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日常

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字を書くことも、
映画を観ることも、
美味しいものを作って食べることも、
古くて神聖なものや新しくてキラキラしたものを見にゆくことも、
誰かと好きなことを思いっきり話すことも。

もっともっとたくさんできたらいいな。
そんないいことばっかりあるわけはないけれど、
でも生きてるうちにそんなことをいっぱ〜いやりたいよね!

今やってることも。
これからまだ出会うことも。
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by saskia1217 | 2013-09-30 22:06 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

スポーツの力、音楽の力

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スポーツ祭東京2013。
国民体育大会=国体、開会式を観てきました。
調布の味の素スタジアム。スタジアムに入るなんて初めてだよ。
電車は駅に臨時停車するし、ホームや改札は人の波で進まないし、空は見事に晴れてるし、歩いていったらおっきなゲートが見えてくるし・・・で、ドキドキがとまらない。
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厳しいセキュリティチェックを終えて会場に一歩入ったら、いきなり目の前に広大な空間と空気が開ける。
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すごい。
おっきい。
ひろい。
人がいっっっぱい。

これは・・・スポーツの試合であれコンサートであれ、観客のテンションはもうその「場所」だけでスパーンとあがっちゃうね、一瞬にして。
前にも書いたけど、高い、大きい、広い・・・それだけでもう、何かが凄いんだ。

17時からの式典を前に、しばらくいろんなパフォーマンスが続く。
マスコットのゆりかもめ「ゆりーとくん」があっちこっちに参加してて愛らしかったのだが、最初のほうの「ゆりーと音頭」はゆる〜い感じで踊ってたのに
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プログラムのもっと後ろの「ゆりーとダンス」では何故か突然キレッキレの動きに激変。
なんでだろ(笑)・・・な、中身が・・いやいやなんでもないです。
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ゆりーとくんは開会式の間じゅう、ひろいフィールドの中に走ったり、ライブの演奏に合わせてノリノリだったり、気づくとそこにいて、いっつも動いてて、なかなか存在感があって優秀な営業部員でした。

それから、日体大名物の「エッサッサ」の本物が観られたのも嬉しかった。テレビでしか見たことなかったけど、まさかあれを生で観られるとは!
なんか・・・体育大学って未知の世界だなあ・・・いっぱ〜いの男子とか、上半身はだかとか、白ハチマキとか(笑)にはほぼ全く縁がないからなあ。
太鼓や号令に合わせた、見てるだけで腹筋が育ちそうな力強い演技でした。
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それから揮毫のパフォーマンスがあったり。
個人的には「べつに書いてる人の周りで踊らなくてもいいじゃん」なんて思ったけど・・
でもいいなあ、一度でいいからああいう20キロくらいあるおっきな筆で書いてみたいなあ。
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書かれた3枚の巨大な字は、なんとその後の「式典演技」にリサイクルされてビックリだったのだけど。

自分自身があんまりスポーツをしないし、家族友人知人にやってる人もいないから、「国体」なんて今までの人生にこれっぽっちも擦ってこなかったけど、今回この式典演技の総合演出を近藤良平さんが担当されるということで急遽その開会式に出かけることになり・・・こんなことでもなければまず出会わなかった時間。行けて本当によかった。
何よりも、「ライブ」で観るってやっぱり違うんだなあ、競技にしろパフォーマンスにしろ。
「臨場感」という言葉だけじゃ伝わらない、それだけの何かがぜったいある。だから食わず嫌いをしているスポーツ観戦なんて、観に行ってみたら意外と楽しいかもしれない。
コンサートと同じだよね。
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途中、観衆に振りを指導するため出演された近藤さん。
MCの松岡修造さんは相変わらずの元気いっぱいで全ての場をつないでいて、よかったですね。

そして、おもに多摩地区からの人たちによる炬火の集火式。
火は人を神聖な気持ちにさせるし、また高揚させる。炬火とか聖火って人間の原始を思い起こさせる。(「きょか」って言葉、今回初めて知ったんですけどね)
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パフォーマンス→式典→式典演技、というプログラム。天皇皇后両陛下がご臨席だとか、途中でブルーインパルスが飛ぶとかで、もうすべてが秒刻みという難しさや制約を克服するのは本当に大変なことだったと思う。
そのブルーインパルスは17時の「式典」開始直後、両陛下が着席され警視庁音楽隊のファンファーレが鳴り終わるやいなや、突然目の前の空に現れ、あっという間もなく頭上を飛び去っていった。
唖然。
「みなさま、バックスタンド側の空をご覧下さい」なんてアナウンス、もう見えてからだったからね(笑)。間に合わなかったよ。
5機が1点から飛んできて放射線状に広がっていき、そのあと1機だけが北から南へかなり低空をスタジアム上の空を縦に割るように飛び去っていった。
どっから湧いて出て来たんだろう、って感じ。飛んでくる音も影すら予感できない。度肝を抜かれたね。かっこよかった。
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こういう式典の「選手入場」って実はとっても好きなんだけど、それは国体でもやっぱり同じだった(笑)。なんというか、全てが(いい意味で)ほんとに「ミニ・オリンピック」だなあと思った。
今日の式典でももちろん2020年の東京オリンピック決定を祝う要素があちこちに散りばめられていたけど、国体だと、日本の各県が自分たちの地域の特色を前面に押し出しているのがよ〜くわかるので、それだけ共感が強い。
北海道から始まってだんだん南下してゆく。
ユニフォームが印象的だったのは、京都の薄いグリーンのグラデーションが綺麗だった「お茶」イメージ。山梨の葡萄色。広島の「黒地に紅葉」。赤と黒を使った三重は、なんであんなにドギツイ色合いなんだろうと思ったら「伊勢えび」のイメージだったんだって・・・
県のマスコットのぬいぐるみを持ったり、それを小旗にデザインしたりしているところが多かったけど、どうせもうどこにもいるんだろうから、、ぜんぶご当地ゆるキャラの着ぐるみが各県の先頭を歩けばいいと思ったり(笑)。
全ての都道府県が勢揃い。照明のおかげでユニフォームが美しい。夜の開会式は今回初めてだそうで、照明の効果、可能性というのもポイントのひとつだったとか。
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入場行進のときに音楽を担当したのは、地元の都立高校のブラスバンド部だったのだけど、その選曲がユーミンから嵐、AKB、ドラクエ、そして「若い力」までなかなかいいチョイス。
その「若い力」、観客も歌ったのだけど、たぶん小学校以来歌ってなかったのにちゃあんと覚えてたことに自分で感激。
というか、あれって国体の歌だったんですね。それを知らなかったよ。
でもって、スタンドでそれを歌った8人の歌手のなかに、学生時代の友人、テノールの岡本泰寛くんを発見!
久しぶりに見かけたから、元気にお仕事しててなんか嬉しかった。

それから、パフォーマンスから式典までのアナウンスを担当したのが高校生だったことに吃驚した。どの生徒さんもとても見事なアナウンスだったので、てっきりプロのベテランの大人だとばかり思っていた。素晴らしかったな。

炬火の点火。
闇が降りてきた空と、地上の明るいスポットのコントラスト。
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そう、音楽。
杯の返還で使われたいつものあのヘンデル「ユダス・マカベウス」も、行進のAKBも、式典演技で使われた「ストライク」のオリジナルな曲たちも、日本各地の勇壮な民族音楽もすべて、こういう場で音楽が担うもの、当たり前でさりげないけど絶対的な力を再確認。
セレモニーには音楽が必要不可欠だけど、特にスポーツ大会に密着する音楽って何か人の心を高揚させたり、引き締めたり、強烈な作用があると思う。
「ファンファーレからのブルーインパルス」なんてゾクゾクだったし。
だから式典演技で、近藤さんオリジナルでご自身で歌ってらっしゃる曲が、ダンサー森山開次さんが空高く宙に吊るされたまま踊る幻想的なスタジアムいっぱいに流れたとき、その素朴な「最小限」の音楽があの巨大スタジアムに響いていること、そして間違いなく何万人もの人たちの心を掴んでいるのが伝わってきて、本当に素敵な気分になった。
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式典演技が始まる。両陛下もお帰りにならずご覧になっていた。
この大人数での演技の準備には、近藤さんはじめ何人かのコンドルズのメンバーが、連日日体大へ出向き指導されたとのこと。演った学生さんたちも大変だったろうけど、声を枯らして教えるのも大仕事。
よくまあ、これだけの若者たちをまとめられたものだと、あの人数を目にしてあらためて感心。
時々巨大画面に映し出される彼らの表情はとても生き生きと楽しそうで、やっぱり本番はみんなを引き締めるし、ただ1回の本番を体験するという、代え難い緊張感と充実感と高揚感を彼らは身を以て感じてるんだろうなと思った。
照明と衣装が綺麗。
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未来からきた「ポストマン」と少年少女のやりとり、というストーリー。
いつかの冬期長野オリンピックの閉会式のような、こちらのはもっと統制がとれてはいるけど、フィールドにいる選手たちが結構思い思いに動く(踊る)。
あの大舞台でマイクのアクシデントにも負けずに演じ切った子役の2人も立派だった。
最後には「3つの揮毫のよる文字」がひとつところに集められて復活。そしてストライクの「ビューティフルデイズ」が流れる。
大団円はサンバのリズムで自由な感動。
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このストーリーが終わると、ELTのミニライブ。
自分のファンばかりがいるコンサートと違って、盛り上げるのに多少苦労しますね。
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ラストは、この日いちばんかっこよかったかもしれない「盛岡さんさ」。太鼓と踊りがかっこいい。
すでに徐々に退場していく観客たちの背中に悠々とその音を轟かせながらゲートに戻る踊り子さんたちの、堂々とした力強さが見事だった。
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最後の最後に、またまた炎の競演。そして大きな花火。
清々しい秋の午後の青空、薄紅の宵の頃、そして紺色の闇が、オレンジ色の柔らかい光から細く鋭いレーザー光線まであらゆる光と組み合わさった2時間。
貴重な時間を過ごせて幸せだった。
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・・・・
でもって、これっていつまで光っていてくれるの?
勿体ないから、今夜は枕元に置いて寝よう(笑)。
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by saskia1217 | 2013-09-29 08:33 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

辛くていい夜

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面白い形のピーマンを買った。
考えてみたら全部唐辛子の仲間なんだから、こんな形のピーマンだって普通にあるに違いないよね。
肉厚で美味しいのだけど、中が狭いから種をとるには水洗いが速い。
国産だけど、なんかどこか南アジアっぽい(笑)。
これが辛いやつだったらスゴそうだな〜。
それにしても唐辛子の種類っていったいどのくらいあるんだろ…
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昨日の夜はカレー。
なんとなくタイ料理食べたいかなぁと思ってお店に行ったのに、そこがタイ料理とインド料理両方という不思議なお店で、すごくいっぱいあるメニュー見てるうちにわからなくなってきて(笑)、気付いたら大好きなほうれん草のカレー頼んでた。
サグパニール(バラックパニール)。
インド料理じゃん(笑)。

4段階の辛さで3にしてもらって、ちょうどいい「辛い!」だった。
このカレーに入ってる独特のチーズが好き。
おっきいナンも美味しくて、焼きたてチーズナンも美味しくて、夜遅かったのに炭水化物バンザイ、な感じ。

ま、いいのです。
楽しくごはん食べられるのが何よりうれしいこと。

で、帰宅後、3日前から家の中に居座ってつかまんなかった蚊をやっと発見&退治。
とってもいい夜でした(笑)。
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by saskia1217 | 2013-09-23 09:57 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(2)

秋空の色

iPhoneで撮ってこれだけ目に沁みるのだから。
本物の空の下じゃ陽の光と風がプラスされて、もっとずっと天国的。
息を呑むって、まさにこういう瞬間だね。
陸橋の欄干に背をもたせかけて、のけぞってシャッターを切りながら、言葉も出ない。
ううう、それにしても・・・の、昇りたい!

いつもの満月と、何がなのかわからないけど確かにどっかが違う気がする「中秋の名月」も。
西洋やインドでは「心が高揚する、動揺する、事件や事故が起こる」・・・そういう満月を、日本人はこの喧噪の中で今なお静かに愛でる。
そんなDNAが、ただただありがたい。

でもこの日の朝、よりによってがっつりヨガやっちゃったんだよね〜。
(アシュタンガヨガでは満月の日には月の影響を考えて練習しないことになっています)
事故は起きなかったけど、頭ん中で何か事故が起こったかもしれないなぁ・・・(苦笑)。
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by saskia1217 | 2013-09-20 20:02 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

ある秋のはじめの一日

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by saskia1217 | 2013-09-18 07:00 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)
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「これからも・・エレファントカシマシを、よろしくお願いしますっ!」
2013年9月15日。
「エレカシ復活の野音」2日目のラストで、こう深々と頭を下げ、いつものように大きな大きな投げキッスで退場していったヴォーカル宮本さん。
昨年10月に、この同じ日比谷野音のステージで「また会おう!」と見た目は元気そうに投げキッスをして、でも辛そうな声と背中を残して姿を消したその同じ人とは思えないくらい、あの時より何もかもがずっと・・・「潤って」いるような気がした。

今発売中の雑誌のインタビューで宮本さんは「病気になった時ほんとうにたくさんのファンの人から手紙を貰って、それがとても嬉しかった」という話をされていたけど、「でも最初は『私たちは何十年も待ってますから、必ず元気になって戻って来て下さい』とかなんだけど、それは最初だけでだんだん減ってくるんだよね。でもそういうものだよね。」(正確じゃないですが)とも語っていて。
いやいや、宮本さん。
もうちょっと、信じてもらってもいいかなあ・・・(苦笑)。
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宮本さんの病気によるエレカシのライブ活動休止から1年弱で迎えた、この「復活」の日。
いかにもエレカシらしく、CD発売でも、メディア登場でもなく、その同じステージでのライブからの再出発。
活動再開が発表され、野音のチケット抽選があった頃、もうおそらく外れるだろうし、それでも、それでも嬉しいから、行けなくてもいいや。外聴き?いや、いいよ、家で想いを馳せてるので十分、と思っていたのはまぎれもない事実。
それでも幸運なことに聴きにいけた。
そして聴き終わったとき「なぜあの時、聴かなくても・・外聴きさえしなくていいや、なんて思ったんだろう」と何故かとても反省した。
そう、やっぱり何よりその「音」を聴かなくては、伝えてもらうことはできないから。
この日、宮本さんはこう言ってた。

「えっと・・・えっと・・・言いたいことはいっぱいあるんですけど・・。歌を歌うんで、それで、それでいいですか?」

メンバー4人だけでの「優しい川」という渋い、これぞ野音、という曲で始まった初日。
ネットや新聞の記事にあったような「ちょっとしたお祭り騒ぎ」や「おかえりなさいコール」などは実際は微塵も無くて(少なくとも私は目撃しなかった)、開演前の日比谷公園に集まった大勢のファンは、立っている人も座っている人も、思い思いに静かにただ「開演」だけを待っていた。
期待感と、ちょっとした不安感と、それに勝る緊張感がみなぎっていた。
ステージにメンバーが登場した時も、何かを叫ぶというよりもただ大きな大きな拍手と、言葉にならない歓声、それもいつもより控えめな。
♪明日もがんばろう、愛する人に捧げよう♪・・・「四月の風」の歌詞が、何故かいつもより沁みる。
♪心の鐘を鳴らして…いわば勇敢な愚か者♪・・・会場に向かうとき、地下鉄の駅からのぼってくる階段で、リハの音が耳に飛び込んで来て心が震えた「大地のシンフォニー」。生で聴く宮本さんの声が、本当にとても懐かしかった。

コンサート中盤までは、野音のすり鉢を満杯にした3000人のお客さんもとても固くなっていたと思う。かけ声や拍手は熱がこもっていたけれど、「今日はな〜んかいっぱいカメラがあってね・・・なんか嫌だよねえ」という宮本さん自身の緊張感を、皆がまともにひっかぶっていたのかもしれない。
9曲目、「ほしむすめ〜!」の叫びで始まった「星の砂」あたりから、会場全体が徐々に温まって、自然にノってきたように思う。

アンコール、ダブルアンコールをふくめ、全27曲。
甘ったるい曲はひとつも入れてない。
誰にとっても丁度良く、どれも全てが「聴きたかった曲」で、文句無しの完璧なセットリスト。
「自分の歌だから、どれもスキなんだけど」と。
野音でこれやったらもう・・・ダメでしょ、反則でしょ、そりゃ「いつもの野音」だけど、って曲もやっちゃった(笑)。
「普遍の名曲なので・・・」と紹介した「翳りゆく部屋」。蔦谷さんの前奏が懐かしい。
これを今日歌われたら射抜かれる、と密かに思っていた「シグナル」もホントにやっちゃって。
♪どの道俺は道半ばに命燃やし尽くす/その日まで咲きつづける花となれ♪
蒸し暑かったけど夜空は見えて、虫の音もして、風も吹いて。

新曲を4曲披露。
公式MVで既に公開されていた「めんどくせえ」は、正直歌詞の全部を聞き取れなかったのだけど、憂鬱感とかガナリとかグルーヴ感とか、いろんなものが渦巻いていて、非常に力がこもっている曲だってことはわかった。
♪はてさて このオレは かれこれ何十年♪とアコギで始まるオジサンの歌(笑)は、平成の植木等みたいだったけど、後半バンドサウンドが激しくなっていく印象的な曲。長いことやってきたけど、財産も名誉も手に入れてない、でもいいんだっていう歌。ずっと耳に残る。
そして「これは詞がとても大事で、大切に歌うので聴いて下さい」という心のこもったMCから歌われた「あなたへ」。11月20日にシングルが出ると後で知って、やっぱり思い入れと完成度がダントツに違ってた。
「あなたの運命」と「わたしの運命」、そして「それをつなぐもの」について歌われていた。
♪あなたを愛して わたしを愛して♪
ここへ来てやっと、宮本さん、今まで受けて来たたくさんの愛と、自分が与えてきたたくさんの愛と、今自分の目の前に見ている大きな愛を、きちんとした言葉にして歌ったんだなあ、と思った。
しっとりしたバラードのように始まり、バンドが入って来て激しくなるのだけど、その中でもあくまでも歌い上げる。
とても、とても豊かな曲。

そして「ズレてるほうがいい」が、ライブであんなに、あんなにいい曲だったとは!
行田の町と、丸い古墳の姿が目の前に浮かんで聴いていた。
「涙を流す男」もライブでものすごく栄える曲。
そして本編ラストは定番の「俺たちの明日」。ライティングすべてオンで。
(そういえば、エレカシのライブにしてはライティングが非常に細かくなったなあ、と思った今回。惜しむらくは、チェンジがもっとドンピシャだといいなあ、なんて。ま、本番好き勝手にやってるアーティストに付けるのは難しいでしょうけど)
そして、高緑さんの帽子を取って勝手にかぶるのはいつものことながら、無理矢理ベースを取り上げてブンブン弾き始めたときは「お〜、もっと弾いて弾いて!」という興奮と共に、いきなり商売道具を奪われて手持ち無沙汰でずっと立ってた高緑さんの姿が・・・ちょっと(苦笑)。
宮本さんが休養して、大きな声で歌ったりタバコを吸ったりしなかった間、メンバーは全員「完全に休んで」「タバコも吸わない」って取り決めがあったみたいだけど、「休みにしたら成ちゃんなんて1週間ベース置いちゃったんだって。いや、俺がそう言ったかもしれないんだけど・・・あんた、1週間て」(客席苦笑)

アンコールの「今宵」「ガストロンジャー」「ファイティングマン」の定番に加え、これまた野音でこれやられちゃ〜、の代表「友達がいるのさ」で、胸があつくなる。この曲はイントロでみんなが必ずため息をつき、そして声にならない叫び声をあげるのだ。
「今宵」を歌い終わったあとにいきなり「おそらく、みんな・・・!」と言い放ったまま、長い沈黙のあと、何事もなかったように次の曲へ移行していったのも、ああ、いつもこんな感じだったっけ、と逆に懐かしく感じたり。

「so many people」で跳ねまくり、ほんとのラスト「花男」で♪生きてる幸せ忘れたか♪
既にハケてしまっていたサポートの蔦谷さんと昼海さんを「あとのふたりも弾くんだよ〜!」って叫んでステージに呼び戻して。お二人がちょっと嬉しそうに、肩を並べて再登場して。
「みんな、ほんとに・・・ありがとうございました!」
15日のMCだったか「生きてる、みんなも同じように生きてるから・・・通じるっていうか、わかるっていうかね。」そう訥々と単語を発する宮本さんの、言いたいことはわかった気がするよ。
生きててよかった。結局はそういうことだろうと。

タバコをやめてたから声が良くなったのかもしれないけど、休止前より「良くなった」というよりも、何か全く質が違う声になってたように感じた。
ツヤツヤということでもなく、かすれたりしゃがれたりもするのだけど、太く出しても弱々しくならない、2時間半歌ってもけしてセーブしてる感じもない。ド〜ンとストレートに思いっきり歌ってた。
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台風直撃と言われたのに、コンサートのあいだじゅう、お月様がずっと一緒に見てくれていた2日目。
冒頭に「平成理想主義」・・・♪ヘイヘイ、行こう、月の浜辺へ/夜中星空の下 歩こうよ二人で・・・♪
前日とは打って変わってリラックスした感じ、楽そうな、ノリノリな空気。
「すごいな、晴れたよ。みんなの中に、すっごい晴れ男、晴れ女がいるんじゃない?」と宮本さん。
いやいや、あなたじゃないですか?(笑)
「このままみんなで宇宙へいっちまおう!」と「東京からまんまで宇宙」。
超速の「ゴクロウサン」から「星の砂」「涙を流す男」までの流れが軽快。
「子供ってさ、夢。大人も夢。俺は子供の頃なりたかったのは電車の運転手とか、トラックとかさ・・『運転系』なんだ。みんなそうじゃなかった?男性は・・・」と客席に語りかけながら「なぜだか、俺は祷ってゐた。」が始まる。
この曲と「シグナル」を一晩で聴くなんて、言い様の無い濃さ。
考えてみたら、この一番好きな曲のうちのひとつに入る曲、ライブで聴けたのは初めてだった。

アンコールで野音定番「武蔵野」。ギターであのリズムをちょこっとかき鳴らしたところで背筋がゾクゾク。
「オ〜!」と客席との「コールアンドレスポンス」からすべり込んだ「コール アンド レスポンス」。
これ実はあんまりワンマンライブでやらない曲かもしれない。
♪全員死刑です♪と生で言われたのは久しぶりだったかも。うん、いいな、やっぱり!
ここから続けて「ガストロンジャー」「ファイティングマン」の流れも、今まで無かった気がする。なんというエネルギー全開のセトリ。しかも2日目のアンコールで。
東京、ラストのラストは「待つ男」。
♪富士に太陽、ちゃんとある♪でビシッと締める。お客さんの熱狂。

当たり前が当たり前でなくなって、そしてまた現実になったとき、不思議とまた「当たり前」の錯覚が襲って来る。
というよりも、半分夢の中のような、無意識の出来事のような。
でも、たしかに、何かが違ってたはずだ。
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エレカシの野音はもうここ数年、ファンクラブの会員でも殆どチケットが取れない。だから「外聴き」する人も多いのだけど、北海道や九州からそこに参加する人もいる。
そして会場の外でも、コンサートが始まるとみんな立ったまま、無言で、直立不動で聴く。
そうさせる何かが、エレカシにはいつでも、今でも、いつまでもあるのだ。
そしてそれはたぶん、彼ら自身も知っている。
だから、彼らも歌い続け、私たちも聴き続ける。
野音は90周年、エレカシは25周年。
誰しもその道はどうせ半ばまでだけれど、「どこまでゆけるか」が大切なんだ。
世の中の、東京の、日比谷の、彼らの、私たちの、そして私の「歴史」を想った2日間だった。
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by saskia1217 | 2013-09-17 08:00 | エレファントカシマシ | Comments(0)

映画

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ハッピーエンドかどうかっていうよりも、見終わったときに幸せな気持ちになれるかどうか、だと思うな。
だから、ハッピーエンドなのにエンドロールで涙が一滴だけこぼれるんだ。

そんな夜は、どんなに夜更かししてもきっと安らかに眠れる。
おやすみなさい。
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by saskia1217 | 2013-09-13 03:00 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

夏の終わり



こんなにテンポゆっくりだったっけ?
ヴァージョン違いかと思うくらい、印象が違う。
(でも他のはどうしても探せないから、これがオリジナルの正解だろう)
ステージを見ているときってたぶん心拍数が普段より速くなってるから、そのせいかな。

ダンスの舞台で使われてた音楽をあとで聴くと、一瞬しか見てないのにその「フリ」だけは何故か脳裏に焼き付いてることがある。
だからあとでオリジナルのPVを見てものすごい違和感があったりする(笑)。

この曲もだから、パブロフの犬みたいに、聴くと自動的に、あの独特なさびし〜い気持ちになる。
さよなら、夏。
でも大丈夫さ。
いま、ここからまた、新しい季節へ!
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by saskia1217 | 2013-09-08 16:39 | コンドルズ | Comments(0)

白い花

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雲は夏、花は秋。
夏の光と、秋の風。

物想いをできるかぎり彼方に飛ばしながら歩く午後。
暮れなずむ頃に薄明かりのなかでひらき始める花の、不思議さとやり切れなさ。
こんなにうつくしく白いのに。
それでもきちんと定刻に咲く潔さ。

母はこの夕顔を愛してやまない。
私はどっちかといえば、昼日中にめいっぱい体を広げて咲く向日葵やガーベラや、いけるとこまで開いて最後には仰け反って散ってしまうチューリップや、最高にぼってり咲いてる最中にいきなりまるごと地に落ちる椿なんかが好きなものだから…

知らないあいだにもう、くんにゃりと開きかけてて、夜、人が見ていないうちにパカッと開いてる夕顔が、
もはやどーでもいいんだか、媚びてなくてかっこいいんだか、
よくわからなくなる・・・
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by saskia1217 | 2013-09-03 22:58 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

一夜明けて

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今朝まで死ぬほど聴き続けていた2曲。

FUNは最近も来日して、テレビであの「We Are Young」をスタジオ生演奏したりしていたのを見たりしてはいたんだけど、「Some Nights」は初めて聴いた。
繰り返し聴いてるうちに、その歌詞がなかなか凄いことに気がついてまた吃驚。
具体的にそれがどういう情景なのかについてはいろんな解釈があるらしいけど、まあ、そんなことはどうだっていい。
きっとどっちも正解なんだ。
スゴいのは、作って、歌ってる人の嘘のない等身大の声が、ちゃんと伝わってくるってことなんだ。
この曲で打ちのめされる、ずっと底で鳴り続ける殆どマーチングのようなリズムの真実味は、大きな舞台のスケールの大きい音響で聴いたあとに、音源をヘッドフォンで大大大音響にして聴いてみても、同じようには戻ってはこないのだけれど。

英語をあんまりちゃんと理解できないので、どうも洋楽をあまり積極的に聴くことがない。
だけど、まっすぐに共感できるものって、たくさんあるんだね。

そして、Fall out Boyの「Thriller」の歌詞が、この「Some Nights」と強烈にリンクしていることにも気づいて、また驚く。

I can take your problems away with a nod and a wave
Of my hand, 'cause that's just the kind of boy that I am
The only thing I haven't done yet is die
......
Crowds are won and lost and won again
But our hearts beat for the diehards

「俺は君がかかえてる問題をこの手で瞬時に解決することができる
俺はそういう男だから
唯一まだやってないことといえば、それは死ぬこと
(中略)
大衆は熱狂しては醒め、そしてまた熱狂する
だけど俺たちのハートは、強く不動の心を持った奴らのために動いていくのさ」

(きっとさまざまな)ステージという場所に立つ人の心の叫び。
過去の時間に押されてここに流れ着き、今という時間と戦い、未来にふたたび戦いを挑む。
詞のなかに出てくる「45歳」という年齢、世間という魔物と対峙する姿・・・
それは完全に、今この目の前のステージで踊っている彼らの姿に重なっていたのかもしれないね。
そんなふうに思うのは、たかが一観客の余計な邪推でしかないかもしれないけど。
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by saskia1217 | 2013-09-02 15:25 | コンドルズ | Comments(0)

今日もまた日が昇る・・出かけてゆこう!


by saskia1217