秋の夜の雨の音の・・・ライブ終了!

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マンドリン&チェンバロナイト「夜を泳ぐイルカ」、昨夜無事終了しました。
お忙しいなか、また雨のなかいらしてくださった皆様、本当にありがとうございました!!

めっきり涼しく(寒く)なった秋の夕暮れ、冷たい雨も降ってきて、いやがおうでも「夜を泳ぐ」感じになってきた昨夜。
すっかり暗くなった頃、会場の自由学園明日館講堂からいい感じに漏れる光に誘われたのか、カエルの姿も目撃。東京・池袋のど真ん中で。だから秋の雨はいい。

諸事情あってリハ時間が30分しか取れないなか、楽器の久保田チェンバロ工房の強力なサポートも得て、滑るように本番突入。
お客様もいい感じで席を埋めてくださって、ほんのりとライブ開始。

今回は「こっくり」した感じの曲が多かったなか、前半ラストはクイーンの壮大な1曲「ボヘミアン・ラプソディ」で締める。よく知られているだけに(私は今回弾くまで、ごく冒頭しか聴いたことがなかったのだが・・・)アレンジも、どうやったら一番「それっぽく聴こえるか」という感じでやってみた。数人で担当している部分を1人でカバーするのは所詮無理なので、こう、要領よく効果的に、だ。
ああいう曲は本番にならないとどうも本気モードにならない。で、本番、リハではゼッタイなかったノリで、ゼッタイなかったコトをいろいろ弾いてみた(笑)・・というより、気がついたら曲のパワーに押されてそうなっていたんだけど。
で、全開モードで弾きおわったときはものすごく気持ちよかったのだが、休憩に入って楽屋にもどったら、息はあがってるし、手は震えてるし、ドキドキがなかなかとまらない。不思議なことに石渕さんも同じ状態だったというのだ。
あの歌詞といい、あの音楽の構成といい、信じ難い謎をもったあの曲、ゼッタイ「何か」が下ってきたに違いない、と思った。
「ボヘミアン・ラプソディ」いや、クイーン恐るべし。

雨の音が強くなってきた後半。
窓から聞こえてくる雨の音を聴きながら、それに乗っかって「ドロップ」を弾き始めてみた。
これが明日館の素敵なところ。外の音を完全に遮断する、ある意味理想的な「コンサートホール」では望めない「人が生きている世界」と繋がっているあの安心感。
このライブシリーズには最高の場所だと再確認。
たとえライブ真っ最中に足下に巨大ゴキブリが歩いていたとしても(昨夜の実話デス。最前列のお客様、お気の毒でした。大丈夫でしたか??)、今後可能な限りあの会場でライブします。

後半プロのラスト、ライブタイトルにもなった「夜を泳ぐイルカ」。
「殺意」は、1人の例外もなく誰もが持っている危うい何かを描いてみた。イメージは、パルコのCM(一昔前の・・・イタリアのコメディア・デラルテみたいなちょっと不思議系の)とか、ヒッチコックの映画の一番怖い場面で使われていた「めちゃめちゃ明るいツェルニーのピアノ練習曲」。
「プール」は、ミント色したホルマリンのプール。でもね、そのなかは意外と心地よかったりする。でもそこに閉じ込められたイルカは、外の世界を知らない。
「折れた月」は、ただただ冷たくて痛い切り口。サブドミナントとドミナントが半永久的に繰り返し、決してトニカには解決しない。しかもト短調。

・・・って、種明かし。
次に聴いていただくときには、そんなことも描いてみてくださいな。
あ、もう1つ、種明かし。
「ミート」に使ったのは出てくる順に以下の3曲。
ロシア民謡「カチューシャ」(ラーメンズのコント「プーチンとマーチン」、コンドルズのダンス「太陽にくちづけV」に登場)
宮沢賢治「ほしめぐりの歌」(賢治の曲のなかでは最もよく知られているもの。新潮文庫の詩集にも入っています)
エレファントカシマシ「今宵の月のように」
ラーメンズの上記のネタをご存知の方が多かったのにはビックリ。そして一番正解率(笑)が多かったのがエレカシ。さすがにヒット曲、10年経っても根強いです。

始めてしまうとあっという間に終わってしまうのが本番。
新曲もかなりのハイテンションでプレゼンしてみましたが、いかがでしたでしょうか?
全体をなんとな〜く楽しんでいただけたら、もう言うことないです。
ご近所からふらりといらしてくださった皆様、傘はお持ちでしたでしょうか?
そして長距離を移動して来て下さった多くの皆様、無事にお帰りになったでしょうか?

昨夜はコンドルズから近藤さん、青田さん、山本光二郎さんが聴きにいらしてくださって、終演後、目白にて10人くらいで打ち上げ。
楽器の話、曲の話に花が咲き、美味しいお酒で最高に盛り上がりました。
日付がかわって随分してから帰宅(笑)。充実した一日。あ〜楽しかった!
皆さんに感謝!

(写真はリハにて)
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Commented by スノウ at 2008-10-07 22:14 x
ライブお疲れ様でした。
チェンバロの仕組みや「ミート」の答え(?)を教えてくださってありがとうございました。まさかプーチンマーチンの曲とは!エレカシ、ラーメンズ、コンドルズが好きな自分にとっては、スペシャルな曲でした。
広沢さんとお話できて嬉しかったです。
「ボヘミアン・ラプソディ」、とても良かったです。あのコーラスの部分は一体どうなるんだろう、と思っていましたが、チェンバロはすごい楽器だなぁと感激しました。曲のあとお二人がそんな状態だったなんて・・・
また次も聴きに行きますね。
素敵な夜をありがとうございました。
Commented by saskia1217 at 2008-10-08 00:01 x
スノウさま
コメントありがとうございます!
いつもライブにいらしてくださって感謝申し上げます。私もお話できて嬉しかったです。
ボヘミアン、本当にスゴい曲ですよね。おっしゃる通りコーラス部分がホントに難しいです。
次回もっともっと楽しんでいただけるよう、また頭をひねってみます!
Commented by MOMO at 2008-10-17 23:15 x
このライブのご案内いただいてたんですよね。10月だったと思っていたんですが、昨日までバタバタしていいて・・・。思い出してブログを覗かせていただきました。7日だったんですね・・・。はぁ~、自分の日にち感覚のボケ加減にあきれました。
Commented by saskia1217 at 2008-10-18 03:28
MOMOさま
わざわざコメントありがとうございます!
そうでしたか・・・残念でした!
まあ、このシリーズはずっと続きますので(ちなみに次回は2月1日!笑)、またお暇なときご都合があったときにどうぞ!
お忙しそうですね。お身体に気をつけてお仕事なさってください!
Commented at 2008-10-19 22:11 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2008-10-19 22:13 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by saskia1217 at 2008-10-20 20:53
↑Mさま
コメントありがとうございます。こちらこそ、あの時はありがとうございました!
そうですね、今度はどんな色になるんでしょうか、まだ何も決まっていませんが、自分でも楽しみです。
曲のイメージは決まりきったものではないので、聴いた方それぞれがお話を作ればいいと思うんです。それに同じ曲を何度も聴かれたなら、その都度違ってもいいんじゃないかと。
・・・あ、そうですね。どっちと言われれば「のめり込む」タイプなのかもしれません(笑)。誰にとっても○○イヤーみたいなのがあると思うんですが、私はちょうど一昨年がコンドルズイヤー、昨年がラーメンズイヤーだったですかね?
偶然フトしたことで知る→生、映像資料、ネットで作品を見まくる→ハマる→なんだかわからないが色々当選する→本気で寿命を心配する
という、決まった流れです(笑)。
来年はなにがくるのか、いまから怖いです・・・

よかったら、またこちらも覗きにいらしてくださいね!
次回お会いできるのを楽しみにしています。
Commented by M at 2008-10-22 22:37 x
お返事アリガトウございます。あまりに長いコメントになってしまったので非公開にしました。
次回も楽しみにしていますね!
来年は何の年になるのか。こちらも楽しみですね。
Commented at 2008-11-02 21:57 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by saskia1217 at 2008-11-03 17:47
m様
コメントありがとうございます!
感想をお伝えくださってとても嬉しいです。楽しんでいただけたようでよかったです。
私はクイーンもツェッペリンもホントに初心者ですが、ちょっと聴いてみただけでそのスゴさが伝わってきました。遅すぎた感はありますが、このライブを通じて出会えてよかったと思っています。
チェンバロは一般のイメージとは全く違って、ダイナミックレンジの幅がとても広い楽器なんです。もちろん音響的にはそうでもありませんが、印象という意味でいろいろな工作(笑)をして、その効果を出すことができるんです。うまくいったときはピアノには敵わないインパクトを与えることができます。そういえばこの日聴いて下さったコンドルズの近藤良平さんも、そのレンジには驚いておられたようでした。
今後またこのライブシリーズや他の機会(楽器)でも面白いことをしたいと思っていますので、どうぞお時間が合うときにでもお出かけくださいね。一緒にいらしてくださったご友人にもどうぞよろしくお伝えください!

あ、クイーンはまたいつかきっとやると思います。次回の詳細は未定ですが、きっと何かしらロックの名曲はやることになるとは思いますが。
お楽しみに!
by saskia1217 | 2008-10-07 01:46 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(10)

今日もまた日が昇る・・出かけてゆこう!


by saskia1217