今日もまた日が昇る・・出かけてゆこう!

by saskia1217

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アドヴェント

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今日はアドヴェント(待降節)第一日曜日でした。
キリスト教の教会歴では、今日から一年が始まります。
「待降」とは文字どおり、「降誕」を「待つ」ということ。つまりクリスマスに向かっていく日々のことですね。

クリスマス、つまりイエス・キリストの誕生日だって、本当に12月25日だったわけじゃないというのは今日じゃ誰でも知っているけど、まあそれは置いとくことにして、とにかく何かを「待つ」というのはいいものである。
それがキリストの誕生なら、なおいっそうのこと・・・・

ドイツのクリスマスは寒くて暗い。
もう今頃の季節は夕方の4時になれば真っ暗だ。朝は8時を回ってもまだ暗い。冬の朝、目を醒ましてまずやることが「電気のスイッチをひねる」ことだった。私は寒いのも苦にならないし、だからドイツの冬も好きだったが、それでも唯一、冬の朝のその行動が何故だかとても嫌だった。眠い目をこすりながら窓の外を見下ろすと、真っ暗な中を小学生たちが登校していく風景が懐かしい。

そんな暗くて寒い中にアドヴェントがやってくる。クリスマスの飾りはこの日から飾るのが習慣なので、アドヴェント(移動祝日なので毎年違う)開始前夜は、各商店やデパート、街灯など、殆ど徹夜で飾り付ける。
どの街にもある市庁舎前の広場には、クリスマス市がオープン。いろいろなロウソクや、ツリーやツリー用のオーナメント、シュトレンやレープクーへン(↓)、クリスマスのクッキーなどの様々なお菓子、グリューワインなどを売る店が並ぶ。
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(最近は日本でもシュトレンがデパートやパンやさんで買えるようになったが、なぜどこの店も「シュトーレン」と表記するんだろう??あれはどう考えても「シュトレン(Stollen)」であって、長くのばすとやっぱりおかしい!!!皆さ〜〜ん、ぜひ訂正してくださ〜い!!)
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グリューワインも美味しい。フランスでいう「ヴァンショー(熱いワイン)」と同じもので、大きな鍋に赤ワイン、オレンジやレモンなどの柑橘類、クリスマスの香辛料である丁字、シナモンなど、複雑な香味をいれて、ぐつぐつ熱〜くして飲む。あれは立っていられないほど寒い屋外で飲むのが一番効く。留学して初めてのクリスマス、家からマルクト(広場)を通り過ぎて学校に通っていたのだが、ちょうどレッスン前にそこのクリスマス市を通りかかった。「あ〜〜〜、これが噂のグリューワインか〜」と、喜び勇んでそこで一杯飲み、すっかり暖かくなって頬を紅くしレッスンに赴いたのである。・・・私はそんなにお酒が弱いほうではない。が、これは効いた。すっかり気持ちよくなってしまい、チェンバロを弾くどころではなかった。先生には事の次第を話したし、べつにそんなことで怒られもしなかったが(笑)、もちろんその日はまったくレッスンにならなかった(呆)。

最近は日本でも「アドヴェントクランツ」という、リースに4本のロウソクが立っている飾りを売っているのを見かけるようになった。今日、第1アドヴェントに、まずそのうち1本に火を灯す。来週、再来週、火をつけるロウソクを増やしていく。4本揃ったその時にクリスマスを迎えることになる。(当然4本のロウソクは、灯している時間差があるので、長さの違いが出る。それがまたいい)

暗い街に一斉に美しい灯が灯り、お店のウインドーにはそれぞれクリスマスの食べ物や、色とりどりのラッピングをされた贈り物の数々が並ぶ。おもちゃ屋、靴屋、本屋、洋品店、それにデパート。そんなものを見るだけでウキウキしてくる。寒いのなんか忘れてしまう。教会の中にはクリッペ(キリストの降誕場面を再現した馬小屋と人形のつくりもの)が飾られ、ロウソクの数も一段と増える。
そのどこか高揚した気分を数週間暖めて、迎えるクリスマスは喜びいっぱいとなる。

でも、ドイツには「クリスマス・ストレス」という言葉があるのだ。大人、特に主婦などが、知人や家族へのプレゼントのチョイスや出費に悩んだり、パーティーに呼んだり呼ばれたり、またその準備などの忙しさからストレスが溜まって精神的に病気になる、というものだ。日本でいえば主婦が、暮れに、本来「主婦がお正月働かなくていいように」というおせち料理(ホントかな?まあ、急な来客にもすぐ出せて保ちのよいもの、なんだろうけど)の準備に追われてクタクタになる、といったところだろうか。

たしかにそんなことも十分起こりうるほど、クリスマスは大イベントなのだけれど、あの凍り付いた空気のなかでアドヴェントに突入しクリスマスを迎えるあの時期、それは何ものにも代え難い一年で最も美しい季節だと、私は思っている。
本当のドイツが見たい人には、ぜひ「真冬」、できればクリスマスに訪ねてほしいと心から思う。
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by saskia1217 | 2005-11-28 01:12 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(3)

生まれて初めての・・・

ロングブーツというものを買いました。
ショートブーツは過去、いくつか持っていて、毎冬愛用してたのですが。

デパートのブーツ売り場には、ただ「黒いロングブーツ」といっても、かなりの数のものが
ダ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ
っと並んでいて圧巻である。
気に入ったものを試しに履いてみるにしても、初めての身には履き方が微妙に難しい。

今までロング丈が必要なかったのは、つまり、膝丈より短いスカートをはく事がなかったからだ。特にドイツ生活では、冬であれ夏であれ、毎日ジーンズまたはパンツである。スカートをはくのはパーティーの時か、コンサートの衣装だけ。
特に冬は、ぶ厚いタイツにウールのソックスを重ね、中に毛が敷き詰められているブーツや、ざっくりとした足首丈の革靴などを履く。
スカートにロングブーツなんて格好をしたら、車で移動しない限り、一晩で風邪をひくだろう。

そんなわけで、未だに殆ど持っていなかったスカートを、この秋は少し手に入れてみた。膝丈のスカートにショートブーツは、微妙に、いまいちだったりする可能性が高い。そうしたら、ロングブーツが欲しくなったというわけである。

なかなか気に入っている。
いくつになっても「初めて」というのは、楽しいものだ。

今日はもうひとつ、やはり「生まれて初めて」携帯を持つという父につきあって、電気製品の量販店にでかけた。機種選びから、プランの決め方、やれ家族割りだ、やれメールの申し込みだと、一緒に家族割りに入る母も巻き込んで、それはもう、大変な騒ぎである。
まぁこれで、最近ようやくパソコンに慣れた父が、もう一歩バージョンアップ(!)したわけで、世の情報スピードを利用して、毎日の生活をより楽しんでくれたらと思っている。
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by saskia1217 | 2005-11-25 23:41 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

冬の足音

さざんか、さざんか、さいたみち〜♪
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実家の庭で咲いていた、山茶花です。
まだほとんどはつぼみですが、こんなに一杯に開いた花もありました。
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山茶花が咲く、ということは、もう冬ってことです。
果物も野菜も、値段の変化さえあれ、同じものが一年中スーパーにならぶようになっても、
庭の花だけは正直に、それぞれふさわしい時期に姿を変えていってくれる。
小春日和の休日・・・・

正直といえば、気の向くままに遊んで、寝る、を繰り返すコイツも、かわいい正直者。Zzzzz・・・
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by saskia1217 | 2005-11-23 23:26 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(2)

過去ブログへの入り口

2005年8月に、初めて作ったブログを残してあります。
よろしかったら覗いてみてください!

入り口はこちら↓
http://blogs.yahoo.co.jp/gruenestulpchen
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by saskia1217 | 2005-11-21 11:55 | このブログのご先祖
一攫千金???
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殆ど全く買ったことのない「宝くじ」。
あんなもの、ものすごい確率の悪さだ。そんな簡単には当たりっこない。
それが私の持論であり、ドイツ時代に何回か買ったロト以外、買った経験がない。
(そこで必ずだれかが反論「買わなきゃ当たんないよ」)

先週の木曜日、夕方5時からのお気に入り番組、安藤さんの「スーパーニュース」を見ていた。
その日抽選のロト6、前回までのキャリーオーバーのせいで、なんと4億円出るという話題。
「販売は6時半まで、抽選は6時45分です!」
・・・・・
最近くせになっているのか、またもや突発的に行動に出た。
ちょっと迷った・・・ほんとのところ。でも興味のほうが勝った(笑)。
すぐに着替えて、駅前のくじ売り場へ。
・・・すでに10人ほどの行列。きっと私のような人も半分くらいはいただろう。
考え考え3つ数字を書いたところで、係の女性が叫ぶ。
「あと3分で窓口閉めますので、ロト6の方、お急ぎくださ〜〜い!」
結局あたふたとあとの3つを書き込み、たった1枚だけ購入(笑)。
「ビギナーズラック」「残り物には福がある」・・・そんな言葉がぐるぐると頭の中をよぎりながら、帰宅(もっと笑)。
そしてネットで、抽選会のライブをゲットしながら待つ。
やっぱり全然、まったく、これっぽっちも、かすりもしない(バカ笑い)。

その後のニュース。「史上最高の売り上げ」
9,003,515,600枚。前回に+4,194,931,800枚。
そりゃそうだ、いくらいつもの賞金額2億円が、倍の4億円になったって、買う人が倍になったら確率は同じだよな〜。しかし、みんな見事におんなじことを考えるものですね。
こんな自分もちょっと「ほほ笑ましい」、30分間の夢でした。

趣味でやってることの、ちょっとした試験を受けてきた今日の午前中、ぐったりした帰り道にふと見つけて立ち寄り、ランチをいただいた青山の素敵なお店。
五穀米にひじきの入ったオムライス、豚汁、サラダ。それに注文してから豆を挽くコーヒー。
インテリアに、そして食器に、うさぎがいっぱい!(私には、うさぎはちょっとしたシンボルなのだ)
青山通りの日曜の喧噪から逃げられる、静かなお店。とってもまったりした。

「うさぎ」
http://www.bmd-i.com/restaurant/

そして自宅近くで、もうひとつの「まったり」を購入。
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「森のモンブラン」 う〜ん、これは最高のご褒美だ。
これが私の「しあわせ」!
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by saskia1217 | 2005-11-20 19:24 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(2)

イメージの具体化

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夕方が近づき、頭の中に漠然とあったイメージを料理にしてみました。
牛丼の具と、カボチャの煮物を、カレー味でドッキングさせるイメージです。牛丼の具の部分を作り、前に牛肉を買ったときに小さな袋で付いてきた「牛丼のタレ」とかいうのを入れ、カボチャを加えてお砂糖や醤油、お酒などで味を整え、カレーパウダーを入れて弱火で煮込みます。

なかなか

美味でございます〜〜〜〜〜!

ということで、今日の「大奥」も、なお一層怖かったのでございます・・・
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by saskia1217 | 2005-11-17 23:32 | くいしんぼうメニュー | Comments(2)

凹んだ話

昨日夜、一日の授業を終えて学校から帰宅し、ベランダに出たら、思いがけずものすごく大きな月が光っていて、あまりの美しさに息をのみました。
で、そのまましばしお月見。

物干竿にほおづえをつこうとして、ふと気がついた。
イヤリングがかたっぽ、ない・・・
が〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん。

母のもちものだったのを、以前もらってきたものである。ピアスと違って取れやすいし、耳たぶが比較的厚い私はきつく留めるのが嫌いだったので、それもいけなかったんだろう。加えて、マフラーをするようになるこの季節、やっぱりもっと気をつけるべきだった。

あ〜ん、どこで落としたんだろう(泣)。
朝8時過ぎから夜6時過ぎまでまったく気がつかなかったのだから、電車の中なのか、駅なのか、道なのか、学校か家かもわからない。もうお手上げだ。仕方ない。
でも、かなり凹んだな。

ま、いいか。
いいお月さまが見られたから♡
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by saskia1217 | 2005-11-17 23:24 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(6)

言葉

先日アップした「トマト煮」にも大量に使った、キャベツ。
キャベツは好きだけど、いくらお買い得だからって丸ごと買ってしまうと、結局はその後キャベツ攻めの数日間となるのは目に見えている(苦笑)。

今日はキャベツのお味噌汁を作った。
ぼ〜っと考え事をしながらキャベツの葉をはがしていたせいか、
気がついたら「キャベツの味噌汁」というより
「キャベツの味噌煮」
状態に近いものが出来た・・・が、適当に調節して、最後には見事にお味噌汁に完成!

テレビでは一日中、紀宮様の結婚式の様子を流していた。
じつにおめでたい。
柔らかい中にも筋の通った、一連の流れを見ていて、とても穏やかな気分になった。

しかし、民放をはじめ、こういう場合の「皇室関係」番組にゲストとして呼ばれる、著名人や「ご学友」が皆一様に、揃いも揃って突然「皇族のような話し方」になってしまうのは

なんでだろ〜〜〜♪(古っっ?!)

普段からそのような話し方をしている方ならともかく、明らかにそうでないとお見受けする場合(笑)、見ているこっちが恥ずかしくなってしまうことが多いんですよね。
おまけにアナウンサーやリポーターまで、突然の敬語のオンパレードに舌を詰まらせてしまう場面、敬語が二重になってしまったり、使うべきでない人に敬語を使ったりして、失礼ながら見ていてかなり面白い。(スミマセン)

敬語というものは、普段使っていないと最も早く失われる分野だ。無意識にスルッと出てくるのは、普段綺麗な話し方をしている人である。
ドイツで生活した7年では、それを本当に痛感した。普段日本語を話すのは、限られた数の親しい日本人の友人ばかりであり、突然友人のご両親や、大学の先生などにお目にかかると、以前は何の不自由なく使っていた敬語がパタッと出てこなくなって、本当に怖い思いをした。
逆に、それなりに外国語をマスターしてから始めた外国生活でも、最初に苦労するのは「親しい友人」相手の言葉遣いだった。ドイツ語やフランス語にある、「親称2人称」というやつである。この活用が、いちばんやっかいなんですね、実は。

は〜、また今晩も単語帳と格闘か・・・(疲)
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by saskia1217 | 2005-11-15 19:37 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(1)

真似っこ

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ゆうべ、ある人のブログを訪れたら、美味しそうな「トマト煮」の写真が・・・・
外部からの情報は、殆ど全身でもろに影響を受けてしまう(笑)私は、今日のお夕飯にトマト煮を作ってみた(呆)。

「トマト煮」といったときの私の勝手なイメージは、大きめのチキンに、出来ればペコロス(ちっちゃくてころころした玉葱)、マッシュルームかしめじなどを、缶詰のトマトの丸煮でぐつぐつ煮る、って感じ。
でも今日は、とっても「急」だったので、たまたま家にあるもので作った。

オリーブオイルを熱し、刻んだニンニクを炒める。ローリエの葉を入れ、玉葱(普通の)ざく切り、鶏肉(今日は少量しかなかった・・泣)を炒める。火が通ってきたら少し白ワインを入れる。こういうのはなるべく水を足さないで、ワインと野菜の水分だけで作る。
じゃがいも(小さめのメイクイーンを2つに切ったもの)を足してさらに炒め、チキンコンソメ、ブイヨンのキューブを入れ、少し塩、胡椒。
トマト缶(トマトが丸ごとのもの)を入れて、少し弱火にしてぐつぐつ煮ていく。それと今日は、いつも入れないキャベツを入れてみた(先日お買い得だったので丸ごと買ってしまい、結構一生懸命消費しないと、というプレッシャーがあるんですね。だってロールキャベツだって、トマトスープで煮たりするから、合うはずだよねえ)。大きめにざくざく切ったものを、結構大量に。赤いインゲン豆の缶詰の水煮も入れた。キドニービーンズというやつだ。さっと水で洗ってざるで水を切り、そのままお鍋へ。スープやシチューにじゃがいもやカボチャ、それに豆を入れると、他に炭水化物を摂らなくても満足感があるので便利。
もし水分が足りなそうなら少しずつ白ワインを足してもいいけど、キャベツからは結構水分が出るのでそのままで大丈夫。
ローリエを取り出し、タイム、オレガノ、それからベランダで採れたバジリコを冷凍しておいたものをサクサク砕いて入れた。味をみて、少し塩と胡椒。そして、隠し味に醤油と砂糖を少し。このふたつは、パスタのトマトソースや、特にトマトベースのミートソースを作る時には、いつも使う手。砂糖の代わりに蜂蜜を使うと、もっとコクが出る。

・・・ぐつぐつぐつ・・・・
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頂くときに、お好みでパルメザンチーズを削っても美味。
ワインはイタリアの白。パンは胡桃の入ったライ麦パン。
あ〜〜〜、トマト煮って、なんでこんなに美味しいんだろう!!!
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by saskia1217 | 2005-11-13 23:44 | くいしんぼうメニュー | Comments(5)

「誓いの休暇」

・・・という舞台を見に、三軒茶屋のシアタートラムに出かけた。
今や大人気の近藤良平さんのダンスのステージ。

とはいっても、小劇場に出かけるのも、近藤さんのステージを見るのも、ましてやクラシックバレエ以外の「舞踊」を見にいくのも、今日が生まれて初めて。
もちろん、そんなに有名な近藤さんのお名前すら存じあげなかった。
・・・・・2ヶ月前、時々見ているTBS「情熱大陸」でまったく偶然に、近藤さんと彼の率いるダンスカンパニー「コンドルズ」のドキュメントを見たのが、事の始まり。
最初何か他のことをしながら見ていたのだが、そのうちに吸い込まれるように見入ってしまい、10分もするとなんだかわからない素敵な気持ちに取り憑かれ、

「この人のステージ、ぜったい見る」

と勝手に決心していた。

もちろん番組では彼の踊りそのものや、練習風景とか、ご家族と一緒のプライベートタイムとか、プロジェクトが創られていく様などがとりどりに紹介されていたのだが、一番面白かったのはインタビュー。どんな会話だったのか実はよく覚えていないのだが、「ダンスはあなたにとって何ですか」というようなレポーターの質問に、近藤さんはものすごくオモシロイ表現と言葉で、実に楽しそうに「ダンス」を語っていた。にもかかわらず、その答えにリポーターは「?」「ん〜、よくわかんないですけど」という反応だったのだが、それを聞いていた私にはじつにわかりやすい、共感できるもので「うわぁ〜、それそれ!!」と、自分勝手にウキウキしてしまったのだった。
で、番組が終わらないうちにネット検索してみたら、「コンドルズ」の公演はその放映当日が最終公演終了日。残念! で、これもあまり頻繁にはないという、近藤さんのソロ公演をすぐその場で申し込んだ。

三軒茶屋なんて高校時代以来だ。世田谷線の駅に隣接した劇場付近は、何となくアートの匂いがあって素敵。
実はこのソロ公演(5回公演)、あの番組終了直後すぐに売り切れたらしい。知っている人は知っている、そうでなくても「オモシロそう」という私みたいなのが殺到したのだろう。「コンドルズ」の渋谷公会堂の公演など、4分で売り切れたこともあるという。今日も当日券で立ち見が出た。私の席は一番後ろの端から2番目。もしかしたらほんとにギリギリだったのかも。

パンフレットやチラシは各座席の上に置かれており、入り口でばさばさしないのもいい。コンサートと違って、開演前にうっすらと音楽が流れ、ステージには摩訶不思議なオブジェが照明を浴びている。いいなあ、こういうの。わくわくするよね。

1時間30分、休憩なしのソロ。ステージにのってるほうは大変だろうな〜、と思いつつも、やっぱり楽しかったな〜。満員のお客さんは、マチネーのせいもあるだろうが、実にいろんな年代、いろんな服装、家族やカップル、独りで来る人、ほんとにバラバラ。開演前は、空気が妙に張りつめることもなく、席が埋まるにつれて、やわらかで静かな期待感が広がる。何だかとっても、らく〜な感じ。

「普通に来て、普通に楽しんで、普通に帰る」
いいなあ、こういうエンターテイメント。

そう、「ダンス」を観に行く、と思っていくと、ちょっと違うかも。感覚としては「お笑い」とか「落語」を観に行く感じでいくと、とっても近いかな。踊りのステージというと、音楽以外は何も聴こえてこないのかと思ったけど、近藤さんはまずのっけからピアノを弾き、そのうちハーモニカ、ギター(これはスタッフも裏で共演していた部分も?)、アコーディオン、トイピアノ、とどんどん弾きまくり、歌も歌うし、ちょっとした吐息のようなセリフも吐く。バナナも食べるし、客席とキャッチボールまで・・・!!
がっちり振り付けされているであろう(でも即興に見えるような)ダンスに集中する場面、パントマイムのような時間、お笑い芸人のネタのような一幕、そしてひとり芝居・・・の総合ステージと言ったら、想像してもらえると思う。

真剣「なのに」オモシロい、オモシロい「のに」真剣・・・・
このステージを創るのに、きっといろんなプロセスがあって、この1時間半のうちの一瞬一瞬も
、アーティストは超真剣なのだが、それがちっとも「創った感じ」がせずに、ましてや「何かの意味を表現している」のでも「押し付ける」のでもなく、かといってピリリとした瞬間がいくつもあって、そのバランスがほどよく、すごいなあと思った。

「いいものには、人は必ず集まる」
こういうのを見ると、明日にでもコンサートしたくなるんですねぇ、私。
もう随分、純粋に自分の企画だけの演奏会をしていないけど、この気分が薄れないうちに重い腰を上げるとするか!

近藤良平さんのブログ
http://www.kondosan.com/

コンドルズのHP
http://www.condors.jp/

オマケ
会場でもらったチラシの山は舞踊、それに演劇関係ばかり。珍しくて、帰宅してから1枚1枚じっくり鑑賞。どれも美しくて面白い。そして似たようなものがあまりなく、みんな色々だ。ふだん見慣れている音楽会のチラシはどれも似たようなものが多くて、実はいつもあんまりじっくり見る気もしなかった。
もちろん「それらしい」ってことも大事だけど、それよりもっと「素敵!」ってほうが大事なんじゃあない??
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by saskia1217 | 2005-11-13 00:53 | コンドルズ | Comments(2)