今日もまた日が昇る・・出かけてゆこう!

by saskia1217

<   2008年 02月 ( 18 )   > この月の画像一覧

六本木

六本木、たとえ東京生まれ東京育ちでも、私はまず全く行かない街だ。
地下鉄駅上の「俳優座」に行くとき以外は。

劇団俳優座LABO公演「コンスタントワイフ」を観た。今日は昼公演だったが完売で、お客さんは年配の女性が殆ど。お芝居を見始めてから、マチネを観ることは少なかったが、昼と夜とでかなり客層が違うのにもオドロく。当たり前なんですが。

それというのも、このサマセット・モームの作品、あらすじの「ちょっと見」や幕が上がって何十分かの間は、あたかも平日13時30分、TBSかフジのドラマ「っぽい」要素がまず真っ先に提示されるので、そういうセリフのひとつひとつに年配のご婦人方がじつに敏感に反応されていたのが、とても面白かったのだ。
この作品、モームのそう多くはない舞台作品のうちのひとつらしい。1900年代初頭のロンドン、裕福な階級の家庭で起こるちょっとした浮気騒動を発端に、夫婦、男女、親子などの関係を描く風刺喜劇。
チラシ解説には「モーム版『人形の家』」とあったように、「家庭のなかの女性」から「自立できる女性」へ、というわかりやすいテーマが、膨大なセリフとともにかなり延々と運ばれていく。
外科医の妻が、夫の浮気をとうに見抜いていながらもずっと「貞淑で理解ある妻」を演じ続け、じりじりと周到に自分自身の自立を計画し、成し遂げる。最後は夫にはもはや彼女を引き止めるすべもなかった、というお話。

中心を貫いていたのはもちろん「女性の本当の自由は何か」というテーマだったのだが、今日終演後に私のなかに残ったのは、そこではなかった。お芝居がすすむにつれて、もっと違うものがどんどん大きくなっていく気がした。観ているうちにだんだん笑えなくなってきたのだ。それはもはやただの「夫婦の浮気騒ぎ」ではなく、背筋がぞっとするような、人間同士の、それもオモテには出てこないような不気味な戦いに、音もたてずに変わっていく。舞台上の登場人物は多くの場面では皆かなり笑っているし、やりこめられた夫の情けない有様に客席には笑いが渦巻く。でも、なんだかゾッとするのだ。
言葉にするのは難しいのだが、「女性、ひいては人間のもつ本当の怖さ=したたかさ=強さ」、人が人を操る(操られる)その有様。
後半はそんなわけで、ずっと「モームはいったいどっちが言いたかったんだ?」と、その掌で転がされているような思いだった。

終演後、演出の高岸未朝さんに会う。
学生時代、何年間か一緒にオペラ制作をしていた懐かしい友人だ。学内のオペラ公演でも、学外で彼女がやっていたミュージカル劇団でも、ずいぶんと長いこと熱い時間を一緒に過ごした。(・・・と思っているのは私のほうだけかもしれないけど・・・笑)
当時から彼女の綿密で徹底した仕事ぶりに感服していたのだが、今日の舞台を拝見して、あれから20年近く、彼女は変わらずにその信念を貫いて丁寧にお仕事をしてきたんだな〜と感銘を受けた。

自由奔放であって、地に足がついている。
・・・って、難しいけど理想。
[PR]
by saskia1217 | 2008-02-28 23:50 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)
ここのところ「やる気体操」が本気で必要かな、と思ったくらいにグダグダが続いていた。
今日は、うちで受験生のレッスンとちょっとしたVorspiel。
みんな、頑張っています。きっと大丈夫です!

夜から、コンドルズの石渕さんと久しぶりの打ち合わせ。
昨年10月のマンドリン&チェンバロライブ以来、何かと忙しくて全くスケジュールが合わず「次のライブは年度内に」とか公言していたのにもかかわらず、色々と遅れておりました。
渋くて美味しいワインの効力もあってか・・・タイトルも、プロも、すでに殆ど決定。
今回は今までよりも「本当にやりたいこと」を前面に出し、よりピュアなオリジナリティと、ロックをベースにしたハートフルな・・・や〜、ダメだ、どっかの不動産屋の下手なキャッチコピーみたい・・・・まあ、そんな感じです(笑)。
ちなみにゲストもあり。
時期は6月。場所など詳細は未定なので、近日中、決まり次第アップします。
お楽しみに!

明日は友人の演出家の舞台を見に、俳優座へ。
やっぱり、自分が動かないと、いつまでたっても「やる気」は出ないのデス!
[PR]
by saskia1217 | 2008-02-28 04:30 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(2)

おあずけとご褒美

e0081334_0104856.jpg

「歯医者はいやだよね〜、歯医者が好きなひとはいないからね。だから『いやだな〜』って思うのは正常ですよ(笑)。」
・・・という歯医者さんの言葉は、「世界で一番嫌いなものが歯医者である」という私にとっては、何よりの、ほんと〜に何より有り難いものだ。
(そんなに緊張丸出し、だったのか・・・自分)

この世に怖いものは実はあまりない。
嫌いなものもあまりない。
痛いことも多少は我慢できる。
中学生になるまで虫歯がなかった私は、未だに歯医者に慣れない。口を開けるのが超下手で、初めて行った歯医者で怒られたこともトラウマになっている。
だから、嫌いなものは、と問われれば、
「1に歯医者、2、3、4、5、6、7、8、9がなくて、10が早起き」(笑)。

大好きなコレも、そんなわけでここ数日はちょっとお預け。
この有機栽培バナナミューズリーは、品川の成城石井で見かけて、ついつい買ってしまったもの。ミューズリーにはヨーグルト、牛乳、そしてハチミツを入れて食べる。
ドイツでは毎日いろんなミューズリーをとっかえひっかえ食べていた。帰国後、輸入品店で見つけるたびに買って帰り、1人でこれを食べていると、家族によく「なに、その鳥の餌みたいの」と言われたものだ。
「鳥の餌」って・・・・ひどいよ。

一番嫌いなものの後には、一番好きなこと、しかない。
録画してあるラーメンズ「TEXT」を見る。
本当に・・・・
100回見ても、全然飽きない。
100回見ても、涙が出る。
100回見ても、胸がいっぱいになる。
100年分の幸せが、手に入る。

10000回の「ありがとう」を!
[PR]
by saskia1217 | 2008-02-26 00:13 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(2)

春の嵐

e0081334_2333093.jpg

キッチンの換気扇がものすごい音で唸っていたので、外を見たら空が黄色かった。
黄砂かと思ったら、「春一番」だった。

しばらく外を眺めていたら、タオルとかゴミとか新聞紙とか、いろんなものが空を飛んでいて、なんだか漫画みたいで可笑しかった。

春はもうそこまで。

そういえば。
ヘッセで一番好きな作品は「春の嵐」だったっけ。
また読んでみるかな。
[PR]
by saskia1217 | 2008-02-23 23:33 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(3)

文旦

e0081334_18525542.jpg

大きいのを3つも頂きました。
いい香り。
柑橘類って、出来るだけ手で皮を剥いて食べるのがいいらしい。
その手の動きや、皮の香りがリラックス効果になるらしい。
だからナイフは最初だけ。
皮は意外に手強い。
やっとたどりつく実は、瑞々しくてものすごく甘かった。
[PR]
by saskia1217 | 2008-02-21 18:53 | くいしんぼうメニュー | Comments(1)

あたらしものずき

e0081334_19102224.jpg

あいかわらずCMに弱い私は、先日もコンビニでコレに注目してしまった。
スーパーと違ってコンビニにはいち早く並ぶ新製品。どうせ買うなら、いつも食べているようなヨーグルトじゃつまんない。
赤と黄色、2種類売っていた。
あ〜、そうか、野菜ジュースも最近は、赤、黄、緑・・・紫まであるもんね。
あれと一緒かあ。

「ヨーグルト」と銘打っているにしては、見た目、食べた感じの印象としては完璧にゼリーだ。
柔らかいゼリー。フランス料理のジュレの食感。
色は見事に赤かったけど。
味は・・・ん〜、普通(笑)。
野菜ジュースをジュレ状にした感じ。酸味のある甘さ。

身体にいい感じはするので、きっといいんだろう(笑)。
今度は黄色も食べてみるか。

ピンぼけ写真で失礼しました。
[PR]
by saskia1217 | 2008-02-20 19:17 | くいしんぼうメニュー | Comments(0)

冬と春のあいだ

e0081334_22355672.jpg

先日、ドイツのオケで弾いている友人が一時帰国し、皆で食事をしたり、うちに遊びに来てくれたりして楽しいひとときを過ごした。
彼女が持ってきてくれたお土産のひとつが、写真一番手前の小さいビン。
Kneippのバスオイル、新発売の「オリーブ&イトスギ」。
ちなみにKneippは私が住んでいた街Wuerzburgに本社があり、市内には色とりどりの薬草が図柄になった同社の宣伝が一面に施されたバスや路面電車が走っていた。

バスオイルにくらべてバスタブを汚す度合いが少ないせいだろうか、日本では入浴剤といえば、まずバスソルト。Kneippのものも、ちょっと高めだが最近は簡単に手に入る。
けれど、バスオイルは香りの効果や楽しさがソルトより強い。少量を垂らすだけで十分なので、オイルもなかなかいいのだ。

うしろの2つの大きいビンは、私が以前ドイツから買って帰ってきたもの。
左はKneippとならんで有名なTeteseptのリラックス用オイル、右はRosenholz(クスノキ科のアニバ)、Zedernholz(ヒマラヤスギの仲間)などを使った風邪用入浴剤。
ドイツ人は風邪をひくとお風呂に入る。というより、風邪をひいたときに「だけ、特に」お風呂に入る。つまりバスタブにお湯をはって浸かる。
この風邪をひいたとき用の入浴剤、のどの炎症をしずめたり、鼻のとおりをよくしたり、身体の血行がよくなる効能などがあってなかなかいいのだが、いかんせん、風邪をまったくひかないので使う機会がなくて殆ど減らない(笑)。

寒い日が続くと、入浴剤をいれたお風呂がかなり魅力的になる。
まだまだそんな日が続きそうだ。
今日、赤坂のカナダ大使館前あたりを歩いていて、あの青山通りに面した歩道を焼き芋屋さんがリヤカーをひいて通るのとすれ違った。
あの小柄なおじさんは、あれからまっすぐ歩いて、渋谷のほうへ行くのだろうか・・・
いい匂いがおしゃれな通りにたなびくその景色を想像して、ちょっと面白い気分になった。
これから春へむかって、あともう数週間できっと焼き芋屋さんとはお別れになるのだろう。
[PR]
by saskia1217 | 2008-02-19 22:55 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

本屋

天気がいいので、ひさしぶりに近所の本屋にいく。

徒歩5分圏内に大きな本屋が2軒。うち1軒はレンタルビデオ・CDやさんを併設。もう1軒はなんと24時間営業。
ダンススクールと小劇場・小劇団と出版社がなぜか(笑)多い街のせいだろう、「DDD」「ダンスファン」などのダンス関係、「演劇ぶっく」「シナリオ」「シアターガイド」「歌劇」などの演劇関係、そして「広告批評」「+Designing」などのデザイン関係の雑誌が網羅されていて、いつ行っても完璧に揃っている。
じつに素晴しい。

1冊の本を長く立ち読みすることは滅多にないが、本屋には何時間でも居られる。ものすごく暇なときは本当にずっと居る。雑誌、週刊誌、新刊の小説、やっと文庫化した話題本、サブカル関係、タレント本・・・ネタには困らない。

今日もじつに充実した楽しい時間だった。
ある大人向け科学雑誌が目に留まる。特別な付録が付いているので、その異常に分厚い装丁は嫌でも目立っていた。
その付録は「テルミン」。笑。さすがに本物のテルミンを雑誌の付録にはできなかったとみえて、それは音程が変えられない「ミニテルミン」だった。ちょっと可愛い。
記事はテルミンの歴史、テルミン演奏家の紹介やインタビュー、「マトリョミン」やお花に飾られたファンシーな形のものなどヴァリエーションテルミンの写真。
ちょっと欲しくなったけど、音程が変えられないのはテルミンとしては致命的にツマラナイと思ってやめた(笑)。
でもすごいな〜、テルミンてそんなに流行ってるのか?
ちょっと前に映画になって話題にはなってたみたいだけどね。

30代くらいの男性が一瞬手に取って、パラパラめくってすぐ戻してた。
あれを買う人ってどんな人かなあ・・・。
ちょっと知りたい(笑)。
[PR]
by saskia1217 | 2008-02-19 01:53 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(3)

時代

昨日あたりから、テレビで繰り返し流れている「四大陸フィギュア」の大会の模様を、断片的にだけれど見ていた。
女子もだけれど、男子がフィギュアスケートの世界大会で上位、それも優勝することなんて、ちょっと前までの日本では考えられなかったことだ。
それがどうだろう、この日本の選手たちのハイレベルな層の厚さは。
素人の私にもわかる、技術の高さ、スタイルの良さ、ダンスのセンス、パフォーマ−としての物怖じしないアピール・・・・ほんとにスゴイ。

数日前にここで書いた「Symmetrys」のアルバムのなかにある、「卒業生イン・ザ・ハウス」でラップの大部分を担当しているのは、12歳の少年ラッパーである。もちろん、彼はすでに色々と活躍しているパフォーマーなのだが、考えてみれば平成生まれの小学生、中学生、それに高校生も、ラップなんて生まれたときから既にその辺にあったわけで。その彼も、お母さんがKREVAが好きで、CDを小さいときから家で聴いていたらしい。
当たり前といえば当たり前だが、まったく時代っていうのは大したもんだ。

今日、コソボが独立した。
旧ユーゴスラヴィアが崩壊し、独立に向かって動き始めたのが1991年、私がドイツに留学した年だ。ニュースでは毎日そのことを報じていて、コソボの名前もずいぶん耳にした。湾岸戦争もその頃、毎日がそのニュースで溢れていた。
あれから17年、旧ユーゴの独立問題もようやくこれで最終章か、という感じはするが、もちろん実際にはそう簡単に片付くわけではない。

色々と昔を思い出しながら、とぶように去って行く時間の裾を、今でも必死で握っているような自分は、あれからあんまり進歩していないなと思った。
[PR]
by saskia1217 | 2008-02-18 02:20 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

ネーミング

e0081334_255455.jpg

「ブルーローズ」
どこのホールだい、それは?

・・・と思ったら、なんと「サントリーホールの小ホール」のことだった。
改修したと思ったら、名前まで変わったのね。
変えるのは構わないんだけど。
(「CCレモンホール」よりはいいかも)
別に、その会社が開発したお花の名前でも構わないんだけど。
(あまりにもヒネリがなさすぎるけど)
でも「ブルーローズ」って・・・
正直どうなの??(笑)

検索してみるとわかりますが、なんとな〜く、どことな〜く、
ウォータービジネスっぽい響き・・・ではあります。

そもそも、私自身は「青い薔薇」を綺麗だとは全く思わない。
現物を見ていないから何とも言えないけれど、少なくともニュースなんかで見たこの新種の薔薇や、これが開発される前にお花屋さんなんかで手に入った「白い薔薇に青水を吸わせてつくった『青薔薇』」、どちらも綺麗だと感じたことがない。どちらかといえば「キモチワルイ」と思う。
最近、ネットニュースで見た「虹色の薔薇」も同じく。ゼッタイに貰いたくない・・・(笑)。

世の中にもともと存在していなかったもの、その後人間の手で創りだされたものには、一体どのくらいの「力」があるんだろう。
いい、わるい、便利、不便、快適、不快。その尺度は別として、生命力や輝きや、心臓が止まるような美しさにかけては、もともとこの世にあったもの・・・人間なんかよりもっともっと・・・に勝つことなど、とうてい無理だと思う。
[PR]
by saskia1217 | 2008-02-17 02:56 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(2)