リハに明けリハに暮れる

鹿児島2日目。

午前中はひとりでオルガン練習。ソロの曲と、午後から合わせる歌の伴奏の音決めなど。
普段弾いている東京の教会でもそうなのだが、何せ2階オルガン席というのは暑い。熱い空気は上に行くのだから仕方ないのだが、オルガンというのは大抵電気でモーターを動かしているし、譜面台のライトなんかもあるので、余計もわ〜〜んとしている。
そんなわけで、オルガニストは「暑いところ」及び「寒いところ」(ドイツの教会の冬はもう・・・・)で弾くことには慣れているのだ。なのに、ザビエル教会は天井も高く非常に広い空間なのだが、リハのために目一杯冷房を入れてくださり、特に2階席はがんがんにかけてくださったのだった。扇風機も何台かフル回転。本当にありがたいことだ。

午後2時過ぎにピアノ、チェンバロ両方の調律師さんが到着。昼食に出かける。
約1時間半、さて何を食べようか。どうせもうあまり時間が空くことはないだろうから、こういう時にせっかくなので記念になるものを食べよう、と思い、珍しく胃が重くそんなに空腹でもなかったのだが、フラフラとアーケード街へ。
ホテルでもらった地図を頼りに、教会から一番近いラーメン屋さん「くろいわラーメン」に行き当たる。実はラーメンという気分でもなかったのだが、いい匂いがしていたし、せっかくなので入ってみる。
定番の「ラーメン」を注文。ラーメン大好きの私が特に好きなのはとんこつ系、強いて言うならそれも醤油系、あっさりよりこってり、細麺より太麺。背油ギトギト、とかいうのも結構好きなのである。ここのラーメンはとんこつ&鶏。どちらかというとあっさり、スープも真っ白じゃなくて半透明。美味しいチャーシューと、たくさんの葱がのっていた。こってりじゃなかったけど、すごく美味しかったですよ。
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食べながらお店の壁に貼ってあるポスターを見ていたら、今の時期に東京のデパートなど複数の物産展に、ここのラーメンが出ているらしい。よくある「ちょっと複雑な気分」。
ま、でもここで食べてるってことに意味があるんだよね・・・

珈琲を飲んでから教会へ戻り、夕刻からフルートのハッチンスさんと、テノールの中鉢さんの順でリハ。
ハッチンスさんとは初めてお会いしたが、モントリオール交響楽団の首席で、その実力には定評のある方。モントリオールではよく、彼にソロを吹かせたいばっかりに、常任指揮者のデュトワがアンコールをやるそうである。スゴイ。
温厚というか、実に穏やかで落ち着いた柔らかい、それでいてしっかりした安定感を醸し出している方である。それがあの安定した演奏にもにじみ出ている気がする。
伝ヴィヴァルディ(本当はシドヴィーユ)のソナタ(「忠実なる羊飼い」より)、そしてバッハのオブリガードチェンバロとフルートのソナタ BWV1030。両方とも学生時代から何度となく弾いてきた曲だが、どちらもじつに名曲だというのを再認識。
ハッチンスさんとのアンサンブルは特に違和感もなく、とてもリラックスしたなかで楽しく弾くことができた。シドヴィーユではいろんな装飾を、毎回アドリブで入れたりするけれど、それも本番まで毎回違ってお互いにすごく楽しかった。バッハはまあ今更なんのコメントもする必要もない、ぎっちりと書かれた名作だが、シリアスな中にも雁字搦めにならないゆとりのようなものを出せたのではないかと思う。
仕事上、ドイツ語圏以外のアーティストとご一緒することは私の場合あまり多くはなかったのだが、今回は私の下手くそなフランス語と、より下手くそな英語にハッチンスさんはお付き合いくださり、会話の勉強もさせていただきましたね。

中鉢さんとの曲は短いものが2曲だったので、量的にはそんなに大変ではなかったですが、ひとつは2階席のオルガンの横で、そしてラストのもう一曲は下の祭壇で歌われたので、バランスとか時差とかのほうが心配だった。まあそれほど問題なくすんなり決まったのでよかったけれど。

あとは中鉢さんとピアノ伴奏の合わせが終わるのを待ち、夜からひとりでオルガンとチェンバロの練習。ああいうよく響く空間で弾いていると、オルガンにしてもチェンバロにしても、気持ちよくて時間の経つのを忘れちゃうんですよね。
気がつくともう9時。教会を出て歩き出すと結構頭や目や手足がへろへろになっているのに気づく。自分ではちゃんと歩いてるつもりだったのに、2階席から降りる階段でこけてしまった・・・う〜ん、歳のせいなのか、単に体力不足なのか。
めんどくさいので、ホテル下の和食屋さんで「黒豚のこしょう焼き」定食。
豚、美味しかった!

おまけ
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ザビエル教会の控え室の洗面台のところにあった花瓶。
お花はもちろん本物。手を洗おうとして
ぎょ〜〜〜〜〜〜っっ!!!
なにかいるっっっっ!!

そ、それも2匹も〜〜〜っ!
おおきなバッタ。そおっと持って外へ行こうとしたところで・・・・
やっと気づく。
葉っぱで作った飾り物でした。
あ〜、こわかった〜〜〜、やめてよね〜〜〜(笑)。
(こわかった、というより、びっくりしました)

おまけ2
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S○NTORY「天然水」は、東京で買うと大抵「富士の水」とかですが、なんと「阿蘇」でした。
西の方には珍しくもないでしょうが、私にとっては
ほお〜〜!
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by saskia1217 | 2007-07-23 14:03 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)