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無くてもいいもの

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先日ふとテレビをつけたら、鶴瓶さんと香川照之さんが対談をしていた。
香川さんは好きな俳優さんの1人なので、ちょっと手を止めて見ていた。
公開されたばかりの映画「剣岳」の話がひとしきりあったあと、香川さんの言葉が紹介された。

「無くてもいいものでご飯を食べさせてもらっていることに、感謝しています」

それに対しての鶴瓶師匠のお話が続く。
・・・ある商社マンが海外転勤を命ぜられ、会社から言われて任地の言語であるフランス語を勉強しなければならなくなった。一生懸命頑張るが、30歳近くなってなかなか新しいことが頭に入らないのか、思うように上達しない。悩みながらも頑張り続けたが、もう苦しくて苦しくてたまらない。
そんなある日、あまりの苦痛に「お客を迎えにいかなければいけないから」と会社に嘘をついて、語学学校を休んだ。
そして出かけた先は「寄席」だった。

そんな時、映画が好きな人は映画館に、お芝居が好きな人は劇場に、野球が好きな人は野球場に・・・そして、音楽が好きな人ならコンサートに行くのだ。
人が苦しいとき、ホッとしたい時、休みたいとき、楽しい気分になりたいとき、気分転換したいとき、何かから逃れたいとき、そして何かにすがりたいとき・・・
その先に、私たちが奉職する「無くてもいいもの」の出番がある。
胸を張って、その誇りある仕事をしよう。

Musica dulce laborum levamen
音楽は苦しみを和らげる甘い薬

3日のコンサートにいらっしゃる方は、このラテン語の言葉をステージのどこかにご覧になれるはず!
今日はまた午後いっぱい、日吉でリハ。
まっすぐな緑の波をつくる銀杏並木。
駅前のホールのある建物は、まだまだピカピカの新品です。
3日、是非ここでお会いしましょう!
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by saskia1217 | 2009-06-30 23:55 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(2)

「中年の壁」

一昨日、金曜日。
あまりに忙しく、朝から夕刻までずっとラジオもテレビもつけなかった。
夜テレビのニュースで初めてM.ジャクソンの死を知った。

私は、彼の音楽もダンスもほぼ全く知らない。
なので、正直格別な感情は湧かなかった。
もちろん「偉大なエンターテイナー」だとされていたことは知っていたから、こりゃ大変なことだなとは思ったけれど。
昨日あたりからしきりにテレビ、ラジオで繰り返し流される彼の曲を聴いても、じつはその良さが全くわからない。代表曲だというものを聴いても、訳詞を見ながら聴いても、「最高だ」といわれるPVを見ても、どうも・・・まだその良さは感じられない。
いやいや、きっとその音楽もダンスも素晴しいに違いない、けれどね。

その訃報を扱ったテレビのニュース番組で、あるコメンテーターが「これはかなり個人的な感想ですが」と断りつつ、こんな話をされていた。

「中年の壁」というのがある、とその人は言う。
それは、どんな人にもどんな職業の人にも大抵訪れるものなのだが、もしかしたらMJはこの「壁」を乗り越えられなかった人なのではないか・・・と。
40代くらいから、人はふと今現在の自分の状況を意識して「こんなんでいいのか?」「こんなハズじゃなかった」「これから自分は一体どうなっていくのだろう?」というような、不安、自信喪失、疑問に襲われる時期がやってくる、それを「中年の壁」と呼ぶのだそうだ。

その「壁」は乗り越えなければならないものであり、また乗り越えた人はその後より豊かな人生を歩むことができるというのだが、稀に、特に幼少時代から極度に成功した人などによくあるらしいが、それを「乗り越えられずに潰れてしまう」人もいるという。

その「壁」を越えるために必要なこと、として2点が挙げられていた。
その1  友人やパートナーなど、近いところに自分を支えてくれる人を持つこと
その2  自分、そして自分のやっていることの意味を自ら受け入れて、それを認める

1は比較的わかりやすい。
でも、2もよくわかるなあ。
「こんなこともやりたかったはずなのに」
「もっとこうなっているはずだったのに」
「もっと出来たかもしれないのに」
・・・
「今、こんなところまでしか出来ていないなんて」
「かといって、今から何が出来るんだろう」
「もう遅いかもしれない」
そういう、目に見えない不安のようなものだ。

今の自分と、今まで自分がしてきたことを認める、というのは「身の丈を認識する」というちょっとマイナスな捉え方だけではない。
自分の持つ才能の「限界=大きさ」を知ること、というプラスの方向でもあるのだ。
「せいぜいココ止まり」「これしか出来ない人間」ではなく「こんなこともしてきた」「今こんなことが出来ている」なのだ。
ふだん滅多にマイナス思考には傾かない私でも、こういうことを時々確認すると、もっともっと元気になれる気がする。
モチベーション、これからのヴィジョン、自分は何かの力になっているという自信。
それは誰にでも、どんなライフステップの人にも絶対必須。

まだまだ。
まだまだ、全然やりきれてはいない。
時間はいくらあっても、足りない。
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by saskia1217 | 2009-06-28 23:53 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

城北のかほり

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十条にて、明後日本番の「ヨハネ受難曲」のリハ。
JR十条駅から商店街を過ぎ、自衛隊駐屯地を通り越して住宅街を歩く。
十条とか赤羽とか、な〜んか好き。
昔ながらの間口の広い平屋の八百屋さんとか、何だかよくわからない金属部品が天井まで積み上げられた工場とか・・・。
城北生まれの血が呼ぶのか?

昼過ぎから夜9時まで続いたリハが終わって外に出ると、同じ施設の中に入ってる喫茶店から何やらいい雰囲気のカラオケが・・・。
おおおおお、「歌声喫茶」ですってよ。
すごい、なんかやっぱり「十条」って感じだ。
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by saskia1217 | 2009-06-26 01:24 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)
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ネタバレあり、観劇前の方はご注意!

タワーと名の付くものはもちろん、教会の塔や高層ビルの最上階などには、訪れたかぎりは必ず登る。
そう、高いものがあったら絶対に登りたい。
それほど、高いところが好き。

ここ数年ずっと大好きなラーメンズも、お二人揃ってのライブを観る機会に恵まれなかった。
今日は初めての「真のラーメンズ」体験。
「TOWER」と名付けられた、この約2年半ぶりの公演。
(そう、前回はちょうど自分のリサイタルの数日前で観にいけなかったのだ・・というより「行かなかった」のだ・・・何故に行かなかったのか、今でも悔やまれるぅ・・・)

ハッピーな作品。
一言でいえばそんな作品。
休憩なしでカッキリ2時間が、まさにあっという間の夢の時間。
楽しくて、嬉しくて、ちょっといい話で、かなりバカバカしくて。
全てがちょうど良くて、全てのバランスが取れていて、頑張りすぎないのにすごくイキイキしてる。
きっと絶対にものすごく緻密に創られているのに、こっちは馬鹿になりきって、口をあけて涙を流して笑っていられる。

なんかね。
熟す、ってそういうことなのかな〜って。
エレカシとかコンドルズとかで感じたのと同じような、大人の、ほどよい塩梅と心地よさ。

開演した時はこっちもすこ〜し緊張していて「いやいや、どうくるか?」と構えていた部分も少しはあったかも。
そして終演直後もチラッと・・・
なぜ冒頭と幕切れで、賢太郎氏だけが人形のような表情と動きだったのか?
「彼」が「タワー」なのか?
上降型であるBGMの4つの和音(←あのキーになっていた4つの和音接続って、普段私が授業で使っている自作の通奏低音課題にそっくりなので、密かにウケた・・・・B-A-C-Hにもちょっと似てたね)。
「上る」って?
・・・・などと、しばらく「要らんこと」が頭の隅を過ったりもしたが。
なのに、会場を後にした数分後にはもう、そんなくだらないことからはすっかり引き離されていた。

「語感」のコントは面白かったな。
でも。
考えてみたら。
「タワー」も、その語感が「タワー」っぽいよね。

健康で愉快な舞台を創る。
その極意。
ラーメンズのお二人、楽しい舞台をありがとう!
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by saskia1217 | 2009-06-25 00:59 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(5)

にょきにょき

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気温と湿度。
高くなるなら、どっちかひとつ、にしてほしい。

最近かなりインドに憧れるけど(笑)、よ〜く考えたら、こんなんじゃ私には南米や東南アジアなんて全然ダメかもしれない・・・。
そりゃあね、キンキン凍っていてカッラカラに乾いてる国、好きだけど。
わぁん、でも行ってみたいよう・・・インド。

ベタベタ、ムシムシのなか朝からフル回転の挙げ句、午後から豊洲へ。
梅雨の曇り空に、相変わらずグングン育っている高層マンションの群れ。
スゴイ。

夕刻の帰宅後、また掃除と練習。
ヤレヤレ。
同じことをやるのでも、こんな陽気じゃ倍くらい時間がかかるさ。
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by saskia1217 | 2009-06-23 22:41 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(4)

センス

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ん〜。
あり、ですか?
これ。

なし、のような気がする・・・。

それとも。
わざとか?
わざと、なのかっ!?

某有名デパートにて。
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by saskia1217 | 2009-06-23 01:06 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(1)

晴れてよかった!

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梅雨の晴れ間。
今日は友人の結婚式へ。

式の奏楽とかではなく、披露宴に出席したのはほぼ15年ぶりくらいかしらん。
とってもいい会でした。
新郎新婦も、ご親族も、友人の方たちも、みんな笑顔で。

結婚式・・・何回出てもいいものですね。
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by saskia1217 | 2009-06-21 03:05 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

走っけろ、メロス!

「はっけろ、メロス」と読むそうです。
「津軽版・走れメロス」。

東北のある中・高校の先生が、テレビ講座で「津軽版」を提案、解説しているのを偶然見た。
一部を朗読して下さっていたが、もし画面に文字情報が出なかったとしたら、私にはまったく理解できない「外国語」レベル。
なるほど、太宰は帝大に入学して上京するまでどっぷりと津軽弁の環境で育ったし、上京してからもそれが抜けなかったという。事実作品の中にも、「おそらく東京でもこう言うのでは?」という感じで微妙に東京弁に近づけられた「津軽弁」を見ることができるらしい。
ギリシャの空気をベースにドイツ文学のエッセンスをのせたこの物語のニュアンスが、いきなり純和風になる(笑)。あの「フランダースの犬」の主人公「ネロ」と「パトラッシュ」が、初邦訳の際に「清(キヨシ)」と「斑(ブチ)」というネーミングにより、めちゃめちゃ醤油顔イメージになったことをつい思い出してしまったりした。
講師の先生は「やはり津軽弁でこそ、太宰の本質が伝わるのではないか」と主張されていたんですけど、ね。

どの写真でも常に一番の決めポーズで写っているあの太宰の口から、なんとなく人懐っこい響きがする「津軽弁」が発されていたことはなかなか想像し難い気もするが、あのセバスティアン・バッハが確実にバリバリ「テューリンゲン訛り」(ドイツで3本の指に入る「地元人しか理解できない」方言のひとつと言ってもいい・・・)をしゃべっていたことのほうが、もしかしたらギャップが大きいかも。

太宰、生誕100年。
今日は「桜桃忌」。
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by saskia1217 | 2009-06-20 01:05 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(2)

駅の物陰で・・・

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日曜朝10時過ぎのJR中央線A駅。
改札を出たところのコンビニ前、証明写真のボックスと公衆電話との間のわずかな空間に身を潜め、牛乳とアンパンを手に・・・・

優雅な朝食(笑)。

張り込みかよっっ!!
・・・っていうメニュー(爆)。
でも、どうしてもこのコンビがよかったんだもん。

7時半からの朝ヨガでドップリ1週間分くらいの汗をかいた後、築地から阿佐ケ谷へ移動。
築地本願寺まわりでは今日はお祭りだったらしく、美しい御神輿や屋台が出ていたので、野次馬根性200%の私としてはちょっと後ろ髪引かれたんですけどね。

しか〜し。
本願寺の精気をかぶりながらヨガスタジオに着き、サンスクリットのマントラを唱え、シャバアサナ(屍のポーズ=ラストの休みの姿勢)中に「わっしょいわっしょい」のかけ声を意識の遠くに聞き、そのうちに聖路加の礼拝始まりの鐘がそこにかぶさり(笑)・・・そしてさらにシメには、ユースフェローシップ(青年)礼拝。
あ、そして帰りの電車では「バガヴァット・ギーター」を読んでたんだった・・・。

すごいよね。
日本って。
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by saskia1217 | 2009-06-14 21:45 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(4)
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沢山の用事をかかえて池袋へ。
いくつかのデパート、ショッピングセンターをハシゴして飛び回る。
文房具売り場で用を済ませたついでに、たまたまフッと思いついて、その1階上のスポーツ用品売り場に夏用のジャージを見に寄る。
・・・すると、同じ階の「屋上」にものすごい人だかり。

あ。
ステージには・・・
さだまさしさん。

お〜。
すっごい偶然。
なんでも、ニューアルバムが昨日発売だったそうで、そのイベントらしかった。

さださんの姿や声は、私には本当に「懐かしかった」の一言。
グレープ時代、そしてソロになった後、ヒットが続いたあの頃は中学高校くらいだったろうか。
じつは妹が彼の熱烈なファンだったため、何年間も、来る日も来る日も、一日中、私たちの部屋ではさださんの曲が鳴っていた。
私もそれなりに好きだったので別に文句も言わなかったのだが、おかげであの何コーラスも続くさださんの曲(10分以上の曲なんてザラだったのではないか)を、膨大な曲数、一言一句自然と覚えてしまったのだ(笑)。
当時、妹は「さだまさしのセイヤング」のハガキ投稿(当時はメールなんか無かったですからね)の常連で、何度も読んでいただいていたり。また、さださんの故郷である長崎が水害に遭った時は、そのチャリティーコンサート(中野サンプラザ)を妹と一緒に聴きに行き、ちょっとしたご縁があって楽屋にさださんを訪ねお話させていただいたこともあった。
その後何年も経って、妹は仕事でさださんとステージで共演することもあったとか。
なんかちょっといい話ぢゃないですか。

そんなわけで今日は「ひさしぶりにライブで歌が聴ける!」としばらく眺めていたが、さださんのトークはいつものように滔々と流れ続け(笑・・・なんだかほんのりと「きみまろ」さん風なテイストだったのは何故?最近のさださんはそうなのですか?)、なかなか歌が始まらず・・・。
やっと、ギターを弾き始めながら始まったのは「北の国から」・・・・おい〜。
それもお客さんと「一緒に歌うコーナー」っぽかったから、さださんの声はあんまり聴こえず。

次なる用事も控えていたので、残念ながらその場を後にする。
でもあの「トーク全開」っぷりもいかにもさださんで(だってイベントのネーミングが「トーク&ミニライブ」だもの)、あまりの懐かしさにちょっと胸がじ〜んとした。

かなりのお客さんが集まっていたが、平日午後だったこともあるのか、若い人は少なかったようだ。
さださんの写真のついた団扇を手にひしめき合うように声援を送っていらしたのは、すごい数のおばさま達。(って・・・・私と同じ年代ですよね、たぶん)

嗚呼。
昭和は遠くなりにけり。
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by saskia1217 | 2009-06-11 22:57 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(4)

今日もまた日が昇る・・出かけてゆこう!


by saskia1217