文化の日

昨日は「文化の日」だったわけだが、どんな「文化活動」「文化的行動」をしただろうか??

決まって晴れるといわれているこの日、近所の結婚式場からは朝から何度も「祝福の鐘」が鳴り響き、一体ここはラヴェンナか、はたまたボローニャか・・・といった風情。(註:けして「ローマ」とか「ミラノ」じゃないんですね、あのちょうど良く控えめな規模の鐘は・・・)

夜から、先日少しだけお手伝いをした二期会の「コジ・ファン・トゥッテ」を観に、日生劇場へ。
オペラを観ること自体、いったい何年ぶりだったろう。最後に観たのはいつだったか、すっかり忘れている。間違いなく、10年は観ていない。
外来オペラ全盛期の大学時代は、学生券を求めてものすごい列に並んだものだったが・・・

日生劇場も小学校以来。
5年生そして6年生のときに学校の「鑑賞教室」で観にきたのは、「森は生きている」と「ゆきんこ」だった。どちらも感動で激しく号泣し、クラスの皆に訝しがられた覚えがある(つまり「浮いてた」んですね・・・笑)。
つまり、私の感覚では、あそこは「演劇」や「ミュージカル」を観るところであって、けしてオペラの劇場とは認識していなかった。

幕が開いて序曲が始まった時、音響的にはやっぱり今イチだと思ったけれど、オケも歌も慣れてしまえばまあなんとかなる、というところか。
ステージが広いから、奥行きも使えていいのかも。それに演出では、客席や両サイドの花道も使っていたので、わりとコンパクトな客席数もあいまって、出演者とお客が「近い」感じもメリットだったように思う。

キャストは皆全力投球の熱演で、また合唱団1人1人の細かい演技や段取りの的確さ、そしてもちろんきめ細かい演出も、効果的な装置も、キャストを派手すぎずに浮き立たせる衣装も良かった。フィオルディリージとドラベッラのドレスは、もうちょっと何かあってもよかったかな〜とも思ったけれど。でも同じ型に見えて、実は奔放なドラベッラのほうは胸元が開いているデザインだったところあたり、細かいな〜と思った。
そんな中、照明の美しさはかなり印象に残った。

日本で上演されるオペラ、特にモーツァルトに関して、音楽も演出も一頃に比べて随分とスマートに、様式にあった趣味のいいものになったな〜と感慨が深かった。
衣装やカツラ、装置や、演奏法など、どう考えても悪趣味で様式感ゼロに思えた昔、それはそれでいいものだったし、当時の最高のものだったし、それなくして今の日本のオペラ界は無いのだけれど、子ども心にも「すごい違和感と滑稽さ」を感じていたことを思い出し、何だか時代を感じてしまった。

そんなわけで「日本の文化」にしばし思いを馳せた一日。
気がつけば、このブログ(昨年秋開設)のアクセス数がすでに1万件を越えていた。ビックリ。
そこで、いつも見に来て下さっている全ての方に、心より申し上げます。
「ありがとうございます!」
これからも楽しんでいただけるといいのですが。ま、こんな感じで気楽にやっていきますので、どうぞよろしくお付き合いください!
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Commented by さな at 2006-11-05 02:06 x
小学校六年の時に、学芸会で「森は生きている」やりましたよ^^
過去(小2・小4)二回とも脇役・ナレーターだったのものの、最後には「マルーシカ」・・主役張りました(笑)
そのとき同時に、劇中歌の練習で伴奏をやってたんですが、オリジナルのものなのか・・いい曲で学芸会が終わってもしばらく弾いてました。
懐かしいですー^^
Commented by saskia1217 at 2006-11-06 00:44
そうなんだ〜。さなさんの舞台姿、観てみたかったです!(笑)
いい話、いい音楽だよね。
子どもの頃体験した音楽って、いつまでも忘れないものですよね。
by saskia1217 | 2006-11-05 01:44 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(2)

今日もまた日が昇る・・出かけてゆこう!
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