KKPってどこがいいのか

・・・で、そのDVDを見た。

連日のラーメンズ鑑賞の日々からはこのところ遠のいていたので、思えば随分久しぶりの「動く小林賢太郎さん」を見た気がする。
見終えて、そう、やっぱり面白い。楽しい。
HAE(=蠅=南風)が飛びたつラストシーンはやっぱり爽快。

あまりにも久しぶりすぎて、冒頭見始めた時は小林さんのあの特徴ある「演技」が何となく「舞台が大きくなったコント」みたいに感じられたり、一番最近にみた先達ての「Drop」の舞台を見ているような錯覚に陥ったり(衣装が似ているせい?)、イマイチ入り込めなかったのも事実。
まあ、皆さんよくおっしゃってますが、特に、特にですよ、KKPは生が抜群なんですよね。
DVDだと、う〜ん、多分30%くらいしか出せないと思う、いろんなもの全ての。

でも、久ヶ沢さん、小林さん、オレンヂさん、同じ舞台人だけどそれぞれ微妙に職種が違う3人の、三者三様の演じ方が、表情までよくわかるDVDだと細かく知ることができる。一番自然で余裕があるように見える久ヶ沢さんは、冒頭からラストまでどの場面の隅々までも、どこかきちんと客観的に演じていらっしゃるように感じる。オレンヂさんもとても自然で、きっとがっちり演出されているはずなのにもかかわらず、特に台詞回しに自分らしさが見える。きっとハマリ役だったのだろうが、本当に等身大という感じ。小林さんの声や動きは、ラーメンズのコントやソロコントとあまり変わらないように見えるけれど、ストーリーがありそれなりに長いステージのせいか、短い時間だとあまり出てくる機会のない感情の山が、特に後半かなり丸出しで出ているように思う。アップになった時にわかる、真っ赤になった目や震えた肩などには、何か迫るものがある。

ストーリー自体も、それから「これは話に関係ないだろう」なんて言われちゃうギャグとかおふざけとか、内輪ウケっぽいお笑いネタも、こうやって1年経って冷静に見ると、まあそりゃあその通りなのだ、実際。
でも、こんなにちいちゃいところに押し込まれちゃった画面を見ていても、そんな数々の「作られたあれこれ」を乗り越えて、いつのまにか引き込まれて、惹き込まれている。面白いと思っている自分がいる。「作られた感」がずっしりあるのに、そのフィルターを突き破って自分のなかの何かが、この作品に、演者に、作者に共感している。
やっぱり、その力はスゴいと久々に実感。

KKPの良さって、(敢えていうと)おとぎ話みたいだと批判されがちな脚本とか、演劇通にコント演技だとか言われてしまうこととか、そういうことではなくて、「今そこで、どう上演されているか」=「どこまで真実に上演されてるか」というところにあるんじゃないか、って今は思っている。
あとは、生で観ると、ドキドキ感がハンパじゃない。

だから私は、「演劇ぶっく」のランキングみたいに手放しで万歳できないけど、あのとき客席で立ち上がって、カーテンコールの役者と一緒に万歳をしてしまった自分もやっぱり本当だったな〜と思う。

だから、なおのこと。
「トライアンフ」が楽しみデス。
(おお、もう来週ではないですか)
[PR]
by saskia1217 | 2008-08-20 02:28 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

今日もまた日が昇る・・出かけてゆこう!


by saskia1217