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覚悟

同年代ばかりのダンスのワークショップでエビ中の「買い物しようと町田へ」を踊ってから、家へ帰って録画していた「The Covers」エレカシの回を観た。

近藤良平さんのWSは今回、年代別のクラス分けになっていて、普段圧倒的に自分より若い人たちといることが多い私は、自分の年齢にどんよりしたものを感じる半分、もう半分はちょっとした未知のワクワクと期待を持って、じつはかなり勇気を振り絞って申し込んだのだ。
応募の段階でもう、自分の年齢を認めざるを得ないという覚悟。
大げさに言えば。
普段どんだけ、自分の年齢を認識していないことか、認識しないでいようとしていることか。
そうしようとしているわけじゃないのだけど・・・忘れちゃってる。
先日の職場の健康診断のとき、問診票に年齢を書く際に本気で自分の正確な年齢がわからず、スマホでググってしまった自分。認識しないことを自分では、むしろ「いいこと」だとどこかで思っていたのかもしれず。
それどころか、それは逃げてたってことなのか。

自分と同世代や歳上の人たち、しかもダンスのWSに来る人たちって、どんな人たちなんだろう?
今日初めて会って一緒に楽しく3時間を過ごした人たちは、みなそれぞれ、ふっきれていて、きちんとしていて、妙で、悩みもめんどくさい事情も背負っていて、ちゃんと前も向いていて。
そんな皆さんの開かれた笑顔に近藤さんの全てを受け入れてくれる大きさも手伝って、これでいいんだ、そのままでいいんだ、っていう、そう言ってしまうとありきたりなのだけど、な〜んか、そうだよ、何をそんなに頑なに偽ろうとしていたのか、と。
隠している気は毛頭なかったけど、どこかで認めていない自分がいたのかも。

胸に手を当てて帰ってきて、RCの「スローバラード」とユーミンの「翳りゆく部屋」を、あたかももう今日が命の最後の日のように、振り絞るように、だいじにだいじに、美しい声で歌う宮本さんの歌を聴いて、そしてその歌たちが、それを今こうやって歌えることがどんなに大事かを語る宮本さんの言葉を聴いて、おこがましいけど、あぁおんなじだ、と思ったのだ。
そこには宮本さんの、覚悟がみえた。
肩のチカラが抜けた、固い決意と希望が見えた。

他人のことだと、その変身ぶりが、何かを脱ぎ去って生まれ変わった様が、本当によくわかる。
ちょうど40になったころ、それまで「本当にこれで間違っていないのか」という自分の音楽の方向性、あり方への自信のような、もはや先生の助言なしにでも自分1人で確固としたものを作れるような実感があって、「なるほどこれが、『惑わず』ってことなのかも」なんて思ったりしていたが、そこから今までその「確固たる何か」がそれ以上大きく、いや美しくなっていないような閉塞感があった。

今もやっぱりこうやって私は、まわりの大好きな人たちからいろんなチカラやキッカケを貰って、生きてる意味とか楽しみとか、方向のヒントを手にすることができている。
出かけていかなきゃ、やっぱりダメだ。
自分から手を伸ばさなきゃ、自分の欲しいものは手に入らない。
そのためには、今の自分をちゃんと認めなきゃいけない。
ちょっとした覚悟。
歳をとるのも悪くない。

PS
宮本さん、NHKに出るたびに「はじめての僕デス」の話になるのは、もう避けられないな(笑)。
昔はそういうとき、恥ずかしそうだったり、ちょっぴり嫌そうだったりしてたけど、今はなんか穏やかに目をつぶってかすかに微笑みながら、10歳のご自分の声を聴いてらっしゃる。
なんか・・・いいよね。

PS2
そして、MCのリリー・フランキーさんが野坂昭如さんの曲をオススメした時に、「野坂さんといえばあの〜、『ソ、ソ、ソークラテスか、プラトンか〜』って・・・あれ、いい曲でしたよねえ」と懐かしそうに宮本さんが歌ったのが、もうほんとにドンピシャ懐かしくって、なんだかすご〜く嬉しかったのでした(笑)。
♪ニ、ニ、ニーチェか、サルトルか〜♪

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by saskia1217 | 2015-11-17 04:14 | エレファントカシマシ | Comments(0)

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夕刻から青空が顔を出し、秋の雲が流れ始めた。
仲秋の名月に、エレカシの野音。
まったく、なんて日だ!
しかも、チケットなんて持ってやしない。

初めてエレカシの野音を聴いたときは一般発売、しかも発売後何週間も経ってから買った。
その後数年は、ファンクラブの抽選予約で聴けた。
あの頃はまだ2daysだったなあ。
豪雨でずぶ濡れもあったし、猛暑で汗だくもあったし。
もう、今は、チケットが手に入らない。

昨年初めて、どうにもこうにも入手不可能となって、とうとう「外聴き」ってのをやった。
ステージに近いところ、なるべく音のいい場所を選んで、冷たい石の上に新聞紙やレジャーシートをひいて、コンクリートの壁に向かって座る。
近くには同志がたくさん居て、コンサートが始まると皆、会場内に居るのとまったく同じリアクション。
バラードでシーンと聴き入り、外ではさすがに聞こえにくいMCを一言でも聞き取ろうと必死に耳を澄ませ、激しい曲では拳を振り上げ、合いの手を叫び、メンバーの名を呼ぶ。
昨年はそうやってかなり集中してコンサートを聴くことが出来、充実感いっぱいで帰った。

今年。
この「外聴き」のためにも、日本全国からファンが集まる。
今日も、聞いた話では軽く1000人以上、もしかしたら2000人は居た?という。
去年と同じ場所に陣取ったら、周りは去年の3倍くらいの人数で殆どビッシリ埋まった。
外聴きは所詮自由だから、ピクニック気分でシャンパンやワイン、タッパーに詰めたお料理などを持ち寄って大きなシートを広げる人たち(笑)、一人で立ち尽くしたまま下を向いてジッと聴き入る人、タバコを吸いながらブラブラ歩いて聴く人・・・いろいろだ。

昨日までの雨でジットリと湿気ているコンクリートの地面を這い出してくる、たくさんの大きな蛞蝓たちに脅かされながら、今日もリハから終演まで、宮本さんの声、エレカシの音を堪能した。
同じ日比谷公園内で韓流のイベントをやっていたらしく、20時頃までそのライブの大音響が混ざってきて辛かったけど(会場内でも聞こえていたそうで・・・お互い野外だからってどうにかならないのか?)
、そこは外聴きの弱味、耐えながら。

15時半ころ着いたら、知らない曲=新曲のリハ中。
今日は蔦谷さんが他のライブ出演のためこちらには参加されないときいていたから、鍵盤をどなたが弾かれてるのかが気になった。
新曲、かっこいい。
「俺たちの明日」「ワインディングロード」などが手際よく音出しされ、その都度宮本さんの指示が飛ぶ。
16時過ぎにはリハが終了し、心地よいSEが流れ出した。

17時半キッカリにメンバーが登場(の拍手が聞こえる)。
「おはようこんにちは」から、ぶっとく始まる。
いい声。
前半は比較的むかしの、エピックや東芝時代の曲も多い。
「誰かのささやき」「暮れゆく夕べの空」なんかは、ちょうど暮れていく時間を見計らってプログラミングしていたのだろうな。
「夢のかけら」は嬉しかった、やっぱり『愛と夢』からもたくさん歌ってほしい。

月が出て来た。
「月の夜」はものすごいピアニッシモで歌う場面が多く、韓流の爆音にずいぶんかき消されてしまったけど、曲の後半は見事にやり返してたな(笑)。
「自宅にて」もレア。
「待つ男」を珍しく早いうちに。「まだ終わりじゃないです」とMC(笑)。
いつもとはまた違ったタイプの並び順で、よかったな。

そしていきなりの「TEKUMAKUMAYAKON」。
音源聴いてかなり好きだったので、ライブでどうなるのか楽しみにしていた。
コーラスや打ち込みの多重録音だから仕方ないけど、バンドバージョンだとどうしてもちょっと音が薄く感じる。あと、演奏もちょっぴりばらつきがあって、たぶんこれからライブを重ねるうちに、ピシッとパリッとなってくるんだろうな。
やっぱり人気があるらしい、この曲・・・(とMC)。

「星の砂」では外聴き組も両手をキラキラ。
「珍奇男」では「ホームグラウンドに帰ってきました〜!」の声にお客さんの「おーー!」のレスポンス。
15曲やって第一部が終わり、一息置いて「生きている証」で次が始まる。
やっぱり『扉』はいいアルバムだ。特に秋から冬にかけて聴きたい。

いよいよ空に十五夜の月が輝いてきたころ、「月夜の散歩」と「今宵の月のように」。
繊細なハモンドの音が寄り添っている。「月夜の散歩」はキーボード入りヴァージョンが好きだ。
誰が弾いているのかな?
宮本さんの声が震えてきて、泣いているのかな?と。
MCが聞こえないので状況がわからなかったけど、当時これを一緒に録った(亡くなった)佐久間正英さんを思い出してしまった、という話をあとから聞いた。
続く「今宵」の歌い出しもまだ泣いていて、冒頭を2度歌って仕切り直し。
歳をとったから、というわけでもないだろうけれど、同年代としてはそんな感情の行方に、ちょっと心当たりがあったりする。
そんなことも素直に、涙を流す、流せるアーティストには、やっぱりスパッと距離が縮まる。

「化ケモノ青年」「ズレてる方がいい」・・・どれもナマにふさわしい、ナマでこそ生きる曲たち。
定番の赤い照明のなかでの「ガストロンジャー」(コードを引き摺りながらステージ左右いっぱいに走り回る宮本さんの姿が、容易に想像できる・・・)を挟んで、新曲。
カッコイイ。やっぱりいい。
「立っていると周りが自分をどんどん追い越して行く」みたいなことを歌った曲、だって。
歌詞は全部を聞き取れなかったけど、静かになったパートで「今までありがとう」のような言葉が耳に入って、ちょっとドキッとした。空耳かもしれないけど。
これが、11月18日に発売となる22枚目のアルバム「RAINBOW」のタイトル曲。
(つい先日どっかで「今タイトルを考えてます。カッコイイのにしたい」と話してらしたな〜。同時期の全国ツァーはアルバムツァーになるのだろうか・・・にしても、グッズが虹色になりそうな予感・・・笑)
これからあと3曲歌入れして、アルバムには11曲入るそうだから、楽しみにしていよう。

本編を「生命賛歌」でダイナミックに終わり、アンコールコーナーに突入。
久しぶりでナマを聴いた「星の降るような夜に」。
星は少ししか出ていなかったけど、宮本さんがメンバーの肩を抱いて歌っている姿が目に浮かぶ。
ついでにコンドルズのカーテンコールも脳裏に蘇る(笑)。
今日は蔦谷さんが居ないせいか、「笑顔の未来へ」「俺たちの明日」(←リハではやってたけど本番ではナシ)も無いという、昨今珍しいチョイス。これもいい。
ダブルアンコールでようやく、新シングルの目玉「愛すべき今日」を。
コンサートの終盤でこの曲を歌い上げるのは、ものすごい力が必要だろうなーと、聴きながら思う。
声が本当に滑らかで強くなった宮本さんも、最後の力を振り絞っているように熱唱していた。
「ファイティングマン」で盛り上がって、サクッと終了。

全29曲、約3時間弱。
昨年同様、コンパクトにまとまった、そして中身がギュッと詰まった、オトナっぽいコンサートだった気がする。
身の丈に合った、というのはけしてマイナスの意味ではない。
自分の良さが一番無駄無く、ストレートに伝わるバランス。
それが出来るのは、本当に成熟したアーティストだけなんだろうと思う。

素晴らしい歳のとりかた。
「中年の良さを出せ」と、だいぶ前、まだたしか30代の頃の宮本さんが記録映画の中でしきりに言っていた。
そして最近メンバーを叱咤激励する際には「ただそこにオジサンが立ってるだけのライブには、ゼッタイするな」と。

いつの間にか、あっという間に、エレカシは50歳になるのだ。
自分も歳をとるわけで。
そして、そうありたいと思う人たちが、目の前にいるわけで。
身体も心も強く、そして前を向いて、胸をはって、周りもちゃんと見て。
人生、短くはないけど、それほど長くもないんだから。

そう、今日のキーボードを弾いていたのは細海魚さんだったそうだ。
それもあって、「月の夜」でのあの涙だったのか・・・。
言われてみれば、全ての曲に寄り添うようにして、今夜は鍵盤が散りばめられていた。
ステキだった。

コンサートが終わって大量に吐き出されてくるお客さんたちが、みな立ち止まっている。
手に手にスマホを、空に掲げている。
月。
こんなに誰も彼もが、みんなしていそいそと月を撮ってる・・・
ああ、ほんと、エレカシのコンサートだなあ(笑)。

自分も月を見上げ、追いかけられながら駅まで歩いた。
今年も、今夜も、ありがとうエレカシ。
ありがとう、お月さま。
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by saskia1217 | 2015-09-28 06:03 | エレファントカシマシ | Comments(0)

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2年待ったシングルリリース。
エレファントカシマシ「愛すべき今日」、そして今年の「新春武道館」コンサートのディスク。
ネット注文したら1日遅れで届いた。
2年前の私なら、きっと胃が痛くなって、そこらじゅうに当たり散らしたりしてただろうな(笑)。
そんなに慌てなくても、エレカシの音楽はいつでもそこにある、だから大丈夫。

初回限定版の分厚いCDのパッケージのセロファンを解いてゆく。
モノクロにブルーが足された清々しく、潔く、男らしく、そして繊細な印象のジャケット。
ブックレットを見ながらちょっと驚いた。
開けて一番最初に鮮烈に目に入って来るタイトル面。
そこに「愛すべき今日」と白く抜かれた文字のバック一面に描かれた美しいブルーの画は、宮本さん自身が描いた「空」だったのだ。

さあ、音と言葉のシャワーを存分に浴びよう!
こんなに嬉しい一瞬があるだろうか!

視覚から受けた印象そのままに、なんて爽やかな音楽たちなんだろう!
発売前からメディアで既に耳にしていたタイトル曲「愛すべき今日」。
また言う人がきっといるんだろうなあ、「軟弱」とか「売れようとして使う、ありきたりな言葉」とか・・・
でもね、一度でもこの曲を聴くと、いつものようにその歌詞のひとつひとつの言葉と同じように、このタイトルも、今、まさにこの現在を生きてる、生きることが出来ている宮本さんの、素直な心のままなのだってことがわかるんだよ。
なんてまっすぐで、嘘のない言葉とメロディーライン。
さだまさしと宮本浩次しか歌えないようなレンジ(笑)をこの曲ではふんだんに使ってるけど、その超高音の、なんて突き抜けた青空のような清々しさ。
(宮本さん、タバコやめて本当によかった!)
ハーモニーの選択も、その道のりも、耳にする全ての人が思ったとおりに進んでくれるような心地よさ。
心地よい、ってことは全然軽薄でもマンネリでも迎合でもなく、じつは音楽には一番大切なことだと思う、最近特に。
それを、ユニヴァーサルに移籍してからのエレカシが教えてくれたような気がする。

たしかに声、変わったなあ・・ライブで思ってたけど、この曲の冒頭、音源できくと、ここ数年ライブで聴いてたのとはまったく別人みたいだ。声質が柔らかくなってる。
宮本さんひとりの声で重なるコーラスも相変わらず素晴らしい。
耳で聴いてて「戦いの神よ」という字を勝手に思い浮かべて、ちょうどマルスのようなイメージでいたのだけど、それは「闘いの神」だった。うん、「戦い」は他人と、そして「闘い」は自分と、という感じがする。
そしてやっぱり、Cメロが好きだなあ。(よく思うことが多い・・・「新しい季節へ・・」みたいに)
ワンコーラスだけ聴いて「大地のシンフォニー」とテイストが似てるかなあと思ってたけど、「歩んでいく」イメージが、ドラムの持つマーチのエッセンスと融合して力強いアンダンテとなってるところがちょっぴり通ずる。
そんなとこも、好きなところのひとつ。

トラック2は「TEKUMAKUMAYAKON」
いやぁ〜〜〜、これは!!
もしかしたら、今回これが一番好き?!・・・と言ってもいいくらい、とにかく吃驚したー!
イントロなしで飛び込んでくるキーボード上の強いコーラスでまず度肝を抜かれ、続くイントロ風なインストに軽快なリズムが横入りしてくる。
そして、ミヤジの饒舌な歌詞と明瞭なメッセージ。
今までのエレカシのどこにも無かったモノ。
まさに「魔法」みたいなんだけど。
なんかね・・・
若いんだ、若い!! サウンドが。
でありながら、まるでジュリーが歌謡番組でキラキラした衣装着て、フリ付きで歌ってるのがピッタリするような。
そういうカッコよさ。キャッチー。
渋谷とかで鳴ってても違和感ないの。
なんか途中で宮本さんがちょいと声裏返してるところが一ヶ所だけあって、それがなんともトリッキー、魅力的、ちょっと昭和!
面白いなあ、歌詞はガストロンジャーみたいなこととそんなに変わってないのに、音楽が違うだけでこんなにイメージ違う。
アレンジャーの村山☆潤さんは、今回エレカシと初めて一緒に仕事をした若いミュージシャンだという話をきいていて、ご本人もSNSでご報告されてたり、宮本さんもインタビューでとても喜んで満足されてたし。
今までエレカシと一緒に音楽作って来たプロデューサー、アレンジャーは皆素晴らしくて私は全部大好きなのだけど、こうやってキャリアの長いアーティストが常に新しいものを求めて、若い人と組んだり、違う角度でアプローチしたりするのって素晴らしいと思う。
この曲のPVもすっごくカッコよくて好きだ。
鏡?って思わせる映像・・・そうか、テクマクマヤコン・・・
私も持ってたんですのよ、アッコちゃんの鏡のコンパクト(笑)。
打ち込みのかっこいいこの感じを、ライブではどうやるのかなーってことも、すごく楽しみな曲!

トラック3「めんどくせい」
ほ〜、やっと歌詞とメロディーラインをつかめた!(笑)
以前からライブで聴かせてもらってた曲なんだけど、ライブだともう、ね、全然別モノだから(苦笑)。
(ちょうど「悪魔メフィスト」状態です)
ディレクターは熊谷さん。
これも文句無くカッコいい曲なんだけど、音源には珍しく最初からaccelを明白に使って、聴いてる人の血圧もグイグイあげてく。
宮本さんの十八番ともいえる、マイナーとメジャーのめまぐるしい入れ替わりと混在。
「神よ、魔王よ」は、1曲目の「闘いの神」とリンクする。
いつもの宮本節の「何てこった」も、ここでは昭和の文豪チックではなくてスタイリッシュ。

正座して何十回か聴いたあとで、ため息。
新譜が出るたびに、新曲を聴くたびに、生き返るような実感。
自分に向かって真っ直ぐに鋭い何かが突き刺さる。
新しい空が開ける。
忘れていた色が目の前に開ける。
身体の後ろから、強い拳で前に押しやられる。
一瞬で生き返る。
曲がり角を曲がった感じがする。
何度経験しても、そのたびにエレカシは、新しい世界を見せてくれる、新しい場所に連れて行ってくれる。

現在製作中だという11月発売のアルバムが、ものすごく楽しみ。
そう、そして今度の日曜は日比谷野音。
この3曲がどう化けるのか、しかと耳に焼き付けてこよう。
彼らの姿は見えないけれど。
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by saskia1217 | 2015-09-24 23:44 | エレファントカシマシ | Comments(0)

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目出度い。
お正月。
日本晴れのお堀端。
九段下駅から地上に出て坂道を歩き出しながら、その同じ道を黒いコートに身を包んで颯爽と歩くミュージシャンの映像が脳裏に蘇った。

地下鉄と徒歩で武道館の楽屋に向かうエレカシ宮本さんを捉えたその映像は、2009年春、桜の季節の「桜の花舞い上がる武道館」公演のドキュメンタリー。
2008年にエレカシの音楽に出会ってからまだあまり時が経っていなかったあのコンサートは、興奮と感動も爆発的で、そしてベテランバンドとして上昇の波に乗っていたエレカシの、勢いとエネルギーも怖いくらいに真っ直ぐでフレッシュで、何もかももう、いい事しか考えられないような、そんな空気だった記憶がある。
2011年、今度は新春だった武道館では、OPがドビュッシー「月の光」→ベートーヴェン「月光」→いきなりの「奴隷天国」だったショックとか(笑)、たまたま最前列だった見晴らしのいい席で「平成理想主義」をウットリ聴いていたこと・・・そんな思い出。
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たった8年だけど、やっぱり色々思い出すことはある。
その音楽も佇まいも好きなバンドだから、聴きに行けば何があったって必ず良かったと思うし、幸せになって帰るし、その繰り返しなのはわかってる。

1日目、約3時間34曲。2日目、約3時間半37曲。
相変わらずあの広いステージを前後左右全速力に走り回り、使えるだけの声と体力を使い切る48歳。
メンバーもだが、誰よりも宮本さんが、声、音、言葉、身体、すべてに日々どれだけのチカラを注いでステージに臨んでいるか、それを目の当たりにしてこちらがどれだけ幸せになることができるか、どれだけ叱咤激励されるか、どれだけ改心するか・・・それも、毎回毎回痛いほど同じ。
私にとって44回目のコンサートだった昨日も同じ。
だからもう、素晴らしかったとか何がどうだったかなんてブログに書く必要も無いと思ってた…のだけど。

3日、4日と2回公演を聴き終わって。
「よかった」「素晴らしかった」以上の、なにか決定的な重さが、付け加わってた・・・私には。
コンサートに行けるだけ行き、時には地方遠征もし、メディアに出れば必ず見聞きし、エレカシの動静の一挙手一投足すべてが気になっていた頃のめちゃくちゃな熱狂からはさすがに卒業したけれど、のめり込むわりには冷めることも結講ある私にしては、今もそれが自分の奥底の方にしっかりと根を張って生き続けていることを実感させられた・・・そんなコンサートだった。
2年前の1年間の活動停止の、あの時の沈黙と辛さが、エレカシも、お客さん側も、そして私も、あったからなのか、実は全くそんなこと関係ないのか、わからないけれど、「復活の野音」以来今この時までエレカシが培ってきた歩みは、それはもう強く、一歩一歩がしっかりと踏み固められて寸分のぐらつきもない、でもただのつまらない「安定」ではない、「ドキドキ生きてる素直な感動も、涙も誤りも迷いもある安定感」。

大きなステージだからってドーンとストリングス〜、じゃなくて「部屋」や「夢のちまた」などで淡々と始めるのは相変わらずいいな。
(「部屋」冒頭ずっとオクターブ上で歌ってたのが綺麗!)
ライブでは2年前の戸田、神奈川以来だった「ココロのままに」「おまえとふたりきり」、「精神暗黒街」「季節はずれの男」「赤い薔薇」など、近年あまりやっていなかった曲を最近はどんどんチョイスしてくれるのが、すごく嬉しいな(特に「愛と夢」)。
個人的に特に印象的だったのは、「シグナル」(3日)、「風に吹かれて」「平成理想主義」(4日)、「あなたへ」「赤き空よ!」「大地のシンフォニー」(両日)など。
音源で聴くよりライブでその良さが豹変、爆裂するのが素晴らしい「ズレてる方がいい」「新しい季節へキミと」「ハナウタ」「笑顔の未来へ」「桜の花、舞い上がる道を」。どれも、お客さんの盛り上がりがハンパない。
後半にプログラミングされてた比較的新しい曲たちでは、「明日を行け」「なからん」(←ストリングスのイントロがものすごくかっこいい!)なども、ライブで聴いたらどんどん好きになっちゃう、これまたいつもの「エレカシマジック」。
タイトル不明の新曲は、ちょっと「なからん」にも似た混沌としたサウンド。オルタナティブ、というんですか?あれ。長調と短調が交互にあらわれる、宮本さんがたぶん好きな(?)コード進行にココロ揺さぶられる。
「雨の日も、風の日も・・・歩みを止めません」という歌詞そのものの、まさにAndante、人間の歩みのテンポが延々と繰り返される。速くも遅くもないその絶妙なテンポがいい。
「今思ったことをすぐにやってしまいたい」「認識したことを全てこの手に握りたい」のような歌詞(正確には不明)に、身体の奥底からの何か雁字搦めなチカラを感じた。
早く、全貌が聴きたい。
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そして、4日の「普通の日々」。
今日はここ、明日は・・・用意された舞台を、彼らは延々とつたってゆく。そういう人生。
いつでも、いつまでも、一生離れられない、そして裏切られることのない「歌」を持って。
♪墜ちてゆく瞬間に・・・歌でもどうだい?♪(DEAD OR ALIVE)
♪いつも夢見てきた俺の歴史には/優しく悲しい歌が一緒で♪(赤き空よ!)
宮本さんが歌詞のなかで「歌」について時折見せる、こんな何気ない愛情がとても好きだ。
今、エレカシも、世の中も、そして私も、変わってきた、変わってゆく時のなかで、自分が置かれて生きている場所をきちんと踏みしめる、そんな「普通の日々」。
前からだいすきだったこの歌が、この日、特別にたいせつに響いた。
そのメロディーを、ハーモニーを、ステージにいるミュージシャン全員、武道館ぜんぶを、両手で抱きしめたいほどに。

「元気をもらう」というコトバ、正直私はあんまり好きじゃない。
から、ふだん自分では使わない。
この日、宮本さんは「おたがい様さ〜!・・・『元気をもらう』っての?最近の言い方によれば・・・俺たちも、みんなに元気を貰ってます!」って叫んでた。
なんだか、素直にそう思ってしまった(笑)。

でもね、やっぱり「タバコやめたほうが、ずうっといい声」には、誰が何と言ったってバンザイして賛成しちゃうよ、宮本さん。
「俺たちの明日」のラスト♪忘れないぜ、そうさ♪、最近はどきどきしないで済んでいるもの(笑)。
そしてどの曲もどの曲も、ホレボレするくらい「いい声」だもの。
「こんなすごいミヤジが死ぬなんて信じられない」・・・石森さんのその口癖は、その驚愕や疑問は痛いほどわかるけど、人間のチカラの限界の話では、私たちはやっぱり、宮本さんには長生きしてたくさん音楽を作って、歌ってほしい。

だから、みんな、今年もがんばろう!(笑)
そして「いっぱい稼ごう!!!」
ありがとう、エレカシ。
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by saskia1217 | 2015-01-05 14:26 | エレファントカシマシ | Comments(1)

エレカシの音楽が好きになってから、毎年夏〜秋にある日比谷野音でのコンサートに毎年行っていた。
最初の年は、ファンクラブ先行などではなく、一般発売の、しかも追加発売みたいな感じでチケットを取ったっけ。
ロックのコンサートなんて一度も行ったことがなかったのを、その年の春に初めて渋公のチケットを買って、もうそれはそれはドキドキしながら聴きにいった、その数ヶ月あとの野音だった。
それも一人だったな。

それがここ数年は、野音のチケットはかなりの入手困難になった。ファンクラブ会員でも抽選にはずれる人のほうが多くなった。
それでも毎年、行けなくなった人のチケットを譲っていただいたりして何とか中に入れる幸運に恵まれてきたが、今年、7回目にしてとうとうチケットが入手できなくなった。

けれど、自分の心持ちが、数年前みたいにその事態が「世界が終わるくらいの悲劇」ではなくなっていたので、ああ仕方ない、行けないけどまたいつかコンサート行ければなー、なんて思ってた。
でも、ああそうだ、外聴きってやってみてもいいか、今年は暑い時期でもないし・・・
午後の仕事を終えてから、途中からでも寄ってみようか。

エレカシが毎年休まず行ってきた、25回目の野音。
果たして「外聴き」は素晴らしい時間だった。
開演時間、日比谷公園・野音のまわり。
音楽堂入り口前のアスファルトの道の両側、ステージ裏に当たる、通りに面した噴水のあたりの椅子、ステージ横にあたる茂みの下のスペース・・・
みんな思い思いの場所に、友人たちと、あるいはカップルで、また一人で、陣取る人たちの姿。
グループでレジャーシートを敷き、ビールやおつまみ、お弁当持参で準備万端の人。
ぽつんと立ったままで、一人で煙草をくゆらす人。

開演前はそこそこ賑やかでピクニックみたいな空気だったのが、開演するや否や、みな飲食を止め、シーンと集中している・・・
さすがだな、エレカシファン(笑)。

皆の気持ちと視線と耳が、一心に同じ方向に向かっているのがわかる。
少しでも聞き漏らすまいと、体全体がアンテナみたいになっている。
快晴の青から、だんだんと薄い紺色になってゆく空を見上げ、野音の中の樹々の葉の裏に映るステージの照明をみつめ、その向こうから飛んで来る宮本さんの大きな歌声と微かに聴こえるMCを、石くんのコーラスを、成ちゃんの低音を、トミの爆発音を、蔦谷さんの色合いハーモニーを、ミッキーの色っぽいメロディーラインを・・・
受け取るために。
始まったとき既にもうかなりの人だったが、1時間後くらいにふと気づくと、ぐっと増えていて吃驚。

「外聴き」は自由さがある。
飲み食いしたければ会場内よりは気兼ねなくできるし、セットリストを書きながら、大きく体を動かしながら、ときにはすこーし一緒に歌っちゃったりしてもまあ、許される。
「内」と「外」を仕切る冷たい石垣の壁に向かい、冷たいコンクリートの地面に薄いレジャーシート、その上に新聞紙、その上に座って足をかかえていたが、ごろごろ座ったり、足を投げ出したり、リズムをとったり、その自由さがいい。

野音独特の、古い曲多めな、じつに魅力的なものがどんどん続くセットリストに、隣りにいた友人と笑顔で確かめ合う。
3曲目「浮世の姿」は93年の野音以来ライブでは演奏されなかった曲。
「ひまつぶし人生」「お前の夢を見た(ふられた男)」「太陽ギラギラ」「見果てぬ夢」など、聴けるのが貴重な嬉しい曲が並ぶ。
大好きな「君の面影だけ」も嬉しかった。

けど、イントロで心臓止まりそうになったのは「東京の空」。
八王子で聴いて以来、もういつ聴けるかわからないなーと思っていた。
この日の宮本さんの声は、つやつやしていて、本当に元気そうで、MCのとおり本当に張り切っている気持ちがよく伝わって来た。
この大曲を歌い上げる、弾き切る心意気。

「月の夜」「今宵の月のように」「月夜の散歩」の三つ巴。
「東京の空」と「友達がいるのさ」を、一晩で両方聴けるというこの上ない幸せ。
浮世、東京、月、友達、男・・・
これぞ「野音」、だなあ。

アンコール10曲を含む全32曲、約3時間。
その姿は見えないのに、宮本さんの仕草が目の前にあるようにはっきりとリアルタイムで浮かんで来る。
その演奏には微塵の衰えも疲れもなく、こんなに密度の濃い3時間が過ごせるなんて。
明るいステージではなく、暗い茂みのなか、真っ黒に立ちはだかる石垣にむかって一斉にコブシをあげ、叫ぶ外聴きのみんな。

まばゆい照明と、力に満ちた動きを目にしながら、いまそこで生まれる音を受け取るコンサート。
CDプレーヤーを前に、iPhoneを耳に、ひとり静かに、作り込まれた音源だけを集中して聴く時間。
いろんな「エレカシ」を聴いて来た。
そのどちらでもない、生々しい音を余計なもののない集中のなかで聴くという経験。
ステージを走り回り、お客さんに語りかける宮本さんのパフォーマンスはそれは魅力的だけど、そしてそれは舞台人としてとても大切なことだけど、こうしてただその声と言葉と音だけで、こんなにもグイグイと胸を打ってくる彼ら、エレファントカシマシの、プロとしての凄さ、真のアーティストだということがあらためてわかったのも、外聴きの大きな発見だったかもしれない。

いつもは、最初のアンコールの1曲目にやる「今宵の月のように」を、9曲のアンコール群の真ん中に置き、あたたかい気持ちにさせてくれたあとで、「最後の最後に『男は行く』とかやってくれちゃったりするかなー」なんて言ってたら、ラストの1曲でホントにゴリゴリに歌ってくれた。

♪俺はオマエに負けないが、オマエも俺に負けるなよ♪

音と言葉だけで勝つ。
「負けないエレカシ」が、私はいつも好きだ。
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by saskia1217 | 2014-10-20 22:30 | エレファントカシマシ | Comments(1)

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「ドビッシャー男」はぶっ飛んでる曲である。
「ドビッシャー」は何ら意味はないが、浮かんできた言葉だと、以前宮本さんは言っていたっけ。
ドビュッシー、じゃないの、ドビッシャー(笑)。
でもまさに「ドビッシャ〜〜〜〜!!」って感じの、詞と曲なんだよね。

そんな「つっぱしる」モードでのっけから飛ばしていたエレカシ東京公演2日目。
休日のソールドアウト、お客さんのヤル気もハンパない。
入場のときに外に全員整列して番号順に呼ばれるのだけど、清々しい晴天の中、2500人近くの人で埋め尽くされた中からまず「Aの1番の方〜!!」と声がかかるのだが、いそいそと出て来たご当人に他のお客さんから自然と拍手が(笑)。超羨望の眼差しを一身に浴びながらの嬉し恥ずかしの入場風景。2番の人も拍手されてました。なんだろ、あのほのぼの感は。
ステージに乗る側も、初日に比べてずっとリラックスしてたみたい。1日目オープニングの、あのなんともいえない緊張感、お客さんとの間にあるちょっとした探り合いみたいなのが全く無く、お互いいきなり相手の懐に飛び込んだような。

メンバー登場時の、おもに前列あたりの女子から絶え間なくあがる黄色い声に、思わずこっちが動揺(笑)。
それを受けてかどうなのかわからないが(^^)、2曲目「この世は最高」の前フリに
「めんどくせーなー、じゃあ、おまえのためだけに歌ってやるよ!」
と宮本さん。
おーおー、こんなセリフ、いつから吐くように(言えるように?)なったのでしょうか?!
トーク用セリフだとしてもビックリだよ(笑)。

ちょっと声疲れてるのかな〜と思ったりした瞬間もあったけど、こなれてて自由な感じがお客さんをどんどん楽に盛り上げていって。
前日に増して野太い男子のかけ声がたくさん上がって、あれ、なんだか嬉しいんだよね。
この日は途中、「笑顔の未来」と「あなたへ」の間で急に「すいません、着替えていいですか?」と、あまりの汗だくに宮本さんだけが中座する場面も。(びしょびしょスケスケになるのが恥ずかしいそうで)
その1〜2分の間、ステージに残ったメンバーたちは控えめに思い思いに音出しをしたり、ローディーさんたちがいろいろ整えたりしていて、その空白を埋めるようにお客さんからメンバーへの呼びかけがいっぱい起こったのだけど、その勢いがひとしきり収まったあたりで・・・
「せいちゃ〜〜ん」「いしくぅ〜〜ん」「トミ〜〜〜ッ!!」・・・・「たんげさ〜ん!」
そして会場からあたたかな笑い声。
丹下さんとはいつも宮本さんに付いているローディーさん。皆に親しまれるローディーさんてのもスゴイよね。ちなみにこの日も、「珍奇男」の見事なギターチェンジや、宮本さんがドラムやベースの背後にむちゃくちゃ入り込んで歌ったときのコードさばき、など、いつものあの「いい仕事」の健在を目撃。

アンコールも入れて、前日と6曲もチェンジした「あ〜、これもこれも歌いたかったんだよ〜」という声がきこえてきそうなセットリスト。
「ゴッドファーザー」も3年ぶりくらいに聴いたな、生は。
最近とっても聴きたかった大好き曲「我が祈り」も秀逸。迫力満点。続いての「旅」も。この2曲が入ってる『悪魔のささやき』は好きなアルバム3本の指に間違いなく入る。

お客全員手のひらキラキラの「星の砂」が終わり、アコギ弾き語り態勢に入った宮本さんは、座るなりフワッと♪俺の部屋へ来るなら地下鉄のホームを出て、目印はあのレストラン/コンビニ24時間下にある、古いアパートの5階さ〜♪と、「部屋」の冒頭からワンフレーズ歌い切る・・・
・・・からの「ジャーン、ジャンジャジャン!・・せけんの〜みなさま、わたしはばかでしょう〜か〜!」バクハツには笑った。
なんという絶妙なイントロ(笑)。
こういうとこが、ホントのミュージシャンだな〜って思う瞬間なんだな。

懐かしい響きの「Sweet Memory」。音と言葉だけで、なぜあんな「ドライブしてる車の疾走感」が映画みたいに蘇って来るんだろう、と毎回思う名曲。
自分が、山の中を、海浜を、町の中を・・・・走り抜けている体感が一瞬にして襲ってくる。

「飛べない俺」ではこの日もキーボードを弾いてくれた。
「これしか弾けない・・・」とかいいつつ冒頭の和音をポロリと叩きながら「ピアノ・・・憧れてるんですよ、ほんと。悔しいときとかさ、悲しいとき、ピアノ弾けたらいいなあって思ってるんだよ、いやマジで」と言ってました。
そういえば私は、悔しいときや悲しいときにピアノ弾いたこと、無いかもしれない。
そう思ったらなんだか、ちょっと寂しい気もしちゃったりした。

アンコール。
前日のキムタク風イントロ無しになってた「今宵の月のように」に続いて、「流れ星のやうな人生」が。
5年前の桜・武道館で聴いて以来。
お客さんも大喜び。みんなノリノリで手拍子やらコブシやら。歌い終えて「みんなよく知ってるね〜、この曲」って(笑)。
知ってるよ知ってるよ!
「流れ星の『や』うな人生、って曲です(笑)。『町を見下ろす丘』っていうアルバムに入ってるんです」と、とても愛おしそうに紹介されていたのが印象的。あのアルバム、ものすごく売れたわけではなかったけど、ご本人は非常に思い入れがあった、という話をどこかで聞いたことがある。
自分の曲って、自分の子供みたいなものだろうから。

最近はもう、エレカシを聴きにいっても、特に前に行くでもなく、後ろのほうでじっくり楽しむことが多くなった。自分がそうなってきた、というか、エレカシの音楽がそうやって聴きたくさせるから。
大きな気持ちで、大きな時間の流れを感じながら聴いていたい。
ステージの端で起こっていることも、お客さんの表情や空気も、会場の温度も、見渡し、感じながら、エレカシの音と言葉を受け止める、楽しむ。
サクッと聴いて、サクッと会場を後にし、スッと電車に乗り、家路に着く。
身体のなかにまだその余韻を残したまま、風に吹かれて。
電車を降りて見上げた空に、月なんかが出ていたひにゃ、もう最高、「この世は最高」なのである。
♪死ぬまでやめられねぇ♪・・・なのである。

エレカシよ、また逢う日まで。
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by saskia1217 | 2014-09-15 04:08 | エレファントカシマシ | Comments(0)

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エレカシ秋のツァー、セットリストに関して少しのネタバレがあります


ステージ下手にひっそり置かれた赤いキーボードの周りを、マイクを手にしたままの宮本さんがフラフラと彷徨いている。
「あれ? 今日も弾いてくれるの? 鍵盤・・・」
ふわりと鍵盤前に座ったその右手が、ハ長調主和音3つをやわらかく叩いた。
そしてゆっくりとズレてゆくバスラインから、「あの曲」の形がぼんやり見えてくる。
「飛べない俺」。
アルバム「Masterpiece」の中の小さな名曲。
私がこよなく愛する曲。
♪確かに感じる 輝く瞬間(とき)を/そうさ俺は今生きている♪
「これ、いつも蔦谷さんとかサニーさんが弾いてるやつ・・・プロの人が弾くやつなんだよな〜、うわ〜」とか言ってたけど、私はいつも、宮本さんが鍵盤の前に座る、そのことだけでもう涙が出そうになる。
滅多にないんだけど、そして宮本さんのギターやタンバリンやドラムも好きなんだけど、鍵盤はやっぱり独特なこそばゆさを感じるのかもなー。
「左手にマイク右手で鍵盤」から瞬時に「立ち上がって両手でマイク、熱唱」を繰り返す、その一生懸命な歌に、この短い曲は心の深いところまで入ってくる力が宿っていた。

2時間強、ダブルアンコールを含め全25曲。
キーボードサポートなし、ギターはミッキー・ヒラマミキオさんのみがサポートの5人体制。
ああ、なんて安定した、そして深い、濃いコンサートなのだろう。
ミュージシャンの心が安定してる、そんな充実感。
めっちゃゴリゴリ、熱、叫び、罵倒・・・いっぱいあるのに、なにか優しげな不動の力。
コンパクトな時間のなかの凝縮感。
体力や健康状態や今後のスケジュールや、そんなこともあるのかな、このところ以前のような3時間越えのライブは少なくなった。その分、無駄なMCは殆どなく「いっぱい曲あります」と冒頭で言ったとおり、ぎっしり次々と音にされてゆく曲たち。
エレカシは大人のバンドだ。
不動、不朽、いつもそこにあって、これからもそこにある。

んーと、それにしてもこの新しいゼップ。
もしかしたらちょっと音がいまひとつ?
オープニングの第一声でアレ?ってちょっと思ったのだけど。
私が後ろにいたせいばかりではなく、楽器はともかく特に「声」が、すごくキカイ的というかフィルターかけすぎみたいに聴こえる。あったかみに欠け、音(声)質の艶やかさ、生々しさ、ライブ感が消えてしまう。
会場としては交通の便もいいし、商業施設内なのでお手洗いや飲食に困ることがないのは本当に素晴らしいのにな。

「俺の道」に始まり、ほぼ年代順に近いセットリストだったのもちょっと珍しかったかな。
どれもワクワク、しんみりと聴きながら、なかでも印象的だったもの。
「これは横浜のスタジオで録ったんだったな。佐久間さんとか居てさ・・・」と懐かしげに歌い始める「さらば青春」。
やっぱりいい詞だなあと聴き入った「あなたへ」。
定番の幸福感「笑顔の未来へ」、エレカシが大好きになった時に初めて買った思い入れの残る「新しい季節へキミと」。ライブ演奏の魅力がひと味違う「ズレてるほうがいい」は、映画を観た後で訪ねた行田の景色が脳裏に蘇る。
「中央線の中で国木田独歩の『武蔵野』を読んでる人がいる。秋だなあ。」という友人のツイートをみて、急に「武蔵野」が聴きたくなった今朝。
ダイバーシティの新しいゼップで、開演前、友達に「今日一番聴きたいのは武蔵野だあ」と告白。
プログラム中盤で突然あのドラムの刻みが始まる。
「武蔵野」。
秋の始まりに、今日という日に、これを聴かせてもらって本当に嬉しかった。

このところずっと、エレカシの音楽をタイムリーに追っかけきれていない。
だから今日は、まさかの「知らない曲」があったりして、なんて我ながらあり得ない疑惑を抱きながら出かけてきた。
本プロ、ラストに最新の2曲。
「Destiny」は「こういう曲ってライブで聴くとじつは結講野性味があったりしていいんだよね」という期待とは無縁に、あのままの「いい曲」だった。
「明日を行け」は「知らない曲」に近かった(苦笑)。けっこうシャウトしまくっていたなあ。
ごめんなさい、シングル、やっぱり買うべきか(笑)。

そして、秀逸のアンコール。
いったい何度聴いたんだろう、この曲。
「今宵の月のように」
ギター弾き語りのソロで始まる「ルバートバージョン」。いつかのキムタクのように(笑)。冒頭のワンフレーズが終わると、もいちどバンドであたまから。バッハでいう「Ruf Aria」なのだ(笑)。いやいや、同じ効果なんだ、まったく!
何度聴いてもいい曲、って化け物みたいだな。
2番の♪ポケットに手を♪でポケットに手を突っ込んで、その結果ギターが首から縦につるさがったまま歌う図が、何故かとっても好き。
♪いつかの電車にのって/いつかの町まで♪で、いつも、あの日の出来事を思い出してしまうんだ・・・
 
ビロード色した赤ワインみたいな「シグナル」。
ゴッリゴリの「待つ男」。

「いつまでたっても飛べない俺」は、また大空へ戻ってきた。
そして、大きな翼を広げて悠々と旋回を繰り返す、堂々とした鷹のように、東京の空を舞っていた。
鋭い目と優しい羽根の、どちらも兼ね備えた大人の歌を持って。
だから今夜は、安らかにゆっくりと、眠りにつこう。
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オマケ
開演前のSEにこないだのコンドルズ公演「GIGANT」で使ってた曲が突然流れて(曲名とか知らない…)思わず身体が反応(笑)。

「今日のビックリ」
東京テレポート駅の発車メロディが「踊る大捜査線」なこと。フジテレビ?湾岸署?どっちでもいいんだけど、まあ、オルゴール音にとことん合わない曲ってあるんだな〜。
すっごく笑っちゃったよ!

「今日のやっちゃった」
ライブ終了後、空腹+Diver Cityレストラン街のラストオーダー時刻が迫っていた、で、飛び込んだとんかつ屋さんで「ロース&ヒレカツ定食」を頼むも、それは普通のサイズのロースカツにさらにヒレカツが3切れ付いてるというガッツリで、しかもなにか得体の知れない動力に突き動かされ、ごはんときゃべつをお替わりしてしまった。
カツが来るまえに、生ビールの中も呑んじゃってたんだった。
ええ、夜10時をとっくにまわってました。ほぼ11時でした。
ごめんなさいごめんなさいごめんなさい。
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by saskia1217 | 2014-09-13 03:53 | エレファントカシマシ | Comments(0)

特効薬

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1月に行ったエレカシデビュー25周年記念スペシャルライブ・さいたまスーパーアリーナ」のDVD。
数日前に届いたとき、正直それがくることを全く予期していなかったからちょっと驚いた自分に驚いた。
あ〜、もうちゃんとエレカシの呪縛(苦笑)から脱却できたんだな、なんて思いながら、じわじわと寄せて来るドキドキ。
会場で全身に浴びた、あの光と音とコトバの大波。

臨場のその時、生で聴こえなかったこと、見えなかったこと。
DVDはあの湿気や息苦しさや、自分の髪や手がもうどこにあるのかさえわからなかったカオスなんかは伝えないが、蘇る気持ちとともに新しい発見もある。

冒頭のカウントダウンの映像。
♪あくびして死ねーーーっっ!!♪の怒号に調和して、無数の風船が塊となって天井から落ちて来るそのスピード。
「ヒトコイシクテ、アイヲモトメテ」の、ちょっぴり恥ずかしげな歌い方。
16歳の時つくった「やさしさ」の、完璧な、もうそれはそれはホレボレするような声と(この日のベストだったのでは、とDVDみてあらためて思う)、歌っているうちにみるみる涙が溢れてきて宮本さんの頬を伝う様子。
「傷だらけの夜明け」の冒頭、音源と同じく冬の風の音だと思って聴いていたSEが、電子的な弦の音だったこと。
数々の曲で声張ってくっきり寄り添ってた蔦谷さんのオブリガート。
聴き慣れた音源とは違う、たぶんこのライブのためにアレンジされたストリングスやホーンセクションの対旋律の新鮮さと面白さ。
「あなたへ」をどれだけ丁寧に心を込めて歌われていたかがじんじん伝わってくる表情と仕草。本当にこんなラブソングはないだろう。「約束」を凌ぐなあ。
「俺たちの明日」で歌いながらドラムを叩く富永さん。
今更ながらあらためて感心しちゃう、共演者、特に蔦谷さんとバンドメンバーの、宮本さんの音楽の行き先をピタリと読み当てる、空気とタイミングの名人芸。
「桜の花、舞い上がる道を」で桜吹雪が床から吹き出したのは、2番のサビからだったのか、そんなに遅かったっけ?とか。
「あなたのやさしさをオレは何に例えよう」のクライマックスで大きく叫んだ
「音楽って、音楽って素晴らしい!エヴリバディー、ありがと、ありがとよ〜〜っっ!」
「オレに好かれてもしょうがないかもしれないが・・・とりあえず、今、みんなのことが好きですーーーーーっ!!」

ステージ上の情景だけじゃない。
映り込んだアリーナ前列のお客さんたちの、それはそれはもう、嬉しくってたまらない、という笑顔、笑顔、笑顔。ああ、みんな、みんな同じ気持ちだったんだ。
アンコールを叫びつづける間、たくさんの風船がみんなの手によって前へ前へと送られていたあの印象的な光景が、ながいことDVDに映っていたのが嬉しかった。
みんなのウキウキした気持ち、楽しくて、嬉しくてもう我慢できない、早く出てきてもっと歌って!という高揚。それをあの風船が語ってる。

あんなに何度も「ありがとう」「サンキュー」の連発だったコンサートも無かった気がする。
あんなに言ってたんだ・・・
そして。
ダブルアンコールの最終曲の後で、目を真っ赤にしながら投げキッスをして、それをかくすようにお尻をたたきながらハケていった宮本さん。
あんなに涙を流していたんだ…

「届いた!!・・・すてきなみんなに、幸多かれ!!」
そうだ。
ファイティングマンでありつづけなくては。
「俺もオマエに負けないが、オマエも俺に負けるなよ」
男じゃなくてもね。

最近ある人に「エレカシはやっぱり別腹なの?」と訊かれたが(笑)、別腹っていうよりも、2〜3ある主食のひとつなのかもしれない。
いや、やっぱり、万能薬かな。
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by saskia1217 | 2014-03-22 04:33 | エレファントカシマシ | Comments(0)

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耳がシャ〜ッていってる、まだ。
ハッピーなコンサートを聴いて帰ってきて翌日まで耳に残る耳鳴りなら幸せなことだ。
耳鳴りが止まらないという苦しい状況を想像して、宮本さんの復帰を日々願っていた頃から、もう1年以上が経ったんだなあ。

今日、さいたまスーパーアリーナで、元気にそして幸せそうに、大きなステージを所狭しと駆け回りながら歌う宮本さんを見ながら、目の前でそれが現実になったことをあらためてかみしめて、嬉しくて、そして本当に幸せに思った。

そして、そんな同じ思いを持ったぎっしり1万4千人のお客さんの熱い思いに囲まれて、エレカシ・デビュー25周年記念のコンサートは、4時間全37曲という贅沢な時間をかけて実現した。
バンド史上最大キャパの会場と動員数。
数なんてどうでもいいことだけど、でもいつでも「今現在」が頂点、ということはいかにもこのバンドに相応しい。

ステージ後方の巨大スクリーンに映し出された赤々とした日の出の映像を背に「Sky is blue」で始まり、2曲目の「奴隷天国」では小気味良く毒づくアップテンポに乗って、色とりどりのポップな風船が天井から無数に降って来た。スタンド席の後ろからは大玉までが転がり落ち来て、私の頭上を滑り降りていく。清志郎さんのポップなステージが脳裏をよぎった。ゾウさんのイラストの入ったその風船は、手にした多くのお客さんによってその後ずっとフリフリされたり、アンコールを待つ間アリーナ後方から前方へとひっきりなしに空中を送られたりして、なんだか愛らしいというかみんなの気持ちを代弁しているというか、見ていてとてもやさしかった。

好きな曲、聴きたかった曲。
大好きなのにライブでは一度も聴いた事がなかった「ヒトコイシクテ、アイヲモトメテ」は嬉しかった。何故か人気の少ないアルバム「愛と夢」に入っている本当に叙情的で素敵な曲。PVも印象的。若い頃の音源とも違う、歌い回しも少しなめらかな、しっとりした魅力があった。

「ドライブだ〜!」と叫ぶ宮本さんの背後で、スクリーンは首都高(?)をひた走る車目線の映像。晴れた空、快適なスピード。「ココロをノックしてくれ」も大好きな曲。そして、これまた大好きな「達者であれよ」が続く。
宮本さんがベースの高緑さんに「あれ、いくつだったっけね?成治さんが入ったのは何歳だった?」「19、でした」「じゃ、その時やった曲だ、これ。でも作ったのは16だったな」
そんな会話から流れた「やさしさ」。これは無条件に「歌、うまいっっっっ!」の代表曲。16歳で作ったのも凄いけど、それを47歳の今、同じ切れ味で、そしてより豊かな声で歌う宮本さんは凄い。

「珍奇男」で久しぶりにローディー丹下さんの鮮やかなギターチェンジを目にしてなんだかホッとする。「男餓鬼道空っ風」でノリノリのあとは、しっとりと蔦谷さんとヒラマさんと3人きりでの「風に吹かれて」ピアノヴァージョン。このヴァージョンだと不思議とサビで「手を左右に振る」あの定番アクションがお客さんのなかに一切起こらない。同じ曲なのに、音楽の持つニュアンスの魔法。

最初はちょっと声が疲れているのかな、リハで全力出したのかな、なんて思ってたのが、このあたりになって安定して声が潤ってきてた。下手スタンド席前方で聴いていたら、音(特にヴォーカル)が中央席奥に跳ね返って二重に聴こえることも多かったのがちょっと残念だったのだけど、そんなことも気にならなくなって来て。

「風」繋がりなのか、そのほぼ暗転のなか微かに聴こえる「ひゅ〜っ」という風の音のなか、静かに静かにギターのアルペジオが優しく聴こえてくる。
ああ、これは。
これはもしかしたら。
「傷だらけの夜明け」・・・冬に聴くには最高に素晴らしい「扉」からの一曲。最愛の曲のひとつ。

中央に波止場のように設けられた長い長い花道を、宮本さんがひとりで嬉しそうに前進してゆく。「我慢してたんですよ!」って。お客さんの渦の真ん中で歌ったのは新曲「あなたへ」。けして大きくはない宮本さんがステージで多くの人を従えてあたかも指揮者のように歌っていると全く感じないのだけれど、一人でポツンと花道に立つといくらか小柄に見える。でもあのいつもの、両手を広げ、頭をグッと上に上げて歌い上げるその姿は、本当に輝かしかった。歌うことが、お客さんに音楽を手渡すことが本当に幸せそうに見えた。

カラフルな照明と、お客さんが振るカラフルな風船でハッピー感いっぱいの「ハナウタ」から、ライブでそのかっこよさが100倍になる「ズレてるほうがいい」。
もはや「第一部ラスト」が定番となった「俺たちの明日」で照明全開+お客さんのコブシ全開で最初の盛り上がりとなるも、まだまだコンサートはここからだ。

白シャツに着替えて始まった第二部。
「これは・・・32、3だったかなあ。佐久間(正英)さんと一緒に作った曲で、なかなか名曲だと思うんだ。」と紹介された2曲目の「さらば青春」。6拍子に淡々とした郷愁と切なさが宿る本当の名曲に聴き入った。
続いての「昔の侍」はいつかの武道館のときと同じく壮大なストリングスアレンジ。私はこのアレンジ、好きだなあ。ひとしきり大きく曲を終えた後、宮本さんは一人ギターを手にとって、周りが次の曲のスタンバイを始める中、なかばつぶやくようにその最後のワンフレーズだけを突然歌った。
♪さらば、友よ♪
「昔の侍」もやはり佐久間さんと共に作った曲。
宮本さんの、佐久間さんへの気持ち、とても近しくそしてあたたかく、強く、やさしい気持ちをみたように感じた。

再び花道を使った「桜の花、舞い上がる道を」。
エレカシはデビュー25周年。だが私は彼らのデビューも、「不愉快で奇怪な大型新人」時代も、「売れっ子スター」時代も、その後の挫折時代も知らない。この「桜」が世の中に聞かれ始めた頃にようやく彼らを認識した。だから、この曲を聴くと私はやっぱり胸が痛くなるのだ、その歌詞と共に。
宮本さんが花道に出てゆく前すでにステージ際の上、下二手の床から桜色の紙吹雪が大量に吹き出されて、あたりはすっかり桜の花が「舞い上がって」いた。けして「降らせなかった」ところにこだわりを感じる(笑)。そして花道先端からも花びら吹雪が噴出し、文字通りの「花道」に。その窒息しそうな紙吹雪を全身に受けて、ひとことひとこと丁寧に歌う宮本さん。これはさすがに涙が滲んできた。
ファンが勝手に想い描く、そのバンド、その歌手と自分との「歴史」。1万4千人がそれぞれに想い描く歴史。短い歴史しか持たない私にも、忘れられない出来事、事件、瞬間はいくつかある。脳裏に映るいくつものシーンを背景に、ただただ彼らがこうして自分の目の前で演奏してくれていることに感謝するほかなかった。

第二部の盛り上がりの最初は「あなたのやさしさをオレは何に例えよう」。共演者を紹介してゆく定番もこの曲の素晴らしいところだけど
♪敗北と死に至る道が生活ならば あなたのやさしさをオレは何にたとえよう♪
というせつなくあたたかい現実と共に
♪愛する力を求め続ける勇気を 本当の姿を 見つける旅へ行こう♪
という希望を一緒に歌ってくれるところに、生きていこうと思える力が潜んでいる。
今日も宮本さんは言ってた、「人間生きてりゃいろいろあるよね」。
そう、誰だって病気や怪我や悲しい事や辛い事、同じだよ。でもね、みんなの前に立ってそれを歌ってくれる人を見るとき、その実感を感じるだけに、今の宮本さんからこの歌詞を歌われると「やさしさ」の実在とそれを信じてみようという勇気が湧くんだ。

昔だけを懐かしむのでもなく、新しいことだけをするでもなく、今日会場に来た人どの一人一人にも喜んでもらえるように、と考えられたプログラムだったことを思った。
コンサート中何回も、メンバーに向かって「あれはいつだったっけね?」「あの時俺たちいくつだった?」「あれはたしか○○の時だったよね」と懐かしそうに話しかけ、そして歌いながらも「成ちゃん、あの頃のように、あの頃のように!」と叫ぶ宮本さん。そしてそれに答えるように真摯に演奏する3人。「振り返る」昔話はなくても、そんな些細な懐かしげな言葉の端々に彼らの歴史がにじみ出ていた。相変わらずのいじられキャラ石森さんは、最終アンコールに至ってまで「マグマ大使みたいだな、おまえ」と好き勝手言われ、高緑さんはまたハットを取られ、富永さんは挑発的なインプロを挑まれ・・・いつもの光景に皆楽しませてもらった。

「昔、野音で突然やってみんながゾッとしながらやってくれた」という(私は録音でしか知らない)「みんなで合唱コーナー」を「男餓鬼道」で再現し始めたときは吃驚。あれ、録音で聴いてるだけで何かこっぱずかしくて私は飛ばしちゃう(笑)のに、今日はしっかり楽しく歌っちゃった。(あ、フィンガー5の「学園天国」のアレね。♪ヘーイヘイヘイ、へ〜イヘイ♪)
「あ〜、素晴らしい!これが合唱ってやつだ!森のくまさんみたいだ」と感動する宮本さん(笑)。ホーン隊が付けてくれてたのを「よ〜し、みんなが音痴かどうか確かめてみよう、今度はオレとみんなだけでやるからな」とアカペラでやったりして(笑)。
なにこのお楽しみコーナー・・・

35曲を「ファイティングマン」で終え、ラストの本当の「アンコール」を4人だけの「男は行く」と「待つ男」で終えたエレカシ。
「お正月だ〜〜〜!!」と、もはやお正月気分も無かった私のココロを一気にお正月に引き戻し。
「また会おう!」といういつもの挨拶も、今日は確信を持ってきけたことも嬉しかった。

涙あり、爆笑あり。
こんな「楽しめる」コンサートがあっただろうか。

宮本さんが花道の先端でふと言った言葉が忘れられない。
何の脈絡もなく、曲を歌い始めようとして何気なく言ったのだけど。

「なんか...なんかさ・・・可愛がられてた時の気持ち、可愛がってもらった時の感じ・・とか、思い出すよね」

宮本さんが生涯で受け取って来たやさしさ。
宮本さんのメンバーへのやさしさ。
メンバー4人のなかのやさしさ。
ステージにいた出演者全員のなかに宿るやさしさ。
お客さんのエレカシへのやさしさ。
宮本さんのお客さんへのやさしさ。

そこにいる誰もが知っているやさしさ。
柔らかくも、強くも、激しくもあるやさしさ。

「音楽って・・・素晴らしい〜〜〜っっ!!」
その叫びと共に、今日のコンサートはなにより、なによりもあたたかく、やさしかった。

エレカシに、また会える幸せをおもいつつ。
そういつも、いつだって、いつまでもエレカシと共に。
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帰りに友人たちと食事をした赤羽の「塚田農場」。我々のほかにも数組エレカシ帰りが居た模様だが、私たちが入店してすぐ後から店内BGMが全てエレカシとなった。しかも渋い曲ばかり。きけばお客さんの様子をみて検索してかけてくれたという。2時間近く、お店を後にするまでずっとエレカシだった。しかも最後に出してくれたサービスデザートのプレートは、急遽ネットで調べて見てチョコレートで描いてくれたというエレカシの新しいグッズロゴ。このサプライズには思わず絶叫してしまった。見事としか言い様が無い。ただのサービスというだけではない、ここにもまた、そんな「やさしさ」がある。あたたかい感謝の気持ちで「いい一日だった」と店を出ると、赤羽駅の上には綺麗な月が出ていた。
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by saskia1217 | 2014-01-12 05:37 | エレファントカシマシ | Comments(2)

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「これからも・・エレファントカシマシを、よろしくお願いしますっ!」
2013年9月15日。
「エレカシ復活の野音」2日目のラストで、こう深々と頭を下げ、いつものように大きな大きな投げキッスで退場していったヴォーカル宮本さん。
昨年10月に、この同じ日比谷野音のステージで「また会おう!」と見た目は元気そうに投げキッスをして、でも辛そうな声と背中を残して姿を消したその同じ人とは思えないくらい、あの時より何もかもがずっと・・・「潤って」いるような気がした。

今発売中の雑誌のインタビューで宮本さんは「病気になった時ほんとうにたくさんのファンの人から手紙を貰って、それがとても嬉しかった」という話をされていたけど、「でも最初は『私たちは何十年も待ってますから、必ず元気になって戻って来て下さい』とかなんだけど、それは最初だけでだんだん減ってくるんだよね。でもそういうものだよね。」(正確じゃないですが)とも語っていて。
いやいや、宮本さん。
もうちょっと、信じてもらってもいいかなあ・・・(苦笑)。
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宮本さんの病気によるエレカシのライブ活動休止から1年弱で迎えた、この「復活」の日。
いかにもエレカシらしく、CD発売でも、メディア登場でもなく、その同じステージでのライブからの再出発。
活動再開が発表され、野音のチケット抽選があった頃、もうおそらく外れるだろうし、それでも、それでも嬉しいから、行けなくてもいいや。外聴き?いや、いいよ、家で想いを馳せてるので十分、と思っていたのはまぎれもない事実。
それでも幸運なことに聴きにいけた。
そして聴き終わったとき「なぜあの時、聴かなくても・・外聴きさえしなくていいや、なんて思ったんだろう」と何故かとても反省した。
そう、やっぱり何よりその「音」を聴かなくては、伝えてもらうことはできないから。
この日、宮本さんはこう言ってた。

「えっと・・・えっと・・・言いたいことはいっぱいあるんですけど・・。歌を歌うんで、それで、それでいいですか?」

メンバー4人だけでの「優しい川」という渋い、これぞ野音、という曲で始まった初日。
ネットや新聞の記事にあったような「ちょっとしたお祭り騒ぎ」や「おかえりなさいコール」などは実際は微塵も無くて(少なくとも私は目撃しなかった)、開演前の日比谷公園に集まった大勢のファンは、立っている人も座っている人も、思い思いに静かにただ「開演」だけを待っていた。
期待感と、ちょっとした不安感と、それに勝る緊張感がみなぎっていた。
ステージにメンバーが登場した時も、何かを叫ぶというよりもただ大きな大きな拍手と、言葉にならない歓声、それもいつもより控えめな。
♪明日もがんばろう、愛する人に捧げよう♪・・・「四月の風」の歌詞が、何故かいつもより沁みる。
♪心の鐘を鳴らして…いわば勇敢な愚か者♪・・・会場に向かうとき、地下鉄の駅からのぼってくる階段で、リハの音が耳に飛び込んで来て心が震えた「大地のシンフォニー」。生で聴く宮本さんの声が、本当にとても懐かしかった。

コンサート中盤までは、野音のすり鉢を満杯にした3000人のお客さんもとても固くなっていたと思う。かけ声や拍手は熱がこもっていたけれど、「今日はな〜んかいっぱいカメラがあってね・・・なんか嫌だよねえ」という宮本さん自身の緊張感を、皆がまともにひっかぶっていたのかもしれない。
9曲目、「ほしむすめ〜!」の叫びで始まった「星の砂」あたりから、会場全体が徐々に温まって、自然にノってきたように思う。

アンコール、ダブルアンコールをふくめ、全27曲。
甘ったるい曲はひとつも入れてない。
誰にとっても丁度良く、どれも全てが「聴きたかった曲」で、文句無しの完璧なセットリスト。
「自分の歌だから、どれもスキなんだけど」と。
野音でこれやったらもう・・・ダメでしょ、反則でしょ、そりゃ「いつもの野音」だけど、って曲もやっちゃった(笑)。
「普遍の名曲なので・・・」と紹介した「翳りゆく部屋」。蔦谷さんの前奏が懐かしい。
これを今日歌われたら射抜かれる、と密かに思っていた「シグナル」もホントにやっちゃって。
♪どの道俺は道半ばに命燃やし尽くす/その日まで咲きつづける花となれ♪
蒸し暑かったけど夜空は見えて、虫の音もして、風も吹いて。

新曲を4曲披露。
公式MVで既に公開されていた「めんどくせえ」は、正直歌詞の全部を聞き取れなかったのだけど、憂鬱感とかガナリとかグルーヴ感とか、いろんなものが渦巻いていて、非常に力がこもっている曲だってことはわかった。
♪はてさて このオレは かれこれ何十年♪とアコギで始まるオジサンの歌(笑)は、平成の植木等みたいだったけど、後半バンドサウンドが激しくなっていく印象的な曲。長いことやってきたけど、財産も名誉も手に入れてない、でもいいんだっていう歌。ずっと耳に残る。
そして「これは詞がとても大事で、大切に歌うので聴いて下さい」という心のこもったMCから歌われた「あなたへ」。11月20日にシングルが出ると後で知って、やっぱり思い入れと完成度がダントツに違ってた。
「あなたの運命」と「わたしの運命」、そして「それをつなぐもの」について歌われていた。
♪あなたを愛して わたしを愛して♪
ここへ来てやっと、宮本さん、今まで受けて来たたくさんの愛と、自分が与えてきたたくさんの愛と、今自分の目の前に見ている大きな愛を、きちんとした言葉にして歌ったんだなあ、と思った。
しっとりしたバラードのように始まり、バンドが入って来て激しくなるのだけど、その中でもあくまでも歌い上げる。
とても、とても豊かな曲。

そして「ズレてるほうがいい」が、ライブであんなに、あんなにいい曲だったとは!
行田の町と、丸い古墳の姿が目の前に浮かんで聴いていた。
「涙を流す男」もライブでものすごく栄える曲。
そして本編ラストは定番の「俺たちの明日」。ライティングすべてオンで。
(そういえば、エレカシのライブにしてはライティングが非常に細かくなったなあ、と思った今回。惜しむらくは、チェンジがもっとドンピシャだといいなあ、なんて。ま、本番好き勝手にやってるアーティストに付けるのは難しいでしょうけど)
そして、高緑さんの帽子を取って勝手にかぶるのはいつものことながら、無理矢理ベースを取り上げてブンブン弾き始めたときは「お〜、もっと弾いて弾いて!」という興奮と共に、いきなり商売道具を奪われて手持ち無沙汰でずっと立ってた高緑さんの姿が・・・ちょっと(苦笑)。
宮本さんが休養して、大きな声で歌ったりタバコを吸ったりしなかった間、メンバーは全員「完全に休んで」「タバコも吸わない」って取り決めがあったみたいだけど、「休みにしたら成ちゃんなんて1週間ベース置いちゃったんだって。いや、俺がそう言ったかもしれないんだけど・・・あんた、1週間て」(客席苦笑)

アンコールの「今宵」「ガストロンジャー」「ファイティングマン」の定番に加え、これまた野音でこれやられちゃ〜、の代表「友達がいるのさ」で、胸があつくなる。この曲はイントロでみんなが必ずため息をつき、そして声にならない叫び声をあげるのだ。
「今宵」を歌い終わったあとにいきなり「おそらく、みんな・・・!」と言い放ったまま、長い沈黙のあと、何事もなかったように次の曲へ移行していったのも、ああ、いつもこんな感じだったっけ、と逆に懐かしく感じたり。

「so many people」で跳ねまくり、ほんとのラスト「花男」で♪生きてる幸せ忘れたか♪
既にハケてしまっていたサポートの蔦谷さんと昼海さんを「あとのふたりも弾くんだよ〜!」って叫んでステージに呼び戻して。お二人がちょっと嬉しそうに、肩を並べて再登場して。
「みんな、ほんとに・・・ありがとうございました!」
15日のMCだったか「生きてる、みんなも同じように生きてるから・・・通じるっていうか、わかるっていうかね。」そう訥々と単語を発する宮本さんの、言いたいことはわかった気がするよ。
生きててよかった。結局はそういうことだろうと。

タバコをやめてたから声が良くなったのかもしれないけど、休止前より「良くなった」というよりも、何か全く質が違う声になってたように感じた。
ツヤツヤということでもなく、かすれたりしゃがれたりもするのだけど、太く出しても弱々しくならない、2時間半歌ってもけしてセーブしてる感じもない。ド〜ンとストレートに思いっきり歌ってた。
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台風直撃と言われたのに、コンサートのあいだじゅう、お月様がずっと一緒に見てくれていた2日目。
冒頭に「平成理想主義」・・・♪ヘイヘイ、行こう、月の浜辺へ/夜中星空の下 歩こうよ二人で・・・♪
前日とは打って変わってリラックスした感じ、楽そうな、ノリノリな空気。
「すごいな、晴れたよ。みんなの中に、すっごい晴れ男、晴れ女がいるんじゃない?」と宮本さん。
いやいや、あなたじゃないですか?(笑)
「このままみんなで宇宙へいっちまおう!」と「東京からまんまで宇宙」。
超速の「ゴクロウサン」から「星の砂」「涙を流す男」までの流れが軽快。
「子供ってさ、夢。大人も夢。俺は子供の頃なりたかったのは電車の運転手とか、トラックとかさ・・『運転系』なんだ。みんなそうじゃなかった?男性は・・・」と客席に語りかけながら「なぜだか、俺は祷ってゐた。」が始まる。
この曲と「シグナル」を一晩で聴くなんて、言い様の無い濃さ。
考えてみたら、この一番好きな曲のうちのひとつに入る曲、ライブで聴けたのは初めてだった。

アンコールで野音定番「武蔵野」。ギターであのリズムをちょこっとかき鳴らしたところで背筋がゾクゾク。
「オ〜!」と客席との「コールアンドレスポンス」からすべり込んだ「コール アンド レスポンス」。
これ実はあんまりワンマンライブでやらない曲かもしれない。
♪全員死刑です♪と生で言われたのは久しぶりだったかも。うん、いいな、やっぱり!
ここから続けて「ガストロンジャー」「ファイティングマン」の流れも、今まで無かった気がする。なんというエネルギー全開のセトリ。しかも2日目のアンコールで。
東京、ラストのラストは「待つ男」。
♪富士に太陽、ちゃんとある♪でビシッと締める。お客さんの熱狂。

当たり前が当たり前でなくなって、そしてまた現実になったとき、不思議とまた「当たり前」の錯覚が襲って来る。
というよりも、半分夢の中のような、無意識の出来事のような。
でも、たしかに、何かが違ってたはずだ。
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エレカシの野音はもうここ数年、ファンクラブの会員でも殆どチケットが取れない。だから「外聴き」する人も多いのだけど、北海道や九州からそこに参加する人もいる。
そして会場の外でも、コンサートが始まるとみんな立ったまま、無言で、直立不動で聴く。
そうさせる何かが、エレカシにはいつでも、今でも、いつまでもあるのだ。
そしてそれはたぶん、彼ら自身も知っている。
だから、彼らも歌い続け、私たちも聴き続ける。
野音は90周年、エレカシは25周年。
誰しもその道はどうせ半ばまでだけれど、「どこまでゆけるか」が大切なんだ。
世の中の、東京の、日比谷の、彼らの、私たちの、そして私の「歴史」を想った2日間だった。
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by saskia1217 | 2013-09-17 08:00 | エレファントカシマシ | Comments(0)

今日もまた日が昇る・・出かけてゆこう!
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