キャッチボール

「世の中に自分の作ったものを発表するということは、相手がいて初めて成立する行為です。それがプロともなれば、その相手を選び切ることなんてできません。プロになる、ということは、腹をくくる、ということでもあるんですよ」
(KKP=小林賢太郎プロデュース ♯3 「PAPER RUNNER」より 
室岡さん演じる、とある出版社の漫画週刊誌編集長のセリフ)

そうね。
私の場合、世の中の人に何かを供給はしていても、作品そのものをゼロから作っているわけではないから、クリエイターという意識は殆どない。
でも、ひとつのイベント、一夜のエンターテイメントをひとつの作品として見れば、それを企画して演出して発表する、っていう行為としては同じ気持ちかもしれない。
お手柄も、しでかしたことも、全て自分の責任。どんなに喝采を受けようと、たとえネット上であること無いこと、どれだけ悪く書かれようとも、そこまで全部ひっくるめて。

「ラーメンズは客を選んでいる」と、テレビによく出るような芸能人からよく、決まり文句のようにそう言われるけど(今はもう言われないのかな?)、どう考えてもそんなことはないわけで。
彼らがいうのはもちろん「ネタで客を振り分けている」って意味なんだろうけど、供給する側が自分の表現したいことをやるのが悪いわけはない、何一つ。
ただ、投げっぱなしはプロじゃない。相手の反応、相手の気持ち、伝わったのかどうか・・・で、どうすればいいのか、が考えられるのが表現者だろう。
要は「相手あっての」ってことなんですな。キャッチボール。

今はもう大昔の、第7回公演「news」の全国ツァー千秋楽公演の楽屋で、開演10分前に黙々と前日の会場アンケートを読みふけっている小林賢太郎さんの姿をみて(ドキュメンタリービデオ「news-NEWS」)、あの編集長のセリフがそのまま彼の声として聞こえてきたのでした。

P. S.
KKP公演「TAKE OFF」東京公演、先行予約当たりますようにっっっっっっ!!
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by saskia1217 | 2007-07-31 23:58 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)