今日もまた日が昇る・・出かけてゆこう!

by saskia1217

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10年前、10年後

パスポートが切れてしまっていたので、先週22日、新規申し込みに行ってきたが、それは結構大仕事だった(笑)。
池袋のパスポートセンターに出かけてみると、待合室がまるでスト中の空港状態になっていたのである。当たり前だ。春休みに入ったばかりの旅行シーズン、おまけに20日からICチップ入りの新型パスポートの申請が受付となったのだ。翌21日が祭日で閉まっていたから、2日目ということになる。混むのは当たり前。
でも・・・・まさかこんなに混むとは!!
午前中行ったのに、120人待ち。

待つ場合を予測して読みさしの本を持って行こうと思ったのだが、荷物が重くなるのが嫌だったのと、「まさか本読むほど待たないだろう」と侮っていたので何も持って行かず。やっと空いた長椅子の隙間に腰を下ろし、パンフレットの棚から「空港で国内に持ち込める植物一覧」とか「新型パスポート用写真について」なんかを取ってきて一生懸命読んでみた。
「そっか〜、ドリアンは持ち込めるのか〜、臭そうだな〜」とか、
『こんな撮り方は無効です』の欄にある、ありえない写真(目ぎりぎりまでスキー帽とか、めちゃめちゃ楽しそうに馬鹿笑いした女性とか)に苦笑しつつ、ただ
ぼ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ
と待つこと約1時間。
やっと呼ばれた・・・・
気が遠くなりそうだった・・・

で、今日めでたく受け取りとなった。
写真は以前より顔の部分がより大きく使われていて、とてもグロテスクである(困)が、光をあててみるとページの表面には虹のように、桜やら富士山やらアヤメ(ショウブ?カキツバタ?)やらのこまか〜い模様がキラキラ見える。自分の顔の上に桜の花が浮かんでいる。すごい。

私にとって3冊目のパスポート。3つの写真を比べてみると明らかに劣化しているのが何ともいえないが(笑)、1冊目は留学する時、つまり生まれて初めて外国に行った時に取ったもので、まだ「渡航先は北朝鮮以外の全ての国」という記述がある。2冊目はドイツ在住時に更新したもので発行官庁はフランクフルトの日本領事館。申請と受け取り、あわせて2回フランクフルトに列車で出かけて取ったもの。2冊とも、ドイツの滞在許可証や、いろんな国のビザで埋めつくされた懐かしいものだ。

さあ、この新しいパスポートもまたあと10年お世話になる。
このパスポートが切れる10年後、私はどこで何をしているだろう。
そして、この真っ白なページは、どんなビザやスタンプでいっぱいになるのだろう・・・
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by saskia1217 | 2006-03-30 23:50 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(2)

贈る言葉

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2年間授業を担当した大学のオルガン科で、今日「先生方を送る会」というものがあった。
つまり、私は「送られる」側だったわけだが、一緒に「送られた」他の先生方は皆16〜7年もの長い間、指導を続けてこられた方ばかり。なんだか私なんかがご相伴に与っていいのだろうか、という気持ちだったが。

定刻に会場である大学の教室に着くと、学生さんたちが何やら忙しく動いている。
「あ〜、先生、だめだめ、こっちに来ないで下さ〜〜い!まだ研究室でお待ち下さい。お迎えにあがりますから!」と、会場の隣りの部屋に閉じ込められてしまった。
見れば、入り口のドアには昔懐かしい、折り紙で作った「わっか」をつなげ合わせた飾りと、薄い紙を折ってくしゅくしゅと開いて作る「お花」が綺麗に貼られている!
す、すごい!

待つこと15分、やっと「お迎え」がやってきた。会場は奏楽堂を別にして学内で一番大きなオルガンのあるレッスン室。オルガン科の学生さんたち、学部1年生から博士課程までが勢揃い、皆拍手で迎えてくれる。
うわっっ、こんなの初めてだよ〜、緊張するな〜。

教室内も手作りの飾り付け満載で、オルガンのベンチにもお花の飾りが!
み、見事!!
ホワイトボードにはプログラムが書かれ、3年生が中心となって進行されていく。主任の先生のご挨拶、学生さんによるオルガンの連弾演奏、遠くのケーキ屋さんから調達してくれた美味しいチーズケーキ、紅茶、最近何人かがオルガンシンポジウムのために出かけてきた韓国からのお土産のお菓子・・・・ひとつひとつがみな手作りで、学生さん1人1人が一生懸命準備してくれたことがよくわかる。

なかでも圧巻が、全員による合唱「贈る言葉」。
一昔前(私の世代?)の卒業式の定番ソングだったけど、まさか自分がその歌を「贈られる」ことになろうとは思っても見なかったな。
とっても懐かしい歌だし、なんだかやっぱり聞くとじ〜んとする歌ですねえ。
大きなパイプオルガンで伴奏すると、これがまたなんともしみじみ響くんですよ。(なんて贅沢!)

途中で席を移動しながら、いろんな学生さんたちとおしゃべりに花が咲いた。中ほどで、また楽しい選曲でのオルガン連弾などのサプライズもあったり、みんなで写真を撮ったり・・・
最後に皆さんから、色紙と記念品をいただきました。私たちひとりひとりに、それぞれぎっしりと書かれた色紙は、読んでいると涙が出そうなありがたい言葉でいっぱいで、帰りの電車のなかでも何度も眺めてしまいました。本当に嬉しかった。まさにこれは宝物です。

お菓子やお茶の準備、音楽の用意、飾り付け、進行のアイデア、記念の色紙やお品の準備、それに全員での合唱の練習など、この2時間のためにどれだけ一生懸命時間を割いてくれたのだろう。何よりもそんな手作りの会をこうやって実現してくれた皆さんには、本当にありがとうの一言でした。
オルガン科のなかで会えなくなっても、皆がそれぞれ個性を伸ばして、いいオルガニスト、素敵な音楽家になってくれることが、私の一番の願いです。

ちょうど今日満開の上野の桜の下を帰りながら、ひさしぶりに、本当に幸せな気持ちになりました。
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by saskia1217 | 2006-03-29 01:08 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(2)

宴会

先週、我が家に2人のお友達をお招きした。
いつもこのブログに遊びにきて下さっている「同業者」の方達なので、ある意味これは「オフ会」でした(笑)。

私がご用意したのは、アボカドディップ、サラダ、トマトベースのポトフ、パンはバゲット、胡桃とクランベリー入り、それにイチジク入りのライ麦パン。シャンパンとフランスの赤ワイン。各種ソーセージと生ハム。カマンベール、ブルーチーズと天然酵母のクラッカー。(なんだか最近、似たようなメニューの宴会があったかも・・・手抜き失礼!)
お客様はそれぞれ、前菜系おつまみとデザートのケーキを持ってきてくださった。

宴が始まる前のテーブル。
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ポトフは、もち豚のモモ肉、セロリ、じゃがいも、玉葱、なす、にんにくなどを大ぶりに切ってゴロゴロと入れる普通のポトフをトマト味にしてみた。味付けはコンソメと白ワイン、それにローリエ、塩胡椒。作るのは簡単だけど、見栄えはちょっといい感じ。
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たくさん食べて、楽しい思い出話(この3人はなんと同門なのです!)に花が咲き、すっかりストレス発散しました!
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by saskia1217 | 2006-03-26 23:18 | くいしんぼうメニュー | Comments(1)

ことば

今朝ネットのニュースをみていて、面白い記事を読んだ。
昨日までブリュッセルで行われていた、EU首脳と労使代表たちによる経済会合でのこと、フランス人のセリエール欧州産業連盟会長が、演説の途中でフランス語から英語に切り替えたところ、フランスのシラク大統領が怒って退席したという。
シラク大統領は「フランス人がEUの場で英語を話したのでとてもショックだった。聞きたくなかった」と言ったらしい。

フランス人のこうした考え方やリアクションは、そう珍しいものではない。フランスばかりでなくヨーロッパの各国では、若い世代を中心に自国語の中に英語を交えることが非常に多くなっているが、なかでもフランスの「自国語を守ろう」という傾向は、特に国をあげてすごいものがある。どこの国でも同じだが、自国の文化や言語を誇りに思い、それを守ろうとする意識は特にフランスでは非常に強い。例えば広告にはフランス語以外の言語の使用を法律で禁じているし、文化省を中心に若者の「アメリカ化」を嘆き、フランス語を守ろうというアクションが多々ある。

なかでもシラク大統領はかなりこの問題に敏感に反応するイメージがある。彼の言い分はわからないでもないが、でもまぁ今回の「事件」の場合、複数の国々が同席する中での振る舞いとしてはいささか子供っぽいというか、一国の指導者としてどんなものかなぁと正直思ってしまった。(もっと可笑しかったのは、ドイツのメルケル首相が「彼はトイレに立ったんだと思ったわ」と微笑んでいた、というフランスヤフーの記事だったけど・・・)
もちろんフランス語は英語とは別の意味で最も「国際的」な言語であり、世界中で公用語として主要な位置を占めている。オリンピックでは必ず使用されるほか、国際郵便など、公式の言語として非常に重要な役割を果たしている。
でもセリエール会長の主張である「いくつかの国の代表が集まる、特に「ビジネス」を扱う国際的な会議では、英語を使うのが当たり前だ」というのも十分納得できるし、共感できる。

今日午後のフランス語のクラスで、たまたま私はこの話題を切り出してみた。フランス人の先生は、シラクの振る舞いを全面的に肯定できないとしながらも、今やフランス語(自国語)が英語(正確には米語)に浸食されている現実には実際非常な危機感を覚える、とおっしゃっていた。日本をはじめ、世界中が「アメリカ化」されていくなかで、言葉まで乗っ取られてしまうことはすなわち「魂を乗っ取られる」ように感じるのは事実だろうと思う。

そういえば最近、若い世代になればなるほど、自国語の「語彙」が減っていくように思う。言葉は時代とともに移り変わり、あるものは消え、新しいものが生まれる、それは自然なことだし止めようもなければ止める必要もない。けれど、ある感情を表現する言葉(語彙)がそれぞれたった1つか2つくらいに狭められているように感じるのは私だけだろうか。逆に、何をあらわすのもある1つの言葉または表現で済ますようになった。(例えば「やばい」は今や、「美味しい」「かわいい」「嬉しい」「めでたい」「どきどきする」「美しい」「素晴らしい」etc. etc.・・・・の全てをあらわすようになってしまった)

文部科学省は「わかりにくい外来語をわかりやすい日本語になおす」アクションなどを起こしているが、それよりも先になんとかもっと、この日本中に溢れかえる「よくわからない日本語」を元の生き生きした色とりどりの世界に引き戻してもらえるような、いい案を出してくれないかな〜と思う。
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by saskia1217 | 2006-03-26 00:21 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(2)

記念日

自分自身がとても活動したというわけでもないのに、盛りだくさんの日。
そうそう、東京の桜の開花宣言も!

日本の野球にとって喜ばしい記念日となった今日は、またJ.S. バッハのお誕生日でもありました。321年目、それも今日は3月21日!!!
321人で、バッハの作品を321曲弾く演奏会でもやればよかった・・・・

そんなわけで夜は、来日中のオルガンの師匠ヴォルフガング・ツェラー氏のコンサートへ出かける。目黒、祐天寺の聖公会聖パウロ教会。
もちろんプログラムはオールバッハ。いわゆる「よく耳にする曲」ではないけれど、粒ぞろいの名曲が並ぶ。聴く側にとっては比較的「軽い」プログラムのように感じるが、弾く側はきっとそうでもない。でもそれを「弾く方にも軽い」つまり「リラックスして軽々楽しく弾き続けた」ように感じさせるのが、彼の相変わらずスゴイところだ。

フィギュアスケート、野球、と「最近は本番に強い日本人」のイメージが強まる今日この頃。
理性と感性のバランスのとれた素晴らしい演奏家の音楽にも、同じような強さを感じる。
まさに、理想の姿。
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by saskia1217 | 2006-03-21 23:40 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

衝動的

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に決まることも多いのが、夕食のメニューである。
先日、オルガン練習にいった帰り、阿佐ヶ谷駅ホームで電車を待っていた。夕刻だったのでお腹もすいていたし、おまけに駅周辺にあるいろんな飲食店から、いろんないい匂いがホームにまで漂ってくる。
数々の美味しそうな香りのなかで、その日ひときわ目立っていたのは「焼き鳥」であった。

あ〜、鶏の焼いたのが食べたい・・・・

家でほんとに美味しい焼き鳥を作るのはちょっと難しい。グリルで焼くことはできるけど、やっぱり炭火で焼かないとね〜。
そこで焼き鳥の集合体である(笑)、ただの「鶏の焼いたの」が無性に食べたくなった。帰り道に鶏のモモ肉を一枚買い、チキンソテーにした。この日はあえてソースやタレの類を作らず、塩胡椒、ニンニク、ちょっとだけタイムとオレガノを振って、オリーブオイルと白ワインで焼いた。付け合わせはじゃがいもの茹でたの、レタス、きゅうり、トマト。定食風に、ご飯とお味噌汁(お揚げとワカメ)、たくあん。

あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜、美味!

食べたいものを食べられる、というシンプルな幸せ。
これが私の至福の時。感謝あるのみ。
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by saskia1217 | 2006-03-20 18:34 | くいしんぼうメニュー | Comments(2)

恐怖体験

・・・をした。
今朝、教会へ出かける電車の中である。

いい具合に混んでいた山手線に乗り込み、つり革につかまっていた。目の前の座席に座っていたのは20代の若い女の子。加藤あいに極似したその子は、例によって一心に鏡を覗き込み、ビューラーで睫毛をカールするのに余念がない。膝に乗せたバッグの口をガバッとあけ、携帯や手帖、財布や化粧道具のポーチが丸見えである。
昨今よくある光景、まぁ既にそれだけであまり気持ちのいいものではないが、この場合ここまでは150歩譲って許そう(笑)。
ビューラーでの作業が終わると、彼女は小さいチューブを手にとり、上まぶたの睫毛ギリギリ上に白いクリーム状のものを横真一文字にぶちゅ〜っと直接絞り出した。

(ん、これはまぶたの乾燥防止クリームなのか・・・??)

否応無しにじ〜〜〜〜〜〜〜〜っと凝視してしまう。もちろん彼女は自分1人の世界に入っているので、別に誰かが見ていようがいまいが関係ない。
それから指でそのクリームを少しまぶた上に伸ばし、両端を小指でぽんぽんとたたいて留めた。そして次に彼女が取り出したのは、両端がそれぞれフォークのように2つに先分かれしている、楊枝大のプラスティックの棒。
そして、それは始まった。

彼女はやおらその二股フォークの先で上まぶたを上方奥へグリッと引っぱって押し込み、しばらくそのまま動かなかった。
ここでようやく私は彼女がやっていることを理解した。
即席二重まぶたの作成である。
話には聞いていたけど実際見たのは初めてだったので、驚いたのなんのって。
とにかくあまりにもグロすぎて・・・笑うというよりは、怖かったですよ。
棒でまぶたを奥へ入れれば、当然眼球の上半分が丸出しになり、それだけでも十分怖いのに、そのまま1分くらい静止しているのだから、これはもう殆どホラーだった。

不快でしょ、これは。
こんなことにいちいち目くじらたててられない昨今の電車内。確かに今までも、パックの刺身に醤油とわさびを付けて食べている女子高生とか、小型ラジオをイヤフォンもなしに耳にあてて聞き続けている若者とか、いろんな人に会ったけど、でもでも今日のは本当にびっくりしたさ。

「何故電車の中でものを食べてはいけないのか」
「飲み食いしたら必ず座席や床が汚れる、または汚す恐れがある。みんなが乗ってみんなが使う電車を汚すことになり、それは他の人にとって迷惑になるから、してはいけない」
「何故電車の座席に登るときは、靴を脱ぐのか」
「電車の座席がみんなが座るところであり、そこを汚したらみんなが困る。だからしてはいけない」
「何故電車の中で化粧をしてはいけないのか」
「化粧というのは人に見せるものではない。それは裸から服を着ていくことと全く一緒で、本来自宅、自室でするべきものであり、最低化粧室でするもの。人前で化粧をするのはすなわち、人前で着替えるのと同じこと」

・・・・と子供の時から親に言われ、いや、言葉で言われてそれを理解する前から、「そういうものだ」と認識させられていた人は、私以外にも少なくないと思う。
「公共」という概念がなくなってしまったら、それを教えることができなくなってしまったら、それはもはや「人間」の世の中だとは言えないだろう。動物の中でもかなり下等に属するだろう。

でもなぁ・・・
「電車の中で着替える」女子高生には、上記の説明はまったく無効だしね。
世の中、本当に謎は深まるばかりだ。
いやいや、少なくともこんなことでストレスが溜まっては、かなわない。
電車に乗ったらすぐに目を閉じるしか、対策はなさそうだ。
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by saskia1217 | 2006-03-20 00:17 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(2)
3月もそろそろ終盤。
各TV局のドラマも、それぞれあと1〜2回で今クールの最終回を迎える。
テレビっこの私がなかでも一番好きなのがドラマ。ほぼどの局も3ヶ月で1クールだが、いつもはまぁほぼ1日おきには何かしら必ず見たいものがあったが、今クールはそうでもなかったな。
だいたい初回はどれも見てみて、次も見たいと思うものだけ見続けていくが、今回私が好きだったのは木曜9時TBSの「白夜行」と、やはり木曜の10時フジの「小早川伸木の恋」だけだった。おかげで木曜は忙しい(笑)。

さて、先クール話題になった日テレのドラマ「女王の教室」の2夜連続のスペシャル、その1回目が今晩あった。本放送は最初の頃見ていなかったが、放送が始まってから世間でかなりの反響を呼んでいたので、途中から見ていた。主演の天海祐希さんは大好きな女優さんだしね。

冷酷ともうつる徹底した厳しい指導をする小学校の「鬼教師」と、その受け持ちの生徒達との物語だが、そのあまりの徹底ぶりに小学生の親たちを中心に「ひどすぎるので放送をやめてほしい」という抗議が殺到したという。たしかに「ここまでやるか」というほどすごかったけど、彼女の本当の目的が最終回あたりでわかってきて、それがまた大きな感動だった。
今日明日のスペシャルは、なぜ彼女がそのような教師になったのか、という彼女の「過去」の物語が明らかになるというもの。

そのエピソードのうちのひとつ。
主人公は結婚後子供がいたのだが、息子を大事に思うあまり、しつけもかなり厳しく、干渉しすぎた結果、子供はチック症になってしまう。それでも子供は大好きな母親に答えようと一生懸命になるし、妻の教育方針に反対する父親と母親のいさかいに心を痛める。そのうちに子供は事故で亡くなり、家庭は崩壊して夫とも離婚し、実家との確執もあって彼女はぼろぼろになっていく。そんなとき、彼女は自分が教師を辞めさせられる原因になった昔の教え子に再会し「誰も自分のことを理解してくれない、必要としてくれない、愛してくれない」と自暴自棄になる教え子をこう言って一喝する。
「あなたは自分のことしか考えていない。あなたが誰にも必要とされず愛されもしないのはどうしてだかわかる?あなたが誰も愛さないからよ。あなた自身が、他の人間にかかわろうとしないからよ。今まで一体あなたは周りの誰かのために何かしてあげたことがある?何かして欲しいと思うばっかりで、何もしてこなかったのよ。そんなことを続けていたら、『お金がほしい、いい家がほしい、美味しいものが食べたい、有名になりたい』そんなことばかり考えるような人間になってしまうわよ」

は〜〜〜〜〜〜〜〜っっ

耳が痛い。
彼女が夕食のテーブルで幼い息子に、やれ「ひじをついて食べないのよ」「人参も全部食べなさい」と、口調は優しいが細かく注意しているシーンをみてゾッとした。「あ〜きっと私は、こういう親になっていただろうな。でも実際、相手が自分の子供でなくても、まわりの人たちに対してこれと全く同じ応対をしているよな〜」・・・・・怖、怖、怖。

でも今日いちばん耳が痛かったのは、次のセリフ。中学にすすみ、クラスの悪い雰囲気をよくしようと空回りして悩んでいる元教え子に、主人公が吐き捨てるようにこう言う。
「あなたは、みんなのため、みんなのため、と言いながら、結局自分の意見や考えを周りに押し付けているだけなのよ。つまりすべて自分のため。自分の意見がいつも正しいなんて思わないことね。そんなことをしていたら、そのうちにあなたのまわりには誰もいなくなって、いつか本当にひとりぼっちになってしまうわよ。」

かぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっっっっ

この言葉は、主人公が過去に、正しいと信じてしてきたこと、言ってきたことがまわりの人間を結果的に傷つけてしまったことをふまえている。自分の思うこと、自分の主張が口からどんどん出ていくことは気持ちがいい。時には思うより早く、言葉になってしまっている。そしてそれは「自分のしたいこと」なのに「○○のためにはこのほうがいい」に、いつの間にかすり替わっている。が、それにはまったく気づかない。
世の中自分の思うようにいかないことのほうが多い、というのは身に沁みているつもりだけれど、まだまだ修行が足りないなあ。ため息。

ドラマって、時々こういうドッキリがある。正面を突かれて、後方30メートルくらい吹き飛ばされた、そんな夜でした。
おやすみなさい・・・・・
明日からもっといい人間になりたいです・・・・
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by saskia1217 | 2006-03-18 01:15 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(2)

ごちそう三昧

あ〜あ。
もっとシビアで社会派なブログにするはずだったのに・・・・・
また今日も食い物談義でございます(笑)。

昨日は以前大学で教えていた学生さんたちが遊びにきてくれました。
お昼ご飯ということで、ささやかながらご用意したメニュー。

前菜はワカモーレ(メキシコ?のアボカドディップ。よく熟したアボカド、水にさらさない玉葱のみじん切り、レモン汁、塩胡椒、お好みでコリアンダーをなめらかに混ぜたもの)、チーズ(ゴーダ、カマンベール)、生ハム、クラッカー、タコスチップ、それにシャンパン。
メインはライスミートボール入りラタトゥイユ、それにグリーンサラダ(バルサミコドレッシング)、バゲットと胚芽パン。ワインはイタリアの赤(ヴァリボリチェッラ)。
これがラタトゥイユ↓
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簡単なお料理です。
大きめの鍋にオリーブオイルを熱し、ニンニクみじん切り、玉葱ざく切り、ローリエを入れてよく炒め、ピーマンや赤、黄などのパプリカ、皮を薄く向いてゴロゴロに切ったキュウリ(あればズッキーニ)、なすを加えさらにしんなりと炒める。ホールトマトを1缶いれ、潰しながら白ワインを加え、固形ブイヨンかチキンコンソメなどを入れる。そのまま中火くらいで煮込む。
ミートボールを作る。合い挽き肉(4人分で300gくらい)、卵1コ、玉葱1/4個のみじん切り、炊いたご飯150gくらい、塩胡椒をボウルでよく混ぜ、16個くらいのボールを作る。フライパンにオイルを敷き、ミートボールを外側に少し焼き色がつくくらい焼く。(中まで火が通らなくてOK)
ミートボールを野菜の鍋に静かにいれ、そのまま煮込む。塩胡椒で味を整える(バジリコを入れても美味しい)。
いただく時にお好みでパルメジアーノを削って、いただきま〜す!

おみやげに持ってきてくれたお菓子たち。
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毎週私が見ている「トリビアの泉」グッズであるフォーチュンクッキー!
クッキーというより瓦せんべいのお味でしたが、紙でできた「八分咲き」「満開」のくじがクッキーにはさまっていて、今日の運勢がわかるようになってます。1人で食べると結構むなしいけど(笑)パーティーだと楽しいかも。

そしてこれは・・・
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上野桜木の人気パティスリー「イナムラショウゾウ」のモンブラン!!!
す、すごい。おまけに買ってきてくれたSちゃんは、これを買うためにお店に何十分も並んでくれました(涙)。このお店、出来たときから大評判だったけど、その後雑誌やTVで紹介されてから時々ものすご〜く混むようになってしまった。でも何故平日午後にそんなに混むのか・・・???すっかり忘れてた。「ホワイトデー」だった。
でもそれだけ苦労してもらった甲斐がありました。栗もたっぷり、カスタードと生クリームとスポンジの絶妙なバランス。美味しかった!

今日のインテリア
一番好きな花チューリップ、この部屋に一番合う黄色をごっそりと飾る。
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チューリップ、最高だ。この花にまつわる思い出もたくさんあるけど、それはまたいつか。
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by saskia1217 | 2006-03-15 14:26 | くいしんぼうメニュー | Comments(0)

インスタント第2段

キッチンの引き出しに眠っていたドイツ土産・・・・・
先日にひきつづき「もういい加減に消費しなきゃ」運動を展開中です!
今回はこれ↓
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Dr. Oetkerというメーカーは、プリンやババロアみたいなデザートとか、いろんなお菓子の材料なんかを扱ってます。で、どれも大抵はずれがないくらい美味しいです。例えば家庭のオーブンで作る焼き菓子、ホールのケーキなどの「半インスタント」なんかも手軽で美味しくできるので、とても重宝してました。私が愛用していたのは、林檎を丸ごと入れたホールのパイケーキ。粉や砂糖などは必要量だけがそれぞれ小袋に入っており、足すのは水や牛乳や卵、ケーキによっていろんな果物、など。「つくりかた」通りに混ぜ、型に入れてオーブンにいれれば、美味しいケーキが出来ます。それも焼きたて!

これはケーキじゃなくて、Rote Gruetzeというデザート。ドイツでは例えばバニラアイスにかけていただく赤いベリー類の熱いソースのことをいうことが多いです。このソースだけで食べることはあんまりないですね。アイスの他にはヨーグルトとかクヴァルク(凝乳チーズ)にかけたり、かな。赤いのが一般的で、いろんなベリー類を入れて、砂糖も結構いれるので甘めです。写真のものはソース自体がHimmbeer(ラズベリー)味にできてます。
そんなソース状のものをつくるには、この袋のなかの粉に砂糖を混ぜ、いちごやラズベリーなどを入れて結果的にどろ〜んとした状態にすればいいらしい。

が、日本でフレッシュなベリー類をたくさん揃えるのはかなり困難なので、今回はゼリー状のデザートとして作ることにしました。「つくりかた」を見ると、それも可能らしい。
作り方はいたって簡単。粉に砂糖を混ぜて少量のお湯で溶き、小鍋に沸騰したお湯にそれをいれて一煮立ちしたらすぐ火をとめ、器に取り分けて醒まし、冷蔵庫で4時間くらい冷やす。
これは冷やす前です↓
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ちっちゃい袋なのに、こんなに出来ちゃった(苦笑)。4日間同じデザートですね、これは。
食感は・・・ん〜と、ゼリーよりはもっと柔らかく、でも固まってるのでぶるぶるしてる感じ。味はラズベリーと砂糖の味(あたりまえだ)。カップに入ったちょっとしたデザートとおんなじ感じです。
特に変わった美味というものでもありませんが、こんなお土産がちょっとずつ無くなっていくのも、なんだかちょっと寂しい気分。
ドイツにいくと、なんだかこんなインスタント食品ばっかり買ってきちゃうんですよね・・・
本とか楽譜とか買えばいいのに(呆)。
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by saskia1217 | 2006-03-12 23:19 | くいしんぼうメニュー | Comments(0)