甘い歴史
2009年 01月 25日
コンビニに寄ると、明治のミルクチョコレートの復刻版が売られていた。
心の底からチョコが好きだが、そうしょっちゅうは買わない。で、買う時はどうしても、ちょっと贅沢をしてもスイスやドイツやベルギーのチョコを買ってしまう。カカオの香りや「これでもか」というしつこいほどの深いチョコ感(?!)においては、日本のチョコはどうしても「薄い」。
・・・実際の「厚み」もね。
でも、最近日本のメーカーのマカダミアナッツの入ったチョコが結構美味しいので、それを買おうかと店に寄ったのだが、その棚の一番上に5〜6種類の「明治ミルクチョコレート」が並んでいた。一番古いのが1926年版。どれもお馴染みのえび茶色だが、文字のデザインがちょっとずつ違う。そしてこの1940年のパッケージだけが赤い。どれを買おうかと迷ったあげく(中身はいずれも現在のレシピと分量なので変わりはないのだが)これを手に取った。
1940年、昭和15年。
翌年には太平洋戦争がはじまる。「贅沢は敵だ」というスローガンが浸透してきた頃だ。
そしてこの2年後、1942年、このチョコレートは時局緊迫のため製造中止となってしまう。
そんなことを思いながら食べるチョコレートは、いつもより甘くて美味しい気がした。
2/1のマンドリン&チェンバロナイト、準備は着々と進んでます。
先日、パーカッションの那須野さんとの2回目のリハを終了。
さらにさらに、見た目も音も面白い、見たこともない不思議な楽器が続々登場!
これを目の当たりにするだけでも、かなり興奮すること間違いなし、ですね。
次回のリハではまたその不思議なモノたちを写真におさめて、ここでお伝えできればと思ってマス。
チケット、絶賛受付中です!