A線上のアリア☆チェンバロ奏者 廣澤麻美 公式ブログ  Asami Hirosawas Blog


今日もまた日が昇る・・出かけてゆこう!
by saskia1217
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芸術

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インフルエンザの予防接種の季節がやってきた。
滅多に病気をしないから、とタカをくくっていた数年前、突然インフルエンザにかかって大変な目にあった。それ以来毎年、職場で予防接種を受けている。
で、毎年接種後に腕がけっこう腫れるので、その日はできるだけ大人しくすることにしている。

朝降っていた雨がすっかりあがり、美しい青空になった今日。
注射の後、西洋美術館に寄って「ハンマースホイ展」を大人しく(!)見る。
19世紀後半、コペンハーゲンの画家。
画調は暗くて静かだ。そして展示されている作品を見る限り、何度も何度も同じテーマと構図で描いている。

私はデンマークには行ったことがないのだが、彼の絵を見ているとやはりオランダや北ドイツの港町が脳裏に蘇った。灰色の空、帆船、大きくとられた窓の白い窓枠・・・
彼はまた17世紀オランダ絵画から大きな影響を受けたらしいが、たとえそれを知らなくても特に室内を描いた絵は、折しも都美術館で開催中のフェルメールの構図を思い起こさせる。
ただ、同じく灰色の空をもつオランダの画家と比べても、ハンマースホイの絵はめちゃめちゃ暗い。
そして机の足4本の影がみな違う方向に向いていたり、構図上描かれて当然の家具の足が描いていなかったり、遠近法がヘンだったり、人体が家具に溶け込んでいるように描かれていたり・・・なぜかそういう「不思議」が存在する。
これは「わざと」なのか???
だとしたら、何のため?
それによって何が変わってくる?
謎は深まるばかり。

どちらかというと、印象派のような輪郭のないぼや〜んとした絵はあまり好きではない私には、「共感」という感情はどうしても湧いて来なかった。
が、こちらの精神状態によっては、その静謐さに魅力を感じることもあるだろうと思う。
?印を頭にのせたまま、美術館を後にする。

出口横には毎週無感情でチラ見して通るだけの「地獄の門」レプリカが、秋空の下、今日は何か一段と力強く見えた。
ひさしぶりにその彫刻家のことを想う。

芸術の秋。
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by saskia1217 | 2008-11-07 19:14 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)
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