喧嘩

エルサレムの聖墳墓教会での乱闘のニュース。
画面には、激しい取っ組み合いをするアルメニア使徒教会とギリシャ正教、双方の聖職者たちが大勢映っていた。燭台を手に殴り掛かり、一瞬空中に飛んだ身体が乱闘の中央に落下する。

複数の教派が共同で管理しているこの聖墳墓教会、昔からいざこざはあったらしい。
が、ちょうど10年前に私がここを訪れた時、多くの観光客、参拝客にもかかわらず、喧噪も大きな物音もなく、誰もが畏敬の念を抱きながら聖堂内を見上げていた光景が思い出される。
ローマ・カトリックの祭壇に見入っていると、そのすぐ隣り合ったギリシャ正教の祭壇にも自然と目が向く。建物の端のほうにはコプト教の修道院もある。ここが本当に「ゴルゴタの丘」だったのかどうかなんてことは別として、賑やかなお土産物屋が並ぶ「悲しみの道(Via Dolorosa)」を辿ってきた人が行きつく最後のステーションでもある。そうやって歩いてみると、やはり心に何か感じるものはあるのだ。

たいして詳細を知らない我々のようなお客には、違った僧服を着た聖職者たちが1つの教会の中で「共生」していると思っただけで何やらポジティフな感動を覚えがちだが、歴史は、そして現実はそんなことではけっしてないのだろう。

人間って、本当に・・・・。
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by saskia1217 | 2008-11-10 23:30 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

今日もまた日が昇る・・出かけてゆこう!
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