はらっぱ

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オルガンの練習に行く途中、空き地で見つけたハルジョオン。
別名ヒメジョオン。

子供の頃はあっちこっちに「はらっぱ」という名の空き地があって、そこにはいつもこの花が咲いていたけど、このところめっきり見なくなっていた。
今日のこの素晴らしく暖かい晴天の下でこれを見つけて、何枚も写真を撮った。
白っぽい花が多いのだけど、これはピンクが勝っていた。周りにはその白とピンクの塩梅がまちまちのハルジョオンがいっぱい咲いていた。
もちろん、ハルジョオン同様はらっぱの定番であるタンポポ、オオイヌノフグリ、ペンペングサもちゃあんと顔を揃えていた。
かなり嬉しくなった。

ひとしきりシャッターを押して腰を上げると、隣で年配のオジサンが花に向かって無心にシャッターをきっていた。
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by saskia1217 | 2010-04-29 21:31 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(2)

チューニング

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ロッキング・オンのサイトにはいろんな編集者さんたちのブログがあっていつも面白く読んでいるのだが、中でも兵庫慎司さんの「ロック走馬灯」は興味深い話題が多くてけっこう愛読している。
ここ数日は「チューニング」をテーマにおもしろいことがいろいろ書いてあって、普段自分が身の回りで無意識に経験している様々なチューニングのことをあらためて考えてみたりした。

兵庫さんの記事で面白かったのは・・・。
ステージに登場してSEの後、いよいよオープニング!というときにチュー二ングかよ、という話とか(笑)。
いやこれは古楽器の場合、ほんとに身につまされる。
1曲目くらいは、いきなりド〜ンと音出したいよね。
(チェンバロはやっちゃうけどね)

ヴァン・ヘイレンは必ず弦を鍋で煮てからギターに張るってお話。
すげ〜。
煮ると強くなるのか。
チェンバロの弦も、煮たら切れにくくなるのか?
(良い子は真似しないでね)

ジェフ・ベックやゲイリー・ムーアがライブ中にギターのチューニングをしないのは、「チューニングが狂わない弾き方」をしているのではなく「チューニングが狂っても平気な弾き方」をしている、という話。
つまり弦を押さえる指は、チューニングの狂いを自動的に察知して無意識(か、意識的かしらないけど)に微調整しながら弾いている、ということ。
これってでも、ガンビストが日常やっていることですよね?
フレットがある楽器なのに(「だから」なのか)その微調整は何よ?と思いながら、いやもちろん「すご〜い」と思っていつも見ていたのだが。

微調整といえば、リコーダー奏者が指穴の上に指をどのくらい「翳す」か(どのくらい「押さえるか」ではない)という技術を知ったときにも、愚鈍な鍵盤奏者である私はため息をついたものだった。
でも思えば、古今を問わず金管楽器奏者の唇はいつもその役割を果たしているのだし、木管楽器奏者だって、フルーティストの唇を開く面積やダブルリード楽器奏者の唇の締め具合なんか、もうほとんど神の領域である。

そうやって思いを巡らしていると、音の出る場所と自分の身体が一番離れている鍵盤楽器って、なんだか良くも悪くも呑気な楽器だな〜なんて思う。
そして例えば滅多に自分では調律する機会のないピアニストは、どうしたって自分の出す音に持つ責任感が軽くなりがちなのは否定できないはず。

正直なところ、私は調律が嫌いだ。
そんなことを言えばもうほんとうに、チェンバリスト失格と言われて当然なのだが、でも嫌いなものは嫌いなのだ。
だからいつも「仕方なく」調律している。調律していること自体に喜びを感じるってことはまずない。とにかく早く練習したい、弾きたい、とは思うのだけど。
でも、いいんだね、きっとそれが。
そうやって音を「作る」っていう作業からしなくちゃならないっていうその宿命が、「音」に対しての愛情を育てているのかもしれない。

な〜んてね。

(写真は現在練習中のコード。人差し指の第2〜3関節部分のみ弦に触れないよう浮かさねばならぬ。それが腹立たしくも出来ない、この不器用きわまりない手!)
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by saskia1217 | 2010-04-28 02:03 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(5)

ぷっくり

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八重の花というのは、なんでこうも美味しそうなのだろう。
桜もチューリップも山吹も。
量感のある花は好きだけど、派手に見えたらもうおしまいだ。
そこんところがむずかしい。

春の花の王者である桜も、空が青くないとまったく奇麗じゃない。
風が強くてもしっとりと眺めていられない。
そんな条件がぴたりとあった得難き一瞬。
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by saskia1217 | 2010-04-26 16:10 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

「いつものとおり」

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金曜夕刻の豊洲ららぽーとは、お客さんがとっても少ない。
・・・のだが、その分、わざわざ立ち止まって私のMCにも一つ一つ頷きながら一生懸命聴いてくださるお客さんのお顔がよ〜く見える。

なんだか変なラインアップになってしまったが、そんなわけで金曜日は、いつもの雑踏の中では到底弾けない静かめな曲が並ぶことが多い。

「マイ・ウェイ」は結婚式で歌われたりするけど、もともとは疲れきったサラリーマンの力ないぼやきの歌。
クロード・フランソワの「Comme d'habitude」。
(「いつものとおり」・・・あれ?きいたようなタイトル・・・ん〜、こっちは「いつものように」のほうが近いか・・・いや・・笑)
この曲が聴きたくて10年くらい前に買った彼のアルバムは、1969年のオランピア劇場のライブ録音。
いつだったかうちに遊びにきてくれたアテネ・フランセのフランス人の先生が「なんであなたがこんなCD持ってるの〜!?」って超ビックリしていたっけ(笑)。
「こんなの聴いたことないから貸して〜!」と言われて、ダリダとかシャルル・トゥルネとかのCDと一緒に先生にレンタルしたなぁ・・

「ぼくはいつものようにコーヒーを飲み、いつものように遅刻しそうで、いつものように家を出て・・」
個人的には「マイ・ウェイ」よりも、この影のある物憂い歌詞のオリジナルのほうが好きかも。

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by saskia1217 | 2010-04-23 23:25 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

やる気

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一気に緑色に姿をかえた上野公園を抜けて。
こんな日は、半袖のTシャツにジーンズとスニーカーにちっちゃいリュックで、ヘヴンアーティストの技と音にも少しは足を止めてみたいよ。

それぞれの芸達者さんの周りをま〜るく取り囲んだ人々の間を、重たい荷物を持って超急ぎ足で抜けてゆく自分だけが、この空の下に不似合いな気がした。
それでもまだ、視界いっぱいに映る薄緑からかえってくる光と、iPodから身体いっぱいに注入されるエレカシという栄養剤のおかげで、じつに前向きな気分でみんなの待つ教室に辿り着く。

今日もまた、光と音と風に感謝する春の日。
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by saskia1217 | 2010-04-21 19:40 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(4)

パンとタルト

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久しぶりの友人宅での夕食。
新宿マルイ本店にあるパン屋さんLe petit mecで、ご飯に食べるバゲットとデザートのタルトを買っていく。
美味しいのだ、このお店。

友人が用意してくれたメニューは、ホタテとグレープフルーツとアボカドとシャンピニオンのサラダ、ロメーヌレタスのシーザーサラダ、鶏の手羽元とインゲンと人参と赤パプリカとシャンピニオンの赤ワイン煮、ビールと赤ワイン。
その品々とバゲットが美味しくって、一生懸命食べていて写真を撮るのを忘れた。
デザートのタルトは、タルトの命である土台のビスケットの部分が絶品。
赤いフルーツのものと、ナッツとキャラメル2種類を半分ずつ味わう。

音楽の話と音楽の話と音楽の話と、あとちょっと昔話。
ドアを開けると、そこには夜風が暖かい春の闇。
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by saskia1217 | 2010-04-20 01:24 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

光の庭

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彩の国さいたま芸術劇場での「光の庭プロムナードコンサート」無事終了。
昨夜の雪と朝方の豪雨がウソのような青空の出現によって文字通り「光の庭」となった会場。
本当にたくさんのお客様がいらしてくださり、ド〜ンと楽しく演奏することができました。
長い間会っていなかった幼なじみ、ヨガ友、大学の学生さん達などにもお会いできたし。

終演後アンケートの反響を伺ったら、特に即興演奏が楽しかったと書いてくださった方が多かったようで、それも嬉しかったです。
即興のネタは「浜辺の歌」。
後半かなりポップなハーモニーを使ってしまった・・・笑。
おおまかな段取りの打ち合わせはしたのだが、お互いハーモニーやパッセージの細かいところは本番かなり「指から出任せ」。
ラストのハーモニーで思ったより早く主音まで行きついてしまったので、余った最終拍にセブンスを乗せてみた。そうしたらあとから共演の長岡くんに「あれって昨日話してた『宮本さんてよく最後の最後で主音上のセブンスを使うんだよね〜』ってやつですか?」と突っ込まれ(笑)、じつは自分では完全に無意識で使っていたので苦笑い。

準備をしてくださったスタッフの皆様とすべてのお客様のおかげで、また素敵な一日になりました。ありがとうございました。
あの天国的な響きの空間で、またぜひ演奏したいものです。
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by saskia1217 | 2010-04-17 21:00 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(3)

光と自由をもとめて

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雨の日に雨の写真は見たくないので、この前撮った池袋の空を。
(ん?雨の日に天井に晴れた空の写真を貼るのはウソだ〜、って何処かで聞いた気が・・・。
あ・・・ラーメンズだった・・・「アトムより」。ひさびさに脳裏をよぎったラーメンズ。笑)

与野本町までリハにでかける。
彩の国芸術劇場にいくときはいつも雨降りな気がするのはゼッタイに錯覚だろう。
思い返せば灼熱の下を歩いたこともあったのに、雨の記憶ばかりあるのは不思議だ。
でも、明日のコンサートのタイトルは「南へ!自由へ!」。
寒くて暗いドイツ語圏の音楽家たちが、アルプスのむこうに憧れた南の国。
光と自由の国。

月曜の深夜0時すぎ、解禁になったエレカシの新曲PV↓をおそらく30回以上リピート鑑賞したせいで翌朝仕事にいくときにコンタクトが目に入らずに、鏡の前で数分間、左目のみ号泣。
・・・なんてことにならないよう、もう寝ます。

本番は明日、午後2時から。
与野本町の彩の国さいたま芸術劇場、情報プラザ。
素敵なまるいガラスのところです。
ちょっぴりお天気悪くって野山にはいけないな〜、って方なんか是非是非!

(今日のシャッフル:埼京線で荒川を渡るときにエレカシ「優しい川」)

オマケ
ラーメンズ「アトムより」


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by saskia1217 | 2010-04-17 00:12 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)


つい10分前、解禁になりました。
正座して見ました(というか、気づいたら正座してた・・笑)。
5月12日リリースのエレカシ新曲「幸せよ、この指にとまれ」のPV置いときます。
(この瞬間、全国のファンが一斉にこのPVをブログにアップしてるのかと思うとちょっと可笑しい)

よくうちのベランダから見えて写真にとるような、広くひろがった空は私には夕日に見える。
(♪暮れゆく街の空に星がひとつ♪だから、やっぱりそうか)
過去、現在、未来・・・いくつもいくつも数えきれないくらい重なってきたたくさんの人指し指の頂点に「その」場所はある。
ひとりひとり、それぞれの高さに。
その重なった手があるから、そこからまた立ち上がって歩き出せる。

冒頭の無音のところがいいですね。
私が一番好きな花、チューリップがいっぱいモチーフになってたことがちょっと嬉しかった、個人的に(笑)。
(「孤独な旅人」の伝説のPVがちょこっと脳裏をよぎったので、頭を激しく左右に振ったよ・・)
ん〜、それで、このロケーションがCGなしだったらちょっと怖い(笑)。

春のはじめに似合う、優しい映像としっかりと心に届く力に満ちた音。
ありがとう、エレカシ。
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by saskia1217 | 2010-04-14 00:27 | エレファントカシマシ | Comments(0)

シャッフル

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外出中、特に電車で移動するときや散歩のときに、音楽を持っていくのか本を読むのかは時期によってパッキリと分かれる。
音楽なんて聴きたくない、時間があればちょっとでも本を読んでいたいというときもあれば、散歩には季節や天気に合った詞を持った音楽をお供にしたくなることもある。
そして、こと電化製品やAV機器には世間より10年くらい後を歩いている私は、音楽を持ち歩くのにはずっとMDを使い続けてきた。録音もできるのは何より便利だし、音楽を買うときはゼッタイにCDという「カタチ」を手にしたい(ネットで買ってPCから聴くなんてありえない・・・)から、結局MDディスクに落として持ち歩くことになる。
つまりMDをポケットに入れるのでその重みでコートやジャケットを若干斜めにして着ていたり(笑)、たいていアルバム1枚=MDディスク1枚なので少なくとも3枚くらいは鞄に入れることになる。ちょっととはいえ、確実に荷物が重くなる。

何年もどうしようかと迷っていた挙げ句、やっとのことでiPodを買おうと決意。
喜び勇んでお店にいったら愛用のiBookはヴァージョンが古すぎてiPodが使えないことが判明し、めちゃへこんだ結果、動画サイトやネットショッピングや数々の必要なサイトがすでに閲覧できなくなっていた不便を思い出し、これまた新しいマシンを買うことを泣く泣く大決意。
そしてパソコンを新しくしたら今度はプリンタがもう繋げなくなってしまった(笑)。12年くらい使ってたからさすがに仕方ないかぁ。

そんなこんなで、やっと世間並のネット環境で非常に快適な毎日。
特にiPodに感激する日々。容量がおっきい方のnanoだが、曲を230曲ほど(え〜と、ほとんどがエレカシ、あとは椎名林檎とブルハとRadiohead)とムービー(PVとかライブ映像とか)を340あまりで現在容量半分くらい。

そして、音楽を聴くときにはよくシャッフル機能を使うようになった。
もちろんMDにもその機能はついていたが、アルバムの曲順って作った人のこだわりがとってもあるような気がして、その流れを大事にしたくていつでもそのまんま聴いていた。
けれどシャッフルするようになって面白かったのは、ある曲が終わって音の空白ができたときに、耳の中でアルバム順の次の曲が鳴ってしまうこと(笑)。で、シャッフルだと次に意外な曲が流れ出すからその空白が結構ドキドキするし、最初は違和感が大きかったが今はそれが楽しみになった。

仕事に出かけるとき、家を出るや否や「四月の風」が一発目に鳴り、電車を降りて上野公園を歩き出すと同時に「上野の山」がどんぴしゃで鳴り、中央線に乗ったら「武蔵野」が流れ、仕事帰りに疲れ果てて歩けば「通りを越え行く」がそっと聴こえ、深夜の電車の座席に座り込むと「シグナル」と「風」が続けて2曲響く・・・
そんなことが本当に起こる日はもう、それだけで胸がいっぱいになってしまう。

ソメイヨシノの故郷に近い巣鴨の桜並木は、もう美しい緑が輝いていた。
早く全部緑にならないかな。
本当は花盛りよりも、緑がやっと出そろって花が消え去った瞬間くらいの桜の木が好き。
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by saskia1217 | 2010-04-13 17:51 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(9)