらしい。
地元の子供たちが境内で遊ぶ中、観光客も地元の方もどんどんお参りにやってくる。
お神籤をひいたら大吉だったから、ちょっと嬉しかったな。

鳥居を出たところにあるベンチに腰掛けて行き交う人を眺めていたら、20代とおぼしき3人連れ(男性1人に女性2人)が通り過ぎた。女子2人はその先にあるお饅頭だか焼き芋だかにすっかり目が行っていて一目散にそちらへ向かって歩いて行こうとしていたが、見たところ大学生らしきその男性は鳥居を見てハッと立ち止まり、社名の石碑を確かめ、どうやら寄りたそうな気配。お賽銭用だろうか、ポケットからお財布を出しながら、すでに数メートル先に行ってしまっていた彼女たちに向かって「あ、ちょっとちょっと〜、神社神社!」と叫ぶ。
彼女たちはちょっと振り返りながら「え〜、なんで〜?いいじゃん、別に」と解せない様子。彼はそれでも「いや、だって、神社だよ。通りかかったらお参りしないと〜。オレ、いつもそうするんだよ〜」。
彼女たちはもう彼の声に答えることもなく歩みを進めてしまっていて、彼は残念そうに鳥居を振り返りながら、財布をポケットにしまって走って彼女たちを追いかけていった。
ヤレヤレ、可哀想に!(苦笑)
ちょっと気持ちのいい光景だったな。日本人っていいなあ、なんて思っちゃった。
大丈夫、きっと、神様はちゃあんとわかって下さってたよ・・・
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この神社はすぐ前が女鳥羽川で、川と神社の間には細い「なわて通り」という小さな商店街が左右に伸びている。観光案内なんかを一切見ないでブラブラしてたので、こういう景色に行き当たるのはちょっと嬉しい。
骨董品、古道具屋さん、花屋さん、瀬戸物屋さん、お土産物やさん。
フランスの街角のような素敵なカフェ、川側の、水面が見えるように作られた和風の甘味処・・・。
どのお店も覗きたくなる。
ちょうど夕刻迫っていたのでお店はちらほら閉まり始めたけど、その中でまだ開いていたパン屋さん兼カフェに入って温かい珈琲。やっぱりお城で意外と体力使ったのか、結構疲れていることに気づく。
ここでその日見て来たお城や町の景色を思い出しながらメモを書いたり、通りを歩く人たちを見ていた。
ふと店内に飾られた古い写真をみると、そこは1924年創業という老舗のパン屋さん「スヰト」(SWEET)というお店だった。和も洋も、松本にある古いものって本当に面白い。
「なわて(縄手)通り」はカエルに縁があるそうで、おっきなオブジェや神社もあったりする。昔はたっくさんカエルがいたんだろうなあ。
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翌朝、ホテルからタクシーで松本音楽文化ホール(ザ・ハーモニーホール)へ向かう。
道がすいていてあっという間に着いてしまい時間があったので、感動的な天気に惹かれて楽屋を出てちょっと歩いてみる。
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山が見たくて、景色が開けているところを捜すが、なかなかそういう場所に出ない。
あんまり遠くへ行ってもリハに遅れちゃうし(苦笑)・・・とはいえ、ちょっとした路地には道祖神や秋の生き物や花や実がいっぱい。
大きなクモの巣にドッキリするあの懐かしい気持ち。
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小さな祠は生活に寄り添っている感じがしたし、典型的な里の風景にある男女一組の道祖神も懐かしかった。
青空をバックにした実がいっぱいなった柿の樹なんて、そういえば最近東京であまり見なくなったなあ、なんていちいち感動しちゃう。
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本当に両手を広げて深呼吸してから、会場に戻って、日常に戻って仕事。
ホール、ステージ、パイプオルガン、ドイツ語、西洋音楽。
ん、日常?
「そっち」が「日常」な自分に一瞬不思議感をおぼえてしまった(笑)。
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by saskia1217 | 2013-10-18 19:48 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

前ノリにありがとう

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仕事の前ノリって、のっぴきならない事情がない限りは、なかなか許されるもんじゃあない。
それが今回贅沢にも、叶えられた。
バブリーな頃は、いくつか繋がった本番のワンセットのシリーズ中に、東京に戻らずに温泉三昧、みたいなこともしょっちゅうだったのになあ。あ〜、でもあれは某有名大手広告会社Hさんのお仕事だったから特別だったのかなあ。またああいうの、ないかなあ(笑)。

何度も弾きにいってる松本は、お城も観光名所もお蕎麦も今までお預けだったから、今度こそ、って。
しかも連休。
しかも晴天。素晴らしく晴天。
臨時増便のあずさは軽快に山をめざしてまっしぐら。
座席は満員。
中央線て、新宿を出てからすぐにぐんぐん山に分け入って行く、あの感じが好きだ。
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ホームに降りたつと、さらっとまるでヨーロッパの秋のような空気。
東京以外で暮らすなら、絶対に北海道か信州がいい。または小岩井農場のあたり。
ホテルにさっさと荷物だけ置いて、すぐに町へ出る。
明治時代の名残の橋桁、町中にある手まりのマンホール、古い家並み。
ベッタベタな観光スポットも初めて来た。
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そうして、お蕎麦。
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よくわからないのだけど、信州のお蕎麦って細くて白くて短いですか?
個人的には黒っぽくて普通の長さのものを想像してたのですが、この日はいったお店はそうじゃなかったので、謎。
次回、また別のお店に行って謎を解いて来よう。

とにかくこの日一番の目的が気になって、ブラブラ歩きもほどほどにまっしぐらにお城を目指す。
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お蕎麦の謎に首をかしげながら、お城についたらそこで大々的に「そば祭り」やってた(笑)。
だめだ、もう食べられないよ。
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お蕎麦には目もくれずにずんずん歩いていくと、あった〜、お城が!
綺麗、綺麗!
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連休で特別に庭園は無料開放。お城は有料だったが、ちょうど私が着いたときは天守閣へ10分待ち。
ラーメン屋には絶対並ばないけど、お城なら並ぶ(笑)。
並んで待ってる間にパンフの解説を読み、目の前にそびえ立つお城の外観をじっくり観られて、かえってよかった。
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しかし、日本人のお行儀の良さにはしみじみ感心する。ちゃあんと大人しく並んで、だあれも文句も言わず横入りもしない(笑)。
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入場する上がりがまちのところから、もうすごい段差が急。お城っぽい実感。
みんな走るようにまっしぐらに上へ上へと階段をめざしていったが、私はゆっくり中を見たかったので、鉄砲を出して戦うための窓なんかからいちいち外を見下ろしたり、床のピカピカや、天井の組み方をのんびり見学。
外が明るくて緑に囲まれてるから、そのコントラストの光が美しい。
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「そこの者たち!世が世なら、皆ひとり残らずここから鉄砲で一網打尽じゃあ!」
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そんでもって、石もこっから落しちゃうのだ。
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修復の際に下ろされた、寄進者の名が刻まれた瓦や、地味なしゃちほこなんかも見られる。
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黒光りする床に、外の光がまぶしい。
すべりたい、うん、ここを向こうまですべってみたい。
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だんだん階段が急になってきた。
これはまだそうでもないほう。
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あらかじめ急だという話は聞いてたし、大体天守閣にのぼるとなったら勾配はあるだろうと思ってたので、もちろんジーンズに両手の空くリュックで出かけたが、中には小さいお子さんやお年寄り、ミニスカートに生足の女子なんかがいっぱいいて、皆さん苦労されてました。
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最初はそうでもなかったのが、2階3階とのぼってゆくと、非常な渋滞になってきた。みなウネウネと蛇行しながらソロソロと進んでいる。
これはじっと待つしかない。
そこで展示だよ。傍らには地元の方による銃、鉄砲のコレクションと解説が。
弾薬づくりは女性の仕事だったんだって。へぇ〜。
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ここは「天守三階」という、階と階の間の一層で、窓がないから外側からはここに1階分あるとはわからないようになっていて、敵の目を欺くっていう仕掛け。
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ここでも、待ってる間に隅々までじっくり見られてラッキー。
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やっと天守閣に着く。最後の階段はけっこうな傾斜だったですよ。スカートじゃホント無理無理。
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これは、天守閣の天井ど真中に祀られてる守り神「二十六夜神」。
なんかいいね、神聖な感じ。
東西南北、いろんな山や観光名所が見える。開智学校も見えるよ(ホントは行きたかったけど、時間が無かったので、今回はここから観た「つもり」)。
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御座所、なんかここだけ格調高い。さすがに君主の居場所だな。
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硯。
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花頭窓。
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「月見櫓」は改修中。ここは月見をするために窓がいくつも設けられた部屋。風流だあ。綺麗な状態で見たかったな。
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外へ出ると、あら、このお城にも「おもてなし隊」が!(笑)
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西日をいっぱいに浴びながらベンチで一休み、ここからどこへ行こうかと地図をみる。
そうだ、神社に行こう!
やっぱり神社、神社!
(つづく)
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by saskia1217 | 2013-10-18 01:14 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

屈折

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本当にものすごく疲れている時って、ありえないくらい壮大なスケールの恥知らずな夢を見るなあ・・・
見ませんか?

私は昨夜そんな夢を見ました。
恥知らずに上乗せして、つい分析してしまうくらい屈折してました。
しかもその屈折が分かり易すぎる(笑)。

昨日はせっかく夕方から爆睡したのに、おかげで再びグッタリです。
さて、今日はまだまだやることがあるぞ〜。
よっこいしょ、と(笑)。
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by saskia1217 | 2013-10-15 16:00 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

嬉しい!

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待ちに待ってた名刺が出来てきた!

大好きな字を書く方にお願いして、作っていただいた。
名前の筆文字も、デザインも、色も、紙の厚さや手触りも、全部が素敵。
100パーセント。

目にして、手にして、嬉しくて何度も何度も見ちゃう(笑)。
だから、この名刺に恥ずかしくない仕事をしなきゃなぁ、したいなぁ、いや、するぞーっ!!
…って思う。

背筋がピーン。
ほんとにほんとに、ありがとうございました!
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by saskia1217 | 2013-10-10 19:34 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

口を開けて

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風が強くて雲が速かった!
いろんな形と色の雲が、違う高さで思い思いのスピードで泳いでく。
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薄暗い林の間の道からいきなり広場に出て目の前が急にひらけるから、ついその勢いで空を見上げちゃう。
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平日夕方の上野公園はそれほど人が多くないから、上を見ながらでも多少は歩いていられる。
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今日はあまりにも雲が面白すぎて、ガッツリ立ち止まって数分。
口が開きっぱなしになってたこと、確実だな(笑)。
こんなに暑かったのに、空はちゃんと高い。
やっぱり秋なんだ。
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by saskia1217 | 2013-10-09 22:52 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

秋といえば

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月曜日の上野はひっそりと穏やか。
インフルエンザの予防接種を受けるだけのために大学へ。

もう、そんな季節。
公園中に落ちてる銀杏の実の香りが秋を深める。
読書、スポーツ、美味しいもの。
でも季節労働者である音楽家にとっては、何にもまして仕事がドッと押し寄せてくる。
ぼけ〜っと過ごした灼熱の日々(私だけか)が嘘のようだ。

秋の夜長に映画いいな〜、なんて思って1週間に5本借りたのは、やっぱりさすがにハードだった(笑)。
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by saskia1217 | 2013-10-07 22:21 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

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実家の玄関で鮮やかに迎えてくれた葉鶏頭。
とりわけ玄関まわりの草木は、母が大切に世話をしている。
ここから入ってくる近所の方や家族の通り道だからだ。

実家の庭には葉牡丹もあって、これまた母が大事にしている。
小さい頃は、葉っぱを見る植物なんて全然きれいだと思わなかった。
何故だかわからないけれど、綺麗な色をしているのに、それが花ではなくて葉っぱだというだけで、何かつまらないと感じていた。
小さい頃からミーハーだったんだな、きっと。

大人になった今では、この葉鶏頭が美しいと思える。
まぁ、緑色した観葉植物ほど愛着はないんだけどね(苦笑)
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by saskia1217 | 2013-10-04 00:32 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

今日もまた日が昇る・・出かけてゆこう!