惑星

「『水、金、地、火、木、土、天、海、冥』って覚えたのにぃ〜、困りますよ〜」
「だって、学校で『水、金、地、火、木・・・』ってやったじゃないですか、今更そんなこと言われてもねぇ〜」

・・・という、ここ数日耳にタコができるくらい聞いた街頭インタビュー。

そんなに、困るかぁ?
なぜ貴方が、なんで困るのか?
ほほ笑ましいけど、なんかちょっとヘン(笑)。

実際、冥王星が惑星じゃなくなったことで「本当に」困る人は少ないと思う。
ニュースに出てきた「困っている人たち」、それは、教科書の出版社、プラネタリウム、博物館や科学館、文部科学省・・・
それならまだわかる気がする。
(けれど、「今年と来年分はもう修正が間に合わないんですよ(泣)」といって嘆いていた教科書出版社や文部科学省。いいじゃないですか、従来の教科書を使いながら、先生が経過を説明してその場で修正すれば。そのほうがよっぽどリアルだし、勉強になる。なんでそう、子ども相手だからといって最初から完璧な「形」から入ろうとするのか、そんなに神経質になるのか???)

でも、この問題で一番「立場がない」のは、がたまりさんのブログでもご指摘の通り、コリン・マシューズ(1946〜)というイギリスの作曲家だろう。

ホルスト作曲の組曲「惑星」は、いうまでもなくかなりポピュラーな音楽だが、ホルストの友人でもあった同じイギリス人作曲家マシューズは、ホルストがこの組曲を作曲した時にはまだ発見されていなかった「冥王星」を、2000年にわざわざ作曲して組曲「惑星」に付け加えた(ちなみに委嘱したのは指揮者のケント・ナガノである。詳細はここ)。
こういうことは音楽の世界では時々あって、例えば有名なシューベルトの(通称)「未完成」を「完成」させた作曲家は複数いるし、超有名なモーツァルトの「レクイエム」だって実は未完だったのをジュスマイヤーが「完成」させたものが今日では通常演奏されている。

でもなあ、こういうのってどうなんでしょ。
付け足されたものだっていい曲なのかもしれないけど、個人的には「なんだかな〜」と思う。
皆さんは、これ(視聴8をクリック)どう思われます?

今回の「冥王星格下げ事件」を受けて、マシューズ氏宅に突撃レポーターが急行したのかしなかったのかはよく知らないが、さしづめ日本のワイドショーがもうちょっと音楽に興味を持っていたなら、これはかなりの「特ダネ」になったのに、と残念でならない。
個人的には、彼のコメントをかなり聞いてみたいところである。
それって、いじわる?
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by saskia1217 | 2006-08-28 01:42 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(4)

Commented by あひるん at 2006-08-28 01:50 x
私は思わず「セーラームーン」ファンはどうしているのだろうか?と、mixiで検索をかけてしまいました…。(暇人…) だって、セーラープルートはこの先どうなってしまうのだろうか…と。(一時期、セーラームーンにハマっていたワタクシ…) すみません、レベルの低い話題で…。(汗)
Commented by saskia1217 at 2006-08-28 02:15
あひるん様
ごめんなさい、私「セーラームーン」についての知識がまったくゼロなので・・・「プルート」が冥王星だということはわかるんですが・・・すいません。でもそう考えると、困っている人結構いるかもしれないですね。
・・で検索したら、みんな困ってました?
Commented by あひるん at 2006-08-28 07:02 x
はぁ…。セーラープルートのコミュの人は悲しんでいました…。そうか、セーラームーン全盛期の頃、saskiaさまはドイツにいらっしゃったんですよね。あと、「冥王星が守護星」っていう人も困っていました。
Commented by きょろ at 2006-08-28 12:55 x
ほー。「惑星」にわざわざ「冥王星」を作曲して付け加えた作曲家がいたとは!!
でも今回のことで、マイナーだった「冥王星」が逆に注目されているような気もします。
教科書からも完全消去せずに、「冥王星、2006年に格下げ」って書いておけばいいのではないかと。逆に、興味湧きますよね。