大階段

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・・・といっても、池田屋じゃあありませんぜ。
宝塚歌劇。観に行ってきた。
今年すでに何回目かの「生まれて初めて」だ。

テレビで話題としてチラッとみたり、世間の話などで「どんなものか」を知っていても、やっぱり生を観ないとダメだろうと思い、以前から行きたいと言っていた母と一緒にでかける。
退団後に女優さんとしてテレビや映画で活躍している方のことくらいしか知らないので、今、宝塚でトップは誰かとか、演目のこととか、とにかくまったくの「知識ゼロ」のまま。とりあえず、すぐ今観られる東京宝塚劇場で上演中の「雪組」のチケットだけをとにかく買った。

満員のお客さんの殆ど全てが女性。圧巻。
それも、マチネだったためもあるのか、年配(50代付近以降??)の方が多かった。
エスカレータで続々と客席に運ばれてゆく女性たちの群れは、なかなか壮観なものがあった。
(って、自分もそのなかに居たわけですけど)
グッズを売るお店とか、パンフレットとか、スターのキャラクターが入った記念品やお菓子、とにかく珍しくて、劇場をぐるぐる見て回る。
売店にはお菓子やサンドイッチ、飲み物だけかと思いきや、「幻の豚まん」なんかも売っていて可笑しい。

舞台が始まる瞬間というのは、どこでも素敵にドキドキするわけで、それも開演アナウンスからすでに「宝塚っぽい」ことからして、一段とワクワク。
2階席だったので多少遠かったものの、比較的どの席からも観やすいつくりになっていたのに感心。
(感心したこと、もうひとつ。2階席だとどうしてもつい、ぐ〜んと前に身を乗り出して観てしまうお客さんも多いのだが、係員がちゃんとそれを注意しにきてくれること。私の前のオバサンは始終乗り出していたので、お陰でものすごく助かりました!)

初心者の私にとっては、出演者、特に男役の方々の区別がまったくつかず、遠目ということもあって初めは誰もが同じに見える始末。
宝塚独特の発声や、マイクを通したセリフや歌、ドラムセットやシンセサイザーの入ったオケなど、幕があいた時は色々とビックリすることもあったけれど、ものの15分も観ていると不思議とそんなものには慣れてしまう。

まずは「お芝居」編。
普段(というより、このところ)その「内容」にどっぷり遣って、何日間かずっとそれが頭に残るようなお芝居ばっかり観ていたせいか、話そのものやセリフまわしに正直魅力は感じないものの、なんだかんだと引き込まれて見入ってしまうのはやっぱりスゴイ。
で、しばらくすると、歌とか、ダンスとかの個性が見えてきて「この人の歌はすごくいいな〜」とか「この人の何気ない仕草がすごく魅力的」とか、だんだん「区別」がついてくる(笑)。
上部から見下ろしていたせいか、その抜群の「群舞力」、一糸乱れぬダンスや動きが素晴しく、どの1人をとっても厳しく訓練された舞台人なんだということがわかる。こういう群舞の魅力は、やっぱり典型的な日本の美学ですね〜。

休憩後のレビューのほうが、個人的には好きかな〜。
オケピットと客席の間にある「花道」(っていうんですか?宝塚でも)を、下も見ずに全員が走り抜けていくのもすごいし、話にしか聞いたことのなかったラインダンスやラストの大階段に至っては、観ていてやっぱり興奮。例の背中についた大きな羽根の本格的な大きさにもビックリ。

しかし。
初期の頃は娘役が花形だったのが、その後男役のほうに注目が集まるようになって今に至り、作品の作り方も男役が中心になっている、その理由というか、なにがそんなに魅力的なのか、ということがちょっとわかった気がした。
なるほどね、たしかにカッコイイもの(笑)。
ステージ上の男役はどっからみても男性だし、トップとか準トップとか(よくわかりませんが)3〜4人が束になって、キレよく歌ったり踊ったりしてるのを見ると、今日日テレビで「イケメン」とか呼ばれてちやほやされている10代20代の「男の子」たちなんかと比べ物にならないくらい、ずうっっとカッコイイことは確かだ。

男役、娘役ともに、舞台上での存在感とか、オーラとか、キレの良さとか、そんな基本的なことを基本的に魅せてくれる、夢のような時間でした。
楽しかった。行って良かったです。

・・・・いろんな方から事前に忠告を受けましたが(笑)、まあ、私はあそこに「ハマる」ことは、どうやらなさそうです。
でも、年に2〜3回くらい、観に行けたらいいな。

(写真は、帰りに食べた千疋屋パーラーのショートケーキ。
素晴しく美味しい。)
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Commented by よしめ at 2008-03-14 12:00 x
おひさしぶりです!
すみません・・・私はそこにどっぷりハマッている人間です。
雪組さんを観たのですねぇ~ トップさんは現在一番好き かも。
でも正直あのお芝居じゃあねぇ~ というレベルです。
原作が自分で「宝塚の異端児だ」と言っている人で
昔「ベルばら」がはやった頃のような作品は、ほとんどありません。
でもあのショーは久々に感動しました。
それからオケピットと客席の間にあるのは「銀橋」(ぎんきょう)と呼ばれているものです。
ちなみに来月は戦後の日本を舞台にした宙(そら)組さんが、
そのあとは月組さんで有名なミュージカル「Me and My Girl」の予定です。
もちろん、全部最低2回は行く予定です。
宝塚ファン歴、30年のよしめ でした
Commented by saskia1217 at 2008-03-14 19:37 x
お久しぶりです!
きっとよしめさんからコメントいただけるだろうな〜と思っておりました!
色々教えてくださってありがとうございます。
そうそうゆうべ色々調べたら「銀橋」というコトバも出てきました。なるほど〜。
最初に見た組の印象は後々強く残るだろうとは思いますが、次回は違う組のものや和物も観たいと思っています!
お芝居で破産しないように、おサイフの紐も締めながら!!
Commented by larara5 at 2008-03-16 09:50 x
宝塚懐かしいです。修学旅行で総本山に行きました。
あの劇場は、テーマパーク並みで、独自の雰囲気がありいいですよ。関西に行かれたら是非一見の価値ありです。音楽学校の学生もいたりして、層の厚さも実感できます。
私のハマった頃は、ベルバラ創世記でしたし、花と星が飛び交うきらびやかさでした。修学旅行では、大地真央さんが現役で「風とともに去りぬ」のスカーレット、確かバトラーは「鳳ランさん」だったかと・・・。年がばれる。あの頃はまさに黄金期でした。今、ちょっと卒業しましたが、機会があって関西に行ったら、海遊館と宝塚と奈良に行ってみたいです。
また、演劇と食べ物のお話楽しみにしています。
Commented by よしめ at 2008-03-16 11:30 x
何度も出没、すみません。
今日これから娘と3回目、行ってきます。

日本物、「チョン・パ」で華やかに始まるので大好きなのですが、最近あまり上演が無くて寂しいです。
サヨナラ公演や有名作品(ベルばら、エリザベートなど)以外でしたらそんなに苦労しなくてもチケットは取れます。
どうぞこれからも観てあげてくださいね。

larara5様へ
総本山はかなり様変わりしました。
震災の影響をモロに受けてしまい、駅から劇場までの「花の道」も変わりました。 昔ながらのお店はほとんどなくなりました。
遊園地は無くなり、その跡地には関学の小学校が出来るとか?
鳳蘭さんがバトラーの時のスカーレットは遥くららさんだと思います。
総本山は週末を避ければいつでも良い席で観ることが出来るほど、お客さんが入っていません。
でもきらびやかさは変わらず、いいえLEDなどを取り入れているのでもっときらびやかになっています。
どうぞまた観てくださいね。 ダンスのレベルは確実にアップしています。(歌はちょっと・・・)
Commented by larar5 at 2008-03-17 08:08 x
よしめ様、初めまして。larara5です。宝塚のお話ありがとうございました。確かに遥くららさんでしたね。すっかり記憶が混乱してしまって。「花の道」、昔、漫画でも読みました。懐かしい~。
是非、宝塚に行ってみたくなりました。
ありがとうございます。一言お礼を申し上げたくて、
お邪魔しました。
by saskia1217 | 2008-03-14 00:11 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(5)

今日もまた日が昇る・・出かけてゆこう!
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