海辺のオルガン

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・・・ときくと、映画のタイトルみたい!
豊洲のららぽーとにあるオルガンを弾いてきた。

今週は、何故かバブルの頃のような忙しさだったのだが、読響の2日間の演奏会も無事終わり、頭のなかでいつまでも鳴り続けるシュニトケがやっと少し姿を消しつつある。コンマス小森谷氏の素晴しいソロに聴き惚れつつ、無駄のない明晰な下野氏のタクトに恵まれて、楽しく弾くことができた。「ヴァイオリンソナタ(室内楽版)」いい曲である。以前一度弾いたときは指揮者なしだったので非常に苦労したが、今回はとにかく「落ちる」心配が半分以下に減っただけでも(苦笑)かなり楽だった。チェンバロが裸になるところがとても多い曲なので、やっぱり神経が減ったけれど・・・
この演奏会の模様は、おそらく3月14日に日本テレビ「読響・深夜の音楽会」で放映予定。確実な情報をゲットし次第、アップします。

さてさて、今日のららぽーと。
今日は初めてだったので、開店前の早朝から練習させていただく。オルガンはビショップ&サン社製、イギリスの19世紀の楽器
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↑上から見たオルガン

開店前のショッピングセンターやデパートは、じつはかなり面白い。
子どもの頃読んで今でも忘れられない本に、ある少女が夜中のメトロポリタン美術館にしのびこむ、という話があったが(映画にもなった気がする)、警備員さんや店員さんなどの人気があるとはいえ、ちょっとそんなドキドキ感に近い。
10時に開店、少し休んで12時から本番。演奏時間の少し前に全館アナウンスで、このイベントの案内をするので、それをきいてオルガンのところにわざわざ来るお客さんもいる。豊洲というのは新しいマンション群が並ぶ土地柄、小さいお子さん連れの若いお母さんやご夫婦の姿が目立つ。小さい子どもは音に連鎖反応を起こすので(他の子が泣くとわけもなく一緒に泣いたり、大きな音がすると一緒に大きな声を出すんですね。で自分の出した大声が響くのがどうやら面白いらしい)、オルガンの音がすると間髪入れずに反応するのが、これまたなかなか面白いのだ。でも本番中はとにかくいろんなざわめきがしているので、そんなことは殆ど気にもならない。
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↑こんな感じでみんなに「覗かれ」ます。

1回の演奏は20分と短いが、中には熱心なオルガン愛好家と伺えるお客さんもいらっしゃるらしく、弾き終えたあとにもいろいろ声をかけてくださったり。
・・・でも一番びっくりしたのは、弾き始めるや否や飛び交う携帯写真のフラッシュ!!
わ〜、これって撮られる側になってみると、やっぱり結構おどろくものですね。
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↑オルガンからちょっと視線をずらすと、海が・・・

こういうイベントでの演奏って、昔は本当によくやったものだった。バブル最盛期の大学院生の頃は、ほぼ1日おきにそんな本番ばかりだった。
(しかしあの頃は元気だったな〜。朝9時から夕方5時まで授業やレッスン受けて、練習室でいろんな人といろんなリハーサルして、衣装と楽譜持って会場まで行って、本番やって、夜中に帰って・・・また翌日同じこと繰り返して。今やったらかなりキツいだろうな)
ホテルのロビーやラウンジ、レストラン、カフェ、外車のモデルルーム(○ャガー、とか)を始め、某有名演歌歌手の前座とか(なんでチェンバロ??)・・・でもどれも楽しかったな〜。

「ほらほら、○○ちゃん、見てごらん、足も動いてるよ〜!!」
と背後で叫ぶお母さんの声を聞いて、あ〜なんかこういうのもいいよな〜、と昔のいろんな思い出が蘇った今日でした。
次回は19日、22日に登場します!
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by saskia1217 | 2007-01-13 01:02 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

今日もまた日が昇る・・出かけてゆこう!


by saskia1217