A線上のアリア☆チェンバロ奏者 廣澤麻美 公式ブログ  Asami Hirosawas Blog


今日もまた日が昇る・・出かけてゆこう!
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カテゴリ:感じろ、考えろ、思え!( 1467 )

寄り道〜諏訪神社(佐原)と素鵞熊野神社(潮来)〜

香取神宮をあとにし、歴史的街並に後ろ髪を引かれながら車は佐原駅前に戻って来た。
気になっていた神社はどこだ?
しばしぐるぐる捜しながらようやく辿り着く。
徒歩で向かう途中、小さな子安神社にて古いお地蔵様たち。
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郷社「諏訪神社」に到着。
隣りの小さな公園には「伊能忠敬」の銅像。
調べたら、ここの出身らしい。へ〜。
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鳥居をくぐってしばらく行くと、目の前に急にものすごい光景が・・・!
山に向かってすごい急な傾斜の石段が!
128段!
この吃驚感がいいんだ、神社って。
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ドキドキ、ウキウキ、ヤル気満々。
上に行きたくて行きたくて、どんなお社なんだろうとワクワクしながら、一目散に昇る。
途中、左にお稲荷さん、右に琴平さん。
古いお社がしっとりと。
どこか、幽玄。
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上に辿り着くと、目の前には落ち着いた木のお社。
香取、鹿島の合間に、経津主大神と武甕槌大神の合間に、その二人(柱)にやっつけられて信濃に飛ばされた建御名方神がこんなところにいらっしゃるのもオモシロイね。
当時の領主が勧請したそうだけど。
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樹齢400年というクスノキも見事。
樹齢400年というクスノキも見事。
圧倒される。
この後、御神木も含め、各神社で大きな木にたくさん出会うことが出来た。
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お諏訪さんを後に、車は国道51号を爽やかに走る。
さて、道草してないで、もうひとつのこの日のメイン、鹿島神宮へ急ごう。
強い日差しのなか、突然にキラキラ光る水面と大きな橋にさしかかる。
それが利根川なのか霞ヶ浦なのか、はたまたそのあたりの川や複雑に入り組んだ「浦」のどれかなのか、さっぱりわからなかったが、とにかくどれもこれも広くて大きい。
もう、どれも殆ど「海」(笑)
茨城とか千葉とか一口に言うけど、自分が知っている茨城や千葉って、それぞれほんの一部だけなんだなと実感。

車で走っていると、道沿いにいくつも鳥居やお寺らしき山門などを見かける。
なぜか鳥居や小さい祠やお地蔵様などがすぐ目に入ってしまい(苦笑)、そのたびに「あ!」とか声が出てしまう。
しかも運転者である友人もおんなじくらい神社フリークなので、スルーせずにそれをいちいち拾ってくれる(笑)だけでなく「え?え?停まる?行く?」と一緒に興奮してくれる。
でもって、結局、道沿いの「これはきっとこの奥が、いかにも素敵っぽい神社じゃないか?」と瞬間的に思わされる鳥居を素通りできず(笑)、一度通り過ぎたのをまたUターンして向かってみる。
ちゃあんと駐車場のある神社だった。
すぐ隣りが中学校。

郷社「素鵞熊野神社」(潮来市)
もともと牛頭天王をお祀りしていたのを、天保に仏教的→神道的な名前(スサノオは牛頭天王と同じとされるから)になったらしい。
駐車場は山のてっぺんにあったので横からお邪魔することになったが、正面はこれまた急な階段からの参道。
さすが800年の御鎮座、拝殿は出雲なんかでよく見る、古い形の平屋のタイプ。
好きなんだなあ、こういうの。
ゾクゾクするね。
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境内には摂末社がいっぱい。
この横並びの感じも古いスタイルっぽくていい。
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そして、猿田彦さまがいっぱい!
旅の途中には心強い。
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物好きな我々は「やっぱり正面から登ってきたいよね。どういうふうにアプローチしてるのか見たいよね」と(笑)わざわざ急勾配の石段を正面向かって降りてみた。
そして正面入り口に、県の天然記念物「大欅」を見つけて大騒ぎ。
すっごくおっきい!!
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降りて来た石段を振り返ると、鳥居がいっぱい重なっている。
篤い信仰を集めているんだな、と思う。
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そしてまた石段をのぼり、駐車場に戻ってから車で降りて来た(笑)。
さあ、今度こそ鹿島神宮に直行しよう!





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by saskia1217 | 2017-06-03 01:14 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

ぐるぐる東国三社〜香取神宮〜

ずっと行きたいと思っていた、鹿島神宮、香取神宮。
茨城と千葉、霞ヶ浦あたりのあの辺の・・・けど電車やバスだとなかなか両方いっぺんには行けないらしい。
くらいの、もわ〜んとした認識しかなかったのだけど。
ひょんな世間話から思いがけず神社好きだと判明した同僚であるお友達と意気投合、その時その勢いで一緒に行く約束をしていた。

行ってきた。
広かった・・・茨城と千葉(笑)。
霞ヶ浦、海みたいだった。
利根川、海みたいだった。
なんか・・・地図見てるだけじゃあわからない体感てあるね。

信じられないくらい早起きして電車で佐原まで。
常磐線なんてこんなに長い距離乗ったことなかった。何十年も前に土浦へ一度行ったくらいかな。
我孫子を過ぎたあたりから(快速が成田まで直通のやつ)突然田園風景が増えてきて、快晴のこの日は青空と新緑がまぶしい。
成田まで行ってから成田線に乗り換える。見たことない色をした電車に乗ってしばらくして気づいた・・・
「あれぇ??も、もしかしてこれって単線?」
水戸線に乗ったときやっぱり乗ってから気づいて吃驚したことがあった。
やっぱりあんまり単線に乗る機会がないから新鮮。

行ったことのないところに電車に延々乗っていくのがたまらなく好きな私にとってはパラダイスな旅。
新緑、山、田んぼ…
田んぼと山の境い目に突然現れる古びた鳥居と山に向かう階段…もうドキドキが止まらない。
知らない名前の駅にいくつも止まりながら。
(しかーし!
なんだこの成田線てのは!
あんじき→あじき、きのした→きおろし、しもうさまつざき→しもうさまんざき…
ダメだ、全然当たらない(笑)
しもうさかんざき→しもうさこうざき…
完全敗北!)

朝9時ころ到着した佐原駅は、ちょっと郷土色ある暖簾なんかかかっている小綺麗な明るい駅で、リュックを背負った年配の方がたくさん降りたから「ここって観光地なんだろうか?」と思っていたが・・・後で街を通ってここが昔ながらの街並を保存復元した「ザ・観光地」であることがわかった。
友人の車で駅から香取神宮を目指して走行中、道の両側、水路の両側に急に昔の街並がひらけて吃驚。歴史的建造物、レトロな雰囲気の雑貨屋さん、甘味処。伊能忠敬の旧宅や、公園には銅像・・
あ〜、降りて歩いてみたーい!
いつかまた来よう(涙)
街も素敵だけど、小高い丘に続くいかにもステキっぽい神社への道を見つけてしまった。
これはさすがに友人も見過ごすわけもなく「あとで戻って来てここ寄ろう」と。

せっかく午前中から動き出したので、本来の目的を優先!
数分でもう鹿取神宮に到着。
本や写真で得ていたイメージ「大きい境内とちょっとオシャレなお社」
たしかに入り口は大きい。
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鮮やかな新緑の下をズンズン奥へ。
この門を過ぎるとすぐ目の前に手水舎があり、そのすぐ横の門をくぐるとすぐ目の前に拝殿と本殿。
思っていたより、入り口から拝殿までが近い!
折しも茅の輪の季節!
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おお、イメージ通りの鮮やかな色彩と、黒い印象。
うつくしいなあ。
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お参りしたあとにゆっくりと拝殿を眺める。
ちょうど結婚式が執り行われていて、雅楽の生演奏と巫女舞も見物できた。
友人曰く「神社なんかを訪れてこういう演奏や催しに行き当たるって、歓迎されているということなんだって」
なるほど〜。
こういうご縁て、なんだかいいものを分けていただいたような気がしてありがたいね。

御祭神「経津主大神」は言わずと知れた「国譲り」で活躍した神様。お隣鹿島神宮の武甕槌大神と共に、天照大神から遣わされて大国主命と交渉の結果国土を取り返し、のちに東国開拓も成し遂げたということで、御神徳は「平和・外交、勝運、交通安全、災難除け、産業指導、海上守護、その他心願成就、縁結び、安産・・・」と盛りだくさん!
ということで、海上自衛隊の船の錨も!
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この見事な桧皮葺の屋根は、近くで見るとものすごい迫力(分厚さ)と千鳥破風と唐破風のしなやかな曲線が美しい。やはり葺き替えは材料入手からして大変難しいらしく、それでも定期的に行われているそう。お金もかかるそうです・・・(手前の楼門も元は同じ桧皮葺きだったのが、やはり維持が難しく現在では瓦になっている)
この、黒漆と極彩色の装飾のオシャレさと、美しいシルエットから、御祭神がなんとなくダンディーでハンサムな気がしてしまうのは、私だけではなかったらしい(友人も同じことを言っていて大笑い)。
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御神木や三本杉(源頼義が3つの願い事を祈り「叶うなら三つに分かれよ」というと3つに裂けたという伝説)を見て・・・
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有名な「要石」を見ないと!
昔の人は地震を地中の鯰のせいだと思っていたというけど、香取神宮と鹿島神宮にはそれぞれ「要石」があって、それは鯰の頭とシッポをそれぞれ巨大な石棒で打ち付けて大人しくさせた、という話がある。
ここ香取の要石は水戸光圀公が1684年に参拝したとき、掘らせてみたけど根元までゆきつかなかったとか。
香取のは凸形。
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奥のほうには鹿苑。このあたりは桜馬場といわれ流鏑馬が行われていたらしいが、結講樹々が鬱蒼としていてジメジメと湿気が多く、地面も草や何かの道具などでちょっと雑然とした暗い一角。
鹿さんは見る事ができたが、ロープが張られていて柵の近くまでは行けず。
なんだかひっそりと飼われていて、ちょっと可哀想な感じもした。
きけば、鹿島神宮に倣って飼い始めたものが飼育が困難になっているらしく、神社は鹿を手放す、と数年前の記事を読んだのだが、今まだ鹿は元気でたくさん居たからいろいろ改善されたのかなあ。
せっかくのお遣いだから、大切にしたいね。
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いつもは神社に行くと摂末社まで細々と見て歩くのだが、このくらい大規模な神社になると境内境外とその数も半端なく、この日はこれで満足として参道に戻って来た。
参道には最近あんまり見なくなったお土産物屋さんやお茶屋さんが並び、お団子やお饅頭や・・「厄除け」と名のついた色々が並ぶ。
神社の近くで何か食べて帰るといいんだって、と友人が言うし(笑)、朝食が5時半と激早でお腹がぐーぐー鳴ってたから、ここでのんびり腰掛けて心太とお茶、お饅頭をいただく。
いい天気。
こういうところでこんなにゆったりするなんて、ほんと何年ぶりだろう。
香取の神様の大らかさに包まれるような穏やかな気持ちになって、さあ佐原駅へ戻って、鹿島へ行く前に気になるアノ神社に行ってみようか。
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by saskia1217 | 2017-05-31 20:18 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

バベルの塔

やっぱり好きだぁ!
16世紀ネーデルランド。
珍しく会期過ぎずに行けた(笑)展覧会。

ボスの真筆が2点とブリューゲルの「バベルの塔」が目玉らしい。
ボスは好きだがそれは「観ていて面白いから」で、あの世界を何十枚も連続で(模写やら後継者やら…しかもこっまかーい版画で)観るのは結構お腹いっぱいになる。
ああいう「細部がものすごい絵」しかも保護のために照明暗いから、みんなが固まって近寄って…も辛い(涙)
(だからーリュックとか帽子とかお願いですから…泣)

木彫りの聖人像はフランケン地方の教会にゴロゴロしてたのを思い出して懐かしかったり。
絵の背景や手前に細かく描かれたタンポポ、オオバコ、スミレ…
聖母の絵にはバラと百合。
21世紀日本で自分が普段花々の種類が楽しい。

デューラーなんかでも有名な(ヴォルフの「メーリケ歌曲集」にもあったね)、幼児イエスの絵のどこかで、大工の足元に散らばり十字に重なった木材。
娼館の軒先の鳥籠。

天使たちの持ってるヴィオル、ハープ、リコーダー、鈴。
盲人たちのハーディガーディ。
農家の婚礼のバグパイプ。
楽器や楽譜も楽しい。

ふかわりょう、瓜二つの貴族の肖像(笑)
メムリンクの馬、背中に猿が乗ってるけど(笑)ノーブルで好きだったな。
キリコみたいな建物の背景。
聖クリストフォロスの絵に大きなクジラ!
うねった帆が美しい船の絵…

天国地獄にふりわけらる「最後の審判」で魑魅魍魎、怪物たちに喰われる人たちや、快楽にまみれて堕落し尽くした人々の醜い顔と表情…
見慣れた表現だけど、こうやってあらためて大量に見続けると、キリスト教の、そして中世の、血とか生とかの生々しさと、疫病はびこり戦争絶えない中での命の奇跡と、人間の持つある種の図太さを突きつけられる。

中学のころ初めてボスの絵を見たとき、すっかり20世紀の絵だと思っていた。
その不思議でキモチワルイ絵を隅々まで見ていると、中には愛らしくカワイイ怪物のお気に入りを見つけたり。
今日の一番は「ナマズおたまじゃくし金魚」(笑)!
「大きな魚は小さな魚を喰う」の空に浮いてるコイツ。
でもこの子はどの絵葉書にもなかったので、美術館のガラスにいたのを発見、パチリ!

後半のメインはブリューゲル。
色彩豊かな農民たちの暮らしのイメージ。
が、あの絵の前にはボスを敬愛し影響を受けた怪物絵をたくさん残していた!
ブリューゲルの怪物たちはボスのよりちょっと丸みをおびて好きだったな。

そしてクライマックスには、意外とホンモノは小さい「バベルの塔」。
よーくみると、たくさんの働く人々。
様式がバラバラな窓。
いろんな物語があの小さいなかに隠れている。
この作品、「バベルの塔」が象徴する神への畏敬や人間の愚かさよりも、人々のたくましさや希望や、「その時」をまさに生きていた人間の血の通った生命感のほうが大きいのでは?

そして今回、この絵を研究し様々な試みをじっしした芸大のチーム。
3倍の大きさに見事に模写したおかげで、絵の中の色々な物語を汲み取ることができる。立体にし、プロジェクションマッピングを作り…
都美館みてから芸大音校内の展示で、また塔の大きさを実感し。
素晴らしい!

公園内あちこちに設置された「バベル」看板のどれにも、カラスが。
んー、バベルの塔にはカラスが惹き寄せられるのか、やっぱり(怖)

7/2まで東京都美術館。
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by saskia1217 | 2017-05-26 00:58 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

茶の湯展

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やっと行けた「茶の湯展」。
待つほどではないけど展示ケースの前は常時2列、くらいの人。

お茶も習ったことないし、お道具のこともよくわからない。
けど、わぁいいなぁ、綺麗だなぁ、見事だなぁ…という、完全に好き嫌いの目線でいつも観る。

展示品はさすがに多く会場は2つに分かれている。
日曜美術館やら特集やら、テレビでいくつかの展示品の来歴はうっすらきいていたけど、キャプチャ読むのもなかなか体力いるし、ガイド聞くほど熱もなく。
空いてるケースからふらりと眺める。

まっさらな気持ちで訪ねても、やっぱり惹かれるものってあんまり変わらないな(笑)
好きなのはもうとにかく(笑)黒の無地の棗!
今回は棗の数はあまり多くなく残念。
黒塗大棗「紹鷗棗」が印象的。漆黒の塗りを透かして下の漆の赤が薄っすら感じられる。
盛阿弥の黒塗中棗、黒塗尻張棗は小ぶりでこの上なく美しかった。

あと、禅林墨跡。
一休禅師のも面白いけど、古渓宗陳など素敵な字がいくつか。
紹鷗の書も好きでした。
さして茶道に縁が深いわけでもないのに今回見に来たのは、やっぱり珠光の「茶禅一味」を感じる何かに出会えるかなという期待もあったから。
利休の書も興味深く、切腹の二週間前に書いた最期の書簡は、何気ない内容ながら胸に迫るものがあった。

お茶碗なら樂の黒、それもなるべくヌメッとした光のもの。
長次郎の「俊寛」はやっぱり迫力と説得力がすごい。吸い寄せられた。
本阿弥光悦の赤樂「毘沙門堂」のネットリした燻んだ赤も見事。
あと、青磁もきれいだったな。

油滴天目、井戸、美濃信楽備前唐津…とかは正直、あんまり好きになれないんだよね。
小井戸って白いご飯入れて食べたら良さそうだなーとか(笑)
(ただ、美濃の瀬戸黒は美しかった!)
なのでただ、へー、ふーん、すごいんだなーと。
お茶碗も凄いのだろうが、もう所有者の来歴が凄い。
足利義政→藤堂景虎→蒲生氏郷とか、信長→柴田勝家とか、のちのち川端康成とか…吃驚
北野の大茶会に出されたお茶碗とかね。

織部もエネルギーあってオモシロイとは思うのだけど、美しいというココロの震えはないかなぁ。
燕庵の実物大レプリカが撮影スポットになっていて人気を集めてました。
わかんなくても、色々観るとなにかしらオモシロイね。
たっぷり3時間、満喫しました!
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しかし。
織田有楽斎の名前が出る度に、いまだに反射的に井上順さんの憎々しい(!)顔が目の前に浮かんじゃう後遺症、なんとかしてー!
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by saskia1217 | 2017-05-16 21:36 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

熱狂の日

急なご縁をいただいて「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2017」で弾いてきました。
フランスのオーヴェルニュ室内管弦楽団のチェンバロ担当。
私が参加したのは3つのプログラム、計3回のコンサート。
弾いたのは
J. S.バッハ「管弦楽組曲第2番」
ヘンデル「アルチーナ」による組曲
テレマン 組曲「ドン・キホーテのブルレスカ」

バッハ「管弦楽組曲第2番」のフルートソリスト上野星矢さんはなんと高校の後輩でした。
1回のリハでは全てを弾くチャンスがなく、またひっさびさのフランス語の荒波への投身で最初は結構緊張感に満ちてました(笑)。
語学の常で、ブランクがあると、聞くほうはともかく口が錆びついちゃってて話すほうはやっぱり滑り出すのに時間がかかり、慣れてくるのは仕事が終わる頃…という。
舞曲たちの細かい繰り返しやダ・カーポの取り決めが複雑で、果たして一発でちゃんと出来るのか、とか(笑)
しかも初回ステージは朝9:45開演という「音楽家らしからぬ」始動時間で、長らくこの仕事をやってる中でこれはもしかして際早だったかも!

頭がグルグルな4日間でしたが、オケの皆さんはエネルギッシュでフランクで、1日目のステージでは演奏を終えた瞬間口々にブラボーと声をかけて下さり、あったかくて気持ちの良い音楽家ばかりでした。
女性楽屋では、わたしがいつも本番でアクセサリーを持ち運ぶのに使っている和風小物や、衣装なんかにも「わーそれステキー、どこで買えるの?」とワイワイしたり楽しかったです。

アーティストビュッフェには帝国ホテルの美味しいお食事に、各テーブルには赤ワインがボンボン置いてあって、あーフランスだなぁとか
エレカシも新春ライブはここだったなーとしみじみしながら歩いた楽屋廊下とか
渋さ知らズさんとおんなじ楽屋(入れ替えでしたが)でちょっと感激とか
色々面白ポイントはあったけど
もうとにかく連日スゴイ人出で
こんなにたくさんの人を動員するってやっぱり大したものだなーと
朝9時台のコンサートにあんなにお客さんが来て下さるなんてね

5/5は朝本番を終えて、昼過ぎからプロジェクト大山を観に地上広場へ。
ベートーヴェンやバルトークに合わせて舞う大山、聴衆向けに振りレクチャーしてくれるも、クラシック聴きに来るお客さんは「にゅ〜盆」のお客さんみたいにはいかず…
てか立ち見ギッシリすぎてわたしも踊れず。
みなさん大山の衣装にザワついておりました(笑)
終演後に懐かしの三輪さんとパチリ。
美しい背中の筋肉を堪能しました(笑)

ダンスがテーマだったから、もっと古楽の団体のコンサートや催しが多かったら、より楽しかったのではないかなーとも思いました。
お世話になったすべての皆さまに感謝!
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by saskia1217 | 2017-05-09 12:54 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

ライラック

音羽通りでライラックをみつけた。
ドイツじゃ春を告げる花。
日本では初夏の花。
もわもわしているうちに、世の中はどんどん時が進んでいたのだ。

5ヶ月ぶりのお稽古にやっと。
ペン字も筆も、ある時期しつこく練習したことって意外と身体に残ってるものだね。
でも先生がなぜかずーっと古畑任三郎だったので
きいてるわたしの喉もカスカスな気がしてきた(笑)
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by saskia1217 | 2017-04-25 22:34 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

牡丹

雲水さんたちが丹精込めて育てたのでしょう、色とりどりの牡丹が見事でした。
本堂前の八重桜も満開。
いつもよりだいぶ早い明るい時間に伺ったら、いつもと違う風景がみえました。
ふだんは中にばかりいる本堂も久しぶりに外からお参り、参禅会1時間半も前なのに既にたくさんの坐蒲が整然と並べられていました。
日暮れ直前の静寂に包まれた永平寺東京別院長谷寺。
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by saskia1217 | 2017-04-25 22:32 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

桜の花、舞い上がる道を

取り敢えず行くしかなさそうだ 上り下りの道
ああ 信じて転がるエブリデイ

輝く時は今 そして胸をはって生きていこう
桜の花、舞い上がる道を
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by saskia1217 | 2017-04-21 21:57 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

もうひとつの大本山 その2

前日に1人で巡ったのは外からだけだったので、境内から建物を眺めるだけ。
中をいろいろ拝見できるのはとても貴重だった。

總持寺といえば、雲水さんたちが毎日作務で雑巾がけをする有名な「百間廊下」。
このピカピカの床を、生で見てみたかったんだよね。
ホントになが〜く、ホントにピッカピカ。
180m(現在は164m)の長さ。
この廊下で境内が東西に分かれているのは、火災による延焼を防ぐためらしい。能登にあった(今の)祖院の大火の教訓だとか。
朝課に向かうときや移動の際、私達もこの廊下を列になって歩いたのだけど、途中通路が交差する場所では廊下が飛び石状に途切れ途切れになっている箇所があって「これ雑巾がけするときどうするんだろう?」と思っていたら、「ベテランの雲水になってくると、ここも飛び跳ねてまっすぐ拭ける」と雲水さん。
すごい。
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仏殿。
手前には与謝野晶子の歌碑がある。
「胸なりてわれ踏みがたし氷より すめる大雄宝殿の床」
「大雄」はお釈迦様のこと、つまりこの仏殿のこと。
一般の人は中に入れないこの仏堂、与謝野晶子はここにどうしても入りたいと熱望し何度も訪ねてきた。
あまりに熱心に頼むので「それではどうぞ」となったら、その荘厳さに入ることが出来なかった、という逸話。
中を除くとひんやりした空気が感じられる。わかる気がする。
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僧堂。
雲水さんたちが寝起き、坐禅をする場所。
ここはもちろん他者は入る事ができない。
外間口までご案内いただいた。
入り口の「王三昧」の「王」は最も凄いという意味、「三昧」はひとつの物事に集中すること。
坐禅三昧、ということ。
禅寺のなかで、特に専門道場で、私が一番惹かれる場所は僧堂だ。
今年上山する雲水さんは60人ほどとか。
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永平寺同様、禅寺では全てが鳴りものによって進む。
庫院にある雲板は食事の合図、太鼓は掃除の合図、鐘は時間を告げる・・・など。
「鐘鼓楼」は上部に鐘があって鳴らすところ。
そういえば朝課に向かう早朝、ここを通ったとき上からものすごい音が聞こえて来た。
ここの廊下の窓は所謂「刷子」(格子)になっていて、音を良くするために設計されている。
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放光堂。
山内で一番古い建物。
能登から移ったとき、石川素堂禅師が、1からではなく山形のお寺からそのまま寄進を受けて移築されたもの。
「柱が多い(雪に耐える)」「床が高い」「釘を使ってない」などの特徴がある。
中央の入り口上にある金色の光るもの、が命名の由来。
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ところでお寺のなかって基本左側通行なのだけど、それはお坊さんたちがお袈裟を左腕にかけるので、ぶつからないようにということらしい。
で、この總持寺で一番新しい部分の渡り廊下の床が面白くて、こんな模様になってる。
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これ、このギザギザ。
右側を歩くとめちゃくちゃ歩きにくくなってるのだ。
よく考えたなー。

Eテレで作務の場所として出て来たお手洗い(東司)がここ。
烏芻沙摩明王がいらっしゃる。
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待鳳館。
上山する新米雲水さんがまず訪ねて入門を乞うのがここ。
よく見るといろいろな動物が彫ってある。
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太祖堂は千畳敷。
横54m×奥行き47m
広い、広いよ。
8人の祖をお祀りしている。
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紫雲台。
現在の禅師様のお住まい。
雑巾がけのスタート地点だそう。
もちろんここは入れません・・・
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とはいっても、謁見の間「相見の間」は見せていただける。
「どうせ移転するのなら東京に近いところで布教を」という決断をされた石川禅師様をはじめとする、何人かの禅師様の肖像や写真。立派な座布団。鹿鳴館のような照明。美しい欄間・・・
ふすま絵は狩野派。
「紫雲台」の額文字は東郷平八郎の筆になる。
そしてもちろん、スピーカーはボウズ(笑)
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永平寺と總持寺。
やっぱり行ってみないとわからないことがいっぱいある。
感じたのは、ニュアンスの差さえあれ、それぞれがそれぞれの道場、お寺、禅師様に愛と誇りを持っているということ。
この日拝観のガイドをしてくださった雲水さんからもそれを感じ、その真摯な姿がとても素晴らしかった。
「打ち解ける」ことに慎重で廊下での私語などもなく、少なくとも私達の目につくところでは絶対に崩れない永平寺の雲水さんたち。
石川禅師の意を受けて「布教」という色の濃い總持寺の親しみやすさ。
よくわからないけれど、バランスがいいのだなあと思った。
小食の写真パネルの前で「この胡麻塩の部分が私達の毎朝の一番の楽しみなのです。毎日変わるので・・・白ごまになったり、ゆかりになったり」と本当に嬉しそうに話してくださった小柄の雲水さんの、透き通るようにまっすぐな心が伝わってくるようだった。

最後、向かいの小高い丘にある三宝殿、大梵鐘、穴熊稲荷を拝見して帰途についた。
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そうそう!
總持寺監修で人気の「我逢麺」。
動物性のものを一切使っていないカップ麺。
出汁も昆布。
具は山菜や根菜。
美味しかった!
お蕎麦しかなかったけど、以前はうどんもあったんだよねえ。
また出してくださらないかな〜












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by saskia1217 | 2017-04-13 00:51 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

もうひとつの大本山 その1

もうだいぶ前のことになってしまったが、これも備忘録。

曹洞宗の大本山は2つ。
ひとつは昨年参禅に訪れた福井の永平寺。
そしてもうひとつは神奈川・鶴見の總持寺。

色々な環境の変化で時間的、体力的、精神的に自由になれない中、少し前に申し込んでしまった總持寺の「禅の一夜」という一泊参禅。
キャンセルを前日まで考えていたけれど、結局闇から押し出されるように当日出かけることになった。

初めて降りる鶴見の駅、そこからほんの5分ほどのところに広々とした敷地を持つ總持寺はある。
参禅は夕刻からだが、ちょうど同じ日に催されていた写経にも参加することにしていたので、朝早くから訪ねた。
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三松関、そして三門。
このお寺はもともと能登にあったものを大火災の後に鶴見に移転したということもあり、殆どの建物はそう古いわけではないけれど、それでも明治時代からの落ち着きが感じられてとても趣がある。
何もかもが広く、大きく、ドッシリとしている安心感。
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境内に入って右に大きく曲がる緩やかな坂をのぼってゆくと、右手には大きな建物「三松閣」。
写経や参禅などの研修や宿泊が出来る施設。
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そしてその先には総受付のある香積台。
そうだ、Eテレで観ていた「お寺の知恵拝借」で出て来た玄関だ。
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写経の部屋は三松閣の上階にある大講堂。
大勢の人がすでに到着して、めいめい好きな机について準備をしていた。
そう、机に椅子のスタイル。
机上には筆や墨汁、紙、解説などが用意してある。
予定表には開始時間に祈祷や解説などがあるとあったのでずっと待っていたが、時間になっても誰もそれらしき人は現れない(苦笑)。
常連とおぼしき人たちはもうどんどん書き始めている。
私と同じように初めていらしたらしい方たちはやはり戸惑ってまわりをキョロキョロ。
制限時間もあるので私も書き始める。
初めてから少し経ってから、担当のお坊さんが入って来て挨拶があった。
見たところ常連の方の割合がかなり高いとみたが、初めての人も必ずいるのだから、あれはなんとか改善したほうがいいように思ったな。
写経ってやっぱり、始まりはキチンと気持ちを正して、何かしらのセレモニーがあったほうがいいイメージだったのだけど。
ただ書くのなら、べつにお寺に行く必要ないからね。
書き上げた後、短い休憩時間をはさんで今度はちゃんと納経の儀式が執り行われる。
正面の祭壇にむかって列になり、ひとりひとりお焼香と納経。
書いた紙を煙にかざしてから納める方が多かったので、真似してみた。
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写経の後は昼食。
精進料理のお膳をいただくのだが、これを目当てに写経に参加された方も多いのではと思われた。
何と言っても年配のご婦人のグループが多く・・・これがなかなか、写経でも昼食でも姦しい(苦笑)
食事は地下にある食堂で、テーブルでいただく。
紅いお膳に美しく並んだ精進料理。
これは雲水さんの食事とは違ってまさにおもてなし料理、初春を先取って木の芽や山菜の天麩羅、筍の煮物など。
簡単に五観の偈だけを唱えてからいただく。
食事中は・・・皆さん結構おしゃべりしていた。
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昼食後に解散となったので、参禅の受付時間まで小一時間を境内の散策に当てようと、荷物を受処で預かっていただく。
突き当たりにある大きな大黒様も印象的。ここ、香積台の入り口には大きな杓文字もある。
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受処前にある売店にひっかかって(笑)だいぶ買い物をしたが、素晴らしい晴天の下、広い境内を歩く。
時間になって参禅の受付を済ませ、部屋割りどおりの部屋に向かう。
なんとここの参禅は、旅館のような綺麗なお部屋に宿泊なのだ。
永平寺の全員雑魚寝煎餅布団を想像していたので、かなり吃驚。
なんとお茶とお茶菓子までお部屋に用意されていた。
床の間のある和室にフカフカの布団。
着物と袴の参禅着に着替えて早速集合、簡単に坐禅の作法を教わる。
そして早速、禅堂に向かう。
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担当して下さる布教参禅寮の雲水さんたちは、みな親切で柔らかい印象。
雲水さんの居る専門道場では、永平寺と、麻布の永平寺別院くらいしか知らないのでつい比べた印象を受けてしまうのだけれど、總持寺の雲水さんたちはみな顔色・・・血色が良くて、親しみやすい雰囲気があるように感じた。
(永平寺も總持寺もその厳しさには変わりはないのだが、やはり極寒の山奥にある厳格なお寺と、HPなども充実していて一般の人たちへのアプローチもオープンな感じの都会のお寺と、空気が違うのは当たり前だなと思う)

我々一般参禅者が使う禅堂は、昔雲水さんたちが実際修行に使っていたという、古めかしく、黒いツヤのある木目の立派な禅堂。中央には文殊菩薩様。
まずはそこで一炷。
やはりお寺、しかも禅堂で坐るのはいい。
山奥ではないのでそれなりに色々な音は聞こえてくるが、それでも閑静な場所、夕方の静謐のなかで充実した時間。
永平寺で坐ったときは完全な初心者で、足が痛くて痛くて大変だったが、さすがに少し慣れて今では普通に坐れるようになったことが有り難い。
坐禅中、隣り?の建物から掛け声とも怒鳴り声ともきこえる大きな声が聞こえて来た。
隣りの鶴見大学の体育系サークルのトレーニングなのかなあなんて思っていたら・・・
あとできいたら、新入りの雲水さんたちの研修期間で、応量器の使い方や坐禅の仕方などの特訓中の声だったと。
いやいや、一番たいへんな時ですね。
警策も含めて、そんないろんなことが励ましになりました。
(ちなみに總持寺の一般向けの警策は、雲水さんたちが使うものより多少小さく軽く作ってあるのだそう。なんだー、そんな手加減要らないのに・・・笑)

18時半に薬石。
応量器ではないので、禅堂ではなく広間に儲けられたお膳(この時はさすがに黒いお膳)で、坐布に座ったり正座でいただく。
中央に文殊菩薩様。供花とお線香の香り。
お作法は基本的には禅堂と一緒で、浄人からの受け取り方も同じ。
布教係の老師が前でお作法の説明やお手本をしてくださったあとで頂く。
量はもちろん、かなり少ない。
少ない、と感じるのは応量器や坐禅に気を取られる(集中する)ことがないから、食べ物に意識がいくんだなと思った。
食後は夜話。
御老師に質問も出来たり、いいお話を伺ったあとで、ゆっくりと入浴時間。
20分で髪を濡らしたまま掛け戻っていた永平寺に較べたら極楽だ(笑)。
そして柔らかいお布団で21時開枕。

翌朝は4時の振鈴で起床。
4時45分から一炷の暁天坐禅。
そして太祖堂に移動し、いよいよ朝課。

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5時頃から始まる朝課は、この總持寺で特筆すべき素晴らしい時間だと思う。
太祖堂は千畳敷と言われる(実際はもっとある)本堂としては国内で一番大きいお堂。
そこに僧侶全員、200人くらい?が集まり一斉に読経。
隅にはまさに数日前に上山したばかりの雲水さんたちが、姿勢や経本の持ち方などを細かく直されながら必死に読経していらした。
永平寺の朝課もとても素晴らしかったが、總持寺のは人数も多く、様々の立ち居振る舞いのひとつひとつが本当に面白い。ちょっと昔の映像だけど、YouTubeにもあるのでオススメ。
總持寺では私達参禅者は一緒に読経をせずただ聴いているだけなのでちょっと残念に思ったけれど、でも行われていることを隅々まで見聞きするにはそのほうがよかったかもしれない。
見台を運ぶ仕草、左右対称の動き、足の運び・・・
なにより凄かったのが、私の大好きな「大悲心陀羅尼」のものすごくゆっくりな読み方が、200人の微妙な音程のズレがそのまま倍音化して、グレゴリオ聖歌の空虚5度のもっと濁ったような、もはや異様とした言い様のない言うも言われぬ音の渦となって響いていたこと。
トランスを誘うような摩訶不思議なハーモニー。
そのただ中を須弥壇正面に進んでお焼香させていただけたのは、本当に感動の一瞬。
これだけを聴きに毎朝行ってもいいくらいだが(笑)始発に乗っても間に合わないのが残念。

朝課が終わると小食。
前夜の薬石と同じ広間で、お粥、ごま塩、漬物、あともう1品あった気が・・・
うーん、小食としては充実していて吃驚。
杓文字がなくお箸でお粥を食べるのにちょっと苦労する。お湯を入れる段になって、やっとご飯粒が綺麗になった(笑)
小食のあとは作務。
自分たちが坐った禅堂を皆で拭き掃除。
人数が多かったせいか、それほどきつくはなく、身体を動かして爽快。

プログラムはこれで終了だが、この後もう一炷坐るか、山内拝観かチョイス。
私はぜひぜひ解説付きで拝観したかったのでそちらに参加。
参禅のお世話をしてくださった雲水さんが、山内の様々なところを解説してまわってくださった。
途中、質問も色々出来て楽しかった。
その様子はまた次の記事で。












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by saskia1217 | 2017-04-12 23:48 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)
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