刹那

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石神井川沿いの桜。ちょうちんもゴミもなく、うつくしい。

週末。
オルガンの練習だの、ブーツや冬の靴をしまったりだの、お風呂掃除だの、楽譜の製本だの・・・・・・
日曜夜は、学生たちとの「忘年度会」を上野で。何だかんだと私が忙しく、忘年会も新年会もできなかったのが、ここにきてやっと開けた飲み会。私の授業に来てくれていた学生さんばかりだが、飲み会をすると、履修年度も学年もてんでんばらばらなのが可笑しい。そして素晴しい。初対面の学生どおしがそこで自己紹介したりして仲良くなるのも楽しい。
まさに桜満開の上野、でも桜のある方にはまったく足を踏み入れず(もはや踏み入れるような状況でもないことはわかっていたし・・・毎年のことながら・・・苦笑)、それでも年度末、新年度あたま、の週末も重なり、もう気持ち悪くなるくらいの人出。
私たちは御徒町寄りのお店で楽しく飲んで、早々に引き上げた。

先週のコンドルズ春公演「太陽にくちづけ7」。
(さいたま公演のみ行く方は読まない方がいいかも、です)
映像でなくライブのコンドルズを初めて見に行った昨年5月から、約1年ぶりのグローブ座。「実験的要素」が強いといわれている春公演。もちろん、昨年のテイストとは全く違っていて楽しかった。
「いつも○○なことなんて決してしない人が、○○なことをする」公演だったですね、ひとことでいえば。たとえば、だれかが思いっきり脱いだり、だれかがものすごい奇声をあげたり(笑)。つまり「あたらしかった」と。
思えば、全体的に激しさよりも横に伸びた力としなやかさのほうが勝っていた、のも「あたらしいこと」だったのかも。
激しいダンスとか、笑いっぱなしのコントとかを期待した人には物足りなかったかもしれないけど、なんだか「最初から最後まで浮つかないで落ち着いて見られた」舞台というか、電撃的ショックに任せた興奮じゃない、底に何かがずっと流れているひとつながりの舞台というか。なので、結構好きでした。

頭のほうのコントがシュールだったのと、その後の出し物の空気が「エコ」っぽかったのとで、「今回は社会派なのか?」と一瞬思ったけど、そうでもなかったのかな。いや、そうだったのかな。
ももひきダンサーズの「白いダンス」が一番印象的。かなり難しそうな体のポジションだったけど、今までのコンドルズではあまり見たことがなかった画で、音楽や光と合わせて、可笑しい場面もあるのにすごく美しかった。
それと「コンドル合唱団」は、あまりにツボに入りまくったのだった。固まって「?」になっている若いお嬢さんたちに囲まれて、友人と涙が出るほど笑っていた。だって、まさにあれ、高校の時とかにピアノに向かって毎日友達とやってましたもんね。友人は「ナタリ〜♪」のところで、思いっきり手を叩きたかったのに、周囲がしんとしていたのでやりそこなった、と残念がってました。
コンドルズが「大地讃頌」を歌ってる・・・もうそれだけで信じられない光景。佐藤眞先生に見せてさしあげたかったです、はい。
白い幕に影になった最後のダンスも綺麗だったな。
そして・・・

ちょっと人がひけてから、グローブ座のあの丸い廊下に出る。
ロビーに通じる廊下はまだまだ人でいっぱいで、なかなか列がすすまない。
じりじり歩いていてふと隣りを見ると、そこにはあのAさんの姿。
不躾で申し訳ないかなと思いつつ、思わず声をおかけし、つい先日終わってしまったラジオの話。ポエムの話、メールの話などをロビーに出るまで。なんともびっくり。しかし、さすがAさん、文章とそれを書いた人間に関して、じつに的確な眼力をお持ちだと脱帽。

一瞬で咲き切った桜の花も、今朝の雨でもはや過去のものに。
一夜の舞台も刹那。
でも、終わりがないと、始まらない。
4月。あたらしい出発。
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by saskia1217 | 2007-04-04 00:31 | コンドルズ | Comments(0)


今日もまた日が昇る・・出かけてゆこう!


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