天にまします・・・

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寒いけれど陽射しの中に花が咲く武蔵野の風景の中、会場の聖堂に向かう。
オルガンの師匠であるヴォルフガング・ツェラー氏の演奏会。
今回の来日は、今日の演奏会で締めくくられた。

東久留米の「グレゴリオの家」のオルガンは、大好きな楽器のひとつ。
ツェラー先生も好んで弾かれる名器だ。
プログラムは、ロバーツブリッジ写本から数曲、それにA・シュリック、シュタイクレーダーなど、私にとってはかなり魅力的なもの。それをあの名器で、そしてあの名手の演奏で聴きたかった。
ほかにはメンデルスゾーン、ベーム、バッハなどのいずれも「天にまします我らの父よ」による曲。

都心から離れた雑木林の間の閑静な聖堂のなか、こじんまりした佇まいのいい音のするオルガンで、古の音楽が淡々と、そして熱く、ただただ流れてゆく。
演奏者、集まって耳を傾けている人々、そこから紡ぎ出される音。
この全てのバランスが満たされた得難き春の午後。
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終演後、懐かしい先生と短くお話をして聖堂を出る。
まだ明るい。
林の中を抜け、水際に菜の花の咲く川を渡って駅へ向かう。
桜、梅、桃、菜の花、水仙、紫ダイコン・・・
うぐいすの声。
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音楽は、本当はそんな中にある姿が一番相応しい。
全ては自然のなかにあり、そして自然に繋がっている。
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by saskia1217 | 2009-03-29 22:03 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

今日もまた日が昇る・・出かけてゆこう!
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