労働の日々

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午前中が終わる頃、台風が過ぎ去ったと同時にみるみるうちに青空になった。
白い雲が何層にもなって、コマ送りで面白い形を作りながらすごいスピードで流れてゆく。
バス停でバスを待っている間、空ばかり撮っていた。

今日はまた、お昼から夜8時半まで能楽堂オペラの音楽稽古。ものすごい湿気でチェンバロも調律がなかなか持たない。開始前、既にここ数日の雨でかなりピッチがあがっていたのを直し練習開始。でも「アクテオン」では出演者とスタッフ合わせて9名が小さい部屋に入ることもあって、天候のみならず人間そのものが持つ湿気が加わって全然安定しない。ま、いつものことなので仕方ないんですが(苦笑)。
今日は桐山くんのヴァイオリンも、弦が切れたり、駒が外れたりと、痛い目にあってました。
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で、今日は新兵器が登場。
そう、「アクテオン」で音楽を担当する歌手の皆さんは正座なので、この便利グッズが活躍する予定。
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法事とかでよく見る、正座するときお尻の下に挟む小さい台。
オペラの舞台では、中腰で歌ったり、剣をさばきながら歌ったり、階段駆け上がりながら歌ったり、斜めに寝そべって歌ったり、という酷い目(笑)に会い慣れている歌手の皆さんだが、全曲通して正座で歌うのはそうしょっちゅうはないかな。
あ〜、器楽担当で良かった!
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そんなわけで、毎日結構真面目に働いている(笑)。
そして、急ぎ足で通り過ぎる駅の前の見事な薔薇に思わず足が止まる。
このピンクの薔薇は八重の具合がものすごく珍しい形。中身だけがくしゅくしゅしている。
他にもパンジーなど数種の花が美しく満開。
どなたかが丁寧にお世話をしているこの「駅前花壇」。
バス停でバスを待つ人、私のようにあくせくと駅へ向かう人のすぐそばにいつも居てくれて、一生懸命咲いて風にそよいでる。
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by saskia1217 | 2011-05-31 00:13 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

将と民の街〜後編〜

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大きな大きな市場の入り口を通り過ぎ、あ〜小学校6年の社会科見学に来たのはまさにここだった、と思いを馳せつつ、場外市場へ。
この有名なグルメスポット、テレビじゃ頻繁に見るし、何せヨガでよく築地には来るのに、例えば買い物や食事には一度もきた事がなかった。
おおお、テレビで見たとおりだ(笑)。
たくさんあるお寿司やさん、ラーメン屋さんも美味しそうだけど、乾物屋さんとか刃物屋さんが面白い。意外と珈琲屋さんがあるのも吃驚だし、パン屋さんなんかもあってキョロキョロしてしまう。

これまた以前テレビで見た、親子丼の「南ばら亭」の前に午後2時すぎに来ると、2時で終わりのはずのランチが運良くまだ若干数食べられる様子。
早速、南部地鶏の炙り親子丼を。
お砂糖を使ってないというお話だったけど、結構照りがあって、炙ってあるだけにチラッと香ばしい味。この日は残っていたメニューがこの最高級ランクの親子丼だけだったのでそれをいただいたのだが、1000円越えというのはランチにしてはちょっと高価かな。
でも美味しかったから、一度食べてみる価値はあるかも。
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お腹がいっぱいになったので、小雨のなか場外あたりをぶらり。
波除稲荷神社へお参り。
鳥居を左右から守る大きな「しだれ銀杏」が美しい。
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入って左手には「お歯黒獅子」、その頭のなかには学芸を司る弁財天が祀られている。
その前には綺麗な水が流れる手水鉢。
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その反対側には「獅子殿」、黒くて大きいお獅子の頭。ここには「願い串」というのがあって、願い事を託した串をこの獅子の口に納めると、それが叶うんですって。この日もどなたかが願い事をされていたので、ちょっと離れて静かに眺める。
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本殿も渋くて立派。
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そして境内には場所柄、いろんな海関係の「塚」が。
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玉子塚、すし塚、海老塚、鮟鱇塚、活魚塚・・・
不忍池、王子神社、浅草寺・・・どこの土地にいっても、供養塔ってひとつひとつ見て行くと、その街のことがわかって面白い。

海の中で光るものを引き上げたら立派な稲荷大神だったという由来を持つ、災難除け、安全祈願を主としたこの波除神社、これで少しは「波」から守っていただけるんだろうか?
ん〜、いろんな意味で・・・(苦笑)。

将軍家ゆかりのお寺、将軍の鴨場から、漁と庶民の台所を担う港の街へ。
ほんの隣り合った一角に、いろんな身分の人間の息づかいと江戸のあれこれが感じられる土地。
深いですね〜。
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by saskia1217 | 2011-05-20 00:49 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

将と民の街〜前編〜

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2ヶ月越しの夢、実現。
3月10日放送のNHK「ブラタモリ〜東京タワー・芝」の回で見て以来、どうしても見に行きたかった松蓮社の弁天洞。
昨日、行ってきた。

放送後1週間経った頃に一度、地図で調べて訪ねた時は公開していない日だったのでお参りできず。
その時は見せていただける日を伺って失礼したが、その後ずっと気になっていたのに都合が合わずに延び延びになってた。

松蓮社(しょうれんじゃ)は、増上寺周辺に数えきれないほどあるお寺のひとつで、3代将軍家光の長女、千代姫のお位牌所となった浄土宗のお寺。本堂とお位牌所は空襲で焼失して現存せず。なので、一見普通の民家のようにしか見えない。
ちなみに同じ通りには安蓮社、鑑蓮社と3つのお寺が並んでいるが、今歩いてみると「安蓮社ビル」なんてものが建ってたりして、お寺の気配があまりない一角。
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洞窟の入り口には懐中電灯が用意されており、外間口にはお地蔵様。懐中電灯をお借りし完全に真っ暗な洞窟をズンズン入ってゆく。途中左に分かれる道があったがそこは通行禁止。真っ暗だけれど綺麗にお掃除されて静謐とした空間。35mほど行くとどん詰まりに弁財天さまがいらっしゃる。
洞窟フェチの私としては、もっと長い洞窟ならいいのに、とちょっと残念。
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なんというか、光り輝いているわけではないのに、まるで光に包まれているように神々しい。
鐘を叩くと、それはそれは快い長い長い残響。洞窟バンザイ!
東京のど真ん中の、真っ暗なこの闇と静けさの中に、長い長い時をずっとここに座り続けておられるんだなあ。不思議な気分。
この弁天様は所謂七福神の中に属しているわけではなく、独立した「勝利弁財天」として存在しているらしい。ふ〜ん、そんな区別があったんですね。なるほど、だから武器も持ってらしたのか。
江戸時代に手で彫られた(ノミの跡がわかる)この洞窟、岩自体はそんなに固くないような気がする。出てきたら頭の上にいっぱい細かい粉塵をかぶっていた。
明るい空の下、車の行き交う音のする外へ出てくると、一瞬にして江戸から平成に戻ってきた気持ちになる。

せっかくまた芝にやってきたので、これまた先日テレビで偶然見た(「ぶらり途中下車の旅」)アイスクリーム屋さんに行ってみる。
神谷町の駅からほど近い「SOWA」という昭和30年から営業しているアイス屋さん。
単細胞でど真ん中の私は、テレビで紹介されてた「マンゴーランド」を迷わずにチョイス。カットされた生のマンゴーをソフトアイスで混ぜたパフェ。お店で手作りのソフトアイスはミルク風味が豊かで美味。自然な溶け具合が人工的じゃなくていい感じ。
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海方向に向かって歩いてゆくと「なんだなんだ、ここは日本か?」という妙な一角に突入、広場で男性モデルが服飾関係っぽい撮影ロケまでやっていて、ベンツやBMVまで停まってる(笑)。
そして、そこが「イタリア街」とネーミングされた人口の街並だと初めて知る。
建材の石が美しい素敵な洋館風ビルに見とれていたら、それは「東京茶業会館」という面白そうなビル。入り口にはイタリア語で名称が刻まれていたのも、後からようやく理解した(笑)。ヨーロッパのアンティーク家具のお店も素敵。でも、あたり一面パスタ屋さんばっかりだったけど、果たしていいんだろうか(爆)。
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新幹線の下をくぐり抜ける。電通のビルのてっぺんは霧の中だ。
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そしてゆりかもめの下もくぐる。
東京に住んでたって、こんなところ来ないもんなあ。
口を開けて上ばっかり見上げてしまう。
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そして。
小学校の社会科見学以来の「浜離宮恩賜庭園」。
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あらためて来てみると・・・広い!
さすが将軍。いつも行ってる「元・大名の下屋敷」みたいな他の庭園の規模とは明らかに違うことを実感。
池が海水の公園は都内でここだけらしいけど、磯の香りがものすごくするし、水の中をよ〜く見てみると海藻や貝類がいっぱい。けっこう大きなカニや、お腹の白い細かい小魚も多数発見。
後ろを振り返っても圧巻!
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「潮入の池」の真ん中にある御茶屋さんにあがり、畳に座って外を眺める。
やはり日本庭園は畳からの目線で見るのがいい。
落ち着く〜。
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池を渡りきったところに「富士見山」。
ということは、ここから富士が見えるんだね、きっと。
曇りの日のお昼時じゃあ、もちろんのぞめないけどね。
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階段の下にちんまり座っていた黒猫ちゃんは、こっちをチラッと見ると先に立って階段を登り始め、途中振り返り振り返りして目を合わせながらてっぺんまで案内してくれた。
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そして、上からは美しい「逆さビル群」。水面に陽が射して何色もの水が綺麗。
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鴨場の跡にある、引堀と覗きのための仕掛け。アヒルを使って鴨をおびき寄せる。
小窓や餌口などたくさんの仕掛けが・・まったく将軍様のためにいったい何人のスタッフが必要だったのやら。
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海岸や花木園、何も咲いてないボタン園や準備中のお花畑を通り、出口近くの「三百年の松」の前に出る。
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前から見てるだけじゃあわからない、この長さ。
お風呂場から洗濯機まで残り湯を送ってるホースみたいだ。
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浜離宮を出て、築地を目指して歩く。
築地市場も小学校の見学以来だ。
何度も弾きにきている「浜離宮朝日ホール」がここだということを再認識しながら自分で驚く(笑)。考えてみれば当たり前なのに、地下鉄の駅の出口からすぐビルに入ってしまうと、自分がいる土地なんてまったく認識しないんですね・・。
(つづく)
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by saskia1217 | 2011-05-19 01:00 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(2)

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6月になったらあんまり散歩できないなあ、と思うと貧乏性の私はちょっぴり焦る(笑)。
ちょっとでも空いた時間があると、すぐに玄関のドアを開けて、買ったばかりのスニーカーを履いて出て行きたくなる。

春と夏のあいだの、この大切な大切な一瞬の美。
緑、花、鳥、空、猫、風、光、人。

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墓地に咲く、大きな蠟燭。
昨日もたくさん歩いて、いい一日になった。
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by saskia1217 | 2011-05-17 23:57 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

せっかく久しぶりに海が見られると思っていたのに、強い雨風で海どころではなく・・・。
神奈川県民ホールでのエレカシ。
このホールでお客として聴くのは初めてだ。仕事で来たのももう何年も前の話で、周囲にお店が殆ど無くて閑散とした印象だけが残っていた。
ステージ、結構左右に長かったですね。縦横無尽に走るのが大変そうだ・・・と、開演前につい思う(笑)。
1階席の傾斜が緩く、かつ床そのものが傾斜しているので、仕事帰りでちょっとしたヒールを履いていた私は2時間立っていて結構辛いものがあった。
前から数列目の、ボーカルマイクが立つその線上の文字通り「ど真ん中」で、指差されたり睨まれたり(笑)いろんな意味で緊張感のある席だった・・。こんなとこ初めて。

アルバム曲以外に戸田と差し変わっていたのが数曲。
「moonlight magic」から4曲目まではノンストップ。2曲目に「達者であれよ」がきた。あれを聴くとどうしても2年前の野音を思いだすなあ。この日は勢いもあり、そして幾分落ち着き感もあり。
最初のMCでほのかに横浜色。「平日なのにみんなきてくれてありがと〜」「こう、なんというか、横浜らしいと・・・楽屋のお弁当がね、中華弁当だったり」(客席笑)
(そういえば崎陽軒のシウマイ弁当って、ある日突然食べたくなるのは何故だろう・・・)
もっと後の方だったか「全ての道はローマ・・・いや、横浜、横浜に・・通じてる!」「道は、空はこの横浜に続いてる」みたいなMCもあった気が。

「歩く男」はそんなに長過ぎないイントロと落ち着いたテンポで小気味よかったな。
そしてこの日の「九月の雨」は本当に素敵だった。シャウトもよかったんだけど、それも含めてひとつひとつの言葉がものすごく深く突き刺さった。
♪冷たい冷たい九月の雨♪の「冷たい」と発音された瞬間に、聴いてるこっちの背中に水滴が入ったかのようにゾクッと寒かったから、本当に吃驚した。そして♪あなたにあなたに二つの顔♪の「二つの顔」が、息が止まるくらい辛くて苦しそうに響いた。思わず一瞬身体が固くなった。そしてエンディングのトミのドラムが、その全てを引き受けて乾いた空気で曲を閉じる。
この曲は音源だけで聴いているよりも、ライブで何回も聴いているうちに段々近くなってくるように感じる。
そして、10曲目という早い出番だった「so many people」、コンサートはまだ始まったばかりなのにあの盛り上がり。ライブハウスの熱を思いだす。

しかし、見るには良かったのかもしれない1階前方から中央あたりは、音的にはどうなのかな?とちょっと疑問。私の席では完全に音が頭上を通り越していく感じがしてた。特に激しくて音量が大きい曲だと、宮本さんの声そのものも「電気通しました」感がしすぎたし、音も左右に割れて「壊れて」聴こえて残念だった。そしておそらく位置のせいだと思うけれど、宮本さんの声以外にもう1人、あるいは全員が歌っているような妙な響きに変わってしまう一瞬が何回かあって、副音声みたいで気持ち悪かった。ハウリングの一種なのか、または天井か壁への反響かも。
とはいえ、宮本さん自身が「ホールはね、ホールの良さがあります」っておっしゃってた通り、広いところでやってるぞ〜、という開放感があってそれはもちろん良かったんだけれどね。

「珍奇男」ではのっけから♪世間の〜皆「ちゃん」♪って・・爆。何の曲だったか忘れたけど、昔のライブ録音で聴いた「俺っち」発言より衝撃的だったです。終わってから「みんな集中して聴いてくれてありがとう。」「おんなじ曲でも、これなんかすごい回数やってるけど、会場のその時の雰囲気によって毎回全然違うものになるんですよね・・・で、今日の『珍奇男』でした〜」と。
そうでしょうねえ、それがまた聴いてる我々には楽しみなわけで。考えてみたら「同じ曲(セトリ)を隣り合った2回のコンサート」でやる、ってことが自分の場合には滅多にないので、それって楽な面もありつつ、大変な面もワクワクする面もあるんだろうな〜、と妄想。

次の曲のイントロで、またまたこの日も嬉しいドッキリ。またもや「発掘」したとのMC。
おおおおお、これはまさか「おまえとふたりきり」!
この日もとってもいい声だったから、その声でこの曲が聴けると思ったら嬉しくて。この曲が終わるのがホントに勿体ないくらいの数分間。ひとつひとつの詞がはっきりまっすぐ飛んできて感動。♪見慣れすぎた町♪なんていうふとした一節が、すごく新鮮にそして自分の感覚として聴こえてきて。
そうです、ほんとにもっともっと『愛と夢』から歌ってほしいですおねがいします。

「明日への記憶」はキッチリと。歌いだしの♪何もない♪が、いつになくppでつぶやいていたのが意外なのと効果大なのと。
「みんなさ、この空の下で生きてるんだよな」・・・「赤き空よ!」の♪町に咲いている花♪で客席のお客さんをズズ〜〜ッと指差してくれたのが印象的。
この日も「夜の道」が素晴らしく。外は雨でしかもここはホールなんだけど、わずかに見える灰色の雲が紺色の夜空に流れ、夜の匂いのする風が動いている・・・一瞬にしてそのなかに自分がいるような気がしてくる。♪ゆれてる風に雲の形面白いねなんてさ♪の伸びやかな声のトーンが耳に残る。
「仲間に、そしてみんなに捧げる歌です・・・あ、どれも捧げてるんだけどね」と「幸せよ、この指にとまれ」。客席一面に挙がるたくさんたくさんの人差し指。

この曲の後、MCの最後に何かあとひとこと言いたそうだった宮本さん、それを飲み込んでステージが暗転、「朝」の鳥たちがさえずる。雷鳴と閃光。「悪魔メフィスト」はこの日「いい声」に近い声で歌われた。言葉もよく聴こえてきた。キャラと言葉の鮮明さの両立のバランス、さじ加減がいろいろ聴けて面白い。相変わらずコーラスがないのがちょっと辛い。心の耳でハモる。この曲定番となった赤と緑のライティングの中からでもコワイくらいに光ってくる宮本さんの眼光が、中央だと垣間見えて迫力あったですよ。

アンコールは「sky is blue」久しぶりのスライドブリージャーはすっかり定着していい感じ。
そしてこの日2つ目の、個人的最大級歓喜の瞬間・・・イントロのコード進行が「生きている証」だ!やった!
アルバム『扉』はエレカシを聴くきっかけになったもののひとつだから、この曲も私にとってはとても大切な曲。『扉』は特に歌詞が好きなのだ。
♪トモよ あなたは思ったことが無いか?/死ぬまでにどこまで たどりつけるだろう?♪
続いて「大好きな曲です」と・・・(そうなんだ・・)「笑顔の未来へ」。久しぶりに聴いた気がする。やっぱりいいよね。パ〜ッと華やかな響きに、シンプルに元気が出て。
「じゃあ、本気で歌います・・・いや、全部本気で歌ってるけど」はここの前フリでしたかね?「FLYER」、そしてすでにもう石くんの両足がスタンバイしてた(笑)「ファイティングマン」。
会場は最高に沸騰して、ホールとは思えないくらい。そして上下両方の花道までマイクコードを引っ張りながらものすごい速さで左右に駆け抜ける宮本さん・・・。みんなの歓声。

ダブルアンコールは、これも私はちょっと久しぶりだった「ガストロンジャー」。♪人類史上空さえ飛べない俺♪がセリフに入ってて、昔のエレカシと今現在のエレカシがリンクしてる感があってよかったね。そしてこの日はものすごい何度も何度も♪化けの皮をはがしに♪いってた。
♪死ぬときがこの毎日ときっとおさらばっていうことなんだから♪のあたりで、正面から中央に向かって指さされ、なるほど本当に説教くらってる気分になった。ある意味気持ちよかったけど(笑)。

後半戦始まったばかりのツァー、今度聴かせてもらえる時はいったいどうなってるんだろう、何が飛び出すやら・・・今からドキドキだ。

エレカシよ、今宵もありがとう。


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by saskia1217 | 2011-05-14 03:00 | エレファントカシマシ | Comments(4)

どこもかしこも

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あっちにもこっちにもこの顔。
上野のありとあらゆるお店・・・何屋さん、とか関係ないね(笑)・・・は、どこもかしこもパンダだらけ。
友人がお土産に持ってきてくれた上野駅構内のアンデルセンのあんぱん。
たしかに、この顔が付いてるのと付いてないのだったら、付いてるほうが断然「お!」って思う。
いつまで続くかな、このパンダの力。
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by saskia1217 | 2011-05-13 13:17 | くいしんぼうメニュー | Comments(0)

「埼玉はね、友達ですから・・・・・・・・東京の」

・・・と、総合司会者兼ボーカルのMCにあった(笑)その埼玉の戸田で聴いてきた。

エレファントカシマシ「悪魔のささやき〜そして、心に火を灯す旅〜」全国ツァー、折り返し地点。
前半のライブハウス巡りが終わり、ここからはホール公演となる。
ライブハウスとは何かしら違えるよ、という話だったので、楽しみにしていた。

戸田市文化会館て、あんなに横長だったっけなあ、なんか昔弾いた時の記憶と違ってた。
1階席の傾斜がけっこうあるので、後ろから2列目だったのにものすごく眺めがいい。

最初の「moonlight magic」が始まったとき、ちょっと宮本さんの声が疲れてる印象があったのだけど、2〜3曲目にはもう潤ってて、最後までずうっとものすごくいい声だったから嬉しかった。
キーボードはSunnyさん、ギターアシストはいつものようにヒラマミキオさん。
本プロ18曲、アンコール5曲、ダブルアンコール1曲。
シャウトや高音へ歌い上げるアドリブが多くて、でも高音も気持ちよく伸びてて、よかったなあ。
全てを丁寧に演奏してた印象。
ホール初日というテンションの高さやいい感じの緊張感がステージにあったように感じた。お客さんもそんな感じ。いい意味でフワフワしてるというか。
終わり頃に「ホールはホールの良さがありますね〜・・もちろんライブハウスもいいんだけど・・」としみじみMC。そうですね、そう思います。
歌詞が飛んだり、仕切り直したりっていうのもあったけど、気持ちじゃなくて身体の内線(?)がちょっと疲れてるのかな〜なんて思ったり。
聞き慣れたアルバム収録曲のイントロやエンディングのアレンジも、新しいものに工夫してあって、複数のギターの掛け合いや、おもしろいコードで歌の入りに持ってくのとか、楽しかった。
いや〜、でもあんなにタイトなスケジュールの中、限られた時間内のリハでそういうものを構築してくのって、プロだから難なく手際よくやってるのだろうとは思いつつ、やっぱりスゴイなあって思う。

「脱コミュニケーション」のイントロのギターソロのエコーが今回はまた一段と強くかかってたり、「赤き空よ!」のボーカルマイクのレベルが半端無く大きかったりするのも「おおお!すごいバランス!」と驚きつつもまた楽しかったし。「赤き空よ!」では曲が終わって一旦後ろに下がった後すぐに前に出て、宮本さんが一人で弾き語りで最初の一節をまるまる歌ってくれた。とっても嬉しかった。
個人的にすっごく好きな「歩く男」のイントロが今までに聴いたことのないくらい、ものすっっっごく速くて(笑)、もしや違う曲なのかと疑うほど。それでもそのテンポでやりきっちゃってたのにも、よくあることながら気持ちいい吃驚。

トミのドラムがすごく光ってた。
パワフルなのは一段とパワーアップしてたんだけど、こう、より締まってるというか、音質もリズムもきりっとしてて重みもあって。
何の曲が忘れちゃったのだが(「九月の雨」だったか「歩く男」だったか・・)エンディングでドラムだけになってritするのが、会場中水をうったようになって素晴らしかった。
「九月の雨」は「チャレンジです」と言いながら、かなり丁寧に、そして振り絞るように歌った宮本さん。唱歌か童謡のように歌詞のフレーズ最後まではっきり発音してたのにちょっと驚く。それも初めて聴いた気がする。
「旅」のエンディングのミッキーのギターソロもかっこよかった。大げさなアクションがないのに、音そのものがすごく色っぽいギターなのですよね。

聞き覚えのある大好きなイントロが始まって「うわ〜、これはもしかしてあれか?」と思ったら、ほんと〜に聴きたかった「暑中見舞〜憂鬱な午後〜」。
大好きなのにライブで聴いたことなかったからね。
(2009年のZepp東京では、私が行かなかった方の日にやったんでした)
ひとしきり(1節くらい?)歌ってから急に「はい、以上〜!」って・・・え〜っ?!
自由だな〜(笑)。
「はい、じゃあ今度は普通に」・・・って、イントロで一体何を試してたんだろ?
「すいませんねえ、公開リハしちゃって」(爆)
ラストまで気持ちよく流れて、最後の♪ダダダダダダダダ♪を思わず一緒に口ずさんでしまったよ。
♪幸せと言えば言えちまう♪
♪俺の両腕いまだ勝利無く/されどこれという敗北も無く♪
♪豊かな国の流浪の民よ♪
に、今一段と痛みを感じる。

いつもの青と赤のライトを浴びての「珍奇男」。
♪わたくしを〜みたなら、お金を、お金を、お金を、お金を・・・・♪
や〜、針の飛んだLPかっっ!
って思うくらい、いやというほど「お金を」をリピートしてて、それがハンパない回数続いてたのが圧巻。人間、やってるほうも聴いてるほうも、生理的に我慢できなくなる繰り返しの回数ってのがあると思うんだけど、それをサラッと平気で跨いじゃうところが天才かも。
やろうと思うと実は結構勇気がいることなんだけど、きっとそんなこと意識せずに本能でやっているのだろうなあ。
ある回数越えてくると、不快感ギリギリまでズタズタと踏み込む(まれる)感が湧いてきて、それがちょっとベートーヴェンのしつこさを彷彿とさせたんだけど(笑)。
そういえば、どの曲か忘れたけど、まさにベートーヴェンばりにエンディングがなかなか終わらなかったのがあって(「ゴッドファーザー」だったかな?)そのこれでもかこれでもか、がすっごい快感だった。
あ、「珍奇男」2番あたまで宮本さんが突然客席中央あたりを指差しながら♪机さん、机さん♪と歌ってたのが、なんだかとっても可笑しくて笑っちゃった。
机さん、って呼びかけられても・・・
スミマセン。

ものすごく久しぶりだったらしい「遠い浜辺」は、イントロの宮本さんと石くん2人のギターがものすごく素敵でうっとり聴いていたんだけど、その直後の歌いだしで歌詞がのらず「やめやめやめ〜っ!あ"〜〜〜、すみません!」と中断して宮本さんが超凹みまくり。
お客さんが長い拍手と歓声でフォローする中(笑)「ホント、プロにあるまじき・・」と客席やメンバーに平謝りしてまわり「もう一回やりますっ、『遠い浜辺』」って、仕切り直し。
しかも2度目のイントロのギターの宮本さんパートは、違うフレーズのアドリブ。2種類聴けて得した気分。
結果、いい演奏。

「明日への記憶」ではバックのカーテンがスルスルと上がってスクリーンがむき出しになり、青いバックに変わる。その後、メンバーがシルエットになったりして、照明演出がとても綺麗だった。
後半のセリフがズレてたのはわざとだと確信して聴いていたのだけど、途中で軽く仕切り直してたのはやっぱり不本意だったのかなあ。あれはあれでいいな〜と呑気に思ってた私。
弾き語り「夜の道」も相変わらずよ〜く聴かせてて、客席は微動だにせず。

Sunnyさんのキーボード、私はとっても好きなのだけど、このプログラムの中でやっぱりコーラスがしっかり入った方が好きかなあ、というものがいくつかあったのがちょっと残念だったかな。
「歩く男」の最後、宮本さんが高音で「いつかキミと歩いた公園」とか「ブランコが揺れて」(←このセリフ好きなので、今回あって嬉しかった!)って叫んでるとこには同時に「そんなのは俺じゃない」「俺を見てくれよ」がどうしても欲しい。
「悪魔メフィスト」のコーラスもやっぱり欲しいよね。
もちろん、音源が全てじゃないし、音源が完成してるもの、でもないし、ライブはライブでいいと思うんだけど、でもせっかく宮本さんの中から生まれ出た膨大な量の言葉の中から選び抜かれて出来上がっていった歌詞がそこで鳴らないのは、やっぱり勿体ないし残念な気がする。
ちょっとだけね。

アンコールはいつもよりすんなり出てきてくれた。
客席中央あたりを指して「その辺にいる男の人たちに歌ってあげます」とのMCで「地元のダンナ」。
そして珍しい「ココロのままに」。『愛と夢』私はとても好きなアルバムなんだけれど、なんでもっとやってくれないのかなあ。というか、なんでファンの間であんまり人気ないんだろ?謎。
そして「え〜と、ここは埼玉なので・・・」と「武蔵野」。「埼玉は東京の友達」のフレーズはこの曲の前フリのMCだったんだけど・・いいなあ、なにかのキャッチフレーズみたいだ。東京を愛してる、でも埼玉にも昔から近いところに心がいつもあって、という親しみが伝わってくる。そのあたり一帯が「武蔵野」というひとつの土地という一体感がね。私が「武蔵野」に抱くイメージはやっぱり原っぱと川と雑木林かな。草と林の匂い。それがすべて音になってるこの名曲。草と土の匂いがしてくるんだよね。

「FLYER」と「ファイティングマン」でいつものように客席がおおいに盛り上がったあと(ファイティングマンはやっぱり後ろから見てるのが圧巻でいいね)、ダブルアンコールで唐突に成ちゃんに合図して始まった「待つ男」。この日の「タメ」も絶妙。

「moonlight magic」「暑中見舞」「歩く男」「赤き空よ」「夜の道」「武蔵野」・・・
どれもこれもありがたくて嬉しくて綺麗で素敵で。
毎回、誉めすぎですか?(笑)

何があっても、何が起こっても許しちゃうっていうのは、考え様によっては「ファンの甘やかし」(by 渋谷陽一氏)なのかもしれないけど、でもファンってそういうもんじゃない(笑)?
それ以前に私は、彼らのステージを何度聴いても、何度見ても、やっぱり魅了されるし、ガッカリさせられたことはまだ一回もないから。
そして何十年もそうやって人の心をわしづかみにし続けることが出来るって、スゴイことだよね。
向こうが離してくれないんだから、仕方ないよ!(笑)

ありがとう、エレカシ。
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by saskia1217 | 2011-05-12 02:35 | エレファントカシマシ | Comments(0)

いろんな悪魔

エレカシの「悪魔メフィスト」も、S.ワンダーの「悪魔」もいい曲だけど。

ヒラマミキオさんの「悪魔」、好きですねえ。
声もすきだなあ。
曲によって声の色が違うのもいいし。
曲にも声にも不思議な魅力。
似ているとかでは全くないんだけど、Radioheadを聴いてるときに感じるような、どこに連れて行かれるかわからないような気持ちいい浮遊感がハーモニーにもメロディーにもあって。
あと、ふと加藤和彦の音楽を思いだしたり・・・「ベル・エキセントリック」とか高校生の頃大好きだったなあ。
なんかいろんな気分にさせてくれるミッキーの音楽。
このPVの持ってる独特な空気も大きいな。
悪魔ミッキーが登場したところの歩き方がツボです・・・

同じヒラマさんの「我は行く」、これは一転、1回聴くと何故かな〜んか耳に残る曲。
歌詞もおもしろいし。
でもってもう1曲、大好きなのは「if you can touch it」。
これは映像あればこそ、っていう(笑)。
う〜ん、スゴイ。
ぜひPVをご覧いただきたいです。

そしてミキオさんのmy spaceで聴ける「ある風景」には、聞き慣れたあの楽器の音が・・・
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by saskia1217 | 2011-05-09 15:03 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

花とか木とか

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一昨日の東京もじつにお散歩日和だった。
染井の黒猫、ふらふらと路を横切る。
昼寝から起きたとこだったのか?
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あっという間に主役交替。
この墓地も、そして駒込駅も、夢のような躑躅の波。
巣鴨駅も綺麗なんだけど、あそこは片側しかないのが残念。
駒込駅のあるのは豊島区で、区の花は躑躅。躑蠋は江戸時代から染井の名産だったからね。
ついでに豊島区の木は言うまでもなくソメイヨシノ。
これまたついでに、豊島区の紋章は菊だがこれも江戸の頃から巣鴨の名産品。

で、お隣文京区も、私が生まれ育った練馬区も、区の花は躑躅。
北区に至っては、区の木がソメイヨシノ、花が躑蠋と全く同じじゃん(笑)。
なんでこんなにカブってんの?
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今日、池袋に歩いていく途中、いつもの都電沿いの道が花一杯になっていた。
中でもこのアヤメが素晴らしく美しかったので、激写。
都電が通るたびにゆらゆらと、そのスラッとした茎をゆらしていた。
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そして、休日の人々が行き交う池袋の天空から。
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by saskia1217 | 2011-05-08 17:31 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

ヤバいもの

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ロッキングオン・ジャパンの最新号で、編集長の山崎さんがこんなことを書いていた。

子どもの頃、クラシックがお好きだったお父様がいつもお風呂上がりに音楽をかけて熱くノリノリで聴き入っていたのを見て、これはまさに「ぶっとんでて、ヤバくて、狂って」て、そんなクラシックをなんてスゴイのかと思ったそうだ。
(「ガウンを着てブランデー片手に、なんてものじゃなく」って書いてあったけど、クラシックって未だにそんなイメージなんですかねぇ・・苦笑)
そしてもうちょっと大人になってからジャズに出会って「ぶっとんでて、ヤバくて、狂ってる」ジャズに深く入り込み、そして今や、ロックがそれに取って替わった。
山崎さんにとっては結局、今までいろんな音楽に魅せられてきた中で「ロック」だけが、
「『僕』『僕の日常』『今の世界』と直結していると感じた」
から、今それが一番のものとなっている・・・・
そんなお話。(うろ覚えなので正確な表記じゃないです、スミマセン)

ね。
ぶっとんでて、ヤバくて、狂ってると感じるものっていっぱいあるものね。
どんな人にもある。
そしてそれは1つじゃあない。

私にもいっぱいある。
音楽だったら、私にはロックとクラシック。
その2つは全く同じ重さで、ぶっとんでて、ヤバくて、狂ってる。
その両方が「私」「私の日常」、私の生きてる「今の世界」と直結してる。
直結しすぎて時々パニックに陥るくらいだ。

クラシックがかなり「狂ってる」のを知らない人も今さら少ないと思うけど、今の若い音大生はもちろんのこと、我々の世代やその上の年代の同ジャンルの音楽家もやっぱり結構ぶっとんでいる。
そういうことを前面に出して音楽するのもどうかと思うし、そういうごり押しは非常に不自然で不誠実で見苦しいので好きじゃあないけど、そのことをもっと知って欲しい。

チェンバロやオルガンが、オペラが、そしてオーケストラが「ぶっとんでて、ヤバくて、狂ってる」ところを、たくさんの人に目の当たりにして欲しい。
尋常でないパワーを受け取って欲しい。

そしてそれが「僕」「僕の日常」「今の世界」とリアルに直結するよ、という人がいっぱい発生したら素敵だ。
そのために日々「ヤバいもの」を手のひらに載せて頭をひねっている。
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by saskia1217 | 2011-05-07 00:39 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)