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時間を味方にして〜コンドルズ・日本縦断超時空ツァー2013「Time is on My Side」東京公演〜

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コンドルズ夏の全国ツァー「Time is on My Side」東京公演初日を観る。
リニューアルした芸劇中劇場の木と真紅の空間のなか、16人が動き、叫び、踊り、歌う。

舞台に立つ人って、ほんとに、なんて、なんて素敵なんだろう!
それが、冒頭の全員でのダンスの幕があいた瞬間に脳のなかいっぱいに響いた言葉。
今日一番じ〜んときた一瞬。

最後まで見終わって、濃厚な美味しいビールを呑みながら思うこと。
コンドルズのすべての要素、エッセンスが、同じ分量、ウェイトで集められてたなぁ。
行く先がわからないようにみえてたコント・ミュージカルも、ちょうどいい時間にちゃんとストンと落ちて。

数人で細かい曲線を作り続けるしなやかなダンス。
内なる力が、弾けることなくそこに留まることで、たぶん男性にしか表現できない存在感があったラストの群舞。
どの人のどの動きも、指の先まで釘付けになってしまう魅力。

いつでも、いつまでも素敵って、すごい。
この素晴らしい人たちと同じ時代に、同じ国に、同じ空間に居られる奇跡と幸せをおもう。
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by saskia1217 | 2013-08-31 01:58 | コンドルズ | Comments(0)

昼下がり

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なんか、なごむ。

でもって巣鴨のマツキヨで、あついな〜なんてぼ〜っと買い物してたらふいにエレカシの「孤独な旅人」のイントロが流れてきて、気付いたら店内スピーカーの真下に駆けよっちゃってて、そこがたまたまお目当ての歯ブラシ売場で、何故かおんなじのを2本も買っちゃったりしちゃったりする…

そんないくつかの午後が通り過ぎた、これぞまさに、夏の終わり。
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by saskia1217 | 2013-08-29 17:39 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(2)

吾心

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月、虫の音、風。
秋近し。
吾心似秋月、碧潭清皎潔…
とも言い切れず。
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by saskia1217 | 2013-08-28 01:24 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

いいこと

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夏いやなこと、アイロンかけ。
冬いやなこと、お風呂掃除。

夏いいこと、洗濯物がすぐに素晴らしく乾くこと。
冬いいこと、アタマがすぐに素晴らしくまわること。

あ〜(>_<)
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by saskia1217 | 2013-08-21 10:16 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

10分クッキング

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セールで買ったバジリコ絶賛消費中\(^O^)/
ニンニク、鷹の爪、オリーブオイルとスパゲッティーニ。
速くて普通に美味しい!

意外とまだたくさんあるなあ。
フードプロセッサーないけど、ジェノヴェーゼにしちゃうかな。
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by saskia1217 | 2013-08-18 11:56 | くいしんぼうメニュー | Comments(0)

行遠自近

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ワークショップで書を教えていただいている先生のブログでこんな展覧会をやってることを知って、それがあと数日で閉幕だったので昨日急遽思い立って見にいってみた。
「文字の力・書のチカラII/書と絵画の対話」
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出光美術館は一昨年の冬に琳派の展覧会を見に行って以来。
あの頃はなぁ・・・まだ「浮世絵」に微かに興味が出始めた頃で、琳派だってテレビで見たから行ったんだったなあ。ここは琳派の絵画とか、やきものとか、お茶道具とか、浮世絵とか、そんなものがメインの美術館だというぼんやりしたイメージで、殆どは全く興味の無かったものだったから・・・。
まさか今になってまたここに来ようとは。

う〜ん、見られてほんとうによかった!
なんというか、ココロにきた。
目からウロコも。
でもハテナもいっぱい来ちゃって困る(笑)。

こないだ見た上野の「和様の書」は量も膨大だし、書の歴史を辿るという勉強としてはとても楽しめたのだけど、ぐっとくるという点ではこっちのほうが私には近い感覚があった。
展覧会としては量だってかなりあったし、なるほど照明はたしかに暗めでかなり目が疲れたけど、惹かれた作品の前に何度も戻ってその字と近しくさせてもらうような、そんな幸せがあった。
上野の展覧会は王道で真面目なラインナップ、という感じかな。
(でもきっとこの後また行ったら、たぶん違う気持ちで見られるような気もする。)

会場は混み合ってはなかったけど、年配の方中心にそこそこの盛況。
その会話からして、殆どが書を嗜む方達なのかな。としたら、書道人口ってかなりいるんだろうな。
中には熱心に模写をする制服姿の高校生なども。

印象に残ったこと、いくつか。
こないだ上野でその漢字が「大好きだ〜」と思った小野道風の「仮名」を、ちょっと心を入れ替えて見られたこと。「好き」というより「素敵」って思った。そうだよなあ、漢字だけ書く、なんてありえないもんなあ(笑)。なんかこの前まで「仮名より漢字のほうが好きだわ〜」とか思ってたけど。名人は何でも書けるのだ、当たり前か・・・。
この私も仮名なんかを書ける日が来るのかなあ・・・想像もできないなあ・・・漢字をたったの数個書き始めて数ヶ月、まだ手が震えてる段階だけど(苦笑)。いやいや、そんなことを思うだけでもおこがましいや。

この前知ったばかりの佐里、その筋切もうつくしかった。
この日知った「本阿弥光悦」、すごく有名なんだろうな。
この展覧会でよかったのは、全作品に「何が書いてあるか」を現代文字で書いてくれていたこと。うまく読めない私にはとってもありがたかった。

「書画一如」と題されたコーナーは、くるものが多くって、なかなか足が先へ進まなかった。
今までは、書と画が一緒にかかれているものを見ても、そのふたつの関係なんて考えたこともなかったのに。
ここで一番好きだった仮名の作品「十二ヵ月図賛」の大田垣蓮月。
これは本当に・・・たぶんずうっっと見ていられる。よくわかんないけど、全てが好き。字の形とか流れ方とかバランスとか、細部細部も、全体も。
富岡鉄斎の画もまた、いいバランスで書に寄り添ってる。
(鉄斎はね、「なんでも鑑定団」でこの私にもお馴染みだった・・笑。テレビも役に立つね)

ユーモラスな中に細やかな工夫がされた尾形光琳の「蹴鞠布袋図」に思わずニコニコしていると、次にあらわれたのが「仙厓」。
面白い感じの画を描く人、というザックリしたイメージしかなかったから、ここでその画もその書も初めてちゃんと見て、スゴい人で、しかも大人気だってことを初めて知った。
きっとものすごく有名な作品であろう「一円相画賛」「○△□」そして「般若心経」。
もはや画と字の混在。ちょっと小林賢太郎さんの舞台作品が脳裏をよぎる。
習慣的に字と向き合っている人は、日々書いているなかできっといろんな世界に足を踏み入れるんだろうなあ。その結果、いろんな現象が起こるんだろう。そしてそれが形となって現われる。
筆と墨と紙だけから、考えてみたらものすごい無限の現象が起こりうる。
作曲とか絵も同じかもしれないが、過去やり尽くされて来たことがこれだけあっても、きっとまだ、あるんだよ。
作品の前にずっと立ってると、そんなことを思いながら吸い込まれそうになった。

「戯墨、醉墨」というコーナーも魅力的。素敵な言葉だな、「醉墨」って。
自分が古い音楽をやってるせいなのか、「古いものには価値がある」のような理由のない価値観が植わっちゃってるせいなのか、絵でもモノでも「新しいもの」を軽視しそうなことに時折気づいて反省するのだが、ここにあった川村驥山の「飲中八仙歌屏風」は実によかった。昭和26年の作品。
読めない、読めないのだけど、すごく好き。リズムが、形が、曲線が。

「字」なのか「線」なのか・・・ここまで読めなくなっちゃうとやっぱり嫌だな〜、っていう境界線もあって(笑)、もはやそうなると抽象画を見る感覚で見てしまうから、自分のなかがちょこっと混乱する。
「ひとりぽっちになってやわらかいこころでみる」という、尊敬する中学の時の美術の先生伝の「芸術の鑑賞の仕方」は正しいと信じて作品には接してるつもりだけど、それでも「解放してるつもり」の自分のなかのどこかが無理してる気もするから。
抽象が自然なのか、具象が自然なのか、たぶん人によって違うんじゃないかなあ、結局は。

家康の書「日課念佛」のたっくさん並ぶ「南無阿弥陀仏」から「家康」の文字を探すのも面白く。
そして光圀公の「風」!!!
こないだ自分でも何度か書いた文字だったので(笑)ちょっと興奮。
ゴツさはないのにちゃんと力を秘めた、それでいてやさしい流れの「風」。

「書の風雅」のコーナーは一筆書き、一行書。
滲むくらいたっぷりと墨を付けたばかりの冒頭と、それがだんだん枯れてゆく最後。
最初にどういう気持ちでどういう「つもり」で、どんな感じで墨を付けたんだろう。どんな筆で書いたんだろう。そのちょうど途中、真ん中で、書いてる人はどんな気持ちだったんだろう。
私には馴染みのない中国の詩からのいろんな言葉、素敵なものがたくさんあったから、おこがましいけど書いてみたくなっちゃったな。

解説ボードに、いわゆる「伝統」を重んじる「書家」と、例えば「高僧」や「文人」たちの書く(芸術としての)書の違いについて書かれていたけれど、今でもやっぱりそういう区別、境目はあるんだろうか。もちろんグラデーションなんだろうけど。
書道、華道、茶道、画、禅、やきもの、句歌・・・当たり前だけど全てが連携して絡み合っている。
分け入るのも大変なことだろうなあ。とめどがない。

いまだ仲良くなれない新しい筆と、「すぐにでも準備OKですよ!」と言ってくれるいい匂いの墨汁と、意のままにならない腕と。
ま、当たり前なんだけど。

行遠自近 登高自卑 是無捷径 可走的

仕方ないね!
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by saskia1217 | 2013-08-17 19:01 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(2)

ちいさな陶酔

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お友達から情報をもらって気になっていた、表参道ヒルズにあるPASS THE BATONというお店でやってる「トイピアノ展」をみてきた。
表参道を歩くなんてひさしぶり。
夏休みの表参道なんてもう、中高生、いや小学生もか・・・でギッシリ。
いやいや〜。

PASS THE BATONというお店はヒルズの一番原宿側にあって、入り口はすぐわかるものの、地下2階という立地のためか「ここにいくぞ」と思っていく人以外にはなかなか見つかりにくい感じ。その「秘密感」が魅力のひとつなんだけど、お店的にはどうなんだろ。
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洋服や雑貨、それも骨董というかリサイクルというか、あとワケアリ商品なども含めて、すべてが大切に集められた、というのがよくわかるお店だった。国内の素敵なブランド、海外からの一点ものなど、どの商品にもその履歴が詳しく書いてあり、それが「PASS THE BATON」ということなんだって。
見とれちゃうくらい面白いディスプレイに迎えられてお店に入ると、素敵な洋服や雑貨のむこう、一番奥のガラス張りのスペースの床にバラバラとトイピアノたちがいるのが目に入って、思わず駆け寄る(笑)。

愛らしい!
色とりどり!
なんなの、この幸福感!

お店の方にきいて、全て弾いてもOKということで、しゃがんでひとつひとつ片っ端から音を出してみる。
いろんな形、いろんな国。
音の出るもの、あんまり出なくなっているもの。
この展示会はあくまでも「楽器」というより「ディスプレイ」としての商品価値も想定している、ということで、でも音があんまり出なくてもそれがかつてどんな音だったのか、っていう片鱗も見えたりするのも面白い。

不思議なんだよね。
ちっちゃな鍵盤に手をのせると、何も考えなくても、いろんな音楽が身体からひっぱりだされてくる。指から出まかせ。
楽器がそれを吸い寄せてくれる感じ。
楽器の力、スゴイ。
即興なんか得意じゃなくたって、なんだか「相応しい」ものが指先から流れてくるんだ。
きっと誰が弾いたって同じ。楽器がそうしてくれている。誰もを受け入れてくれる。
そうじゃない楽器が多いなかで、こういう感覚をくれる楽器があるのってすごい。

鍵盤の多いのは伴奏付きで、少ないのはメロディーだけぽつんぽつんと。
トイピアノって単音のほうが合ってるのかなって思ってたけど、楽器によっては和音つけてもとっても綺麗なものもあって。
いろんなメーカーのなかで一番魅力的だったのが、パリのMichelsonne製のもの。音がね、もう・・・沁み入る。残響が絶妙。

ポーランドで出版されてるカタログや、この展示にまつわるパフォーマーの方たちのCDなども。こういう楽器に力をいれて演奏活動をしてらっしゃる人たちもいるんですよね。
家に帰ってから試聴できるサイトにいってみたりして、またニッコリ。
いいなあ、こんな楽器が家にひとつあったら。

一緒に見にいったお友達が隣りでつぶやいていた。
「あ〜、もうこうやってずうっと聴いていられる感じ」
そう、そう。
雨の日とかに、一日こうやって弾いていたい・・・。
音楽って本来、優しいものだよね。
「可愛い」「優しい」「魅力的」、真の意味でね。
瞬間的な感嘆の言葉だけじゃなくて、もっとほんとに沁みる場所でね。

そんなことを耳元でそっと言ってくれるこの楽器、大事にしたいな。
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by saskia1217 | 2013-08-15 18:06 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

字の海へとびこむ

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「美しい文字と好きな書に会いに」という副題で東京国立博物館開催されている「和様の書」展にいってきた。
「美しい」文字ってどういう文字のこと?
「美しい」文字が「好きな」文字とも限らないよね。
何ヶ月も前から楽しみにしていたから、うきうきして出かけた。
暑かったけど・・・。

書道とか書家とか書の歴史とか漢字の成り立ちとか、そういうことはてんでわからないんだけど、チラシやHPで見た小野道風の字が「すごく好き」だと思ったのと、大神社展で見逃しちゃった平家納経が見たかったのとで、楽しみだったんだ〜。
どれだけの展示品があるのか、目録だけじゃよくわからなかったけど、たっぷり時間とっていったから最初からゆっくり気の済むまで見ながら奥へ進んで行った。
いつもなら閉館する月曜の特別開館だったことと、お盆休みも重なって、館内は比較的空いていてラッキー!
特に小さな小さな書はケースの前に立たないとよく見えないもんね。

はぁ〜、ほんと〜にいろんな字があるなあ。
その一言。
大きく5つのテーマに分かれていて、最初のほうは殆ど漢字のもの。
信長、秀吉、家康の書もあったけど、まあ、うん、そ、そうね・・・特には・・・好きってわけでもなく。それぞれ個性はあって面白かったけど。
歴史上有名な人物だと、伊達政宗とか(伝)紀貫之とか藤原定家とか道長とか、西行とか芭蕉とか一茶とか。
膨大な書の前をじりじりと右から左へ進みながら、殆ど一文字一文字、目で追いかけてゆく。
そのうち、自分の名前の文字が出てくるかなあ?なんて思っていると、果たして意外と多かったのが「廣」の字。真ん中に横棒がないものが殆どだったけど。
いろ〜んな「廣」の字を発見しながら、自分の名前4文字のうち比較的早い時点で3文字を目撃。そして意外と(笑)なかったのが「美」。これ、じつは私の目では発見できなかった・・・。
は〜、广(マダレ)って、やっぱり横棒が短いほうがカッコいいな〜、とか。
「麻」の林の左の木の縦棒って、やっぱりちょびっと撥ねるといいのか〜、とか。

お皿、蒔絵、着物に縫い込む、銅鏡・・・あらゆるところに文字を使う発想。
草木、花、鳥、魚なんかの字が多いのも、表したいものがそういう季節や情緒であることが多いのかなあ。
しっかし、「月」は多かったぞ。
さすが、さすが日本人!

「三跡」と呼ばれる書の名手(小野道風、藤原佐里、藤原行成)のコーナーが、私にはやっぱり一番魅力的だった。
なかでもやっぱり道風の字に惹かれた。ケースに近寄るだけでなんだか「おおおおお〜!」って空気が寄せてくる。
字のもつ力ってすごいなあ。
「円珍贈法印大和尚位並智証大師諡号勅書」っていうのが素晴らしかった。道風がひとりで楷書、行書、草書を続けて書いているものなんだけど、彼の楷書というのはこれが残存する唯一のものだそう。その楷書の部分が本当に素敵だったんだ。行書も好きだったんだけどね。
藤原行成はその道風を夢にみるほど尊敬していた、っていう話もちょっとうるっとくる(!)逸話だったけど、心無しかやっぱりちょっと道風のニュアンスと共通するところがあるような気がした。
どこがどう、ってことはわからないけど。

「手鑑」と呼ばれる、いろんな人の書を集めて帖にまとめてある長〜い巻物は本当に飽きずに眺められて面白かった。
が、さすがにあまりにじっくり見てると、足よりも目がヨレヨレになってくる。
グッタリしそうになったところに、やっと平家納経があらわれた。展示換えがあるのだけど、ちょうどこの時のは「見宝塔品第十一」という、一文字一文字を銀色の丸い下地の上に書いてあるもの。これまた豪華で綺麗だったけど、書かれている文字は(ま、お経なので)一糸乱れない楷書(なのかな)だから、字そのものから受ける「力」「個性」はある意味「強烈」ではない。
「そうじゃなく書いてある」からもちろんなのだけど、鑑賞するにはちょっぴり味気ない。
己を消し、心を静めて書くお経。
文字にはその用途や目的も大きく関わってくるんだね。

ちょっと興味深かったのは「消息経」という、追善供養のために亡くなった人の手紙などを集め、その上にお経を書いたもの。平安時代以降の習慣だという。知らなかったなあ。
墨の色で書かれた手紙の上に、金色の字でお経が重ねて書いてある。そして美しい装丁。
こういう追悼の仕方、そのお経の文字のゆかしさに、いろんな心が重なっているのが見えるようだ。
うす〜い線で描かれた絵の上に字が書かれているお経もあった。

「高野切」のコーナー以降は、仮名文字が殆どになる。
10〜11世紀に仮名文字が出来てから、その使用とともに、この独特の美しさが花開いたことがよくわかる。
古今和歌集、漢字部分のあとに仮名が書かれている。う〜ん、風流。
しか〜し!!
見ていて「うつくしい!」のはわかるけど、私のような素人には「読めない」部分も多い。いや、読まなくてもいいんだけど、何が書いてあるのか「わからない」っていうのは結構つまらない(苦笑)。
しかもまたまた膨大な量の仮名文字の海。色とりどりの美しい紙に書かれた、なが〜〜〜〜い巻物の前を、右から左に、このあたりからちょっとだけスピードを速めて移動する。
「きれいきれいきれい!」っていう感じで(笑)。
自分で筆文字を練習するとき、今まだ殆ど漢字しか書いた事がないせいか、仮名文字そのものに対する興味がじつはそんなにない・・せいもあったのかな。
勿体ない見方・・。
ゴメンナサイ。

あと、ひとつの作品のなかに楷書と行書が混じって使われているものも面白かった。
楷書と行書の差ってなんとなくしかわからないけど、よ〜く見ていくと数文字ごとに明らかに違う字体がくるのがわかる。けど、何故、どういう基準で混ぜたんだろ。だって意識的にやってるわけだし・・・。

それから、右肩上がりの字、っていうのは古今東西比較的よく見るけど、とある手鑑のなかに「超左肩上がりの字」を見つけて吃驚したり!
現代じゃ「右肩上がりの字を書く人は大抵上昇志向の強い人」とか言われてるけど、左肩上がりの人はなんなんだろ(笑)。

う〜ん。
なんかしばらく頭の中が漢字でいっぱいになっちゃった(笑)。
素人が見ても十分面白かったけど、きっともっと色々知ってたらもっと楽しめるのかもしれないな。
途中でぼ〜っとしたり、メモしたり、ゆったり見てたらけっこう時間が経っちゃった。
後半けっこうサッサと観て、会場をあとに。
9月8日の終了までまだ展示換えもあるし、あともう1回くらい観にいけたらいいな〜。
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by saskia1217 | 2013-08-14 02:37 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(2)

倍返し

・・・っていっても「仕返し」じゃあなくて御恩返しのほう(笑)。
「危険なので用事のない人は外出しない」ってテレビで言い始めた先週金曜日。
でも朝ちょこっとヨガやったくらいじゃあ、毎日冷房の効いた室内に一日中いるのは運動不足すぎると思い、ずっと気になってた田端の赤札不動尊(東覚寺)に行こうと思い立つ。
夏のお出かけは午前中が限る、とはいってももう最近じゃ早朝から30℃以上。どっちにしても変わんないやと用事をいくつか片付けてから、お昼くらいに家を出る。
もちろん徒歩だ。大した距離ではない。
時々通りかかる馴染みの小さなお稲荷さんや神社に、久しぶりにご挨拶しながら。
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帽子、サングラス、水、塩飴。スニーカーにリュック。
出来るだけ楽な恰好で、しかもいつもよりずっとゆっくり歩いた。
けどやっぱり、特に交通量の多い大通りのアスファルトはキツイ。
途中日陰でお水を飲んだり、花が咲いていると立ち止まって眺めたり、休みながら歩く。
夏の花は色が綺麗。
八重の向日葵も素敵。
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こうやって歩いていると、本当に日本人の植木、草花好きが身にしみる。
マンションの管理人さんだったり、幼稚園の用務員さんだったり、定食屋のおかみさんだったり、そんな人たちがせっせと水やりをしている。
塀の上やべランダもだけど、特に家の前!私道であろうが公道であろうが、自分ちの玄関前に鉢植えを並べて毎日大事に水なんかやって、「咲いた咲いた〜」なんて嬉しがってる、そんなささやかなことに楽しみを見いだしてる国民て、やっぱり貴重。それも江戸時代から急に流行ったらしいけど、その血がまだ続いているんだね。
(欧米でもベランダ植物やガーデニングは盛んだけど、ちっちゃい玄関周り、塀からはみ出した道なんかに置いてるのは日本だけだと思う。)
通りかかった幼稚園には塀代わりに立派な向日葵の列。
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動坂までやっと来た。
そういえば私は一度だけ、初夢になすびが出てきたことがある(笑)。
だけどその年に特別いいことがあったかどうかは覚えていない。
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しっかし・・・溶けるかと思った。
お寺に着いた頃にはすっかりゆでダコ状態。
しかもここって、わりと炎天下なのよ・・・。
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白龍山寿命院東覚寺。
真言宗豊山派の寺院で、谷中七福神めぐりのお寺のひとつ(福禄寿)でもある。
本堂のご本尊にまずご挨拶しがてら、ここで初めて腰をかけてお水を飲んで休む。
蝉時雨がすごい。
炎天下の境内には山門をお掃除するお寺の方がひとりだけ。
蓮の花のつぼみ、満開のサルスベリの花。
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ここでもうひとつ有名なのはこの真っ赤に見えてる「赤紙仁王」。
江戸時代初期から立ってるこの仁王様。
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寺務所にお願いして薄くて赤い紙とお線香をいただき、自分または家族知人の病気や怪我などで悪い箇所と同じ仁王様の身体の箇所に「阿」「吽」の順にその赤い紙を貼付けて、治癒回復をお願いする。
そしてもし治ったら、御礼として「阿吽」それぞれに一足ずつ草鞋をお供えするのが江戸時代からの習わし。これは祈願者や病人を見舞うために日夜歩かれている仁王様、さぞ草鞋がいたんでたくさん必要とされるだろう、という気持ちから。

果たして、こんな大きな草鞋だったよ!
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お線香と草鞋を置いてのご挨拶が終わったら、その草鞋は専用の場所に結んでおく。
「ここのところ御礼参りの方が多くて」とお寺の方がおっしゃっていたが、なるほどもう結べる余裕がほとんどないほど、草鞋がスズナリ(苦笑)。
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背伸びしてようやく一番上にスペースを見つけ、必死で結びつける。全身大汗をかいてる上に炎天下でもっと汗が吹き出したところに、強く結ぼうとする藁のクズが頭上からいっぱい落ちて来て首やら腕やらにひっつく。わ〜。

でも、これで気が済んだ。
お願いしっぱなし、ってのはどうしたってマズイ。
せっかくなのでお隣の(もともと一緒だった)、こちらも由緒ある田端の総鎮守、田端八幡神社へ寄る。こちらも人っ子一人いない。
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石段を随分上がった、お寺より少し小高いところにある境内は多少風が通る。
耳鳴りがするくらいの蝉時雨。
少し腰掛けて、覚え書きをメモしたり、写真を見たり、水を飲んだり。
うるさいくらいの蝉の声なのに、身体で感じるのはこの静寂。不思議。
ここも久しぶりで来たなあ。

帰り道、もと来た道を忠実に戻ったが、いくらのんびり歩いてもこの酷暑には勝てなかったようで、翌日まで体調がイマイチだった。
自分で大丈夫、と思うことが熱中症を引き起こすんですね。
過信には気をつけよう。
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by saskia1217 | 2013-08-13 00:46 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

リミット

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筆文字練習のメリット。
「あ、やりたい!」と思ってから10秒でスタンバイ完了。
真夜中だろうが夜明けだろうが、何時間やろうが、誰にも迷惑がかからない。
もはや、それがメリットなんだかデメリットなんだかわからなくなってくるけど(笑)。
「あ、弾きたい!」と思ってから最低30分は調律にかかり、どんなにテンション上がっても夜8時頃にはやめなきゃなんないチェンバロと、つい比べちゃうんだわよ(ー ー;)
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by saskia1217 | 2013-08-12 01:14 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)