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正午過ぎ、豊洲に着く。
一刻も早く手に入れたくて、本番前にHMVへ駆け込む。
うつくしいピンクのジャケット、そしてもうひとつのアルバムを手に。

暴風雨の中帰宅し、セロファンを開けるのももどかしく、CDをコンポに置く。
(こんなとき、本当ならば「針を落とす」と言いたい。でも違うから・・・苦笑)
買ってきたのは、エレファントカシマシの最新アルバム「Starting over」、そして今月発売のシングル「桜の花、舞い上がる道を」。

この前、音楽を聴いて涙を流したのは、いったいいつだったろう?
映像作品を見てのことならばまったく珍しいことではないのだが、ただ音楽を聴いてボロボロ泣いたことは、もしかしたら今まで殆ど無かったかもしれない。

エレカシの宮本さんが歌う「翳りゆく部屋」
ユーミンの永遠の名曲のカバーだ。中高、大学時代、残念なことにポップスを全く聴いてこなかった(聴こえてくる環境ではなかった)私でも知っている曲。だから、覚えていた。この曲が好きだったことを、覚えていた。
その曲を、宮本さんの魅力的な声が歌っている・・・なんという贅沢。
歌詞も曲もいいことは明白。大好きな椎名林檎さんはじめ、いろんなミュージシャンがカバーしている。でも今日は、たとえばその歌詞に具体的に動かされた、というのではなかったんだなぁ。
曲が流れ、宮本さんの声が聴こえ、ただ、ただ、それだけのことだった。
それだけのことで、もういっぱいいっぱいだった。
スゴイ、ほんとにスゴイ。

エレカシにはちょうど1年前くらい前に出会った。コンドルズがダンスで使っていたのを聴いたのが最初だ。「ココロに花を」「悲しみの果て」。
それから、過去のアルバムなんかもたくさん聴いて、ほんとうに好きになった。
今年はじめの「俺たちの明日」(この曲、彼らと同年代の私には一段と直球です)、「笑顔の未来へ」(この2曲とも上記アルバムに収録)、そして3月、桜の季節を前にリリースされた「桜の花、舞い上がる道を」。

ここ数年、春になるとこぞって多くの「桜」ソングが発表される。
素敵な曲も多い。
でも、私のベストは文句なしにエレカシだ。
桜の花が「舞い上がる」ごとく、うねるように上昇するミヤジの圧倒的な声には、魂を奪われる。心のなかの一番痛い部分に呼応するコトバのところで繋留し下降してくるメロディとハーモニーに、多くの人がヤラレてしまったに違いない。

この天才に出会えた春に感謝。
身を削り「自分の全てを使い尽くす」その生き様に乾杯。
今年も桜の花が、思いっきり舞い上がりますように!
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by saskia1217 | 2008-03-21 00:08 | エレファントカシマシ | Comments(0)