2017年 05月 31日 ( 1 )

ずっと行きたいと思っていた、鹿島神宮、香取神宮。
茨城と千葉、霞ヶ浦あたりのあの辺の・・・けど電車やバスだとなかなか両方いっぺんには行けないらしい。
くらいの、もわ〜んとした認識しかなかったのだけど。
ひょんな世間話から思いがけず神社好きだと判明した同僚であるお友達と意気投合、その時その勢いで一緒に行く約束をしていた。

行ってきた。
広かった・・・茨城と千葉(笑)。
霞ヶ浦、海みたいだった。
利根川、海みたいだった。
なんか・・・地図見てるだけじゃあわからない体感てあるね。

信じられないくらい早起きして電車で佐原まで。
常磐線なんてこんなに長い距離乗ったことなかった。何十年も前に土浦へ一度行ったくらいかな。
我孫子を過ぎたあたりから(快速が成田まで直通のやつ)突然田園風景が増えてきて、快晴のこの日は青空と新緑がまぶしい。
成田まで行ってから成田線に乗り換える。見たことない色をした電車に乗ってしばらくして気づいた・・・
「あれぇ??も、もしかしてこれって単線?」
水戸線に乗ったときやっぱり乗ってから気づいて吃驚したことがあった。
やっぱりあんまり単線に乗る機会がないから新鮮。

行ったことのないところに電車に延々乗っていくのがたまらなく好きな私にとってはパラダイスな旅。
新緑、山、田んぼ…
田んぼと山の境い目に突然現れる古びた鳥居と山に向かう階段…もうドキドキが止まらない。
知らない名前の駅にいくつも止まりながら。
(しかーし!
なんだこの成田線てのは!
あんじき→あじき、きのした→きおろし、しもうさまつざき→しもうさまんざき…
ダメだ、全然当たらない(笑)
しもうさかんざき→しもうさこうざき…
完全敗北!)

朝9時ころ到着した佐原駅は、ちょっと郷土色ある暖簾なんかかかっている小綺麗な明るい駅で、リュックを背負った年配の方がたくさん降りたから「ここって観光地なんだろうか?」と思っていたが・・・後で街を通ってここが昔ながらの街並を保存復元した「ザ・観光地」であることがわかった。
友人の車で駅から香取神宮を目指して走行中、道の両側、水路の両側に急に昔の街並がひらけて吃驚。歴史的建造物、レトロな雰囲気の雑貨屋さん、甘味処。伊能忠敬の旧宅や、公園には銅像・・
あ〜、降りて歩いてみたーい!
いつかまた来よう(涙)
街も素敵だけど、小高い丘に続くいかにもステキっぽい神社への道を見つけてしまった。
これはさすがに友人も見過ごすわけもなく「あとで戻って来てここ寄ろう」と。

せっかく午前中から動き出したので、本来の目的を優先!
数分でもう鹿取神宮に到着。
本や写真で得ていたイメージ「大きい境内とちょっとオシャレなお社」
たしかに入り口は大きい。
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鮮やかな新緑の下をズンズン奥へ。
この門を過ぎるとすぐ目の前に手水舎があり、そのすぐ横の門をくぐるとすぐ目の前に拝殿と本殿。
思っていたより、入り口から拝殿までが近い!
折しも茅の輪の季節!
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おお、イメージ通りの鮮やかな色彩と、黒い印象。
うつくしいなあ。
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お参りしたあとにゆっくりと拝殿を眺める。
ちょうど結婚式が執り行われていて、雅楽の生演奏と巫女舞も見物できた。
友人曰く「神社なんかを訪れてこういう演奏や催しに行き当たるって、歓迎されているということなんだって」
なるほど〜。
こういうご縁て、なんだかいいものを分けていただいたような気がしてありがたいね。

御祭神「経津主大神」は言わずと知れた「国譲り」で活躍した神様。お隣鹿島神宮の武甕槌大神と共に、天照大神から遣わされて大国主命と交渉の結果国土を取り返し、のちに東国開拓も成し遂げたということで、御神徳は「平和・外交、勝運、交通安全、災難除け、産業指導、海上守護、その他心願成就、縁結び、安産・・・」と盛りだくさん!
ということで、海上自衛隊の船の錨も!
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この見事な桧皮葺の屋根は、近くで見るとものすごい迫力(分厚さ)と千鳥破風と唐破風のしなやかな曲線が美しい。やはり葺き替えは材料入手からして大変難しいらしく、それでも定期的に行われているそう。お金もかかるそうです・・・(手前の楼門も元は同じ桧皮葺きだったのが、やはり維持が難しく現在では瓦になっている)
この、黒漆と極彩色の装飾のオシャレさと、美しいシルエットから、御祭神がなんとなくダンディーでハンサムな気がしてしまうのは、私だけではなかったらしい(友人も同じことを言っていて大笑い)。
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御神木や三本杉(源頼義が3つの願い事を祈り「叶うなら三つに分かれよ」というと3つに裂けたという伝説)を見て・・・
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有名な「要石」を見ないと!
昔の人は地震を地中の鯰のせいだと思っていたというけど、香取神宮と鹿島神宮にはそれぞれ「要石」があって、それは鯰の頭とシッポをそれぞれ巨大な石棒で打ち付けて大人しくさせた、という話がある。
ここ香取の要石は水戸光圀公が1684年に参拝したとき、掘らせてみたけど根元までゆきつかなかったとか。
香取のは凸形。
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奥のほうには鹿苑。このあたりは桜馬場といわれ流鏑馬が行われていたらしいが、結講樹々が鬱蒼としていてジメジメと湿気が多く、地面も草や何かの道具などでちょっと雑然とした暗い一角。
鹿さんは見る事ができたが、ロープが張られていて柵の近くまでは行けず。
なんだかひっそりと飼われていて、ちょっと可哀想な感じもした。
きけば、鹿島神宮に倣って飼い始めたものが飼育が困難になっているらしく、神社は鹿を手放す、と数年前の記事を読んだのだが、今まだ鹿は元気でたくさん居たからいろいろ改善されたのかなあ。
せっかくのお遣いだから、大切にしたいね。
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いつもは神社に行くと摂末社まで細々と見て歩くのだが、このくらい大規模な神社になると境内境外とその数も半端なく、この日はこれで満足として参道に戻って来た。
参道には最近あんまり見なくなったお土産物屋さんやお茶屋さんが並び、お団子やお饅頭や・・「厄除け」と名のついた色々が並ぶ。
神社の近くで何か食べて帰るといいんだって、と友人が言うし(笑)、朝食が5時半と激早でお腹がぐーぐー鳴ってたから、ここでのんびり腰掛けて心太とお茶、お饅頭をいただく。
いい天気。
こういうところでこんなにゆったりするなんて、ほんと何年ぶりだろう。
香取の神様の大らかさに包まれるような穏やかな気持ちになって、さあ佐原駅へ戻って、鹿島へ行く前に気になるアノ神社に行ってみようか。
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by saskia1217 | 2017-05-31 20:18 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

今日もまた日が昇る・・出かけてゆこう!


by saskia1217