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何者なのか

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「コント屋」と名乗るのは、ラーメンズの小林賢太郎さん。
「お笑い芸人」「演出家」「脚本家」「役者」「パフォーマー」・・・
どれをとっても「コント屋」に勝るしっくり感はない。
さすが、自分でおっしゃっているだけあると思う。

「ロック屋」というのは、エレカシのアルバム「俺の道」のラストを飾る曲のタイトル。
「オノレの道を行け
オレはロック屋
オレはロック歌手」
宮本さんは何度もこのフレーズを繰り返し、そう名乗る。

「貴様、何者だ〜っっ!?」
私は一体「何屋さん」なんだろう?
ときどきそんなことを考えるのも悪くない。
あなたは何屋さんですか?

少なくとも現時点での自分は、あまり細分化できない気がしている。
「チェンバリスト」「古楽器奏者」「教師」・・・もはやどれでもない気がする(笑)。いや、それぞれちょっとずつは擦っているのだが、どんぴしゃの一語がみつからない。∩(キャップ)はあるが、∪(カップ)が無いのだ。(←ある年代以下の方には通じないかなぁ?)
自分を知らない限り無理なのだ。
自分を括るのはイケナイが、自覚するのはいいことぢゃないか。
いつでも「名乗れる」ことは重要だ。

「人生のおいちゃ何やったって構わないが
オレの心と相談して嫌だなと思ったら立ち向かえ」
(「ロック屋(五月雨東京)」)
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by saskia1217 | 2008-07-31 16:01 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

やっぱり天才だった

Wasser-Musik・・・・水の音楽。
といっても、ヘンデルのあれではない。
今日、ほぼ1年ぶりくらいで、授業以外、個人的にクラシックのCDを聴いた(笑)。
それも1枚通して楽しく聴いてしまった。
テレマンの「序曲 ハ長調」、通称「ハンブルクの潮の満ち干」または「水上の音楽」。
聴いたのはPickett率いるNew London Consort。(←ライフログ参照)

この時代の「祝祭音楽」としてはヘンデルの「水上の音楽」と並ぶ有名な例だから、以前どこかで聴いているはずである。でも印象になかったな。

1722年、大商業都市であった港町ハンブルクの音楽監督に就任したテレマンは、ミヒャエル教会付属学校のカントル、5つのHauptkircheの音楽監督、市オペラ劇場の監督の他、市主催の公的な行事の音楽も担当していた。ちょっとした激務である。
公的な行事というのは、例えば「海運省100年記念祭」みたいな祝賀行事や祭典とかで、よく野外で行われる。外国に開かれた非常にいきいきした街ハンブルクの港や河口、そして現在でも市民の心の拠り所となっている街中の大きな湖「アルスター湖」、そんなところで花火をバックに金管楽器が大活躍の「盛り上がる」音楽をど〜んとやるのである。
つまり、それは想像するに「野音」状態なのである。

かっこいい!

テレマンは当時、バッハと違って(!)一般大衆にものすごく人気があったスター作曲家だった。まあ正直なところ、彼の作品を実際演奏していて「すばらしい!」と思ったことは、まだあまりない。
曲のでき方は乱暴に言ってしまえば「シンプル」「単純」、でもそれが「大衆ウケ」した理由だと思うのは早合点過ぎることを再認識した今日。
「大衆ウケ」つまり、めちゃくちゃ「キャッチー」だったという事実、それはなんなのか?

それは・・・「瞬発的に魅力的」だからだ。

ただ聴いていれば、文句無く「いい音楽」。快くて面白くて刺激的でドッキリで平和的。
一発で人の心を喜ばせることができる。サービスと工夫が満載。
これはなかなか出来ないことだぞ。
そんな当たり前のことを、このCDは思い出させてくれる。

「ハンブルクの潮の満ち干」はオーボエ、フルート、ファゴットが弦に加わって活躍。カップリングの「アルスター序曲」は祝砲やら鐘の音やら船員やら羊飼いの踊りやら、もう派手というかゴチャゴチャというか。
それとヴァイオリン協奏曲「蛙」。笑。ええと、正確に言えばDie Relingeは「食用蛙」ですね。
これはヴィヴァルディそっくりの様式のコンチェルト。いい曲です。

私がハンブルクに住んでいたのは僅か3ヶ月だったけれど、それでもこれを聴いていたら、いくつものHauptkircheから聞こえてくる鐘の音の混じり具合とか、テレマンが教えていたミヒャエル教会の毎週の礼拝とか、今や観光客でごった返す港とか、着岸しているたくさんの白い船とか、ウナギの薫製とか、ニシンをはさんだパンとか、そんなものがふわ〜〜〜っと一気に脳裏に蘇った。
そうそう、それと、大晦日にいっせいに鳴り響く街中の鐘と停泊中の船の汽笛、そして花火。

なんだか、久しぶりに気持ちのいい音楽を聴いた気分。
素直で誠実、テレマンが書いた通りに、らく〜に真剣に弾いてる感じ。響きは研ぎすまされているのに、無駄な緊張感がない。自然体に聞こえるけど手を抜いてるわけじゃない。
毎日聴いたら飽きるかもしれないけど(それもテレマンの個性)、けして損しない1枚。

キャッチー。
掴めそうで掴めない、その神髄。
そんなことを考えながらの帰り道。
名曲「上野の山」を聴きながら、上野の森を歩く(笑)。
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by saskia1217 | 2008-07-30 00:19 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(1)

東京

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カラスは夜明けにも鳴くのだ。
そしてそれは何故だか不思議と清々しい。
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そして、灼熱の1日もダイナミックな夕空に報われる。

ドイツから帰国したとき、私は東京が大嫌いだった。
生まれ育った街なのに、その嫌なところばかりが目についた。そして毎日怒りさえ感じていた。
今、10年経って、東京が大好きでたまらない。
雑多なネオンも、得体の知れない臭いも、人粋れで濁った雑踏も。
何よりもそこに生きている人間の生命の存在が、人間本来が持っているしぶとさや、ときに虚勢にも見える強さや、かとおもえばバカみたいな軽さや、甘えや心細ささえも、なんだか愛おしく思えて仕方がない。
そこにあるのは、やっぱり嘘じゃないんだなぁ、と思う。
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by saskia1217 | 2008-07-28 20:51 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(2)

茶の味

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またもや「想定外」のお話。
これ↑は、豊洲ららぽーとに新しくオープンしたお茶専門店の「抹茶シェイク」。
このお茶やさんは他店舗によく行く、もともと好きなお店。
シェイクは普段殆ど食べない。とにかく甘いし、ストローから上手く摂取できないあの感じが好きじゃないのだ(笑)。
ただ同じ豊洲で弾いている学生さんのブログで見た、ここの「ほうじ茶シェイク」がすごく美味しそうだったので、物見遊山でとにかくお店まで行ってみたのだ。
そして「ほうじ茶」か「抹茶」か悩んだ挙げ句、結局抹茶に。しかも生クリームのっけ(無料)。
甘かったけど、たまに食べると美味しかった。
氷もほどよく入っていたので、流動具合もいい(笑)。

日曜、ごった返すお客さんで、新装開店のお茶屋さんもてんやわんや。注文ができるのを番号札を持って待っている間、お店の中をぐるぐる見て回る。
あっっっ!
目に飛び込んできたのは「宜興」の文字。
そして、いろんな色の可愛い茶壺と茶杯、そして聞香杯。




買った・・・・・
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かわいい。なんかこの、すぅ〜っとした曲線がいい。
ホントは茶盆や聞香杯も欲しかったけど、とりあえずはこれだけあればいいだろう。
いや、これは決して、宜興の図版ばっかり見ていたせいではない(笑)。
我が家には何故か、中国土産にいただいた中国茶がわんさかあるのだ。中国茶は好きだけど、まさに今この夏場、冷蔵庫に常備しておく烏龍茶を作るくらいで、積極的に茶葉を買うこともない。普段家でも断然コーヒーを飲むことが多いから、お土産のお茶がなかなか消費されないのだ。

で、早速煎れてみたぞ。
茶壺にお湯を溢れさせる、あれだ。で、びしゃびしゃと煎れてみる。
飲む。

お、美味しいっっっ〜〜!!!!!!

なんだこれは!
今まで何度か煎れて飲んだ、おんなじお茶なのに。同じ飲み物とは思えない。
全然、まったく、神がかり的に「味が違う」。
そして、茶杯を顔に近づけただけで、香りの伝わり方が違う。
やっぱり日本茶の急須でいれるのとは、わけが違うってことなのね・・・。
急須/茶壺の材質って、お茶の味に絶大な影響を与えるんだろう。
宜興といったってマニアが持ってるような高級品じゃないだろうし、煎れたのだって素人の自分だし、お茶だってごく一般のお土産品だろう。でもこんなに違うのだ!
道具って大事なんだなあ。
いや、予想外だ。こんなビックリはひさしぶりだ。

「熱さ」で「暑さ」を制す。
音楽も、お茶も。
今年は想定外のいい夏になりそうだ。
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by saskia1217 | 2008-07-28 00:21 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

錯覚

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「宅配便は何故かいつも、都合の悪いタイミングでやってくる」

・・・と、よく聞く。
たしかに!!

いや、でも違うんだ。そうじゃない。
出がけだったり、電話中だったり、シャワーを浴びてたり・・・
「都合の悪いタイミングのときに宅配便がやってきた『ことばかりを覚えている』」
だけなんだ。

朝っぱらから宅配便2通。
久しぶりに見た、こんな分厚い本(笑)。
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by saskia1217 | 2008-07-26 03:02 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

そ〜ら〜をこえて〜〜、ラララ♪

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灼熱の馬場。
ガード下の鮮やかな絵に引き寄せられる。

私にはやっぱり、アトムが一番懐かしい。
(次がジャングル大帝かな)

JR大井町駅の発車チャイムがいつまでも「四季」なのには正直なところもうかなり飽きているが(苦笑)、高田馬場駅のがずっとアトムなのは何故だか嬉しい・・・
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by saskia1217 | 2008-07-24 21:58 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(3)

好きな場所

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お昼過ぎに散歩に出た。
そのまま本屋に寄って、出てきたら5時間が経過していた・・・呆。

ま、いいか。
今日の収穫。
岩波文庫の本4冊。熱いコーヒーと東京の風。そして、詩が2つ。
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by saskia1217 | 2008-07-23 00:16 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

夏の夜にマンドリン&チェンバロを聴きませんか?

先日、バーキンの「無造作紳士」とオズボーンの「死の番人」のアレンジを完成させました。
いやいや、アレンジ、毎回正直いって大変です(苦笑)。
ヘッドフォンでCD音源を聴きながら大まかに書き取りつつ、時々鍵盤でチェックしながらちょっとずつ楽譜に書いていくのですが、モーツァルトみたいな天才ではありませんので(笑)、全ての音を捕まえるまでに(細部の繰り返しを数えると)多分最低50回くらいは聴くことになります・・・。
作業をしている時は夢中なのでけして嫌にはならないんですが、終わって数日間はず〜〜〜っとその曲が頭の中で鳴っていて(泣)邪魔なことこの上無し・・・。
でも今回は比較的シンプルな曲だったので、以前やった「天国への階段」よりかはずっと楽でした。

そして、新曲「紫の偶然」も完成しました!
そもそもなんなんだ、「紫の偶然」って(笑)?
前回ちょっと激しい感じだったので(?)、今回はごくごくシンプルに、非常に聴きやすいものになっていると思います。今現在の気分そのまま、って感じですかね?・・・ふふふ。
おっと、これ以上は解説しませんよ。
あとは会場で存分に味わって、お確かめください!
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by saskia1217 | 2008-07-23 00:00 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(2)

ふわふわ

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今日生徒さんからいただいた不思議な食べ物。お台場のお土産なのですが。
その名も「スペースアイスクリーム」。
つまり宇宙食なのだ。これはスゴいぞ。どんな味なんだ?
中身は・・・
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ええと、まず冷たくはない。軽い固形。ボロボロと崩れやすいくらい脆い。
食感は、ええと、なんかどこかでこういう感じのもの食べた気がするのだが、思い出せない。
麩菓子のもっともっと滑らかにしたやつで、舌の上ですぐ溶ける感じ。「宇宙もの」だけに文字通り「ふわふわ」なのだ。(うまくないよ・・・)
で、一番面白いのは、溶けた瞬間とその後が、まさに冷たいアイスクリームが口の中で溶けた瞬間と同じなこと。甘さとか、まとわりつく感じとかが。
どうやら、アイスクリームをそのまま瞬間的に乾燥させたものらしく、他の変わった宇宙食とともに、つくばのJAXAでも買えるみたい。通販もあり。

面白かった。
珍しいものって楽しい。

同じ「ふわふわ」でも、こっちはえらく「固い」雰囲気(笑)。
(このところいつもおんなじ話題で誠に恐縮ですが、気が向く方のみお付き合いください・・笑)
この記事を書いていて思い出してこの映像を見てみたら、この客席はやっぱりある種スゴイ。
私は最近になってロックのライブに行くようになったから、ホール公演で指定席なのに全員が終始スタンディングだということに最初ちょっとビックリしたことは、以前書いたと思う。
たしかに大抵はスタンディングが常識なんだろうが、初期のエレカシではこの緊張感溢れる客席が普通だったという話は有名(座席の上に正座して聴いてたとか)。ロックに慣れている人にはきっと異様にうつったんだろうけど、これって考えてみたら、ごく普通のクラシックのコンサート風景(笑)。お客はじっと黙って身動きせずに聴き入るのみ。余計な動きは一切ダメ。一曲終わるごとに静かな拍手・・
じつは今現在の彼らのコンサートだって、座ってジッと身動きせずに聴き入りたい曲もあるのだ、正直なところ。(でも座ったら見えなくなるから立ってるけれど)
今では時々客席に手拍子さえ要求したりする宮本さんは、当時のことを「お客さんを追いつめちゃって・・」と話してらしたけど、コンサートのスタイルなんてきっと自分でも想像がつかないくらい変遷するものだよな〜、なんて思う今日この頃。
10年後、私はどんなコンサートをしているのだろう???
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by saskia1217 | 2008-07-22 00:22 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(3)

今日も暑くなりそうだ

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この限りなく統一性に欠けるプログラム(笑)。
今日(昨日)の豊洲のオルガンコンサートのだ。
「アメイジング〜」と「今宵の〜」は、勝手に適当なアレンジ。楽しかった。
連休中日、さすがにあり得ないほどの人出にクラクラ。

気だるい夏の夜、アルバム「風」を聴きながら東池袋あたりの明治通り沿いを歩くのは、あまりにど真ん中すぎて泣けてくる。

↑試聴可ですが、この中のオススメの1曲は「友達がいるのさ」。
ライブヴァージョンがあまりに圧巻で、毎日見ずにはいられない・・・・
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by saskia1217 | 2008-07-21 03:19 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(2)