仲間

合唱団との共演で、東京都合唱コンクールで演奏してきた。

会場である文京シビックの大ホールも久しぶり。
しかし、ああいう「ほぼ多目的」なホールは、ステージが大きい分、客席もだだっ広い。
同じ大きいホールでも、サントリーホールやオペラシティなどの音楽ホールは、ステージが意外にこじんまり出来ているし、客席も横にだ〜〜〜っと広がっていないので、ステージにのっている方にとっても空気とか雰囲気が掴みやすく、なんとなく安心感がある。
そうでなくても普段あまり大きいハコで演奏することのない私は、だだっぴろいステージにぽつん、というスタイルに年々緊張度が高まっている。

曲はバッハのモテット。
合唱コンクールというステージで、ピアノ伴奏ではなく、通奏低音にオルガンとバロックチェロを使う、というこだわりを貫いた合唱団もスゴイ。やはりそれだけの音楽をちゃんとしている人たちであるから、ともいえる。バッハの前に演奏された無伴奏のパレストリーナも、とても美しかった。

合唱のコンクールという場には、ピアノ科の学生だった頃、またその後も随分とお仕事をいただき、ピアノ伴奏という立場で参加したことがよくあった。
久しぶりにそういう熱気溢れる場に来てみて、やっぱり日本の合唱シーンはすごいな〜、と改めて思った次第。
参加団体、人数の多さ、そして合唱をする人たちのパワーのすごさ。そして仲間という結束力の強さ。
日本人とドイツ人は、本当に合唱が好きな国民だけれど、このもの凄い「合唱愛」が日本から無くなる日は決して来ないように思う。
(ひょっとして、古楽はもしかして無くなってしまっても・・・)

演奏していたどの団体も、そして客席をかなり埋めていたお客さんや参加者の方たちも、みんなもの凄く楽しそうだったもの。
コンクールとはいえ、なんだかほのぼのした空気がいっぱいに大ホールに詰まっていた秋の休日だった。
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by saskia1217 | 2007-09-30 23:36 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)