ピアノと春の庭

先日、実家のピアノを調律するのに立ち会いにいった。
ピアノは普通最低1年に1回は調律しなきゃいけないのだが、ここ数年はなかなかピアノを弾く(弾かなきゃならない)機会もなく、ピアノもそのままにしていた。
ごめんね、ピアノ。
チェンバロはいつでも自分で調律できるけど、ピアノは微妙に違う技術もいりそうだし、大体ハンマーを持ってないしなあ。力も要るだろうし。

高校に合格したときに買ってもらったピアノ、当時は存在した「免税」のマル免の金色ハンコが楽器の底にバ〜ンと押してある。3歳でピアノを始めた頃から高校入学までずっと弾いていたアップライトのほうは、祖母が入居していた近所のホームの食堂に数年前にお譲りした。その祖母も、亡くなってからもう3年になる。
楽器というのはやっぱり愛着があるもので、長年一緒にいるうちに感覚が擬人化してくるんだな。
なかなかしょっちゅうは切れない低音弦が断弦してから、特注になるというその弦を横着して仮弦のままにしていたものだから、そこの狂い方がハンパなく、時々弾きにいっては不快な思いをしていた。が、ピアノにしてみればそんなにほっておかれてもっと不快だっただろう(笑)。
昨年秋に近藤良平さん企画のダンス公演でピアノを担当したとき、久しぶりに集中して実家に通ってさらって、本当に自分がどれだけピアノが好きなのかを再確認したなあ。
いや〜、ほんとに好きだなあ、ピアノ(笑)。
なんかこう、自由になれる。

ピアノを専攻していた頃はどうしたって毎日欠かさず数時間ずつは弾いていたわけだから、それをやらなくなって数年たてば、もういろんなところが一気に衰えて、自分の手が自分のものでないみたいにコントロールが出来なくなる。
最初のうちはそれが悲しかったが、最近はもうそのことがそんなに気にならなくなった。
弾けばいいんだよね、好きならば、好きなように。

それから、やっぱりロマン派の音楽に一番近い気持ちを感じるということも思い出して、なんだか新鮮な気持ちになるね。
ん〜、チェンバロもオルガンも同じくらい好きだし、古い音楽も新しい音楽もぜんぶ好きなのだけど。
つまり、音楽なら、そして楽器ならなんでもいいんだろうな、私って(笑)。

調律後にスッキリとバランスのとれたピアノで、6月にチェロの親友と2人でやるコンサートのために、フォーレやサン・サーンスを、そしてシューマンやメンデルスゾーンをそぞろに弾いて楽しんだあと、春の光のさす庭に出る。
小さな庭だけど、草木がいっぱいあるのでひとつひとつ見ていると飽きない。これはずうっと、子供の頃からの楽しみなのだ。
そして、持っていった春のお菓子で両親とお茶。私の好きなお茶碗で、母がお茶を点ててくれた。
生菓子はどれも美しいけど、春のものは特に綺麗で、器に置くその動作の間にも気持ちがあたたかく高揚させられる。

楽器に耳をすます、楽器に思いを尽くす。
人と言葉を交わす。
あっちやこっちに出かけていって、人と出会う。
お茶をのむ、お菓子を味わう。
花と緑を眺める。美味しい空気を吸う。
病気や故障という意味でなく、自分の身体の状態をちゃんと毎日知って意識にのせる。
自分の気持ちがどうなのか、何を考えているのかもちゃんとわかっている。

そのひとつひとつがかけがえなく大事だと思えるようになったのは、やっと最近のことだなあ。
その一瞬はもう二度と戻ってこないからこそ。
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by saskia1217 | 2013-04-29 21:34 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(3)

いつもの赤羽

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いつもの、とは言うけど、毎年ここに来られるっていうのも当たり前でなくなる時が来るのかもしれない。
そう考えるとさ、ありがたいなあと思うね。
赤羽。
こんなあったかくて素敵な日に、この並木の桜の花が舞い上がる光景が見られるのは。
おんなじような写真が続いてた「お散歩ブログ」も、これでたぶん一段落するだろう(笑)。

数年前、初めて桜を見に来たときは「満開」を狙って来たが、それからはもう「散る頃」に合わせて足を運ぶようになった。写真では伝わらないけど、その花吹雪を全身に浴びられる、ちょうどよい風と、暖かさと晴天が揃う日は、そんなに多くはない。
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もうだいぶ取り壊された赤羽台団地。
団地マニアにはおそらく大変貴重な「星形団地」も近いうちに無くなってしまうのだろう。
八重桜並木とのコラボも、来年にはもう見られないのだろうな。
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春の日、いっぱいの陽射しを浴びて、静まり返った住宅地のおのおのの玄関前には競うような花の洪水。
命がいっぱい。
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一度ここでお昼を食べてみたいと思っていた「洋食いしだ」は、定休日を避けていってもお休みのことばっかりで、ほぼ2年近く越しでようやく夢が叶う(笑)。
「オムライススペシャル」とものすごく迷ったが、結局「やきめしスペシャル」を。
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炭水化物&炭水化物+ちょっとお野菜。
しかもこれにもう一皿、マカロニグラタンをお友達とシェア。
しかもそこにビール。昼間っからビール(笑)。
炭水化物バンザイ!
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赤羽にくると結局ここに来てしまう、不思議な引力のある赤羽八幡神社。
ここは方位とか厄よけ関係のお守りやお祓いが色々詳しいらしいのだが、お守りもものすごくたくさんの種類がある。ざっと見ても50種類以上は確実にあったかなあ。
・・・んだけど、「怪我の平癒、っていうのは無いんですか?」と、ちょうど応対してくださったご神職に何気なく伺うと「いやあ、そういうご要望があまりにも多いので、そろそろそれを増やそうかと思っているんですよ」と。
え、もっと、これにもっと増やすの〜?!
「それから今は『旅行守り』というより、お仕事で移動される方のお守りのほうが望まれているので『出張お守り』『転勤お守り』も作ったほうがいいかなと」
すごいなあ、この前向きな姿勢が。
この神社はテレビドラマの撮影に使われたり、絵馬用のペンが何色もカラフルに用意されていたり、ここの「下元8運お守り」の横にした8の模様(無限大の形)が関ジャニファンの女の子たちに大人気になったり・・・と、何かと開かれた感じがしていたが、それも全てそういう心意気の現れだったんだなあ。

川を目指して歩いていると、今まで何度か歩いたことがある道に小さなお稲荷さんを見つける。
辻稲荷。
門は閉まっていたが普通に開けることが出来、お参りできた。
古いお狐さんと小さなお社。
かなり前からあるんだろうなあ。
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ほんわりした気持ちでそこを後にすると、また同じ道沿いの路地奥に祠らしきものが目に入る。
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何だろう?
行ってみよう!
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うわあ、木で出来た屋根はもう半分朽ちている。
そ〜っと中に入ってみると、ちゃあんと小さな御幣が祀られ、その横には「天龍寺」の名が読めるお札が。どこかの大きな神社あるいは神宮寺からの分祀だろうか・・・
本格的に倒れないうちに、何とか直してもらえるといいな。
しかし、この通りには素通りできない古い標しがいっぱいある。
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最後、川に出るすぐ手前の八雲神社へ。
ゆっくり中をお参りするのは初めて。
竹林にはタケノコがいっぱい。そして荒川沿いには数えきれなくある水神様も共に。
ここも静かでいい神社だ。
須佐之男命が主祭神。
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前はよく日没を見に来たお気に入りの中州の先端へ、この日はまだ陽が高いうちにいく。
水門を渡って、スズメやハトがたくさん遊ぶ草むらを歩いてゆく。
高く高くヒバリの声がするが、いつもながらその姿は見えない。
中州の一番先の芝生に座って、遠くの鉄橋の電車の音と、足元でひたひたちゃぷちゃぷ言う水の音を聴きながら陽を浴びてボンヤリ。
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眠り込まないうちに立ち上がって岸へ戻り、麻布から移築されたという黒田機器事務館の美しい建物を見ながら街へ戻る。
今回はお友達の提案で、テレビなどでもお馴染みだというお豆腐屋さん「みやこ豆腐」へ寄り、おばあちゃんから手作り無添加のお豆腐を買って帰った。
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こういうしっかりしたお豆腐はやっぱり、冷や奴や湯豆腐で、ただネギや鰹節とちょっぴりのお醤油でいただくのが最高。

年々その姿を少しずつ変えてゆくこの街の、この日また新しく出会った人たちやものを思い返しながらしみじみいただく。
素敵な一日、ありがとう。
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by saskia1217 | 2013-04-20 18:27 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(2)

相変わらず

散歩の復習。
・・・ばっかりのブログになってきた(苦笑)。
ときどきあるお休みの日にお天気がいいと、どうしても歩きたくなる。
ここのところ温かい日が続いたし、ずっと忙しくてゆっくり会えなかったお友達数人との約束が連日目白押しだったので、結局その約束はほぼ全てお散歩になった。
毎日うつくしい色をみて、いい空気を吸ったという備忘録。

新宿御苑には子供の頃以来ずっと足を踏み入れていなかった。
ふと思って行ってみたら、ソメイヨシノがちょうど終わりツツジが咲き始めたという狭間にあって、それほど混み合っていない。特に、普段は閉園日の月曜なのに今の時期だけ特別開園、というラッキーも重なって不快な混雑にも悩まされずにのんびり楽しめた。

公園脇の御苑前、二丁目あたりには美味しそうなレストランやオシャレなカフェも多く、それも楽しみのひとつ。
金属部品屋さんや呉服屋さん、碁盤専門店など古くからのお店と、新しいチェーン店やコンビニが混じって並ぶ通りをぶらぶら歩くだけでも楽しい。
お昼の中華は上品系だったけど美味しかった。
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新宿御苑に入ると、一気に空気が変わる。
呼吸が嬉しくなるというか、呼吸している自分を実感できるというか。
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ダンスのステージみたいな一角。
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セントラルパークです、とか言ってみたくなる。
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もちろんいろんな花が咲き競ってた。
ニラみた〜い、と思ったら「花ニラ(トリテリア)」らしい。
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山吹やらシャがやら。
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藤棚のフジは2分咲き、「つつじ山」のツツジは半分くらいかな。つつじ山は目がチカチカするくらいの色にやられた。
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よく剪定された松の枝々は、透かしてみると血管みたいに見事な曲線。
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千駄ヶ谷門のあたりの奥のほうへ歩いていったら、素晴らしく幻想的な池に出た。
思わず立ち尽くすくらいの光景。
鳥の声しか聞こえない。
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中央の松の木の下には一羽のアオサギ(?)が・・・。
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人が増えて来たと思ったら、どうやら桜のコーナーに来たらしい。
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もちろん今は八重桜が主流だったけど、遅咲きの桜も何種類か咲いてた。
地味な感じのもいいね。これなんか芥子色の地の着物の柄にしたい。
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それでもふと振り返ると、自分が新宿のど真中にいることに気づく。
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大木戸門から出て・・
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ここでお茶。
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この素敵なカフェにあった古い時計は、開業時に「内藤家が徳川からここの土地を貰う際に『馬で走れた分好きなだけ』と言われた」故事にちなんで「馬のもの」を、ということで購入されたそう。
(てっぺんに馬がついてる)
100年以上経っている古時計は、ちゃあんと動いて定時には鐘も鳴らしていた。
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新宿、嫌いだったけど、駅を離れるといいんだってことがわかった。
二丁目のほっそ〜いビルを見ながら世界堂に寄り道して、素敵な一日を終えた。
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by saskia1217 | 2013-04-19 15:57 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(2)

言葉はいらない

言葉にできないし、する必要もない。
うわぁ、って思うもの。
爽快さ、鮮やかさ、柔らかさ、気持ち良さ。
今、この時しか出逢えない大事なものたち。
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八重桜百景。
先日五分咲きを見た御衣黄は、満開近くになる頃、その花の中がほんのりピンクになってくる。
満開の声をきいて見にいったらこのとおり。
春の暖かさに血がかよってきたのか、お花見気分(笑)で少し酔ったのか、はたまた隣りのピンク色した八重桜の息がかかったせいなのか・・・。
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お隣で、もともとピンクの福禄寿は全ての花が開いていた。
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上野公園の交番のすぐ裏に、最近植樹された珍しい八重桜を発見。
仕事帰りに見つけ、あまりに美しいので荷物を置いて植え込み淵の岩にのぼって撮ったよ。
「園里黄桜」っていうんだって。
あらゆる花の中で一番好きな「緑白」の色をした花。
緑の筋がほんとにきれい。
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おなじ1本の樹に、僅かに桃色の花も同居。どちらもこの色の薄さがいいね。
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毎日街を歩くたびに、足をとめなきゃならない時間が増える。
遅刻しないようにしなきゃ。
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by saskia1217 | 2013-04-11 23:44 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

少しずつうつろう

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御衣黄と福禄寿、そして水仙。
桜、桜と言っていても、目がいく桜の種類がみるみる変わってゆく。
1億2700人の目を一身に集めていたソメイヨシノはもう緑に変身して、振り返ることなく前へ前へと進んでる。
替わってあったかい色を見せてくれてる八重桜は、形も色もどこかぽってりしてホッとする。でも、葉っぱと仲良く共存して咲くこの樹たちを見ると、その赤茶色の葉にどうしても「桜餅」を連想して和菓子屋さんへ足が向いちゃうんだけどね。
が、当然(なのか?)世の中はもう、柏餅の季節。
おいおい、待ってくれよ・・・。
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染井霊園はもう、夢のあと。
実家の庭には、白い躑躅、深紅のガーベラ、そして今年もまたモッコウバラが挨拶を始めた。
色がたくさん飛び込みすぎて目が呼吸困難を起こす、盛春の巷。
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by saskia1217 | 2013-04-07 23:58 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

さよなら、桜〜都心篇〜

桜ばっかりで飽き飽き??
でもまあ、これも今だけ、1年のうちわずか1週間ほど。
ウンザリするくらい見て、ウンザリするくらいアップしよう(笑)。
 
今年はいつも行かないところの桜も見た。
先週、とある暖かな日の都心。
外苑前で用事が終わったのは朝10時、友人との待ち合わせは午後。4時間の空白を埋めるべく、久しぶりの散歩。だけど、いかんせんおしゃれすぎて不慣れな街、青山(笑)。
そんなときは神社仏閣だ、と地図を頼りにブラブラ。

青山通りから1つ道を逸れるだけで結構な静寂。
外苑西通りまわりはオシャレなお店や、そして意外にお寺だらけ。江戸時代の地図を見ても納得。
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フラッと入ってみた高徳寺。
誰もいない境内にはしだれ桜。
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そして、目指す(青山)熊野神社へ。
平日の午前中、さすがに人はいない。ただ見事な桜の木からハラハラと花びらが散るばかり。
境内はひっそりとお稲荷さんも。
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歩いてみると、地図で見るよりずっと狭い一角。おもしろ建物を見かけたり。
すぐにワタリウム美術館の交差点に出てしまった。
やっと開店したばかりの店内をいろいろと物色。
ドルメッチのポストカードがあってビックリ。
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青山通りに戻り・・・
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お腹が空いたのでナタラジ南青山店にランチにゆく。
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アーユルヴェーダをベースにしたお肉を使わないカレーのお店。荻窪以外の店舗にきたのは初めて。
ランチビュッフェは日替わりの4種類のカレー、2種のナン、ターメリックライス、野菜サラダ(ドレッシングは2種)、コーヒーか紅茶のすべて食べ放題。80分、950円。
この日のカレーは、大根のカレー(サラサラ系)、豆のカレー、ナブラタンコルマ、ナタラジオリジナルカレー。
もともとマイルドなナブラタンコルマは、いつも家で作るのよりももっとマイルドだった。サツマイモが入ってたな。入れたことなかったので今度やってみよ。
大豆のグルテンミートを使ったナタラジカレーが一番辛くて美味しかったけど、ちょっと塩気が強すぎたかな。
この日のナンは小松菜を練り込んだのと、照り焼きチキンのもの。焼きたてがどんどん出て来て嬉しい。
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おなかいっぱいになって駅前に戻り、ドトールの見晴らしのいい2階席で読書しながら友人を待つ。
お昼ちょい過ぎだったのに店内はもう空いていて、ゆったり休めて素敵。
通りを行き交う人や車を見ているだけでも面白い。

友人と一緒に梅窓院を抜け、青山墓地へ。
青山家の菩提寺だった梅窓院の竹の道は、通り過ぎて後ろを振り返ってからのほうが美しい。
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お寺のすぐそばにあるお稲荷さんに寄るつもりが、もう桜が目に入った途端にすっかり忘却の彼方へ。
吸い寄せられるように墓地へのぼる階段を、思わず駆け上がっていた。
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あまりに美しすぎて、息が止まりそうだ。
あっちの並木も、こっちの並木も行ってみたい。
あの道もこの道も歩いてみたい。
どこからどう歩いていいのかわからなくて、頭も足もグルグルしてしまう。
勿体なさ過ぎて、どこも逃したくない。
・・・少し息を整えると、足元の白いタンポポや、小さな墓地にしきつめられた色とりどりの草花も見えてくる。
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そして・・・また目を上に向ける。
墓地の中央をつっきる桜のトンネルを、通り抜ける車もさすがにスピードを落して走ってゆく。
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ジグザグと桜に導かれて広大な墓地を歩いていると、旧華族や政治家、著名人の墓所にいきあたる。ああ、この人はこの墓地にいたのか・・・。

かおたんラーメンの角まで降り、通りを乃木坂方面へと戻る。
「ザ・都会」というべきこの景色。
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普段あまり立ち寄らない乃木神社へ。
ここにも、しだれ桜、ソメイヨシノ。
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おや、こんなところに、お馴染みの王子稲荷が勧請されてたなんて!
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青山一丁目から赤坂へ。
最後はいつものOAGのカフェに寄って、ゆっくりと美味しいコーヒー。
いつも行かない都心も、たまにはいいね。

東京の桜、ここのところの寒さで随分頑張っているけれど、ソメイヨシノはもうそろそろ見納めかな。
そろそろ八重桜が楽しみな季節になってきた。
時はうつり、季節はめぐる。
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by saskia1217 | 2013-04-01 19:37 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

今日もまた日が昇る・・出かけてゆこう!
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