コトバの味

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いまさらながら、ホントにいまさらながら、やっと買ってきた。
スーパーのレジ横に置いてあるお菓子をついカゴに入れてしまう単細胞思考の持ち主のやることなので、この単純な行動パターンにはどうか目をつぶってほしい(笑)。
以前お借りして読んだことはあったのだが、この本はゆっくりと、そしてぐしゃぐしゃにひっくり返しながら読みたかった。

レーモン・クノー「文体練習」  朝比奈弘治訳 朝日出版社

96年に訳が出た時話題になったことは何となく記憶にあるが、昨年初めて中身を見た。(いうまでもなく、ラーメンズのファンには有名な本なのだが・・・)
ひとたびこの本を開けると、際限なくいつまでもページを繰ってしまう。
内容は、ただひとつの何の変哲もない出来事の描写を、99通りの書き方で綴ったもの。著者クノーがバッハの「フーガの技法」を聴いていてひらめいたらしい。ん〜、わかる気もするが、正直「フーガの技法」がそれほど好きでない私からすれば、この本の方がずっとずっと楽しい。(わ〜〜、ものすごいブーイングが聞こえるっっ!!・・・でもホントなんだもの)

なんたって訳がすごい。この本の半分いや55%くらいは訳者の作品と言っていい。同時通訳と同じで、この場合は一般的な「翻訳」のきっと何倍も「日本語力」が問われるだろう。
普通に考えたら、フランス語のハンパじゃない徹底度のコトバ遊びを日本語にするなんて不可能に思える。すごすぎる。
(フランス語の勉強に使うパターンが多かったらしいので、そのうち原語でも読んでみるとするか・・・)

読みながらいろんなものが脳裏をよぎる。
ラーメンズの「TEXT」を初めとするいくつかのコントや、「ポツネン」の演目や、ルー大柴や、KREVAや、ゲーテや・・・・

まだ、その重箱の隅を突き尽くしていないので、今日はこのへんにしてまた本に戻ります・・・
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by saskia1217 | 2008-04-07 23:29 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

今日もまた日が昇る・・出かけてゆこう!


by saskia1217