<   2012年 02月 ( 12 )   > この月の画像一覧

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ヨガのサットサンガで築地にいき、地下鉄から地上に出たらいきなりそこが東京マラソンのまっただ中で吃驚。
そういえば今日か、という認識(笑)。
夕刻から、学習院女子大で行われたシンポジウム「音楽とダンスのインプロヴィゼーション」を聞きに早稲田へ。
このプロジェクト「コンテンポラリーダンスの美学と制度の研究」を担当されている舞踊美学の貫成人先生の司会、実演はダンスの近藤良平さんと黒田育世さん、そして音楽担当の石渕聡さんと松本じろさん。

シンポジウムというだけあって、5人のトークセッションの時間もたっぷりあって、ダンサー、音楽担当それぞれの思いがきけたので楽しかった。
あたまの部分の貫先生のお話は、あんまりダンス関係の学会などに出たことない私のような素人にとっては、もっとたくさんききたかった部分ではあったけど、今日のコンセプトは別にあったからまあ仕方ない。

最小限の打ち合わせで即興された4人全員でのプログラム、いつも組み慣れていない「新鮮な」2人組(近藤&松本、黒田&石渕)のもの、同じ音楽で2種類(ダンサーが男性主導の場合と、女性主導の場合)の比較、そして会場からのお題による全員での即興パフォーマンスなど、多用な試みが実演された。
私自身はダンスとの共同作業は今まで数えるほどしかやってこなかったけれど、数少ない「鑑賞」経験からも(特にコンドルズを観ていて)ダンスと音楽、それも即興というテーマには大いに興味があるので、今日ステージでまさにその場で作られたホヤホヤ、一回きりの生ものの動きと音は、どれもとても面白かった。
面白かった・・・ってオカシイ言い方だけど。
実演して下さった方達(特に音楽チーム)は今日のテーマに沿って多少なりとも「サンプル」としての気遣いもあったようだったけれど、それでもかなり自由な、そしてそれぞれが「今までずっとやってきて、持ち前の引き出しとなっている自然なあれこれ」をいつもどおり出し合っていた様子がとても楽しかった。

一番興味深かったのは、ダンスも音楽も「具象化」「具体化」つまり「ベタ」になることを恐れないという場面。
例えば「トロピカル」というお題が出たときに、音楽家による楽器の選択(ピアノ、ギター、ジャンベ、サズ・・他ありとあらゆる楽器が用意されていた)からダンサーの振りや声まで(近藤さんはしょっちゅう楽器も使っていた)が、迷いもなく即座に「トロピカル」を彷彿とさせるものがたくさん使われていたこと。
このときはお題と共に「ジャンベ」という楽器だけは指定があったのだけれど、例えばこういうお題が与えられたときに「ベタ」であることを避けようとあえて「そういう楽器」は使わない、という力(圧力?)も音楽家にかかってくることがあるんじゃないかと思う。
少なくともかなりニュートラルな楽器であるピアノを使うとか、今回はなかったけど極端にいえば例えば「お琴」を使うとか。
クラシックの音楽家のステージで同じ実験をしたら、きっとほとんどの音楽家がなかば自動的に「より抽象的な素材」を使って、使う旋法もリズムも「それっぽいもの」を最小限にして即興するような気がする。
固定概念なのか、既成概念なのか、暗黙の仮定常識なのか?
たぶんそこには「具体化」することへのちょっとした軽蔑というか、そういう自分に対する評価がおそらく低くなるだろうというヘンなプライドとかが潜んでいるんじゃあないだろうか。
「ベタになること」を恐れない潔さと自信と、それ以上に「どうでもいい天の邪鬼にならない自然さ、開放されたもの、素直さ」を持っている人は、私のまわりにはあまり多くない。

多少なりとも知っていた石渕さんの音楽や近藤さんのダンスも、今日のような新鮮な状況、条件下で、しかも客観的に聴いたり観たりすると、あらためて認識させられることや逆に新鮮なこともあったり。
黒田さんのダンスはじつは初めて拝見したけれど、しなやかとかお茶目とかしっかりとした意思表示とか、全て含めて・・・やっぱりダンスも「その人」を表しちゃうのだなあ、と思った次第。
終演後にちょっとお会いできてほんの一言だけお話したときに、ごく少ししか観ていないそのダンスで受けた印象通りの、なんといえばいいのかな・・雰囲気?・・話し方、声の感じ、全体的な印象・・
全くの初対面なのに、あ〜さっきのとおりだ、という感覚。

そして、松本じろさんのギターが本当に素晴らしくて、今日これが聴けたのは今日のすごい収穫。
ギターから出る音そのものがとにかく素敵で、いろんな色があって、リヴァーブをかけてもそれが失われなくて、時々混じる「声」や「コトバ(意味はない音)」の入り方も絶妙で、つまり全身で難なく音楽になっちゃう方で。
弾き始めた最初の1音からウットリしちゃうってあんまり無いのに、まさにそういう魅力。
たしかに「即興」なんだけど、不安感がまったくない流れ方。
黒田さんのダンスと同じで、やっぱり「その人自身」(弾いてる人が持っている理想の像)がじわ〜んとその音楽から匂い立つんですよね。
あとでお話をきいたら、最初はクラシックギターをがっちり学んで大人になってからジャズをはじめ色々な音楽をされるようになったとのこと。失礼ながらお名前も演奏も今日まで存じ上げなかったのだけど、こんな素敵な音に出会えて本当にいい日だったなあ。
ライブとかあったら、もっともっと聴いてみたいな。

石渕さんも、近藤さんも、そして松本さんも、楽器に支配されずに楽器を自分の身体のなかに取り込めてしまうそのしなやかさが本当にすごい。

「即興」は私が長年身を置いてきたいわゆる「クラシック」の世界において(特に日本では!)、プロと言われる人たちの間でも正直どこか「腫れ物に触る」的な、ビクビクした恐怖感や劣等感が付き物だったし、今でもたぶんそれはそう大きく変わってはいない。
私がふだん演奏している音楽が出来たバロック時代、今のように分業化されていなかったから「音楽家」と呼ばれる人たちはマルチが当たり前で、つまり今から考えるととんでもないスーパーマン級の人だけが音楽家をやっていた。「即興」なんて出来て当たり前、以前に出来なきゃ仕事にならなかった。
だから「ピアニスト」「作曲家」「指揮者」と分かれてきてしまった中に「即興家」というジャンルが出来なかったのはある意味残念なのだが(笑・・・ジャズやポップス、ロックに完全にとられてしまいましたね)本当は各ジャンルのなかにそれが組み込まれるべきだったんだよね。
それが消えてしまったことについての話は置いとくとして、今の若い音大生の中にはもちろんそれをちゃんと身につけてる人もいなくもないけれど、私自身はといえば、小さい頃「即興」の訓練は多少してきたにもかかわらず、そして「通奏低音」という即興技術を扱っているにもかかわらず、やっぱり圧倒的にその取り扱いが出来ていないというコンプレックスがいつもあったことは事実。
だから「即興大好き」「即興楽しい」と思っているのにもかかわらず、マンドリン&チェンバロライブをやるたびに「あ〜石渕さんすごいなあ〜、私全然出来ないじゃん」って落ち込むんだよね(苦笑)。

ただ、それゆえに、今日そういう場面をいっぱい見ていたら「やってみたら面白いだろうな〜」ってドキドキしましたね。
近藤さんのおっしゃるとおり「即興はやってる本人が一番楽しい」のは事実だから。

ダンスと音楽が両方即興の場合「ダンスが先か、音楽が先か」というような、やっている本人たちにしかわからない影の「丁々発止」、きっかけの面白さ、信号に気づいたときの駆け引き。
私がいま一番気になっているそんなあれこれは、やっぱり「実地」でやってみないと先が見えてこないかな〜、でもこれからそんなことをもっと追求したいなあ、と大いなる夢を見ながら、夜空を見上げつつ帰途につきました。

「ああ、私に翼があったなら」
言ってみればそう。
即興するって、たぶん空をとぶことなんだと思う。
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by saskia1217 | 2012-02-27 01:23 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

渋谷の城

・・・と言っても青山の「子供の城」ではなく。
今日、渋谷に用事があったついでに、通り道だった金王八幡宮に寄った。
行ってから気づいた。
そうか、ブラタモリの渋谷篇でやってた、あの神社じゃないか。
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そう、この「一段高くなった」丘。
本当の正面は明治通り側の並木橋交差点から六本木通りに抜ける道のほうなので、そちらを振り返ると表参道が。
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平安時代末期から、渋谷氏の城があったところ。
渋谷経由で通っていた高校時代以降、この街自体滅多に来ないし、特にこっち側(青山方面)はほとんど来る機会がないので、ここに来たのも初めて。
ここにもまた、ビルを背負った神社がひとつ、という景色。
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後ろにそびえるのはボッシュのビル。
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拝殿の脇には、八重と一重が同じ枝に咲くという有名な金王桜の大木が、蕾をつけて春を待っている。
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古くて渋い神楽殿。
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摂社の御嶽神社。
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同じく玉造稲荷神社。幟には都内各地からの名前が。
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宝物殿は無料で見学できたので、中に入ると面白いものがいっぱい。
都内で現存するなかではおそらく最古(鎌倉時代)といわれる御神輿。それがなんともともと鎌倉の鶴岡八幡宮のものだったのが、当時ここの氏子たちが担ぎに行った際「そのまま担いで持ってきてしまった」と伝えられているという解説。
「そのまま担いできてしまった」って(笑)・・・しかも鎌倉から。
その他民俗文化財として珍しかったのは「算額」というもので、これは古代中国から伝わった和算の絵馬。異なる3つの時代のものがあったが、これは問題を絵馬にかいてそれを見た人が解く、という公開クイズのようなもの。色も綺麗で、実際に問題を解かせる以外にも「学業成就」の祈願や、人々の向上心のモチベーションを上げたり、または問題が解けることへの感謝など、色々な意味があったらしい。
あとは「大江山酒呑童子の絵馬」も綺麗だったし、ブラタモリで出てきた「渋谷城」のかつてのミニ模型もあって、このあたりが高台の淵だったことや川がお堀かわりに取り巻いていたことなどを再確認。

境内の少し離れたところには「金王丸御影堂」。
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次の用事が気になって少々焦っていたので肝心の「渋谷城の石」を確認するのをすっかり忘れていたが、それはまた今度。
どっちにしてもここは所謂あの優雅な姿の「お城」ではなく、城塞というか館タイプだったから、シンプルな造りだったのでしょうね。ドイツでいえばSchlossでなくてBurgのほうですね。

神社の脇へ下りるとかつて渋谷川があったほうに向かって、坂が下っているのが見える・・・とテレビでやってたのがここだな。
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そして道をはさんで向かいにある「豊榮稲荷神社」にも寄る。
ここも金王八幡宮と同じ高さだ。
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ここで大切に保存されていたのは、この庚申塔たち。全部で11基、延宝から元文という江戸中期に作られたもの。
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庚申信仰の根強さを感じさせるものは都内各地にいっぱいあるけど、これもそのひとつ。
「めくろ(目黒)、こんわう(金王)道」と書かれた道路標識代わりにもなってた古い塔。
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享保の年号が読める塔。
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渋谷のど真ん中の城跡。
渋谷川もいつか本当に消えてしまうのだろうか・・・。
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by saskia1217 | 2012-02-18 01:59 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(4)

ダンス

雪がちらつく夜、映画「ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち」の試写会に出かけた。
名監督ヴィム・ヴェンダーと、偉大なる舞踊家ピナ・バウシュ・・・ドイツを代表するアーティストふたり。

ここから一部ネタバレしています。2月25日に公開される作品なので、これから鑑賞される方はご注意ください。







3年前に世を去ったバウシュ。
ヴェンダー監督はそれ以前から彼女を主体とした映画を3Dで作ることを計画したが、その準備期間のさなかにバウシュは世を去った。
その話だけきいただけで詳細は知らずに見た。

3Dときくと壮大SF映画とかアクション映画とか、どちらかというと私にはあまり興味のないジャンルの映画に多用される技術というイメージが勝って、どこかで「べつに浮き上がって見えなくてもいいのに」くらいにしか思っていなかった。
今日はかなり大きめの観賞用メガネを渡されたが、なるほどこういうものなのか。
立体的というと「迫力ある」「こちらへ迫ってくるような効果」ということだけを想像していたけれど、そういうものではないところで、監督がこの「ダンス」場面が殆どを占める映画でわざわざ3Dを使った意味があったように感じた。
踊っている人間の身体の動きや表現を「大きく効果的に」することではない。
飛び散る水滴や舞い上がる木の葉、人間の身体の立体性、どちらかというと「動的」なものでなく「静的」な方向での「奥行き」。
それにかなりドキッとさせられた。

バウシュ自身のダンスシーンはもちろん過去に撮られたごく少ないいくつかだけが使われ、殆どはブッパータール舞踊団のダンサーたちのダンスと、彼らのバウシュとの思い出や想いによる短いコメントが挟まってゆく。
ダンスの舞台になっているのは劇場やスタジオ、野外。彼らの本拠地であるヴッパータール名物の懸垂式モノレールの車内や駅の天井、そのモノレールが背景に見える街中や緑美しい公園、そしてルール工場地帯を彷彿とさせる鉄工所や採掘現場のような野外。
久しぶりに見たこの町の風景も、久しぶりにきいたドイツ語も懐かしかったな。

何よりも音楽が美しい。
冒頭は彼らの代表作であるストラヴィンスキーの「春の祭典」の脈々と血が鼓動するような映像で始まる。
パーセル、マーラー、チャイコフスキー、そして私の知らない素敵なラテンの音楽や、ドイツの古き良き時代の歌の数々。どれも素晴らしい音楽。
訥々と話すメンバーの声も、ドイツ語、英語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ロシア語、韓国語・・・どれもが美しい「音」だった。

映像としての画ももちろん美しい。
イメージでいえば、ちょっとキリコやマグリットを思い起こさせる、私の好きな画。
「春の祭典」のほかにやはり代表作「カフェ・ミュラー」が大きな位置を占めていたが、この多くの椅子を使った舞台は先日のコンドルズのさいたま公演をちょっと思い出させた。
ここではその椅子が動かされることによって起こる「雑音」も「音」として作品に何かを与えていたように感じた。
そして「Vollmond」の水のシーンはやはり圧倒的。そうだなあ、やっぱり「月」と「水」は密接な感覚がある。

土、水、岩、空気、光、風。
人間の男と女。
手と足、顔とお尻。
左と右、上と下。
丸と四角。
生命の誕生と滅びゆく命。
次から次へと、これでもかこれでもか、と続くダンスシーンを見ているうちに、何も考えなくてもそれらが「表れて」くる。
「舞踊とは何かをahnen(=推測)させなければ」という印象的なバウシュの言葉どおりだった。

人間という美しい身体そのものとその動きを怒濤のように見させられているうちに、彼らの動きのほうが本来自然なものであって、こちら側でぼよ〜んと動かぬ身体を横たえている我々のほうがおかしい、本当の人間のあり方ではないような気がしてきて仕方がなかった。

ダンスのことはよくわからないし、ドイツでその映像や舞台を何度かみたことはあったけれどバウシュのこともあんまりよく知らない。
でもたぶん、誰が見てもなにかがリセットされる、要らない力が抜けてゆく、自分が人間である、そして人間というのは原始的なものである・・・
そんなところに持って行ってくれる作品だと思う。

ふだんダンスを見ない人にもとてもオススメ。
2/25から有楽町、新宿、横浜など全国の劇場にて公開。

公式サイトはこちらから。
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by saskia1217 | 2012-02-17 02:07 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

売り切れ

京大があんな研究発表をしたものだから(苦笑)・・・
やっぱり。
案の定。
スーパーからトマトがなくなった。

やめてよね〜!

バナナも。
納豆も。
ヨーグルトも。

もう、トマトを買い占めた人たち、もし実行するならホントに一日きっちり6個食べて下さいよね。
(でもトマトジュースにする過程で初めて出るんだよね、「その」成分。
で、あれってまだ「マウス」の話だったよね)
数日間無くなるくらいはまあいいんだけど、毎日食べてるものが1週間以上買えなくなるのはやっぱり悲しいよね。

一昨日の夜。
朝スーパーに買い物に行ったのに、ひとつだけ買い忘れた。
生クリーム。
しかも朝行ったとき、大量にセールしてたのを目撃してたのに(笑)。
使うのは昨日だったから朝になってから出直してもよかったのだけど、念のためと思って夜の町に出た。
ちょっとそこのコンビニで入手できると思ったら、ない、コンビニ5軒寄ったけど何処にもない。
売り切れなのか、扱ってないのかしらないけど。
(以前コンビニで買ったことあった気がしたのだけど)
で、一番近いスーパーに行ったら生クリームの棚だけ見事に空っぽ。
おいおい、そんなに世の中全員チョコ手作りするのか???(笑)
テレビのニュースでは、高級チョコレート専門店があんなに大繁盛してたのに?

その後、99円ショップで植物性のを見つけ保険として買ったが、結局朝行ったスーパーに閉店間際に入って純生クリームをゲット。
夕食後にかなり歩いて、いい運動になったさ〜。

で、今日。
1日遅れで実家の父に届けてきた。
母の分もついでに。
作った量が中途半端で3箱分出来てしまったが、妹は仕事で東京に居ないので2箱を父親に(笑)。

バレンタインてチョコ祭りじゃないだろ、って言ってたオマエもか・・・・(笑)。
生クリーム騒動は自業自得、ってことで。
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by saskia1217 | 2012-02-16 00:04 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

音羽をめぐる

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「あ、もう着いちゃった」と思うってことはつまり「そこの敷地が大きい」ってことなんだよね。
日をあらためて護国寺めぐり。
護国寺に着く手前の善心寺、西信寺もちょっと覗きながら。ここもふだん徒歩やバスで何度も通り過ぎているところ。ちゃんと境内に入ってみるとしっとりして静かでいいお寺だったり。やっぱりちゃんと足で歩かないとだめだね。
区内、都内に「富士見坂」という坂は何ヶ所もあるが、護国寺前の不忍通りのなだらかな広い坂もそのひとつ。
言わずと知れた立派な門。う〜ん、ここはどうだったかな、子供の頃に中まで入ったことあったっけかなぁ?
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この前日にテレビで桂昌院のことをやってたのを偶然見たので、物語も生々しく思い出す。
不老門の文字は徳川家達公の筆。
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階段を上り詰めると左手に庵がふたつ。
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そして多宝塔が目に入る。
高さはそれほどではないのに、形の美しさと存在感がすごい。安定感と曲線美。絶妙なバランス。
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そしてその隣りには国の重文である月光殿。
このあいだ仕事に行った大津、琵琶湖ホールからそう遠くないところにある三井寺、もともとそこの日光殿を移築したものだそうで。桃山時代の書院風、ってやつですね。
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そして本堂である観音堂。
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将軍であった綱吉が建てさせたから豪華でスケールが大きいというだけではなく、そこに発願者である母への並々ならぬ愛情が籠っている感じを受ける。
ちょうど昼休みで拝観できなかったが、ふだんは中も見られる模様。
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後ろを振り返るとちょっとしたこの「山頂感」、増上寺本堂前からの眺めに似ている。
そういえば、ここにある建造物もそれぞれが各地のお寺のものをお手本にして作られたりしているのも面白い。
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本堂脇にはいい感じに古い色合いの薬師堂。
ぽかぽかの陽の光の下、人も少なく静かでいい。
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薬師堂前にあるゾウの供養塔。象牙組合などの文字が読めた。
境内にはこの他にも筆塚など色々な供養塔がある。
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本堂裏は広大な墓地がひろがっている。ここも歴史上の重要人物をはじめ著名人のお墓が多いが、果てが見えないくらい広いので、そこに分け入っていこうという気があまり起こらない。
本堂をぐるっと回って反対側に降りると、鐘楼とお地蔵様。
この鐘楼は運良く焼けなかったそうで、梵鐘には観音堂建立についての歴史的記述がされていて貴重なものらしい。
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太子堂もいい形。
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不老門から再びおりてくると古い道祖神や道標、そして民謡碑とか(!)。
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そして、ここにもあった、お富士さんが!
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登ってみた(笑)。
結構な高さ。頂上にはお約束の浅間神社。
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そして落ち葉に埋もれてお昼寝中の保護色ネコ。
吃驚したなあ、もう。
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護国寺のすぐ東隣りにくっついてあるはずの「吹上神社」が、果たして護国寺の中なのか、それとも外から回らないと行けないのかが分からず、お寺正面の交番できいてみる。
お寺の案内掲示板に載ってないってことは外だろうなあ・・・。
おまわりさんにもわからずお寺で訊いたほうがいいと言われて、入り口の宗務総合庁舎の建物に入って警備員さんにきいてみた。
どこの国のどの街でも、場所がわからないときはとにかくそのあたりの人に訊くことにしている。言葉がわからない国ならなおさらだ。地図を見て自分で探し当てるのは基本なんだけど、見当はついていてもちょっとでも迷ったらとりあえず訊く。だいたいはそのほうが早くて正確だからね。(まあ、稀に全然違うことを教わっちゃうこともあるんだけど・・それはそれでまあ、笑い話)
警備員さんもわからない、ということで事務所の中から5〜6人の方が出てこられ、私が持っていた地図を手にあれこれと話し合いに(!)。全員スーツ姿だったから信徒総代みたいな方々かと思ったけど、輪袈裟をかけてらしたし髪型からしてやっぱりお坊さんたちだったのかなあ。
結局ご存知なかったので「交番のほうが」と言われたものの、いやいや交番からこちらへ来たと話すと全員大爆笑。それでも少なくとも護国寺の外部だということがわかって、深く御礼を申し上げてお寺を後に歩き出した。お忙しいところお邪魔してしまったが、普段足を踏み入れたことのない雰囲気のところだったから、なんか面白かったな。
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お寺の敷地端の塀に沿って、車の入れない細い道をいく。古い木造のお宅、井戸。そして真新しいアパートがくねくねと並ぶ。
突然明るい道に出たと思ったら鳥居の真下だった。
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車の通る道まで出てみたら、ちゃんとした表示があった。
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吹上稲荷神社。
徳川秀忠が日光から持ってきたお稲荷さんを江戸城吹上御殿にお祀りしたのが始まり。保食之大神という食べ物を司る神様が座す。
お狐さまはカラフルな服を着ていた。なんか・・・モダン。
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不忍通りに戻って富士見坂を下り、護国寺駅周辺の見慣れたカフェでお昼休憩してから、今度は目白方面、西をめざす。
前日に行った鬼子母神、そこに祀られている像はここで鍬に当たって出土したということから、この地名がついた「清土鬼子母神堂(鬼子母尊神出現所)」へ。
首都高と不忍通りの交差点からすぐだが、表通りからちょっと入らないとわからない。
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後ろへ回ってみると、本殿は土蔵で守られていた。
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ここも七福神のひとつで、吉祥天がいらっしゃる。
左は「雑司ヶ谷鬼子母神縁起」の中で「星跡」といわれている井戸で、珍しい三角形をしている。出土した像はここで洗われたのかなあ・・・なんて想像すると不思議。
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雑司ヶ谷鬼子母神のように観光化されずヒッソリとしたこの小さな境内には不似合いなようなこの銀杏の大きさにも目を見張る。
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今でもここでお百度を踏む人がいるのだろうか・・・。
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大通りを反対側に渡り、崖のような急階段をのぼると筑波大付属の視覚特別支援学校に出る。学校の角を曲がる小さなスペースに、次の目的地「腰掛稲荷神社」があった。
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駐車場みたいになっている隣りの空き地には、やはり大きな樹がたくさん。お宮の前、学校に沿った壁側には古い石碑がいくつか。
「元禄」の文字が読める庚申塚も。
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あとはもう通りに沿ってまっすぐ神田川方面をめざす。
日本女子大の角を曲がり目白通りに出る「幽霊坂」を通り、目白通りから南へ落ちる坂の数々を順番に見にゆく。
目白台遊び場の角から下がる「小布施坂」。
南向きなので陽当たりがよく、新宿ビル群の眺めも最高。
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有名な「富士見坂」、左に分かれているのが「日無坂」。
先日のもやさまでも紹介されてて、私もあれを見て「この景色を絶対見てみたい」と思ったうちのひとり(笑)。
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この目白通りは車でよく通る道なんだけどなあ・・・降りて歩いたこと無かったから、坂にも気づかなかったね。
日無坂から降りてみる。脇のお宅の壁が素敵。
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下りてから・・・
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隣りの富士見坂を上って戻ってみる。
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ピザ屋さんのバイクが一気にぐ〜〜んと走りのぼっていく傍らを、私も一息でのぼりきってみた。
傾斜はかなりある。毎日ここを上り下りしてたら体力つきそうだ。

そのひとつ向こうの「稲荷坂」。
外間口のお宅の庭先に小さなお稲荷さんがある。
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その先の「宿坂」。
ここから面影橋に向かって一気に下りていく。
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段差は風景をドラマティックにさせる。
小さい頃、音羽のカテドラルや椿山荘あたりの坂道を歩いたり車で通ったりしていた時の、あの独特な記憶は今でも自分のなかに残っていて、神田川上一帯に持つ「不思議感」のもとになっているような気がする。

宿坂の途中にはいくつかのお寺がある。
有名な金乗院。あとから合併された「五色不動」のひとつ目白不動尊がある。
江戸時代は、近くの此花咲耶姫社などの別当だったそうだ。(この「このはなさくやひめ」という名、何だかよく知らないのに名前だけ記憶していたのは、きっと子どもの頃話をきいたんだろうな・・)
ここの不動明王様は、左手を断ち切りそこから火が噴き出しているという秘仏。
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本堂前にある蛇みたいな姿をした不動庚申。
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道を挟んでお寺の向かいにある小屋には、こんな釣り鐘と古い器具。
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さらに道なりに行くと「南蔵院」。
江戸名所図絵によれば家光公も訪れたとか。圓朝の落語でも有名なお寺。
境内には古い梅の木も。
名所図絵には、向かいの氷川神社と共にこのお寺も梅も描かれ、ちょっと変わった道の曲がり具合も変わっていないのがわかる。
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その「高田氷川神社」。
高田一帯の鎮守。中は撮影禁止なので、外からパチリ。
中も立派なお社で、拝殿の後ろにある本殿はとても古い木造でいい感じだった。
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ここまでくれば、もうすぐそこが神田川。
面影橋のたもとに出て、左右をきょろきょろ。「山吹の里」の碑を捜す。
ふと振り返ると、川沿いの工場入り口のプレート脇にはたしてそれはあった。
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この碑そのものは貞享3年のものの転用だが、なんとも愛らしい。
太田道灌の逸話で有名な「山吹の里」はここ早稲田であった説もあれば、埼玉の越生や横浜金沢区という説もあるらしい。
この話をきくたびに、小学生の時実家の庭にあった山吹が一重でおまけに種も毎年ちゃんと実っていたがために「山吹は全て八重で、種は付かない」と言い切った担任の先生に「ぜったい違う」と言い張り続け戦った(笑)苦い思い出が蘇るんだよね・・・。

神田川の桜はまだまだ待機中。
ここに立つだけで、両側が真っ白になる光景が目に浮かぶ。
その頃またゆっくり来てみようか。
「雑司ヶ谷音羽絵圖」の南東部分が、まだ残ってるしね。
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by saskia1217 | 2012-02-12 20:44 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

冬の遠足

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「遠足」って実は違うな、「近足」だな(笑)。
そういや「春の遠足」「秋の遠足」はあったけど、冬や夏にはなかったね。
「気候がいい」のは春と秋、ってイメージなんだろうけど、冬の空と空気は最高なのに。
樹だって、冬は最高にかっこいい。

ここ数日あまりのお天気の良さについついまたお出かけ。
日差しが気持ちよくて電車を使うのも勿体なく、全行程てくてく歩き。
前回は主に「東都駒込辺絵圖」を巡ったので、今回は「雑司ヶ谷音羽絵圖」を網羅するべく、本当は一日で回りたかったけどちょっと自分にブレーキかけて3回くらいに分けるつもりで。

雑司ヶ谷霊園を目指して歩いていたらひょっこりお稲荷さんが目に入った。
福田稲荷神社。
見落としてしまいそうに、住宅地や小さな畑の奥の奥にひっそり。
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どんどん入ってみる。
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普通のお宅の狭間に。
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昭和に入ってから建て直されたものらしかったけど、傍らには「享保」と刻まれた手水舎の水桶の石があったり・・かなり古いことは確からしいけど、詳細は不明みたい。

うっかりもう豊島岡墓地の境目まで来てしまっていたので、西へ向かって戻りつつ、思い立って先に「宣教師館」を見ることに。
この辺りは昔ながらの区画が多く、道もくねくね。
古いお家もところどころに残る。
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雑司ヶ谷霊園から南へすぐのところに「雑司ヶ谷旧宣教師館」。
明治の終わりに来日したアメリカ人宣教師マッケーレブの住居跡だ。
敷地内は無断撮影禁止なので、外から一枚だけ。
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普段、自由学園なんかにさんざんお世話になってる区民として(笑)この存在はよくきいていたけど、実際来てみたのは初めて。
暖かな陽の光が注ぐ洋館と、数々の草木が美しく手入れされた小さなお庭。ベンチもあって、お庭ならお弁当やおやつ食べてもOK。
館内はスリッパを履いて無料で自由に見学可。だ〜れも居ない静寂の中で2階までたっぷりと見て回る。ひざ下くらいまでの大きいガラス窓に囲まれた外廊下からいっぱいに光が入る。
浴室が2階にあったり、各部屋の暖炉がちょっとずつ様式が違っていたり・・・ギシギシ音がする木の床や階段もいい。寝室には実際に使われていた大きなベッドも現存。
数々の展示から、当初この宣教師が働いていた「大塚教会」というものが存在したことを初めて知る。また染井霊園でいつもお墓の前を通っている「東洋のナイチンゲール」ミス・ワイリックが、この宣教師たちと共に働いていたことも記してあった。
1階の部屋には大正時代のリードオルガンがあり「とても古いので、弾くときはそっとお願いします」との表示。珍しく手を触れていいみたいだ。
さっそくフタを開けてそ〜っと弾いてみる。冬の晴れた午後、誰もいない小さな洋館に賛美歌を鳴らすのもなかなか素敵な体験だ。

その辺りの坂をブラブラ昇り降りしてると、まるで廃屋みたいな不思議な、でも何だか惹かれる建物が目に入る。
地図だとここは日本女子大の寮近くなのだが。
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霊園方向へ戻り、先に「御嶽坂」を見にゆく。この日訪ねる場所は坂が多く、坂フェチ(というほど詳しくないけど)初心者としてはついでに坂もチェック。
墓地に隣接する寳城寺(寳成寺)、清立院(清龍寺)の方へ降りてゆくのがその坂。大きな樹は欅?
とても素敵な道。
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「雑司ヶ谷七福神」の場所には赤い幟が立っているので見つけ易い。
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清立院前にある小さな神社。
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こちらが寳城寺の入り口。
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墓地内の「いちょう通り」や「中央通り」は近所の人の通り道にもなっていて、自転車や犬の散歩など比較的人通りが多いが、中に一歩踏み入るとヒッソリとしている。
折からの寒さで東京では近年珍しい霜柱が出来、日差しに溶けてブーツがドロドロに(苦笑)。
でも構わず歩く。
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歩いていると急に「にゃあ」と声が。
お昼寝邪魔してごめん!
あっちこっちに猫がいっぱい。
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ここは将軍吉宗の御鷹部屋御用屋敷があったので、その名残(っぽい)立派な松があったり。
将軍といえば松、ってイメージ強いな。
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染井同様、著名人のお墓が多数あることで有名だが、私は「墓マイラー」ではないし(笑)とてもじゃないけどキリが無いので、この日は夏目漱石、永井荷風お二人のところだけを訪ねる。
漱石先生のお墓は大きくて立派な感じ、表通りにも近くてすぐ見つかった。池袋ビル群を背に堂々と。
さっきの猫ちゃんたちがたむろしていたのは、じつはこのすぐ近く。やっぱりね(笑)。
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そして、交番側の入り口近く、ちょっと奥まった荷風先生のところへは泥まみれの足でやっと辿り着く。ちょうどここを捜してこられた年配の女性と少しお話。なかなか見つからなかったとか。
染井もそんなにたくさん案内板はないけど、雑司ヶ谷はそれ以上に特別な表示はしていないから、捜すのがちょっと大変かも。
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佇んでいるとちょっとホッとしてくる。
大きく育った乙女椿の樹に守られて、やはり椿の樹にこんもりと覆われていた慈眼寺の芥川家のお墓を思い出させた。

墓地を後にして都電沿いを歩く。
都市計画のために後退させられた新しい建築の合間に残る古い建物。
つい立ち止まって見入ってしまう。
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都電の車窓からいつも見ていた「大鳥神社」。
新しい鳥居も、古い拝殿も立派。ここも「七福神」のひとつになってるらしい。恵比寿さまがいるところ。
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そして境内にはなんと「雑司ヶ谷ナス」の鉢が!
嬉しいね、ここにも江戸野菜。
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北へ少し歩くと「なんだこの光り輝く面白い形の屋根は!」と思ったら東京音大。
高校生の頃いちど来た時はもっと古かったから吃驚だ。
校舎の合間から大きな「鬼子母神」が見え、向かう。
有名な欅並木は日陰だとちょっと寂しい。
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ここは小さい頃来たはずなのに、全く覚えていない。
テレビでいっつも見ているのに(苦笑)。
やっぱり威厳がある。
本堂中には多くの古い絵馬などが見える。外側も装飾が素晴らしい。
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有名なオオイチョウ、都内各地にあるものの中でも最大級だろう。
芝東照宮といい勝負だな。
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境内にある武芳稲荷。多くの赤い鳥居が、暗い境内に映える。
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境内を出たところにある「威光山」の石碑。
つぎに目指すのは「法明寺」と「威光稲荷」。
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池袋に何十年も親しんできたのに、なぜこの界隈をこんなに知らなかったのだろう。
ジュンク堂に来るときはいつも「東通り」を歩いてきたというのに、そこからほんの一歩入ったこのお寺の数々を見たことがなかったとは・・・愚かすぎる。しょぼん。
観静院、安国堂などを両側に見ながら桜のある通りを進むと、正面に立派な山門のある法明寺。
少しだけ中に入ってみたが風格あるのにどこか質素な心静まるお寺だ。
この通りも近所の人や音大生がたくさん通る。
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お寺の脇から東通りへ抜ける墓地横の細い通りをゆくと、途中の右手に「威光稲荷」の入り口がある。「参拝の方以外は立ち入り禁止」の文字。
どうやらここからもっと奥へ入るらしい。
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お百度石のある細い道を何度も折れ曲がりながら、法明寺のちょうど裏あたりにどんどん入ってゆく。どきどきするなあ。
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階段を何段かのぼると、そこにお社がやっとあらわれる。
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まわりは樹々の茂みに囲まれて、まるで外界から完全に隔離されたような空間。
池袋なのか、ここは・・・!?
お社まわりには信徒の方が建てたのか小さな祠などもいくつかあって、まるっきり「ミニ伏見稲荷」だ。
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いつまでもここにいたい気持ちにさせられたが、ずっといると現代の池袋に戻れなくなるような気がして(!)、古びたお狐様に見送られながら威光稲荷を後に。
3分後ジュンク堂の店内に入ってからやっと、今に生きてる自分が戻ってきたようでちょっとホッとしたような。

いろいろな出会いにまたまた感謝。
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by saskia1217 | 2012-02-11 17:10 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

やっぱり寒い

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やっぱり寒いと思う。
だから、冷たい雨が降った昨日、おでんを食べにいった。
この瓢箪でおわかりのとおり、名店「こなから」へ。
湯島の本店はあまりにも混みすぎて入るのが難しいので、新丸ビルのほう。
さすがに平日の夕方5時、スルッと入れた。

丸ビルとか新丸ビルって、実際行く機会なんて殆ど無い。
初めて入ってみたら、オシャレな、美味しそうなお店がいっぱいで魅力的だったけど、最近出来た「再開発シリーズ」みたいなこういうビルの中って、どこもかしこも似すぎてる。
ミッドタウン、六本木ヒルズ、いっぱいある駅ビル・・・。
入ってるお店も結構かぶってるから、中にいると今自分はどの街にいるのか一瞬わかんなくなる。
赤羽のエキュートも、この前びっくりしたもんなあ。バーとかケーキ屋さんとか、オシャレすぎて「赤羽」に居る気がまったくしなかったから(笑)。

久しぶりに日本酒をちょっと呑む。
定番の大根、京がんも、ちくわぶ、鰯つみれ、卵、京厚揚げ、餅きんちゃく、こんにゃく・・・出汁がちょうどよくてホントに美味しかった。
せっかくなので、お店オリジナルのじゃが丸さん、かぼ丸さん、あんこ玉さんも試す。
あんこ玉は本当にあんこで出来ていたけど、かすかに甘くてモチッとしてて出汁が沁みてて面白い美味しさだった。
新丸ビル店、オススメかも。

立春が過ぎて、今日は四月並みの暖かさという予報だったが、東京は結構寒かったじゃないの。
そういや一昨日、おもいっきりオープン状態のカブリオレが傍らを走り去るのを見た。
しかもドライバーはかなり禿げたオジサン。
しかも練馬区の商店街(笑)。
オジサン、やめて〜、見てるほうが寒いから。

チェンバリストの先輩に突然「そういえば『エレファントカシマシ』って、ネーミングに別に意味は無いんだってね・・・・なんかふか〜い意味があるのかと思ったら、無いのかあ」と言われました。
はい、そうですね、無いようです、スミマセン・・・(笑)。
おかげでその晩「フェスに行ったらテントみたいなステージでエレカシのライブやってて、客席がガラガラで、おまけにトイレに行ってたら『ふわふわ』のイントロが聞こえてきて慌てて会場に戻ったら、メンバーがクイズを出題してた」という夢を見るハメに。

学期が終わって気が弛み過ぎたかなぁ・・・。

春のお菓子でも食べよ。
すぐにでも春がやってきそうなお菓子を。
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by saskia1217 | 2012-02-08 03:22 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

真偽のほど



これ、面白いとは思うんだけど、すべての音が生録なんだろうか?
一部だけミックス?
全部別録りだったら怒るよ〜(笑)。

最終評価は明和電機さんにお願いしたいです。
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by saskia1217 | 2012-02-06 23:09 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

初午

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節分の日、初午の凧市。
昨年実家に持って行った凧を納め、また新しい凧を求めに王子稲荷へ。
ここのところ火事が多いからね。
しかも、てくてくと飛鳥大坂を下っていく途中で、なんと民家の火事を目撃してしまったけど。

いつもは人っ子一人いなくて閑散としてるのに、この日ばかりは満員電車のよう。
あっちこっちで押されまくり、おまけに「もっとあっちにいってよ!」とオバサンに罵倒された(苦笑)。
お社の前くらい、心穏やかでいようよ(笑)。

連日歩き過ぎでちょっと疲れてたから、帰りは乗って帰ってきたよ。
最後尾がお気に入り。
通り過ぎるたびに踏切がどんどんあいてゆき、人が通り過ぎてゆく。
いつ乗っても落ち着くね、チンチン電車。
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by saskia1217 | 2012-02-06 22:32 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

いきもの万歳

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ものすごく久しぶりの市ヶ谷。
昨日の土曜日、晴天、あたたか。
本当は用事だけ済ませてさっさと帰るつもりが、お堀の淵のドトールでお昼を食べながら少しだけボンヤリ。
気持ちよすぎて、余計な道をてくてく遠回り。
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亀ヶ岡八幡宮にきた。
実家の犬が木曜日に手術をしたものだから、都内でペットの病気・怪我回復のお守りとお願いはどこでできるのか検索したら、ここが出た。
そういえば、ブラタモリで江戸城外堀をやったとき、イグアナもここに初詣するってきいたっけ。
HPには、ペット初詣のほか、ペットの七五三や各種祈願もしているようだ。
すごいな、さすがに「亀」の名を冠しているだけある。
(「鶴岡八幡宮」に対抗してついたってのが面白い)
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ホントにすごい段差なので、境内はかなりの高台、しかも南向きなのでぽっかぽか。
腰掛けて少し読書しちゃったくらい気持ちいい。
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たくさんのネコちゃんたちがご飯を食べていた。
犬とかネコとかイグアナとか・・・カメレオンとかグッピーとか、もうきっとなんでもありって気がしてくる(笑)。

その上には早咲きだろうか、紅梅がもう花をつけていた。
竹の緑と青空が素晴らしく美しく共鳴している。
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そしてここにも力石。
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この神社にも摂末社がいくつか寄り添っていた。
階段の上、境内にある出世稲荷。
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階段の途中には金刀比羅宮。
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階段のそのまた下には、これが摂社かと思うくらい大きくて立派な茶ノ木稲荷神社。
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まあ、これは摂社とはいわないのかな、もはや。
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お狐さんも大きくて堂々としてる。
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お堀をはさんで江戸城と同じ高さの「こちら側」、石段も半端なく急。
駒込富士神社とちょうどおんなじ感じかな、下手すると傾斜そのものは愛宕級かも。
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このあたりは予備校が多いせいか、受験生らしき若い人の姿もちらほら。
なおのこと、階段は一段一段、しっかりと!

うちのワンちゃんが早く元気になりますように。
そして。
みんなに花が咲きますように!
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by saskia1217 | 2012-02-06 00:42 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

今日もまた日が昇る・・出かけてゆこう!


by saskia1217