今日もまた日が昇る・・出かけてゆこう!

by saskia1217

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東京の空、快晴なり

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今日のお昼ごはんは、天空で。
中野、練馬、奥多摩が見える。
ひとかけらの雲も濁りもない、文句無しの快晴。
東京の空も圧巻である。

見とれすぎてごはんを食べるのも忘れるくらい。
ふとテーブルに目をおとす。
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和食屋さんでチョイスしたのは、真鯛のお頭焼き、きのこご飯、油揚げと青菜のお味噌汁と漬け物。
これにビュッフェ形式のお惣菜各種とデザートが付く。
お惣菜は、カレー味の雪花菜、ひじきの煮物、里芋の煮物、大根のチゲ風、湯豆腐、野菜サラダ、もやしのナムル、ちくわの磯辺揚げ、じゃがいものチーズ焼き。
デザートはオレンジゼリー、白玉小豆。

食事中も、つい空ばっかり見てしまう。
だって、急にこんなものが視界に入ったり・・・
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(ダ○ワハウスの、白い鯨の形の飛行船)

食後、「ジオットとその遺産展」を見にいく。
これもかなりの高所(笑)。
だって、今度はこんな景色。
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御苑、そして遠くに東京タワーも見える。
高いところがめっぽう好きな私には、心も踊る最高の空間。
ところで、かなり遠くからでもよく見えるこのヘンな鳥の巣ビル、出来てから随分経ってからその存在に気づいた私だが(笑)、今日は念願叶ってようやく目の当たりにできた。
これはでも、遠くから見た方が美しい。

ジオット展でわかったこと。
聖母マリアに抱かれる幼児キリストの胸に、ほぼもれなくかかっている赤いペンダントは「珊瑚」だってこと。赤い珊瑚はキリストの血をあらわしていて、磔刑後、十字架から卸されてマリアの腕に抱かれるキリストの運命を予告しているらしい。
そしてその手に掴まれている小鳥は、十字架上でキリストの身体から棘を抜こうとして返り血を浴びたロビンらしい。同じく十字架上の死を暗示しているそうだ。

東京、快晴、風、秋、きのこごはん、ジオット。
いろいろと、いい一日。
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by saskia1217 | 2008-10-29 01:02 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(2)

懐かしい道

授業ではない日に大学に行くと、いろんな人に会って立ち話が弾む。
あまりにも素敵なお天気、しかも上野が空いている月曜なので(動物園、博物館全てお休み)、今日は最初から散歩にくり出すつもりだった。
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大学から都美術館と動物園の間を抜けてゆく。今日はお休みの動物園の門。じっくり見ると美しい。
人通りが多くしょっちゅうお掃除している公園の中央通りと違い、大量の銀杏が落ちたまま掃かれずに潰れている。
美術館の植え込みから、ゴーゴーと音がする。この地下を走る京成電車の通気口だ。
かつてそこの角に京成の「博物館動物園駅」というのがあったが、今ではもう駅はなく、出口の石造りの屋根が残っているだけ。学生の頃、遅刻しそうになると日暮里で山手線を降り、京成に乗り換えてここで下車する、という裏ワザをみんな使っていた。日暮里方面から登校する学生は、みんな京成の時刻表を小さくコピーしたのを持っていたものだ。学校の本当にすぐ脇に出るから乗り換え時間さえ合えばすごく便利だったのだが、この小さな駅は前だったか後ろだったか、全車両の半分しかホームがなかったので、日暮里で慌てて乗車したばっかりに肝心の駅で降りられず、そのまま京成上野駅まで行ってしまうケースも少なくなかった(かえって遠い!笑)。

この道を使うと、動物園の、ちょうど大型の鳥がいるケージの裏を歩くことになる。大きな鷲か鷹の類いの鳥が、今日ばかりはなんとなくのんびりと止まり木にとまっているのが見える。
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子ども遊園地の脇を抜けて、東照宮へ入る。牡丹の季節は異常に混み合うが、今日は外国人観光客がちらほら見えるのみ。石灯籠が並ぶ中を社殿まで歩く。
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右手には、エレカシの「上野の山」にも出てくる(笑)五重塔・・・というよりむしろ、永井荷風の「日和下駄」というべきか。今日ちょうど行きの電車で読んでいた箇所に出てきたなあ。
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日本で唯一らしい「唐門」。
拝観料を惜しんだので(笑)ここから先へは入らず。
まあいい、今のところ、徳川家の方々には特に用事はございませぬ。
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東照宮を後に、池の方向へ山を降りる。
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けっこう急である。不規則な石段がまたゴツゴツしていていいのだが。
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視界がひらける。きたきた、ひさしぶりにやってきた!
懐かしいなあ、この開放的な景色。
あんなに高い大きな建物はなかったけどね。
学生時代、授業のない時や、友達とじっくり話をしたいときなんかには、何かというとこの不忍池まできてブラブラ歩いた。山から下りる途中の神社の赤い鳥居がいっぱい重なってたっている小道とか、小さいお社とか、そういうビジュアルは今でも頭のなかに鮮やかに残っていて、時々フラッシュバックするのだ。
相変わらずの蓮の波。今はちょうど、どれもシャワーヘッドのような大きな茶色い実をつけている。右も・・・
そして左も。
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弁天様を通り越して左の道へ折れる。
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左は蓮池、右はボート池。東天紅がみえる。
ベンチは両側にあるが、蓮池側のほうが断然気に入っている。
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たくさんの鴨に混じって、こんな偉そうな鳥も(笑)。凛としている。
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鴨たちは、新しい水が流れてくる口のすぐそばの蓮の影に、こんなに固まって休んでいた。
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不忍通りの湯島方面から、今来た道を振り返る。
弁天様の奥には、昔と変わらず精養軒がそびえる。
空気もひんやりしてきて、名残惜しくも家路に向かわんと広小路へ出る。
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あれ〜、アメ横の入り口に、いつの間にヨド○シカメラなんか出来たんだっけ???
(ボケボケですか?・・・笑・・・ここ、ずうっと工事中だったのは覚えてるんですがね)
なんか有楽町のビッ○カメラそっくりぢゃあないですか。
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いつもの横断歩道を渡り改札をめざす。
いつの間にやら、この懐かしい「レストラン」もこんな姿に・・・。
今のようにオシャレなカフェやレストランの入る駅ビルや、ファーストフードさえもなく、あるのは入谷口、浅草口の居酒屋だけ、なんて頃には、時々この地方からのお客さんでごった返すひろ〜いフロアを持った「聚楽」で、友達とクリームソーダを飲みながら話し込んだりした。
すっかりハゲ落ちた「聚楽」の文字がちょっと悲しい。

そんなことを思いながら、その「新しい駅ビル」のオシャレなカフェ、でコーヒーを1杯飲んでから改札をするりと抜け、緑色は帯だけになってしまった電車に乗り、荷風の続きを読みながら家路へ。
今度は、これまた久しぶりに根津、谷中にでも行ってみようか。

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by saskia1217 | 2008-10-28 02:22 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

矯正ギブス

・・・を見た。そして試した。
ホントです。

けど、鍵盤楽器用の「矯正ギブス」!
国立音大の楽器学資料館にて。

昨日、今日と日本音楽学会の全国大会に出かける。
伝統音楽、舞踊、マーラー、バッハ、ホルン・・・
朝から夕方まで、ふんだんにある発表やラウンドテーブルのなかから、興味あるものをあちらこちらとハシゴ。
合間に、楽器学資料館のガイド付きツァーに参加、試奏可能な鍵盤楽器を弾かせていただく。
昨日はシュタインの1820年のピアノ、今日はブロードウッドの1850年のピアノ。

昔のピアノのあの透き通った音は、どうしたって現在のピアノには望めない。
深すぎない鍵盤をたたくと、その感触がそのままハンマーに伝わり、そのまま弦を「たたいている」という実感。自分の指があたかもハンマーになったような感覚。
心を溶かし、心をうつクリスタルな音。ペダルを踏んだ時の、あの素晴しく広大な倍音のかかり方は、180度視界100%の大海原を見るようだ。
チェンバロもそうだが、ダイナミックレンジが広い楽器の魅力は本当に計り知れない。
図体は大きくなくても、「響く」という本当の「音楽」の基本を体験させてくれる、そんな昔の楽器の数々は、けして「古楽器」という一言にはあらわし尽くせない。

そうそう、「ギブス」の話。
資料館の出口の小さいテーブルの上に、なにやら小さい道具が2つ置いてある。
触ってもいいと許可していただいたので、指を置いてみる。
写真が撮れないのでお伝えできないのが残念だが、ひとつはイギリスのもので木製の鍵盤のついた小さな仕掛け。手前には手首を置く同じ高さの台がある。台に手首を乗せ、5つある鍵盤に5本の指を載せ、鍵盤を弾くように下へ押す。
えらい力が要る。そう、鍵盤は超絶的に重くできている。
ま、指の筋力アップのつもり、エキスパンダーの「指版」とでもいえる代物。
名前は、忘れました、すみません。

そしてもう1つは、フランスの金属製のもの。しかけそのものは大体上記の木製のものと同じだが、こちらは「鍵盤を押す」のではなく、上下2方から各指を金属で固定し、ネジでとめる。そして、バネの力がかかる中、指を上←→下または手前←→向こうと動かす。
さすがに金属製となると、見た目がスゴい。ジムにある筋トレの器械を連想させる。

いずれも19世紀の「矯正ギブス」だが、これはもはや「思い込んだら」なんてレベルではない。
完全に怪我をする。
天井から指を吊って「試練の道を」歩んだ結果、完全に指を壊し二度ともとにもどらなかったシューマンのことが思い出された。

19世紀、ヴィルティオーゾの時代。
「速く、強く」という、ごく最近までの日本の音大にありがちだった、あの意識に近かったのだろうか。
こんな器械のある時代に生まれなくてよかった。
つくづく。
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by saskia1217 | 2008-10-26 23:47 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

元気

朝からずっと何かしらの予定。
でかけては帰宅して仕事、また出かける、という一日。
おまけにあの雨だ。

盛りだくさんのプログラムの最後は、豊洲ららぽーとのオルガンコンサート。
いつもは午後から夕方にかけて行われるが、金曜日だけ夕方から夜の時間になっている。
時間が遅いせいか、そんなわけで金曜日はお客さんが少なめだ。一方で館内が比較的静かなので、落ち着いた雰囲気で弾けるメリットもある。

最後の回を弾き終えて控え室に戻ろうとした私の背中に、パタパタと小さな足音。
そして、めいっぱいの声で

「おねえさ〜ん、ありがと〜〜〜!」

4歳くらいの女の子が、走ってきて私に向かってそう叫んでくれた。
いや〜。
疲れてた自分がどっかにいってしまった。
・・・
「おばさん」って呼ばれなくて、ちょっぴりホッとした自分にも、苦笑い。
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by saskia1217 | 2008-10-25 01:38 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

上野の秋

年に一度の健康診断に張り切って出かけた。
が、張り切りすぎたのか、何故か時間を間違えて1時間も早く大学に着いてしまった。
あ〜、あと1時間余計に睡眠できたのに・・・と損した気分になったのもつかの間、結局はその1時間を大学構内のベンチにすわって、本当に素敵な秋の空気のなか、木々の下でずっと本を読むことができた。

本、持っていてよかった!
本はやっぱりいつでも持っているのがベター。
(電車に乗っていて急に長時間止まったりしたときなんて、大助かり)
今日読んでいたのは森鴎外。買い集めたものの最後の1冊。
学内とはいえ、まだお昼前だったせいか、聞こえてくるのは風にそよぐ木の葉の音と、それに時々混じる鳥の声のみである。
ドイツに住んでいた頃は、いつも読書は公園だったのになあ・・・

たくさん血を採られたり、あんまり美味しくない液体を胃に詰めてグルグル回されたりした後、帰宅しようと公園を歩いて駅に向かう。
駅前で信号待ちをしていると、目の前にいきなり・・・
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鴎外荘のバスが!

森鴎外に縁の深いこの有名な宿には、「舞姫」を書いた部屋のある旧居も残る。
つい先日読み終えた好きな作品「雁」には、この池之端の情景が満ちあふれている。
が、もうかれこれ20年もなんだかんだと上野に通っていながら、じつはまだここを訪れたことがない。
仕事をして帰るだけになってしまった上野の山、せっかくの秋。
近々またゆっくり散歩にでもでかけることにしようか。
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by saskia1217 | 2008-10-23 18:11 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

ひとときの安息

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・・・といっても、墓場じゃあありません。
墓場、みたいですけど(笑)。
(モーツァルトの遺体が放り込まれたという、ヨーロッパの共同墓地そっくりだ・・・・怖)

布にくるまれた、このミイラみたいなものは、

グランドピアノ(たち)

なのだ。

大学の一部改修中、その棟にあったピアノは全てこのスペースに「一時避難中」。
ゴロゴロとしたその姿、これだけの数があると圧巻。
いつもいつも酷使されているピアノさんたち、あと数ヶ月、しばしの休息。
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by saskia1217 | 2008-10-22 22:28 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(3)

到達

学生さんがメールで知らせてくれて、再放送のNHK「プロフェッショナル」を見る。
ゲストは落語の柳家小三治師匠。

「手ぬぐいと扇子の使い方を見せてくれ」とか「若旦那とかはっつぁんとか演じてみてもらえませんか」とか、こちらがハラハラするようなリクエストが司会者から出ていたが・・・苦笑。

真面目一徹という感じの噺家さんで、ドキュメントを見ているとものすごくストイックなイメージを受ける。
お笑いの芸人さんやコメディー専門の俳優さんとかもそうだが、実際に本人に会うと実はそんなに「面白い」感じの人じゃない、ってことも多い。
「面白い」とは何か、「面白い」にはなにをすればいいのか、と寝ずに考え続けるような人。
小三治師匠の話を聞いていたら、ラーメンズの小林さんをちょっと思い出した。

小さん師匠にある時「お前の噺は全く面白くない」と言われ、悩んだあげくたどりついたのは「面白くするには、面白くしようとしないことだ」という志ん生の言葉だったそうだ。
そして「自然体」で取り組むこと。
これはいろんなアーティスト、いろんな舞台人がよく言っていることでもある。

でも。
「『あ〜、わざわざこうやって足を運んでくれたこのお客さんたちを喜ばせたい、楽しんでもらいたい』という気持ちと『(お客に媚びることなく)自分は自分の姿勢でやるしかないじゃないか』という気持ちが両方せめぎあっていて、それはきっといつか一致するところがあるはずなんだろうけれど、まだそれが来ていない」
この言葉がとても胸にひびいた。

「お客さんに喜んでもらう」ことに気づき、特に年齢とともにそこに重点が移っていくことが多いという事実を、自分を含めこの頃本当に頻繁に目の当たりにする。
メジャーな人たちはそこに「マスコミ」や「レコード会社」「所属事務所」なども入ってくるからなかなか一筋縄にはいかないだろう。
俳優さん、ミュージシャン、芸人さん・・・ファンの人たちからの熱い応援と同時に、同じくらい凄惨な「批判」がとびかうのもそこだ。
ラーメンズも、エレカシも。

「媚びる」ことと「喜んでもらう」ことの間には、きっと髪の毛一筋の差もない気がする。
でもお客さんの拍手と笑顔が、やっぱり一番のご褒美だというのも普遍の事実。
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by saskia1217 | 2008-10-21 03:54 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

時間

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借りられればいいのに・・・・・。

時間を。

笑。
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by saskia1217 | 2008-10-20 20:40 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(2)
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「俺はお前に負けないが
お前も俺に負けるなよ
・・・・
豚に真珠だ貴様らに
聞かせる歌などなくなった」

アンコール最終曲「男は行く」。
この、まさにこの歌詞を、今の宮本さんが歌ってくれたことが嬉しかった。
エレファントカシマシ、年内最後のワンマンライブ初日。後楽園JCBホール。
たとえ喉が潰れそうになっても、どこまでも「歌」であり続ける「絶叫」は宮本さんにしかできないだろう、と思う。
ライブから帰宅後3時間以上経ってもまだ耳鳴りが治らない。
挙げ続けていた右肩も痛い。
「理想の朝」に始まった全21曲を約2時間半弱たっぷり歌い続けた。

エレカシを大好きになってからおよそ10ヶ月。3回目のライブにしてやっと、何を持って来られても何の曲か認識できるようになった。過去20年間で公式発表した201曲。どの曲もどの曲も繰り返し繰り返し、今日まで大事に聴いてきた。ライブ会場のお客さんのきっと多くが同じ思いだったろう。ワンマンライブの空気って、その共感が好き。
冒頭数曲歌って最初のMC、宮本さんは「JCBホール、いいホールだねえ」と語り出し「やっとみんなに会えたよ!」と嬉しそうに叫んだ。続いて「いや、本当にそう思ってるんだよ。ダメですよ、穿って見ちゃあ・・・」なんて。いいですよ〜、そういうノリ突っ込みは・・・(笑)。こっち側だってホントにそう思ってるんだから。

セットリストはいろんなところで読めるのでここでは省略するが、もしややってくれるかと思っていた「次のアルバムの新曲」はなく、現時点での最新アルバム「starting over」からが多かったですね。それに先日リリースしたシングルの2曲と、あとはちょっと昔の曲(「珍奇男」「未来の生命体」「流されてゆこう!」「雨の日に」)を散りばめた感じ。
個人的に嬉しかったのは「シグナル」かな。あとは最近のライブではもはや定番となった「ガストロンジャー」「珍奇男」そしてアンコールの「男は行く」は燃えたね〜。
今日の「ガストロンジャー」はいつにも増して、こう、投げかけられている力が強かったように思ったな。なんかコトバと音に吸い込まれそうになったもの。
しかし「理想の朝」「こうして部屋で寝転んでるとまるで死ぬのを待ってるみたい」と、なんかしっとり感いっぱいに始まったコンサートが「FLYER」〜「未来の生命体」〜「俺たちの明日」「ガストロンジャー」〜「男は行く」というクレッシェンド&ストリンジェンドな感じで温度が上がっていったのが、何とも「大人な」セットリストだなあと思った。
アンコールで、メジャーな「今宵」に続いて「男は行く」を並べたところも憎かったですね。
ちなみに「今宵の月のように」最近のライブではよくアンコールにやってるけれど、昔はなかったあのアコギのオクターブ高いところでかき鳴らす合いの手が、個人的にはものすっごく好きだ!

今日は比較的いい番号で入場できたので前のほうもまだ十分空いていたのだが、あえて少々後方の「止まり木」に陣取るも、目の前に180センチ級の男子が3名ほど入ってきてステージが全く見えなくなったので、3〜4曲目終了後に中央へ移動。中央はさすがに身体が接触するくらい混み合っていて、1人1人の発する熱気ですぐ汗だくになった。
しかしやっぱり、ライブにおける自分の「すること」「したいこと」によって、きちんとそれ相応の場所に居るということは、自分のためにも周りの人のためにも大切なんだなあ(笑)。だって同じスタンディングだって左右両サイドにいると、叫んだり踊ったりコブシを振り上げたりする人が殆どいないので、そういう人は浮いてしまう&周りにも迷惑。逆に中央でもみくちゃにされながらもボ〜ッと突っ立っていると邪魔だし、周りの人も萎える。従って今現在の自分の立ち位置は中央なんだと認識した今日(笑)。おかげで後半は思う存分楽しめたのでした。
中にはホントに踊り狂ってるお客さんもいて、その人の周りにだんだんスペースが出来て行くのが面白かった(笑)。そうか、スペース欲しかったら踊り狂えばいいってことか・・・。
でも、ライブはやっぱりスタンディング!!!
これはもう確定!

スタンディングのアリーナは男子率(20〜40代)が非常に高く、制服姿の男子高校生もいて「なんかいいじゃん」と思ったが、なかには興奮のあまり大声で歌い出すおじさんもいて(苦笑)困ることも。気持ちはわかります。が、それは自分の部屋でCDと一緒にやって欲しい。耳元で歌われてステージ上のご本人の歌が全く聴こえなかったときは、思わず後ろを振り返っちゃいました・・・スミマセン。クラシックのコンサートならこういう場合注意するのは正当なんだけど、ロックじゃあどうしようもないもんね・・・。
でもね、お馴染み「俺たちの明日」を始める時、宮本さんは「みんなで歌おうぜ!」と一言。あ〜、この人がそんなこと言うんだ、と思った。なんかいいじゃん、という空気が一瞬で会場に広がってあったかい気持ちになった。

いろいろハプニングはあって、わりとあちこちで歌詞を忘れちゃったり、曲の途中で落ちて楽器から立て直してまた入ったり、ギターの弦が切れたり、そしたら代わりのギターのピックがなかったり・・・でもまぁ、それはそれで、不快にはならなかった。間違えちゃいけないのがプロなんじゃなくて、何かが起こった(しでかした)時、それをいかにプラスイメージにもっていくか、なんだよね。

宮本さんのあのまっすぐな声は今日もホールの隅々まで通り、トミのドラムもいつもどおりパンチが効いていて、髪型も体型もちょうどいい感じになった(笑)石くんのギターも冴えて、そして今日は帽子をかぶらずに髪を後ろでひとつにまとめた成ちゃんも相変わらずいい味を出していた。サポートのお二人(蔦谷さん、昼海さん)も控えめに支える。

ひとつ。笑えたこと。
「珍奇男」の途中でいつものようにアコギからエレキに持ち替えてしばらくして、座って弾き語りしていた椅子から立ち上がって一言。
「なんだよ、立って弾けるじゃん!」
爆笑!・・・・・
この曲を発表した20代の頃、宮本さんはギターを立って弾けなかったのだ。だからいつも椅子に座って歌っていたのだが、あるライブで偶然椅子が壊れてしまい、立つことを余儀なくされた「事件」があった。その映像を見たことがあるが(ご覧になりたい方は↓をどうぞ)、ギターも歌もグダグダになりながらも、宮本さんは何とか曲を続行。隣りでギターを弾いていた石森さんは半壊した椅子を蹴飛ばして完全に座れなくしていたのが傑作だったのだが。
これが所謂ファン言うところの「ミヤジが立った!事件」のあらまし。
あ〜、「珍奇男」ホント大好きだ〜!

あまり多くなかった今日のMC。印象的な話も。
昔前橋でライブをした時、何かで意外と「ウケて」しまい、「ウケる」ことに慣れていなかった宮本さんはどうしていいかわからずに、その後めちゃくちゃヒドいことを怒鳴り散らしたりしちゃったそうだ。が、あとである人に「宮本くん、嬉しいときは照れないでちゃんと素直にそう言っていいんだよ」と言われたそうな。そんな話を懐かしそう〜にしてくれた宮本さん。
ゾッとするほど「とんがっていた」この才能ある若者たちのまわりには、きっと「優しい大人たち」がいっぱいいたんだろうな。
20年経って、今、このエレファントカシマシがたしかにその「優しい大人たち」になっているんじゃないのかな、きっと。
そんなことを思いながら、帰路についた。
霞んだ月を眺めつつ。


(おまけ)へ〜、それってどんな曲?という方がいらっしゃるならば、こちらをどうぞ↓
ガストロンジャー(これはライブで聴くべき!!)

男は行く(PV)

「シグナル」

以下、ニコニコ動画にアカウントをお持ちの方は是非!
「シグナル」(ライブヴァージョン、こちらがベター)はコチラ
「珍奇男」はコチラ
「珍奇男(ミヤジが立った!貴重ヴァージョン)はコチラ
(↑同じ曲とはとても思えません・・・・いろんな意味で・・・)
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by saskia1217 | 2008-10-18 03:25 | エレファントカシマシ | Comments(0)

気分はノーコメント

秋晴れの午後、疲れきってダウンしていると、宅配便がきた。
荷物が届く覚えはない。

な〜に、この筒・・・?

あ。
あ〜〜〜〜〜っっ!!
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生出演だったそのラジオ番組、3名様に当選のプレゼント。
応募したこと、すっかり忘れてた。
銀色のサインペンで書かれた筆圧満点のサイン、富士山と日の出も付いていて、美しかったです。
嬉しいなあ。
有難うございます!!
(ありがたい=「有る」ことが「難い」、というコトバをかみしめた一瞬・・・)

しかし。
当たり過ぎ、だろう・・・こう、いろいろと。
苦笑してしまうくらい、当たり過ぎだ。
自分の寿命が本気で心配だ。

明日は年内最後のワンマンライブ。
何もかも、ジャストタイミングだなあ。
スタンディングで楽しんできます!!
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by saskia1217 | 2008-10-16 20:01 | エレファントカシマシ | Comments(2)