シェイクスピア

テレビで、蜷川幸雄氏演出「ハムレット」を見る。
2001年にさいたま彩の国芸術劇場で上演されたもの。
篠原涼子と市村正親がこの公演で出会ったことが、後に有名になったが。

じつは蜷川氏演出の舞台を生で観たことがまだない。
おまけにシェイクスピアを舞台で観たこともない。
一度は観たいとずっと思っているのだが、まだ叶っていない。

テレビで観たこの「ハムレット」、印象的だったのは衣装。
「現代的解釈」「斬新な衣装と装置」も面白い。が、「究極どっち?」と聞かれたなら、オペラでも劇でも、私はビジュアル的にその作品の時代に合った古典的なもののほうが好きだ。オペラでいえば例えばポネル演出の「フィガロの結婚」みたいな。
少しばかりバイクが走り回ったりする演出のわりには、衣装のシルエットが古典的で好きだったし、役者の動きの美しさと相まってとても素晴しい画になっていたと思う。

そして舞台装置。
昨年末、NHK「ぴあのピア」の収録で私はこの同じホールを使ったのだが、なるほど〜あのスペースをああ使うのか・・・・というオドロキが楽しかった。

が、セリフが速くて聴き取りづらいところが結構あったのがちょっと残念。
最近ちょっとばかり観劇に出かけたり、収録されたものをテレビやDVDで観たりするのだが、私が観たものがたまたまそういう傾向だっただけなのだろうか、セリフのスピードが速すぎると感じることが意外と多い。それとも舞台を見慣れていないせいなのか?はたまた流行りなのか?よくわからない。それにはもちろん演出家の意見も大きく作用しているのだとは思う。それなりの理由があるのだろう。それにテレビのマイクを通してだったせいもあるだろう。けれど、やっぱりセリフは重要な要、よく聴き取れないのは残念至極。

それから音楽。
演劇は数えるほどしか観ていないし、演劇に関してはまったく無知に近い。が、劇を観ているとき、どんな音楽が使われるのかによって、気持ちが台無しになることもある。
シェイクスピア時代に実際にその劇中で使われていた音楽があるのはよく知られているし、私自身普段その類いの曲を演奏することもよくある。で、その「古典的」な音楽を必ずしも使う必要はないと思うのだが、この「ハムレット」でいえば個人的には少し残念な部分もあった。演劇においては音楽がずっと鳴り続けるわけではなく、ある場面で突然使われることが多い。セリフや動き、ストーリーに入り込めば入り込むほど、音楽が鳴った瞬間にその流れや気持ちがいっぺんに吹き飛んで興ざめしてしまうことがある。
劇中の音楽って、大事なんだな〜としみじみ感じたことでありました。

シェイクスピアも、蜷川作品も、一度生で観てみたい。
来年の課題のひとつ。
[PR]
by saskia1217 | 2007-12-25 03:38 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(2)
Commented by がたまり at 2007-12-25 09:09 x
蜷川シェイクスピアは非常に見応えがありますよね!
ちょっと高めなのと、人気でとれないのとで、未だに生では観てませんが・・・。
ストレートプレイの役者さん、特に若い人は、早口が多い気がしますよ。そのどちらにも当てはまらない市村さんもめちゃくちゃ早口ですが^^;
ハムレットだったらいまちょうど四季がやってますので、ご覧になってみてはいかがでしょう。
http://www.shiki.gr.jp/applause/hamlet/index.html
Commented by saskia1217 at 2007-12-25 23:26
がたまり様
コメントありがとう。やっぱり高いんですね、蜷川作品の公演は。
いつかご一緒に行けたらいいですね〜。
そうそう、市村さんも確かにセリフが速いほうでした。でも不思議とあまり聞き取りづらくはなかったです。今年からスタートした私の「数件」の乏しい観劇経験では、そういうことが全くなくテレビでだけの経験だったので、テレビのせいかなと思っていました。
いずれにしても来年はもっと観にいこうと思っています。いろいろ教えてくださいね!


今日もまた日が昇る・・出かけてゆこう!


by saskia1217

プロフィールを見る
画像一覧

S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

カテゴリ

全体
プロフィール
コンサート・スケジュール
チェンバロ教室のご案内
感じろ、考えろ、思え!
エレファントカシマシ
コンドルズ
ラーメンズ
曽我部恵一さん
くいしんぼうメニュー
お薦めレビュー♡
このブログのご先祖

ライフログ


夢を追う旅人(初回限定盤)(DVD付)


Music of the Couperins


NHK 趣味どきっ!(火曜) お寺の知恵拝借 2016年 8月~9月 [雑誌] (NHKテキスト)


正法眼蔵(一)全訳注 (講談社学術文庫)


典座教訓・赴粥飯法 (講談社学術文庫)


わが家の仏教・仏事としきたり 曹洞宗 (大きな活字でわかりやすい!)


茶席で役立つ禅語ハンドブック

お気に入り♡リンク集

最新のコメント

雪虫さま 記事をお..
by saskia1217 at 19:20
はじめまして、コメントさ..
by 雪虫 at 10:28
take様 コメントを..
by saskia1217 at 02:05
福井在住のものです。地元..
by take at 23:49
コメント、ありがとうござ..
by saskia1217 at 20:51

以前の記事

2017年 12月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
more...

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

音楽
アーティスト

画像一覧