時にかなう

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気がついたら山積みできるほどに増殖していたエレカシのCD。
一番「らしくない」イメージがあって後回しにしていたアルバム「愛と夢」さえ、手に入れて聴いてみたらそれなりに愛おしいものがある。
エレカシ的には「ベタ」であるが、アルバム「生活」はしかし傑作だ。
私がいちいちCDを手元に置きたかったのには理由がある。
ただ曲が好きで、でも実際は節約したい、なんて時はレンタルCDで楽しめば十分だ。が、エレカシの場合、私はどうしても歌詞を読みたい。耳で聞くだけでなく、文字になったものを読みたい。その文字の並び具合を目で味わいたい。そのリズムを確かめたい。
うん、だから仕方ないのだ、このコレクションも(真っ当な理由でしょうが?)。

「生活」あたりから、宮本さんの声は「がなる」ものと「素直に聴かせる」ものが混じってくる。
「昔はただ叫んでいたけど、音楽としてじっくり歌って伝えるのは大事だと、今は思うようになった」ということをインタビューで聞いた。
ライブで聴く、絞り出すようなハスキーな声もいいけれど、アルバム録音で聴けるまっすぐで透き通った、力強い宮本さんの声が好きだ。「東京の空」冒頭の、殆どノンヴィヴラートかと思える声はまるで楽器のようで、本当に心を抉る。「もしも願いが叶うなら」や昔の「今宵の月のように」でも、そんな声が聴ける。20代の頃のアルバムの、喉から血が出そうな声を聴くと(それもいいんだけど)「あ〜、これをずっと続けてミヤジの喉が潰れなくてよかった〜」と本気で思ってしまう。

スポーツ、芸能、漫画、ロック、ディスコ・・・中高生の頃、周りの多くの友人が体験していた事に、自分も出逢っていたかったな〜と、羨ましく、悔しく感じることも少なくない。
でも、きっとやっぱり、それでよかったんだな。
今だから出逢えたこともある。
なにかに、だれかに出逢うタイミング。その絶妙さの前には、人間の意志の力なんてガラガラと音をたてていとも簡単に崩れ去る。
ずっと前からどこかで知ってはいたのに目の前には現れて来なかったもの、ホントに目の当たりにしてみて初めて、そういえばずっと気になっていたことを思い出したり・・・。

「その時その時を一生懸命やっていると、別の(道の)一生懸命な人に出逢えていくもんなんですよね。一生懸命やってないと、自分の周りから人はどんどん離れていくんです。」

ん〜〜。
宮本さん、ホントにいつもいいこと言うなあ・・・
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by saskia1217 | 2008-06-23 00:08 | エレファントカシマシ | Comments(0)

今日もまた日が昇る・・出かけてゆこう!
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