勝つ

朝7時。
春とはいえ、まだ仄かに寒い。
もっと寝ていたい、という誘惑に引き摺られないようにするのは至難の業。
自分に勝つのは難しい。

仕事に行く途中、そして帰宅途中、駅のホームも電車の車内も路上も、携帯を横にしてワンセグの画面に見入る人があまりにも多く、危ないったらなかった・・・(苦笑)。
ま、仕方ないですね。
WBC、決勝戦。
野球そのものにそれほど興味がない私のような人間は、さすがにリハ中にそのことで頭がいっぱいになることなどなかったが、多くの人はそうはいかなかったらしい。
そんな私も周りの気迫に押されて、ホームで電車を待っているときワンセグ画面をオンにしてみた。
それはちょうど9回、まさにイチロー選手が打席に立っている瞬間。
電車に乗り込む。
隣りに立つおじさんは耳にイヤホン、反対側のお兄さんはワンセグ、そして目の前に座った女性2人連れもワンセグ画面に釘付け。
次の駅でドアが開くと、ホームから「きゃ〜〜、やった〜〜」という歓声が聞こえてビックリ。
それは、同点だったところから2点差にリードした場面。

いやいや、もちろん日本が勝つのは嬉しい。
勝ってよかった。
選手や関係者の頑張りにはやっぱり感動するし、街行く人の顔がみんなパ〜ッと明るいのもスゴイ。

昨日からリハが続いている新日フィルのお仕事。
指揮をとるのはゲルハルト・ボッセ氏、87歳。
ただ歩いていらっしゃるお姿からはとても想像できない、指揮台でのしっかりと力強い音楽への力。
意志と、喜び、そしてユーモア。
バロックに対するズレのない、的を得たアドヴァイス。

高齢になっても素晴しい音楽家は過去もたくさんいらしたし、現在でも何人もいらっしゃる。
が、実際目の当たりにご一緒すると、いつもその気迫と存在感を直に感じることができて圧倒される。
そしていずれの音楽家にも、その中に同時に例外なく存在するのは、子供のような茶目っ気とユーモア。
けして肩肘張った「自分」の押し売りはみられない。

年齢に勝つ。

年齢というものの持つネガティヴな部分がもしあるとしても、それに勝つことは可能なのだ。
それに勝った自分、素敵ですよね。
そろそろ、そんな考えが頭をよぎる、今日この頃。
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by saskia1217 | 2009-03-24 18:19 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

今日もまた日が昇る・・出かけてゆこう!
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